昨晩、AIと話していて気づいたことがある。「酸性雨」という言葉を、最近まったく聞かなくなっていた。
調べてみると、雨そのものが問題ではなくなったのではなく、問題の形が変わっていた。NOxやSOxといった大気汚染物質が、霧となって山の中腹に漂い、そこに住むカタツムリの殻の形成を妨げている。殻のないカタツムリを食べる小鳥たちは、卵に必要なカルシウムを摂れなくなる。酸性雨は「雨」ではなく「霧」として、静かに生態系を侵食し続けていた。
そこで中島は自分の畑へと思考を下ろしてみた。Kの畑には、大きなものから小さなものまで、とにかくカタツムリが多い。山の生態系が壊れているなら、なぜ畑はこれほど賑やかなのか。
仮説は一つしかない。炭酸カルシウムの施用だ。土壌改良のために中島が撒き続けてきたカルシウムが、畑をカタツムリの楽園に変えていたのかもしれない。農家の手が、意図せず生き物の避難所をつくっていた。
次の問いが浮かんだ。鳥の声を聞き分けられるようになれば、カルシウムを求めて畑に降りてくる小鳥が見えるようになるかもしれない。視野が、また一つ広がった気がする。
今日の気分は重い(スコア2)。午後に六合地区の花の部会の総会があり、その後は飲み会がある。みんな顔見知りのはずなのに、人のいる場に向かうことへの怖さがある。それでも、行く。
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サマリー
AIとの会話から「酸性雨」という言葉を聞かなくなったことに気づいた話し手は、その原因を調査。酸性雨は雨ではなく霧として山に滞留し、カタツムリの殻形成を妨げ、小鳥の産卵にも影響を与えていることを知る。一方、自身の畑にはカタツムリが豊富にいることから、土壌改良のために施用している炭酸カルシウムがカタツムリの楽園を作り出している可能性に思い至る。さらに、鳥の声を聞き分けることで、カルシウムを求めて畑に来る小鳥の姿が見えるかもしれないと、新たな視点にワクワクしている。