1. Good News for Cities〜都市に関する炉辺談話
  2. 【#73】大地と繋がりなおすと..
2022-03-29 16:28

【#73】大地と繋がりなおすとは?白山信仰の聖域・岐阜県郡上市を「遊行」してきた👀

岐阜県・郡上市。長良川の源流域にあたるこの場所に、3月中旬石川が「遊行」旅に行ってきました👀
長良川カンパニーが主催するこの旅は、遊行人と呼ばれるざまざまな分野の専門家8名とともに、旅についてもう一度問い直し、その土地の風土や自分自身と出会い直すことをコンセプトにしています。

郡上ってどんなところ?/白山信仰って?/石徹白という場所の自治意識/都会と地方の繋がり

などなど、お話していきます。

アフタートークのイベントも4月18日〜21日の間にある(私は19日の〜お話する予定です)ので是非チェックしてください。

⚫︎源流遊行2022
https://genryu-yugyo.com/online_journey

⚫︎郡上のさまざまな文化を配信するyoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCnwF7y3y17wGSVrCstlYqdg

00:11
Good News for Cities
こんにちは、Good News for Citiesのゆか子です。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
東京はですね、桜が今満開できれいに咲いております。
まあ桜が来るとね、一気に咲いて散って暖かくなって、そしてあの暑い夏が来るっていう形で、
ちょっと季節のね、変わり目を感じている今日この頃なんですけれども、
この間ちょっと面白い旅にお誘いいただき、行ってきたので、今日はそのお話をしたいなと思います。
旅の舞台はですね、岐阜県の郡上市という場所で、長良川の源流域にあたる場所で、
古くから白山信仰の聖域として栄えたような場所でした。
で、ここの長良川カンパニーっていう会社、団体が、今回源流漁業2022オンラインジャーニーという形で、
さまざまな専門家を呼び、この郡上っていうものを旅してもらい、旅の形についてもう一度問い直すっていうことだったり、
旅を通じてその土地の風土や自分自身と出会い直すっていうようなコンセプトで、旅を提供しているチームにお呼びいただきました。
オンラインジャーニーっていうことで、旅の様子を当日オンラインで配信しながら旅をしたりですとか、
アフタートークみたいなものもオンラインで配信したり、これから4月18日から21日ですかね、
旅から1ヶ月経ってどうだったかっていうものを一緒に旅したメンバーと話すような会も予定されています。
この長良川カンパニーの代表を務めている岡野さんという方は、東京で広告代理店で働きながら、
この郡上に惚れ込んで、家族で今は移住してここに住んでいるような人です。
今回ね、源流遊行っていう、なかなか聞き慣れない言葉なんですけど、そもそも遊行、遊んで行くって書いて遊行なんですけど、
仏教の僧侶とかが布教や修行のために各地を巡り歩くことを遊行というらしいんですけれども、
今回この長良川カンパニーでは、その遊行っていう活動を、源流域の風土と出会い続けることであったり、その時の感動を人に共有していくこと、
そして自分たちなりに風土に手入れをして、この豊かさを次世代に続けること、そういった活動全般を遊行と呼んで、
これを体験してもらうために、これからもいろんな人を呼んでいきたいということでした。
03:02
で、合計8名ぐらいのいろんなバックグラウンドの方、森の案内人をやっている方だったり、山形で山節をやっている人だったりとか、
あとは江戸の祭りを伝承している方だったりとか、瞑想のスペシャリストだったり、お医者さんだったり、本当にいろんな方々が集まって一緒に旅をしたんですけど、
長い時間、この偶像寺を様々な形で渡り歩くような旅をしてきました。
面白かったのが、案内人と言われる人たちが3人いらっしゃいました。
元々この源流域には、お寺って呼ばれる旅の案内人が古くから存在したらしいんですね。
そのお寺の人たちは、白山を参拝しに来た主源道たちをもてなして、お世話したような人たちだったそうです。
今回はその役割として、森のプロだったり、自然の案内人の川のプロだったり、
宮楽に伝わる踊り歌だとか、わらべ歌を採集し伝承する文化のプロだったりとか、そのような多種多様な人たちが案内人として旅をコーディネートしてくださいました。
そもそも、この白山信仰って何ぞやっていうところなんですけど、私もそんなに詳しくはないんですけれども、
白山は富士山、立山と並ぶ日本の三名座の一座として言われているらしいんですけれども、
岐阜県から石川県まで広範囲にわたる山々を白山と呼ぶらしいです。
白山元から豊かな水だったり資源があったり、そこの麓に暮らす人々が様々な自然の恩恵を受けたということで、山そのものが御神体として山岳信仰の対象として崇められてきたような場所だということです。
私が結構メインで回っていた場所が糸城という九条市の北の方の場所なんですけど、そこもまさに白山信仰の栄えた村ということで、
本当に小さな集落、標高700メートルぐらいのところにある三方を山に囲まれた豊かな村なんですけど、ここも縄文時代から人が生活していたような場所ということで、
今もなおいろんな人が住んでいるんですが、ちょっとここで面白かったのが、白山信仰とか聞くと信仰の村とか聞くと少しとっつきにくい感じもあるんですけど、
村の人とか町の人自体はすごくオープンで外の人を受け入れるようなムードがあるような場所でした。
06:00
なんでそんなにオープンであまり外を寄せ付けない感じではないんだろうと思っていたときに、さっき言ってた雄っているじゃないですか。
雄ってすごい優秀なビジネスマンだったらしくて、つまりオフシーズンには白山信仰を広めるために全国に布教活動をしていたような人らしいんですよ。
この糸汁にもたくさんの雄師がいたようで、前世紀は、例えば山で採った野草とかをオフシーズン、いろんなところ全国回る中で漢方にして、村や町の人に処方したりとか、
白山の夏のツアーの予約みたいなものを全国方々で予約を取り付けてきたりとか、結構白山信仰が生業であり暮らしだったような人たちで、結構外資で成り立っていたような場所だったそうです。
なるほどなと。だからこの今でも結構移住してくる人に対しても寛容だったり、すごく小さな村ではあるんですけれども、オープンな雰囲気が漂っているような場所でした。
ここに長く住まれている80歳の方にもお話を聞いたりしてたんですけど、この場所の文化だったりとか、今の課題だったりとか、彼が生きてきたストーリーを聞いていたんですけど、いろいろなんか面白い話もあって、
結構あの、私最近ね、この間も世界のお墓っていうお墓の本を読んだエピソードを収録したと思うんですけれども、葬儀の形もすごく面白くて、この糸城という場所では昔は土葬が多かったようです。
2メートル近い穴を掘ってそこに埋葬するような葬儀が主流だったようです。葬儀自体も2日かけてやるような地域、荘出で葬儀をするような場所だったらしく、
いろいろお話を聞いている中でも、やっぱり林業、林業というのが一番大事だったと思うんですけれども、その林業というのは、
かつてはね、年間50本から60本の木が売れれば1年は十分過ごせるという風に思ったんですけれども、
高度経済成長で、いろいろな安い外国からの部材が流通してきて、厳選林はほとんどなくなってしまったということで、今も課題としては、そういったことについて、
09:09
昔は林のオーナーが神社が所有していたというところである程度守られていたらしいんですけれども、今は本当に誰が所有しているかもわからないんですけれども、
どうやってこれを保存していくか、豊かな森を維持していくかというところも、なかなか難しいような状態ということでした。
やっぱり糸城という場所は、すごく魅力的な場所ではあるんですけれども、少子高齢化という問題もたくさんあるということで、今、学校には10人ぐらいの生徒しかいないということだったんですけど、それでも徐々に増えてきているということで、移住者をかなり受け入れているような場所ということでした。
なんかすごく移住してくる人にもとてもいい場所だなというふうに思っていて、この糸城さんという方にお話を聞いたんですけど、その方が言っていた印象的だったのが、ここで子育てしたことを後悔させないようにしたいというようなことを言っていて、
結構町全体として、そういった移住者を支援するような活動を今積極的にされているんだなというのも感じました。
あと、こういった地方の課題だなと思ったのが、古くから千人詰めという言葉があったらしくて、ここにある自然や水、恵みで千人は一年賄えるというような言葉があったらしいんですね。
そんな言葉があるぐらい、自然とのちょうどいい塩梅というものを意識しながら暮らしてきたような場所だったんですけれども、
周辺の町と合併してから、結構支援だったり制度が行き届かず、満足のいくような経営というものが町としてもできていないというような話も一つありました。
それまではやっぱり山に囲まれた谷のような場所だったので、かなり協力し合う地域のつながりだったり、すごく自治意識というものの高い場所だったらしいんですけれども、
こういうふうに小さな村がどんどん合併して、中央集計的なこの大きなシステムの中に組まれたときに自治していた場所だったのに、それがどんどん失われていってしまっているというようなところは、すごくいろんな地域でもこういった課題が起こっているんじゃないかなと。
12:06
こういった小さな場所が、村や町が自治意識を持ってその風土のキャパシティに合った生活を送るっていうのが本来なら成り立っていたはずなのに、それが新しい制度やシステムによって解体されてしまったっていうのが、結構今の地方の問題になっているのかもなというようなのを感じた一シーンでもありました。
でも、糸城自体もかなり面白い取り組みを今されていて、糸城の集落には結構水路が張り巡らされているんですけれども、その水路を活用して、集落が自立する道を作ろうと始められたのが、小水力発電。
その事業が2007年ぐらいから始められていて、いろんな試行錯誤を繰り返しながら発電を開始したそうです。その発電の場所にも連れて行っていただいたんですけれども、結構2007年ということで、当初はかなり早い、全国的にも早くそういった取り組みを始めて、全国から様々な人が訪れたような場所にもなっていたようです。
そして2016年には、地域のほぼ全世帯が出資して発電所を作り、現在4つの小水力発電機で集落の電気使用率の230%発電できるようになったということで、非常にここも面白い取り組みだなというふうに思いました。
旅自体は3日間だったんですけど、1日目はちょっと自己紹介だったり周辺散策をしながら歩いて、2日目は3チームに分かれて、糸城の森を巡るツアーであったりとか、
その後集まっていろいろな話もしました。
最終日はまた山に行き、湧き水がコンコンと湧くような雰囲気がありました。
お昼の晩ごはんを食べたりとか、杉の木を切っていったり、そこから薪を作ったりとか、
その水でご飯を作ったりとか、杉の木を切らせていただいて、そこから薪を作ったりとか。
あとはその源流域の奥にあるダムによって、どのようにこう、水の取り巻く環境が変わったかみたいなものを、
河川工学の専門家にお話を聞いて、勉強したりとか、盛りだくさんな内容で過ごすことができました。
やはり東京とかからああいった場所に行くと、すごく、
自然とのつながりとか、その循環というものを肌感覚として感じることができる場所だなと思って、
15:07
そういう場所に行った後、また都会に戻ると、結構普段意識していなかった、見えにくくなった、
大地とのつながりだったりとか、循環みたいなところにも目が行くようになったりとか、
なんかどちらか一つの場所を選ぶというよりかは、その2つを生き生きしながら、また大地とのつながりを紡ぎ直すみたいなことを、
今回先ほども言ったように4月の18日からまたオンラインのトークセッションというところで、この旅がどうだったかというところをお話ししたいというふうに思っているので、またお話ししたいと思っています。
はい、今日はこんなところですかね。ちょっとまた、この場所についてだったり、ここにある場所についてだったりとか、
お話ししたいと思っています。
はい、ということで、今日はこの場所についてだったり、ここにある場所についてだったり、
はい、ということで、今日はこの場所についてだったり、ここにある場所についてだったりとか、
16:28

コメント

スクロール