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お焦げご飯 突然お焦げのご飯が食べたくなって
一人用の土鍋でイチゴを炊いてみた。 えーっと、どうやってやればいいんだっけ?
水の量は? あ、そうだ、くるぶしまで。
それで最初は強火?中火? 何分ぐらい?
と、頭の中でクルクルしてきた。 この前、アサイシで見た稲崎恵美子さんの記憶を探ってみる。
いやね、ググればいいのはわかってるんだけど、 ちょっとこう、タイムスリップもしたくなって。
となると、だいぶ前に遡って思い出してきたこと。 そう、今から30年以上前の結婚したての頃。
まだインターネットもなかった時代。 料理本を見てもない、あの母の料理。
あの調味料って一体何使ってるんだろうか。 まあ、自力でやろうとするもふと時計を見て
うーん、いちかばちか。そう、忙しくならない。 ギリギリの時間だよな。
じゃあ、電話してもセーフかな? なんて、母に電話して聞いたっけ。
あのさ、母はまず、だし昆布は30分以上漬けとかなきゃダメだよ。 いい味出ないから。
うんうん、わかった。 あの頃には今のような便利さはなかったけど、
もしかしたら少しずつ心が育っていく。 生活の中にそんな要素があちこち
散りばめられていたのかなぁなんて思ったりして。 一手間かける。
相手の時間を気遣う。 ビデオのない時代はテレビ番組ずったりね。
家の電話では長電話は5ハットだったし、 敬語を使うチャンスは結構あった。
そんなことを回想してたら、目の前の土鍋の音が変わった。
あ、これだね。きたー。 恵美子さんが言ってたのはこのタイミングだよね。
私は慌てて蓋を少しずらして、そこから弱火で10分だった。
そして、その後蒸して10分ぐらいかな。
お、できた。 美味しいご飯ができました。
うまいごとお米もついて大満足です。 ではいただいたジャコを乗せて
いただきます。