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2020-12-23 10:32

#223 大器晩成について

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大器晩成という言葉がある。大きな器を作るのには時間がかかる。偉大な人物は大成するのに長い年月を要し、往々にして人より遅れて頭角を現す、ということを言う。すぐにお金になりそうなスキルを飛びつこうとする態度はこれの真逆である。小さい器を速攻で作り上げてドヤっているのだから恥ずかしいったらありゃしない。大きな器を作っている人というのは、長い不遇の時期を乗り越えてまでどうして大きな器を作っているのだろうか。/サイコパスのラジオは、サイコパスがサイコパスの視点で語るラジオです。斜め上の視点に触れたり、サイコパスについての理解を深めるきっかけとなることを目的としています。/パーソナリティ:うえみずゆうき /【脳内議事録】というマガジンをやっています。https://note.com/y_uemizu/m/md0e3af51acf5 【脳内議事録について】「本音は傷つく、高くつく。」毎日更新のエッセイ。認識の解像度を上げるための思索の旅の記録です。うえみずゆうきの考えたことのすべてがここにあります。ご自身の考えと対比させながら、人生観を磨き上げていくきっかけの1つにしていただければ幸いです。マガジン購読者限定の特典として「サイコパスの裏ラジオ(音声)」と「月例反省会(動画)」も毎月プレゼント。ぜひ購読ください!

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みなさんこんばんは、上水優輝でございます。 サイコパスのラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
今日は、大器晩成についてお話ししたいと思っています。 大器晩成っていう言葉がありますけども、
大器を大きな器を作るのには、やっぱりすごい時間がかかると。
偉大な人物というのは、大成するまでに長い年月をかけて、人よりも遅れて等価を表してくるよ、みたいな言葉があると思うんですけども、
自分も年を重ねていく中で、いろんな人を見ていく中で、この言葉の意味がだんだん
わかってきた。頭でわかってたんですけども、感覚的にもわかってきたな、という今日この頃でございます。
そもそも、今の資本主義社会というか、この社会を攻略しようと思ったら、若いうちに、なるべく高学歴の人とのネットワークを作って、
すごい意識高い感じで、社会に飛び出すっていうのが、最も価値芸だと。
そこのネットワークというのは、生涯のネットワークになりますし、大体そこの高学歴の人たちというのは、一定以上の地位につく可能性が高いので、
理解がない頃に繋がった人たちですから、その先、いろんな世界に羽ばたいた後も連携して、そういった社会に対して影響しやすい、
権限を行使しやすいという特徴がありますので、黙って高学歴を目指して勉強しまくって、
高学歴の人とのネットワークを作るというのが早いと思います。それが、ちょっと遅いよとか、家庭の事情で難しいよということであれば、
学歴とか、そういった人たちとのネットワークは一旦諦めて、自分の腕っぷしで等価を表そうと。
なるべくすぐに経過が出そうなスキルを身につけると、お金が儲かります。例えばプログラミングとか動画編集とか、
この2020年の暮れであれば、そういったスキルを突き詰めていくと、数年以内には人並み以上には稼げるようになるんじゃないかなと思います。
そのスキルで一旦土台を作って、生活の土台とか社会的地位というか、土台を築く土台を築いてから、
そこでイケイケどんどん人たちと、またネットワークを作って、次のステージに飛び出していくと。
そういうのが、この資本主義ゲームの中でいくと、すごい容量が良いのかなと思ったりするんですが、
僕はそういった人たちが、結構苦手ですね。面白くないと。
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なんか、容量が良すぎてですね。すごいゲームで言うと上位にいってるんでしょうけども、
意識が自分自身の外側に向きすぎてるんですよね。
なんて言ったらいいのかな。自由になりたいとか、お金が欲しいとか、モテたいとか、評価されたいとか、
わからないけども、意識が自分の外側に向いちゃってるんですよね。
逆に言うとね、意識は外側に向いてるから、外側の世界、この社会を攻略するまでの期間というのは確かに早いんだけども、
自分の内側にですね、意識が向いていないので、思想が育ってないんですね。
意見を通ってもね、合理的な、ただ合理的みたいなね、ただ賢いみたいな意見が出てくると。
僕もそのタイゴバスから合理的に考えるところがあるんですけども、それは癖であって、
別にただ合理的なわけではなくて、自分の思想に基づいた意見を言えるわけですね。
そういうのを言えない人が結構ね、エリートとか、ビジネスでバリバリやってる人には多いなと。
どうしたら勝てるかは語れるけども、自分が何を感じているかとか、何を大事にして生きているかとか、
そういうことを語れる人は意外と少ないなと思います。
何が言いたいかというと、思想が育ってないうちに、ちょっと半端に自由を手に入れてしまったために、
どんどんね、それが快適なわけですから、そこに甘んじるといったらあれですけども、外側の世界にどんどん突き進んでね、
内側がどんどん内側白になって、どんどんまた思想が育ちにくくなるという悪循環に陥ると。
精神の成長が頭打ちになってしまうという問題があるかなというふうに思っています。
要はね、薄っぺらいと、人として薄っぺらいということですね。
そういう人というのはね、マウンティングしたがりますよね。
マウンティングしたがる人というのはだいたいそういう今言った特徴に当てはまると思いますので、
逆に言うと、別にエリート全員がそうとか、腕っぽくして上がっていったスキル重視の人がみんなそうと言いたいわけじゃなくて、
そういった人の中にはマウンティングしたがる人が結構いるよねと。
マウンティングしたがるかしたがらないかでその差がわかるんで、見分けてみてください。
マウンティングしない人はですね、ちゃんと自分の内側の思想みたいなものも育っている可能性が高いと思いますので、
それはまた例外というか大丈夫です。
ただね、マウンティングしてくるような人たちというのは、
自分の内側を覗かれたくない、この薄っぺらさを覗かれたくないということで必死にマウンティングしてくるわけですけども、
やっぱりですね、その態度自体がね、とても薄っぺらいなというふうに思うわけでございます。
本題に行きまして、大器晩成ですね。
さっき言ったすぐにお金になりそうなスキルに飛びつくとか、
社会的に成功しやすいポジションにどんどん早い段階からポジションを取っていくとかというのは、
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小さい器を速攻で作り上げるということがですね、大器晩成の真逆を言っているというふうに思うわけです。
小さい器を速攻で作り上げてですね、どうやっているという、とても恥ずかしい状態であるというふうに私は思うわけですね。
大きな器を作っている人っていうのはですね、なんか分からないけどそういう人は多分好きなんでしょうね。
僕の周りには大きな器を作ろうとしている人がたくさんいてですね、
確かに不遇の時期をね、長く乗り越えれてまだない方もいらっしゃいますし、
長く乗り越えつつ頑張ろうとしている方もたくさんいて、
なんでそんな不遇な状態を耐えられるんだろうかということをちょっと考えてみたんですが、
やっぱりね、そういう人たちっていうのは、さっき言ったね、評価されたいとか金持ちになりたいとかなんとかっていうことではなくて、
やっぱり自分の思想に基づいてですね、それをやっているんですよね。
まあ広い意味でね、やりたいからやる以上ってことになってしまうんですけども、
その人なりのそのやりたいからの背景にすごく思想がちゃんとあると。
なんか動画スキルを身につけますっていう時に、思想に基づいてそうする人って少なくて、
そういう思想に基づいてやってる人はいいんだけども、なんかね、動画スキル身につけたら儲かりそうだからとか、
まあポッドキャストでもそうですよ。
これ次儲かりそうだからちょっと先行投資やりますとかなっちゃうと、
それでさっき言った小さい器の方なんだけども、単純にね、
淡々とやり続けるというのはちょっとまた別の次元なのかなと思っています。
まあそれを続けていくにはですね、結局自分の思想に基づいた何かがないと難しいということで、
大器晩成っていうのはですね、実はしっかりと思想を持った人が自分自身のこれっていうものを見つけて、
ただそれに向かって日々突っ走っていると、生き様であるということなんですね。
結果、体制する方もいらっしゃえば、結果、志半ばね、生き絶えてしまう方もいらっしゃるんですけども、
重要なのはね、結果じゃないと。もうその思想に基づいてですね、大いなる目的を持って、
その目的に向かって突っ走っているそのプロセスそのものがもうハッピーなんですよね。
だから大器晩成とかっていう言葉はあるけども、
晩成しなくてもね、完成しなくても、成功しなくても、
その自分の大いなる目的を見つけてね、そこに走っていけるっていうことは、
とても幸せなことなんだろうなというふうに思います。だから一見周りから見れば、あの不遇なね、
大将お金もわかってないじゃんとか、評価されてないじゃんとか、みんなに馬鹿にされてるじゃんってなっても、走っていけるっていうのは、
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別に評価のためにやってるんじゃなくて、自分自身の大いなる目的のためにやってるということなんですよね。
だからあの最近大器晩成って言葉をすごく思うのは、あのまあ晩成するかどうかじゃない、
それが結果の話だけども、結局大器晩成型の人っていうのは、もうプロセスそのものがもうハッピーになっちゃってる人たちのことなのかなというふうに思います。
僕はちょっとね、最近あの前半で、その容量のリスナーたちをディスっちゃいましたけども、
別にそういう人たちが悪いわけではなくて、あくまでね、大器晩成というか、
大きな成功をする人たちっていうのは、そういうね、あの容量の良さじゃなくて思想に基づいて行動してるよっていうお話でございました。
僕はですね、そういう人の方が好きなので、個人的に好きなので、大器晩成型の人たちとこれからも関わって、
そして時にはですね、僕ができる限りそういった人たちをなんかこうバックアップできればなというふうに思っているところでございます。
ぜひみんなもですね、皆さんもその思想、自分の思想を育んで、結果じゃなくてプロセスに生きるみたいなね、
そういった次元を目指してもらうと、いいんじゃないかって言ったらちょっと変ですね。
僕はそんな人が好きです。本日は以上でございます。またお会いしましょう。さよなら。
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