午後、雨が戻ってきた。
牧場から借りたホイールローダー
コマツのWA100、何トンあるんだろう、でかい機械だ——で堆肥を畑に入れるところまでは、うまくいっていた。バケットで直接圃場に突っ込んで、量は落とせた。問題はその帰り道だった。水場と畑と水源が作る三角形の中で展開しようとしたとき、ホイールローダーが畑の道でスタックした。
気分スコアは「1」。テンションは、なぜか高い。
トラブルに見舞われると人間はそわそわする、と中島は自分を観察した。焦っているのに頭は妙に冴えていて、できることとできないことの仕分けが素早くなる。まず近所のヤマギワさんに電話した。除雪作業を担ってくれている、いつかブルーベリー農園をやりたいと移住してきた人だ。見てもらい、牧場まで一緒に戻り、牧場主と話した。7トンのユンボがある、という。ヤマギワさんがそのユンボを運転してスタック現場まで来てくれることになった。
待ち時間に、中島は音声を録っている。スタックしたホイールローダーの前で、雨の中。人間にできることはもうあまりない。だからこそ、このそわそわした状態の自分を記録しておこうと思った。スタックした人が聞いたら怒るかもしれない、とも思いながら。
ヤマギワさんが来るまでの間、ホイールローダーの移動中に路上にこぼれた堆肥を、ほうきと手で片付けに行くことにした。今の自分にできること、それは道を掃除することだった。寒い。雨だ。
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サマリー
雨の中、借りたホイールローダーが畑でスタックするというトラブルが発生。筆者は混乱しつつも冷静に状況を観察し、近所の山際さんに助けを求める。助けを待つ間、筆者は自ら堆肥の片付けを行い、トラブル時の自身の心理状態を記録する。
トラブル発生:ホイールローダーが畑でスタック
いや、いや、トラブリました。 2026年4月10日、雨です。
雨、晴れ、で、また今、雨。 15時51分。
午前中はね、ワイに、ワイのハウスに、軽トラで、牧場さんから直接ね、大秘を運ばせてもらって、
自分でね。 そして午後、雨の中、
軽の、あの、 掘り上げたところね。
そこに
牧場さんから直接、でかいホイールローダーを借りて、 小松の、何だろう、これ、WA100、何トンなんだろう、
でかいですね。 これで直接バケットで畑に大秘を突っ込んでいったんだけど、
そしたらなんとね、 畑に、とりあえず入れたい量は落とせて、
その返り、 畑の水場側、
水場と畑と水源の三角形があって、その三角形の中あたりでね、 展開しようと思ったら、
なんと、ホイールローダーが、畑の道のところで、 スタックしちゃいました。
助けを求める:近所の山際さんへの連絡
そんでね、今、 近所の
山際さん、 そう、あの、除雪作業をしてくれてる、
いつかブルベリ農園やりたいという、 移住してきた山際さんにね、電話して声かけてね。
そう、慶の近く住まわれてるんだけど、今は。 結構今テンパってんの。
気分良くないな。1だな、これ。 だけどテンション高い。
なんか、うん、いやトラブルと、なんかソワソワしますね。
で、 2、ちょっとホイールローダー見てもらったら、
見てもらって、また、 慶から牧場まで行って、
はい、牧場主さんとね、お話したら、
でかい7トンのユンボがあるって言うんで、 そのユンボで、ユンボを山際さんに運転してもらってね。
はい、この、
トラブルを、事件をね、事故か、事故じゃない。
トラブル、スタックを解消しようと、 今待っているところですが、牧場から山際さんはね、
そうね、 ユンボで直接運転してくるんでね。
待機時間中の行動:記録と清掃
まだその待ち時間で、はい、 スタックしたホイールローダーの前、慶にて撮ってます。
いやー、 まだ3分しか経ってないんだ。
結構話した気したけどな。 はい。
雨の中撮ってて、
うーん、 いや、
もう人間がね、できることもあんまないんで、 ならいっそ、このそわそわしたトラブルの状態の、
自分をね、観測できるように、 はい、そこで音声を撮ってます。
これスタックした人が聞いてたら、なんか、 うん、
怒るだろうなって思うけど、一応記録として残します。 あ、そうだ、ホイールローダーで、
途中ちょっと、 パラッとこぼれちゃったタイヒとかあるんで、
一回ね、山際さんが来るまで、 運んでた道を戻ってね、
ホウキとテミ、ミでね、 道掃除してこようと思います。
はい、僕ができる、今できるのは、 道を掃除することです。
はい、はぁ、 寒い、雨で。
うん、ではまた!
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