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おはようございます。蜜のあじ子です。
今日は3月最終日。ぽかぽかと暖かい日が続いています。
あっという間に、今年も4分の1が終わりです。
卒業や入学、社会人にはちょっと懐かしいフレーズです。
そんなノスタルジックな気分に、
ぴったり?ぴったりかな? そんなイメージの精油があります。
今日のテーマは、 オークモス。
オークモスとは、 その名の通り、オーク。
樫や楢の木に生える苔、モスから採った香り。
苔とは言っても、 じめじめした岩陰にびっしりとくっついてる苔というよりも、
枝分かれをして、 シダのような、
海藻にも似た種類なんだそうです。 日本名では、
その見た目から、ツノマタゴケと呼ばれて、
北海道には、 どうやら生息しているようです。
そんなオークモス、精油として知っている方、
あんまり多くはないんじゃないかな? と思うのですが、
実は、香水にはこの香料、
結構使われています。 1700年代から1800年代初頭には、
このオークモスをベースに、 ベルガモット、柑橘系ですね。
それから、ラベンダーやローズなどの花の香りを ブレンドした香水がたくさん発表されて、
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これらをまとめて、 フランスコティー社から出た、
シプレーという香水の名をとって、 シプレー調と呼んでいます。
現代でも、このオークモスを使った香水は、 たくさん存在していて、
何年か前に、 瑛人さんというミュージシャンの曲で有名になった、
ドルチェ&ガッパーナのライトブルー、 あのメンズバージョンの方にも、
このオークモスが使われています。 そう、オークモスって、
男性用の香水や整髪料に、 よく使われている香りなんです。
いろんな考え方はあるんですが、 香水は、
異性を引きつける香りとして、 使われる側面もあって、
そこから言うと、このオークモス、 女性に人気の香りと言われるんですが、
さて、どうでしょう。 今ここに、オークモスの瓶があるんですけど、
松ヤニのような樹の香り、 そして、
苔とはいえ、 青くてみずみずしい香りもしますし、
うん、確かに柑橘のような、 さわやかな香りもします。
なんですが、これ、 私にとって懐かしい香りとしては、
昭和のタクシーのにおいなんです。 わかるかなぁ、伝わるかなぁ。
あのね、たぶん、 当時のお父さんたちがつけてた、
整髪料のにおいが、一番わかりやすい気がする。 子供の頃、
まあ、今もそうなんだけど、 乗り物酔いがひどかったんですよ。
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で、
特に、タクシーのにおいって、独特で、 なんなろうね、あれ、
運転手さんの、なんかつけてる、 整髪料なのか、
その前に乗ってた、 サラリーマンのにおいなのか、
なんかね、正直、単品でかぐと、
めちゃめちゃ好き嫌いがわかれる香りじゃないかな、 って思うんですが、
いろんな香水、特に男性向けの香水に入ってる、 っていうことを考えると、
やはり、王道で、 好きな人が多い香料なのかな、
っていうふうに思います。
ああ、これは香り伝わらないポッドキャストで、 ごめんなさい。
私に会うチャンスがある方は、
「オークモス香りたい!」って言ってください。
精油なんですが、 アブソリュートという製法で採ってるので、
苔そのものの色素も抽出されていて、 綺麗な緑色をした精油です。
昭和のタクシーと言いましたが、 少し懐かしいイメージの、
ノスタルジックな香りを作りたい時には、 欠かせない精油だと思ってます。
サブスクのハジメテアロマでは、 今月このオークモスをお届けしております。
今まで届いた香りとブレンドして、
ぜひノスタルジックなイメージの香水を作ってみてください。
香水そのものについては、 また後日ゆっくり話したいなって思ってます。
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お相手は蜜のあじ子でした。
今日も鼻声で2回撮り直ししました。