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2022-01-27 10:45

#431 真っ直ぐなだけでは救えないし、救われないと思った

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懐かしい。殴りと飛ばされたあの日、私はその後30年に及ぶ合理主義に目覚めたのかもしれません。(今ではまたちょっと違うんだけれど)


脳内議事録】 noteマガジン、認識の解像度を上げるための思索の旅の記録です。エッセイ、音声、音楽などさまざまな表現方法で頭の中を晒します。サイコパスのラジオ、前シーズン以前のエピソードもすべてここでお聴きいただけます。


うえみずゆうき

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皆さんこんばんは、上水優輝でございます。 サイコパスのラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。今日は
真っ直ぐなだけでは救えないし、救われないと思った、というお話をしたいと思っています。
前回ですね、えっと酔っ払って あの顔からこけて血だらけになったってお話をしたんですけども
えっと、そのこけてね、顔を打った時に
なんか痛いなぁと思ったけども、懐かしいなって同時に思ったんですよね。
で、その懐かしいなって思った、何を懐かしいと思ったかっていうお話をしたいなと思っています。
で、何かに似ているなって思ったんですよ、その痛みというか衝撃が。
それは小学校1年生の時に 同級生からぶん殴られた感覚なんですね。
まだね、入学してそんな経ってない、多分1学期とかだと思うんですけれども、 えっと昼休みにね、サッカーをしてたんですよ。
で、なんかわかんないけど、 クラス対抗サッカーしてましたね。まあ別にみんなが仲良いわけでもないのに
どういう経緯でそうなってるのかわかんないけども、ほぼ全員、男子全員みたいな感じで、 1組対2組みたいな感じでサッカーの試合をしてました、昼休み。
で、僕はどっちだったんだろうな、1組だったのか2組だったのか覚えてないんですが、 いずれにしてもですね、僕の
そのクラスには、チームには、田中君とね、まあ登場人物ね、田中君と石滝君と僕っていうのがいて、 まあもちろん他にもいるんですけども、主要人物としては田中君と石滝君と僕がいました。
で、相手チームには、まあその登場人物としては木村君と在希君っていう人がいて、 その2人がですね、まあちびまる子ちゃんでいうところのですね、大野君と杉山君みたいな感じで、結構ね、
花のある、まあガキ大将みたいな感じのね、タイプの違う2人みたいな感じで。 で、まだそんな彼らが大野君と杉山君であるということも知らないぐらいの時ですね、1年でまだ入ったばっかでね。
で、サッカーの試合をしまして、で、まあそのうちのクラスがね、勝ったのかな、勝ったのか、なんかその田中君がいいプレーをしたのか覚えてないけども、田中君がね、その大野君と杉山君、木村君と在希君をですね、
おちょくったんですよね。その昼休みの終わり掛けに。 で、それにあのー
切れてしまった木村君と在希君が、田中君をボコボコにしようというものすごいあの 見膜でですね、田中君を追いかけていくわけですね。
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で、田中君結構先の方、もう逃げていたので結構先の方走っていて、 で
木村君と在希君がそのね、田中君をやっつけようと追いかけていると。 で、ここでね
小学校1年生の僕はまだね、なんだろう、その 保育園時代にね、アンパンマンとか、あとはなんだろうね、いろんなアニメを見て
正義は勝つみたいなね、感覚をすごい信じてたんですよね。 なんだろう、保育園の卒園式で将来の夢は?みたいなことを
なんかカセットテープに録音させられて、その時僕はですね、将来は警察官になりたいです みたいなことを話したぐらい、なんか正義みたいなものをとても持っていた
だと思うんです、当時。で、だからそんなね、田中君が今暴力に晒されるかもしれない。これはね、助けないといけないと思って
ものすごい勢いで走ってくるね、木村君と在希君。もうね、ほんと学年トップレベルの足の速さだから、すごいね、チーターが走ってきてるみたいな感じの感覚ですね。
そのものすごい圏幕でその2人走ってくるわけですね。で、僕は止めなければいけないと。そしたら石滝君もね、なんか正義感があったのかわかんないけど止めようとして。
石滝君は木村君を阻止しようと。そして僕は在希君を阻止しようと、在希君の前に立ちはだかったんですけども
一瞬にしてね、ぶん殴られて激鎮したと。僕はもうね、生まれて初めて人を殴られましたから、小学校時代ですね。生まれて初めてものすごい勢いでぶん殴られてノックダウンしてしまって
で、そこからちょっと記憶がないんですけども、その記憶を失ったというよりはその古い記憶なので記憶がないんですけども
5時間目で昼休みが終わって、5時間目が始まって僕は保健室にいました。で、目をね、なんていうのかな、氷みたいなの冷やして保健室に座ってるんですけども、そこにね
田中君と石滝君がやってくると。結局石滝君も田中君もボコられてですね。田中君はですね、口の中から出血をしており
たぶんほっぺというか口を殴られたんでしょうね。で、石滝君はどこやられてたんだろうな。とにかく石滝君も保健室に来てました。で、僕は同じ、もう今回こけたのと同じような左目のあたりですね。
その時はメガネもかけてなかったので目が思いっきり腫れてましたね。目に断固物というか目がこう腫れ上がってみたいな感じで
3人ね、保健室で横並んでました。みたいなそういう思い出を、その酔っ払って地面にこけて、そのまま懐かしいなと思ってそのまま道路に仰向けになってその思い出をちょっと一瞬回想しましたみたいなのがですね、前回、前回というかそのこけた時にあったんですけども
このエピソードを、まあその顔を打ってね同じような痛みだったからと思うんですけどもパッとその思い出を思い出して
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と同時に ここから学んだことも思い出したんですよね
何を学んだかっていうと まあ
まっすぐ 正面からぶつかったところで
別に誰も救えないし 何なら自分さえも
犠牲になっていると 誰一人救われていないと
そこに立ち向かった動機みたいなものは まあ正義感みたいなものかもしれないけれども
正義感はいいんだけども結局じゃあその正義っていうのは実現されなかったですよね ただ
向かってくる人の間に入っただけで結局ぶん殴られて怪我してるし
守ろうとした人も怪我をしているし 誰も得をしていない
正義感を持った自分も得をしていないし救いたかった人も救えなかったしって感じでただ単純に 身を投げ出したところで
何も目的が達成されてないんですよね 正義感を持って悪に対して立ち向かうみたいな構図っていうのは確かに美しいかもしれないけれども
勝てなければ意味がないなと思ったんですよね 勝てなければというか目的ですよね目的は
達成されなければ 意味がないって
すごくその時思ったんですよね 今ではですね正義とか悪とかないと思ってるし
木村くんとか在樹くんにも正義があったと思うから一概にどっちが正義で悪でとか いうつもりはないですけども当時の僕からすると暴力をしようとしている
悪がいてその悪から守らなければならないという正義感に立ち向かったわけですけども まあ
負けましたよね 強いものが勝つということがですね記憶に刻まれたわけです
この時の強いっていうのは単にこのシーンで言えば力が強いっていうことかもしれない けれども別にね目的を達成するってことは力だけではないですよね
今回のような場面であれば例えば空手を習うとかボクシングを習うとか 格闘技を習うとかね
筋トレするとかっていう感じで力を本当に文字通り力をつければね 守れたのかもしれないですけども
この社会でいろんな何かを守ろうとするとか 達成しようとする時には何らかの形でやっぱり強くないと
目的は達成されないですよね 例えば仕事ってあった時にはこの資本主義社会においては資本主義的に強くないと
資本主義社会のビジネス界的に強い いわゆるそういうそこでやっていけるだけの認識力とか
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スキルであるとかっていう もしかしたら経歴かもしれないしいろんな強さを持ってないと結局は
誰も守れないし 自分さえも守れないっていう
なんかそういうことをですね この小学校1年生の時にものすごい正義感で立ち向かって無策でね
ただ気持ちで立ち向かって 全員やられたっていう
これは僕の人生の中で大いなる敗北というか よかったとも思ってないんですけども
学習としてはですねとても良いケーススタディになったなというふうに思っています 目的は達成されなければ意味がない
もちろんその目的は多元的であるだろうし 勝ち方も多元的であるだろうしそのための方法も多元的であると思うんですけれども
いずれにしても目的を設定した以上は 勝たなければ意味がない
勝てないのであれば 戦わない
そういうことを僕は小学校1年生で学んだわけです まっすぐって美しいけれども
美しいことが美しくあることが目的でない限りはですね
美しいからって何なんだという そういうことを思ったりするわけですね
本日は以上です またお会いしましょう さよなら
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