Ayo! by Genesia
皆さんこんにちは。ジェネシア・ベンチャーズの水谷です。
この番組では、最新技術や市場トレンドのリアルを、
異業家とキャピタリストの視点からひも解きながら、
事業のゼロイチに挑む野心を深掘っていきます。
Ayo!はインドネシア語で、Come on! Let's go! という意味、
プレスリリースには出てこない、ここだけの話をお届けしていきます。
前回に引き続き、今回もゲストとしてお迎えするのは、
株式会社スキルノート代表取締役山川さんと、
ファストラベル株式会社代表取締役社長鈴木さん、
そして、2社を担当するキャピタリストの
ジェネシア・ベンチャーズ佐川さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
では、後編の今回も早速お二人にお話を伺っていきたいと思います。
ファストラベルの鈴木さんにお伺いをしたいんですけれども、
今、バズワードになっているフィジカルAI、
この製品を分ける要素とは、実際何になってくるんでしょうか。
ぜひ教えてもらえると嬉しいです。
そうですね、ここ非常に抽象的な質問になってくるんで、
答えがなかなか難しいとは思うんですけど、
一つはやっぱり基盤モデル、モデルの部分ですね。
そのモデルにとって重要なところはやっぱりデータになってくるので、
このデータをいかにちゃんと確保できるか。
かつ貴重なデータですよね。他社では取れないデータ。
これをですね、いち早く現場に実装して、
その現場のデータのフィードバックループですね。
ここを回していくことが鍵になるんじゃないかなと思っております。
ものすごい素人質問なんですけども、
鈴木さんが何度も口にされているこのデータっていうのは具体的には何なんですか。
そうですね、例えば画像認識系のAIだと分かりやすいんですけど、
単純に画像のデータをAIに学習させても意味がなくてですね。
画像に対してここに人がいます、ここに車がありますっていう
四角いバウンディングボックスっていうのをつけたりするんですね。
この画像にはここに人がいますっていう座標情報ですね。
この画像とそのデータをセットにしたものを教師データと呼んでいて、
これを結局学習に使いますと。
ロボティクスにおいてはですね、またちょっと違ってですね、
ロボットの今で言うVLAですとロボットが見えている視点の情報、
画像だったり動画の情報とロボットが実際に動作して、
この腕の角度の関節はどれぐらい曲がってるか、
そのアクチュエーターのジョイントの角度の情報と、
あとは指示文というか、今こういう作業をしていますっていう、
洗濯物畳みますみたいな、そういったテキストの情報ですね。
これらを総合して教師データとしてですね、学習させるとですね、
なんと洗濯物畳んでっていうプロンプトを与えてあげると畳み始めるっていう形になるんですけど、
それを何百時間何万時間集めなきゃいけないというところが非常に大変な活動になっていてですね、
ここは今ボトルネックになっているという形ですね。
なるほど、洗濯物畳むとかであればもう本当にどの家庭でも、
あるいはどのアパレル事業者さんでもやられているものかと思うんですけれども、
それこそやっぱり企業秘密に関わるようなその生産工程のデータみたいなものっていうのはやっぱり、
そもそもそれを構造化されたデータに落とし込むことの難易度っていうのが、
ものすごい高いのかなというふうに想像されるんですけども、
そのあたりどういうふうにデータ化していってるんでしょうか。
そうですね、正直まだできてないっていうところが現実でして、
やっぱそもそも工場に投入できるレベルではないですし、
工場にロボット置いてテレオペレーションっていうロボットを操作するんですけど、
基本的には人の動作より結構遅い。
ロボットを操作するのはなかなか難しいので、
2倍3倍ぐらい人間がやるよりは時間かかってしまうので、
それも投入できる状態になるので、
今はかなりハードルがある状況ですね。
そこに対して今は人間をある意味一つのロボットと見立てて、
人間にカメラをつけて収集させることができれば、
現場のデータも取れるんじゃないかみたいな観点でですね、
そういった研究も走ってますし、とはいえまだ研究レベルであるので、
これからかなというところですね。
カメラとあと関節ごとのセンサーみたいなそんな話なんですかね。
人間にセンサーつけるのは難しいので、もうそこは推定をしたりしますね。
こういう関節で今動いてるであろうっていう、
それが本当に使えるみたいな部分はあるんですけど、
そこを大量に集めるっていうことで、
そういったところも可能になるんじゃないかっていうレベル感の話ですね。
なるほど。
1ヶ月ぐらい前にインドで撮影された動画バージョンなんですけど、
インドの縫製工場でミシンの前に大量のワーカーの人たちが座ってて、
ミシンで布を縫ってるんですけど、カメラをつけてるんですよ。
自分たちのやってる様子全部撮影してて、
そのデータを彼ら自身が持って帰ってどっかに売ることはないんだけど、
工場のオーナーがどっかしらのデータを需要している、
需要すると契約をして、そこにデータプロバイダーとして
一件いくらでデータを販売するということをやってるんですけど。
そうですね。そのビジネスが今多分そこの新興国とか、
インド、インドネシア、フィリピンあたりでかなり流行ってる。
二毛作ですね。
二毛作、二毛作。現代の二毛作です。
一早くそういうデータをね、リアルワールドデータを
抑えられたプレイヤーが勝つということを考えると、
じゃあ世界かまわなく見渡した時に、
どこでそういうデータを一早く大量にゲットできるか。
といった時に、実はここはある種のリープフロックがあるかなと思うのは、
まあ結構そのセキュリティもガバナンスも、
蓄積した暗黙地もたくさんある先進国、日本のような先進国よりも、
今言ったようなものが比較的欠けているインドのような新興国において、
それが先行して進んでいくっていう可能性はあるかなと思ってて、
インドのジバのプレイヤーと話してると、
結局その製造業を進行しようっていうポリシーを掲げて頑張ってるんですけど、
採用して育成をして長い時間をかけてクオリティを担保していく、
量産のクオリティを担保していくってかなりチャレンジングなんだけど、
それを人でやるからチャレンジングなのであって、
じゃあ収縮する、させる対象をロボットにしちゃえば、
より時間が短縮されるし、より短い時間軸で大きなアウトプットをするプットを出せる。
ことに繋がるんじゃないかっていう議論は出ていて、
それが実際に産業年間効果の一番大きい雇用吸収力のある製造業を空洞化させるっていう、
そういうネガティブな視点も一方で、もちろん出ているので直線的にはいかないんですけど、
そういう議論が出ているぐらい、ジャンプが短期的には見込まれる領域なのかなと。
そうですね、インドでキャピタリストとしてチャレンジしている佐川さんからのものすごいポジショントークが差し込まれたわけですけれども、
やっぱり実際、やっぱり日本でそういう製造業工場におけるデータ生成提供みたいなものを兼ねた二毛作って難しいというか、
難しいですね。無理ですけども。
そうですね、セキュリティというか結構重要な工程になるので、
出荷前の製品とかそういった情報も含まれてしまうので、かなり難しい、原理的に厳しいんじゃないかなっていう気が。
業種によって、職種によって難しさがだいぶ変わってくる。インドにおける布をただ縫うっていう、ミシンで縫うっていうことと、
飛行機の部品を作る、クリティカルな部品を作るっていう業と全く違うものなので、
そこにおいては今度は山川さんに聞いてみたいんですけど、山川さんスキルノートで製造業、かなり多くのラージェンタプライズのお客さんに使ってもらっていて、
そこには当然いろんな業種の、いろんな職種の人たちの構造化されたスキルデータがたまってきてるじゃないですか。
今度はこれを来るフィジカルAI時代に応用しようとしたときに、今言ったようなこと、つまり言っても広いよね、フィジカルAIもそうだし、製造業と一言に言っても広い中で、
どの業種の、どの職種の、どの工程から徐々にロボット化が進んでいくだろうみたいなことって考えありますか?
めちゃくちゃ難しい質問ですね。
っていて。これ一つの企業の中だけでやっぱりこういうスキルの情報で今閉じた感じで機密情報だったりするんでやってるんですけど、何らか共通化して産業全体でここがまずいよねとか。
日本としてはもうここどこ行っても人取ることすらできないから、ここの領域は自動化していかないといけないよねみたいな、そういうところが明らかにしていくのは我々の仕事だなと思いますし、やっていけると日本全体
の製造業が変わってくるのかなっていうふうには思いますね。
そうですよね。今だとそのリスクを顕在化させて、じゃあそのソリューションとしてはもう人をどっから雇おうかみたいな議論を中心にしているわけですよね。
そうですね、人を採用するか人から人へ伝承するかみたいなところが多いんですけど、そもそも世の中見渡したらどこ行ってもやっぱりいないじゃんみたいなところが見えて。
いないし、みんなが全社同じことをやってるのかな、限られた場合を取り合ってるので、たぶん根本的な解決にならないと。
どっかで抜本的に外科手術をしないといけないとするとロボットの導入とか、そこに向けたロードマップを引いて誰かが主導していくっていうことも大事かなと。
あとあれですよね、結局今ホワイトカラー人材が逆に余る説があるじゃないですか。
確かに、そこはちょっと追い風。
なんでAIによってデジタル系のワーカーの需要が減っていきそうという一方で、今ブルーカラーミリオーレンみたいな形で海外ではそこの賃金が上がってですね、そっちに人材が移行していっている。
っていう中で言うと、人材確保の短期的な面で言うと、ホワイトカラー人材をそっち側に移していくことで、ロボットが現実的になるまでの時間を一定確保できるんじゃないかなっていうのは。
これヤマカさんとこの間のライトブルーカラー人材というね。
自分もちょうど言おうと思ってました。
ライトブルーカラー、ブルーカラーとホワイトカラー混ぜるとライトブルーになるじゃないですか。
だからデジタルとフィジカルの食商を混ぜていく。そこに今度今の業界とじゃあ2030年2035年の業界の基数域がどんどんどんどん増えていく。
そこにおいて希少な人材になっていくという。東大の先生とね、確か研究をした。
そうですね、東大のものづくりですごい有名な藤本先生が提唱し始めて、今ちょっと東大の大木先生っていう方とも一緒にやってるんですけども、
藤本先生大木先生がこのライトブルーっていうのをずっと言っていて、最近いろんなところで引用され始めてきたんですけど、
ホワイトとブルーって製造業でこれまで分かれてきたんですけど、人事制度も含めてそこをもう一本化しちゃおうみたいな会社が今出てきたんですよ。
やっぱりこれAIとかこういうロボット出てくることによって、あとデジタルが出てきたことによってそこがなんか融合してくる感じ。
純粋なホワイトカラーのオフィスだけでやってるってあんまりなくなってきて、やっぱ現場が分かってそこでデジタル使うみたいなホワイトカラーが現場に降りてきて、
ブルーと交わってライトブルー。あと逆もあって、現場の方が全部これまで作業自分でやってたけど、そこに設備とかロボットが入ってきたりすることによって、