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選択する農法から観察する農耕へ|農系ラッパーMC,G
2026-07-18 1:19:19

選択する農法から観察する農耕へ|農系ラッパーMC,G

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學食 第4回|MC.G(愛知県豊田市・野菜農家/農系ラッパー)


農業大学校で教わった「一番大事なのは観察することだ」という一言。


正解を選ぼうとしていたMC.Gさんが、思い込みを手放し、目の前のものをただ見る姿勢へと変わっていった過程を追いました。


有機と慣行の栽培比較、密植と病気の関係——観察から見えてきた法則が、都市と地方、人間の生き方にまで広がっていきます。後半は農業を始めた理由へ。

父への怒り、そして「農業に復讐する」という原動力の告白。


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#農業 #有機農業 #新規就農


農系ラッパー/MCG/野菜農家/春の七草/トウモロコシ/愛知県豊田市/觀察/観察農法/自然農法/有機農業/勇気栽培/わら一本の革命/農業高校/限界集落/中山間地域/新規就農/独立就農/農業経営/農家インタビュー/學食/農業メディア/怒りと農業/復讐/父と息子/アルコール依存症/生き方/都市と地方/密集と病気/科学的態度/農家の哲学

感想

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サマリー

このエピソードでは、農系ラッパーであり野菜農家でもあるMC.Gさんが、自身の農業観や人生観について語ります。愛知県豊田市で春の七草とトウモロコシを中心に2.5ヘクタールの農地を経営するMC.Gさんは、限界集落という厳しい状況下で農業を営んでいます。彼の農業の根幹にあるのは、「観察すること」の重要性です。農業大学校での学びをきっかけに、既存の農法を選ぶのではなく、目の前の自然や作物をありのままに観察し、そこから法則を見出す姿勢へと変化していきました。この観察眼は、都市と地方の関係や人間の生き方にも通じる普遍的な洞察へと繋がっていきます。 後半では、農業を始めた動機として、父への複雑な思いや「農業に復讐する」という強い意志が明かされます。幼少期の抑圧された経験や、父のアルコール依存症といった家庭環境が、彼を突き動かす原動力となっていたことが語られます。農業で成功し、経済的に自立することで、父や農業そのものへの複雑な感情を乗り越えようとする彼の姿が描かれています。最終的には、怒りを手放し、農業を「恋人」のように愛し、安定した経営の中で幸せを見出していると語ります。

MC.Gさんの自己紹介と農業経営、そして限界集落の現状
食べる前に学ぶことがある。学食。 生徒会長の翔黒です。よろしくお願いします。
今日は先生にMC,Gさんをお迎えしました。 よろしくお願いします。
よろしくお願いします。農系ラッパーMC,Gです。 よろしくお願いします。
MC,Gさん、ラッパーでいらっしゃるんですよね。
そうですね。ラッパーですね。
ラッパーだし、農家なんですよね。
そうですね。農家だけどラッパーって言った方が…。
どっちがプライオリティ高いですか? ラップと農家だと。
まあ、なんかまっともに言うと、農家のほうが良かったんですけど、気持ちの中ではラッパーもゴブゴブっていう。
主な稼ぎはラップです。
99.9%農業の稼ぎで生きてて。
私も一緒です。99.9%農業で1%ポッドキャストみたいな。
気持ちの中では半々ではいますね。
ですよね。僕も一緒ですね。
じゃあ軽く自分で自己紹介。
この地域とか、どういう地域でどんな品目を育てているのか、
みたいなことを言ってもらっていいですか。
愛知県豊田市で野菜農家をしております。
作っている品目は春の七草っていうものと、夏はトウモロコシ。
ここら辺が主力品目で、他も直売所向けとか、
コソコソといろんな品目も作ってますけど、
そんな感じで大体今2.5ヘクタールぐらいまましてるっていう野菜農家ですね。
野菜だけで2.5ヘクがでかいですね、結構。
いや、そんなにでかくないですね。
もうみんなどんどんでかくなってきてるんで。
でもこの三環地域数ね。
来るとき結構イニシャルDしてきたんですけど。
そうなんですよね。結構山の中で。
で、2ヘクタールは自分的には結構でかいなって思っちゃうんですけど。
そうですね。でもここら辺もちょっといろいろあって、
この山の中で農業してるんですけど、結構三環地っていう感じなんですけど。
山の方で今1.5ヘクタールぐらいで、山の下の平坦地の方があるんですよ。
平坦地にあるんですね。
平坦地も1ヘクぐらいあって。
毎日軽トラでイニシャルDしながら下ってくる。
作業してイニシャルDで上がってくる。
軽トラでドリフトしながら下りてるんですけど。
いつの間にか上手くなってるみたいな。
そんな悪い意味じゃないですよ。
ですよね。
そうですね。だからその、もともとはここの三環地で農業を始めたんですけど、
徐々に山の下にもう農地を増やしてはきてますね。
賢いと思います。
限界があるんでここは。
今この集落、前に僕がMCGさんにインタビューしようと思ったのは、
夜の農家っていうポッドキャスターがあって、
山農業の話をするポッドキャスターで一緒に出演して、
色々喋ってて、とっても魅力的な方だなと思ったんですよね。
魅力的っていうか、言葉が強いなと思ったんですよ。
ちょっとかましにいくみたいな、そういう癖があるのかと思いますけど。
今日は本話化してるんですけど、もうちょっとリリカルだったんですよね。
でもこの人の話をもっと深掘りしたいなと思って。
ありがとうございます。
それで話してた時に、やっぱりこの集落が消えそうみたいな話があったんですけど。
もう限界集落ですよね。
マジで限界だと。
最近、集落の中で子供が生まれたんですよ。
おめでとうございます。
赤ちゃんが去年か一昨年か、今2歳くらいになってますけど。
その上の子は今小学校5年生なんで。
5年生、今2歳まで飛びましたね。
5年生から2歳の間いないんですか?
ゼロ。
歩道会成り立たないんですね?
もうないです。
歩道会ないんだ。
自治会とかもやってます?
自治会というか、集落の村の寄り合いというか、自治区の仕事はやります。
そういう時は高齢者がほとんど?
高齢者がほとんどです。
普通、家から一人代表とかで参加するじゃないですか。
この集落、お父さんもお母さんもおじいちゃんも全部出るんですよ。
それで何々委員会みたいなのがあるんですけど、そこに割り当てられて。
全員、フル動員です。
日本武道館を予約して、お客さん少ないんだけど埋めてるように見せるみたいな。
埋めてるように見せるじゃないですよ。本当にそうしないと稼働しないんですよ。
そっか、稼働できない。
見せるとかじゃなくて、見せるとかもうなりふり構ってないです。
すみません。
そうか、ちゃんとみんなが来ないと集落として機能しないぐらいになってきて。
そうです。
なるほど、そのぐらいのところでやってて。
めっちゃ危機感感じてるみたいな話をしてたんですけど。
まあ危機感というか、ちょっと危機感通り越してるっていうところもありますね。
まあダメだなっていう。
じゃあもう亡くなってるのを確定しているみたいな。
まあ確定じゃないですか。
今やってる、主にやってる人たちは何歳ぐらいですか?
暮らしてる人ってことですか?
はい、農業してる人たち。
もう専業のほかはもちろんもういないです。
いないんだ。
いないです。
でも兼業で米作ってる人が3軒ぐらいいるかな。
3軒。で、そのおじいちゃんたちがもう80歳、70歳ぐらいですか?
まあ7、80じゃないですかね。
じゃあもう、じゃあもうって感じだ。
で、MCGさんもそのやる余力はないと。
その人たちの農地を管理していく。
ないです。
ないですよね。
じゃあ、じゃあって感じだ。
基本的にここら辺の地域はやらんかって言われても断りますね。
そうですね、労力ばっかりかかっちゃいますね。
で、平坦地でやらんかって言われたら借ります。
そりゃそうだ。しょうがないですよ。
やっぱ平坦地と中山間地域じゃ全然労力が。
精査性が全然違うんで。
出荷したら値段一緒になっちゃうみたいな。
事例もあるですもんね。補助金とか出るんですかね、中山間地域とか。
あと、もらってないです、僕は。
そういうタイプの補助金も中山間地直接支払い制度っていう
お金がもらえる補助金とかあるんですけど、
それするための縛りがいろいろあって。
わかります。
その約束したとこ全部工作しないといけないとか、そういうのがあるんで。
それが締結しちゃうと、
だからやりたくないとこもやらないといけなくなっちゃうんで。
それだったら僕はそこには参加しない。
僕も補助金そういうので嫌いなんですよ。
この絶対ハウス3年作んなきゃいけないとか、そういうのあるじゃないですか。
条件出してくるんで。
そのウザさだったらお金払っちゃうなみたいなことは結構往々にしてあるというか。
そうですね。
どうせ消滅するしって思うとやれないですよ、もう。
そっか。
MCGさんから聞いてると結構ハッピーな感じだけど、
実際は結構やばい話ですよね、これ。
まあでも、ただ、じゃあ僕が農業できなくなるかとは思ってはいないです。
もう10年でも50年でもやっていきたいと思っているんですけど、
それには平坦地があるから。
平坦地があるし、あと三貫地の方にもハウスが建ってる農地があって、
ハウスは守れるなみたいな。
限られたところだけ守っていくっていう。
田中とかの田んぼはもう終わるなって。
そこら辺は終わるなって思ってました。
もう森に帰るっていう感じですかね。
森に帰るんじゃないですかね。
でもそういうとこめっちゃ多いですよね、今。
めっちゃ多いと思います。
でもちょっとこの前の、やっぱり米がちょっと高かったっていうので、
ちょっとやる気出した人若干いるっていう。
すげえわかるね。
グッてね。
グッて、あら。
なんならフヤフヤぐらい。
ドラッグ入ったなって。
やるのかな今年みたいな。
ちょっと若干そうなってるところありますね。
それあんだけバブルが起きると、やっぱり飛びつかなきゃいけないみたいなのはありますけど、
あそこで飛びつくとやっぱりちょっと今後大変だぞっていうのはありますよね。
そうですね。
そんなとこでやってるんですもんね。
僕は平田場とかで農業してて、
普通に町で住んでる人とかは、
そんなことは多分想像もつかないと思います。
そうですね。
地方から終わってきてます。
地方から終わってきてる。
確実にあるってことですよね。
そこはやっぱりまだ見えてないところですよね。
全然知らないじゃないですか。
知らないと思う。
ちょっと本田が読んでると、
2030年にXデーが来て、農家がみんないなくなるみたいな話は聞きますけど、
リアルにいなくなってる現場っていうのは、やっぱり現場にいないとわかんないっていう。
そうですね。
ただ、じゃあ僕の生産力みたいなのが落ちてるかっていうと、
「観察する農耕」という哲学の形成
別に落ちてなくて上がってるんで、
だから食料生産力みたいなもんで言うと、
そんなに落ちないんじゃないかなって思ってます。
お年寄りたちがいなくなっても、
若い人たちが原石拡大していくから、
それ大丈夫だと。
で、平坦地で作っても、
平坦地で作ってたおじいちゃん、おばあちゃんよりも、
僕やっぱ取るんで。
技術。
僕取るんで。
僕取るんで。
ありがとうございます。
別生産力とか、結局そんなに落ちない可能性もあるんじゃないかなとは思ってますけど。
むしろ効率よくなるぐらいの。
だから僕もそれはちょっと安心してるとこがあって、
結構煽りもあるじゃないですか。
煽りもある。
農家死んじゃう、亡くなっちゃうよみたいな。
ただそこまで若い農家の人たちが、
舐められてんなみたいなこともあるわけじゃないですか。
舐めんなよみたいな。
普通に新しい機械ガンガン導入して、
手尾力やってる人もたくさんいるし、
これから技術の進歩とか、
何だろうな、
若い人たち、新規参入してくる人ももちろんいるわけだから。
で、補助も整備されてったら。
そうですね。
いや別にトントンぐらいじゃねえみたいなことは容易に想像できるというか。
でも精算線が上がるっていうか、
もっと効率的になって、
むしろ農産物価格が下がっていくみたいな方向は、
大きいトレンドで見るとないような気がします。
なるほどね。いっぱい作って下がっていくみたいな。
そうですね。
また落ち着くんじゃないかみたいなことですかね。
落ち着いて、でもちょっとやっぱり生産者の力は上がっていくと思います。
それは僕も感じてるな。
一人でやっぱりできる面積増えてきたような気がしますね。
ということで、そんな感じで農業やってるんですけど、MCGさん。
一緒に番組に出た時に、
もう一つすごい良い言葉っていうか、
あの番組のハイライトみたいな言葉があって、
観察なんだと。農業っていうのは。
観察をして、無しを有りにしていくみたいなことを言ってたんですけど、
そこあたりをちょっと最初に深掘っていきたいなと思って、
僕なんかも自分でやってると、
例えばJAとかから肥料買ったり農薬買ったり、ラインナップがあって、
やり方も父から受け継いだものがあって、
めちゃくちゃやっぱMCGさんが言ってた、
普通は選ばされてるっていう言葉があったじゃないですか。
選ばされてるんだみんなって。
でも選んでいくんだっていう、
その無しを有りにしていくんだみたいなことをおっしゃってて、
めちゃくちゃクリティカルだったんですよ、正直。
そこ深掘りしていきたいなっていう。
あれをなんかこう、もっと、
なんだろうな、もうちょっと深く知りたいっていうのが。
夜の中で喋った時の内容っていうのは、
僕が農業を始める前に1年間研修受けたと言ったんですけど、
大学校とかでありますよね。
農業大学校で研修プログラムがあって、
そこに1年間参加してたんですけど、
その時に指導してくれてた先生が、
教えてくれた、言ってたことなんですけど、
農業で一番大事なのは観察することだよって言っていて、
その時すごく、
そうなんだって、僕すごく、
そういう風に考えるんだって、
自分の中の認識がちょっとその時に変わったっていうのがあって。
その前はどういう風に考えてたんですか?
その前にどういう風に考えていたかっていうと、
例えば有機農法とか自然農法とか、
他にもないない農法とか、
この肥料を使ったらこういう風になるんだとか、
こういう理論に基づいてやればいいんだとか、
いろいろ提示されている農業をするためのメソッドというか。
有機だったらブロフとかね。
そう、ブロフ、理論とか。
そういうので、そういうのを自分が農業する前だったんで、
それをどれにしようかなって考えたんですよ。
なるほど、自分は何を選択するのか。
観光なのか、自然栽培なのか、有機栽培なのか、
それとも他のジャンルなのか。
そういう風に自分は何かを今選ぶ段階だと思ったんですよ。
でもその時先生が一番大切なことは観察なんだよって言われたときに、
感じたことっていうのは、
何か、もう例えば、何て言うかな。
全然ゆっくり考えていいですよ。
もう何か正解があると思ったんですよ。
はいはい、答えがあって。
最初にもう、
例えば自然農法っていうのをやればこういう風にできるはずで、
有機農法だったらこういう風にできるはずで、
そのゴールに向かってどのように辿るか。
できないっていうことはおかしいと思ったんですよ。
できるはずだから。
でもその時に思ったのは、
結果みたいなものが保証されていることっていうのは、
それ自体が怪しいなっていうか、
そこ自体全然最初から疑えるもので、
もうちょっと理屈が先行するんじゃなくて、
理屈っていうのかな。
事業計画みたいなものですよね。
そうです。
この栽培でこんぐらい取って、こう目指しています。
そうです。そういうのが、
ちょっと言葉があの時喋ったよりもすんなり出てこなくて困ってるんだけど。
ゆっくりでいいですよ。
何て言うかな。
ちょっとカットしてもらった方がいいかな、考えるって感じ。
全然カットしないです。
考えるのもやっぱりポッドキャストの意味。
自分が自然農法とかすごい好きだったんですよ、もともとが。
この後話しますけどね。
自然農法の本とか読んですごい好きだって。
ここに答えが書いてあると思ったんですよ。
書いてありましたよ。
実際は書いてあります。
書いてあって、ただ書いてあるけど、
だから必ずこうできるはずなんだと思ったんですよ、農業って。
そういう見方をしているもんだから、
もう答えは確定している。
できる。こうやったらできる。
あとは学ぶだけだ。
やり方を学んで答え合わせをしていく。
できないときは自分が悪い。
なるほど。
自分が悪い。やれなかったのは自分が何か間違っている。
でもできるはずなんだと思ってた。
だからそういうふうな物事の考え方で農業に向かってたんですよ。
でもそれが観察することなんだよって言われて、
そうじゃない可能性があるってことに気づいたんですよ。
答えがないんだけど、
一つ一つに積み重ね観察をして物事を見ていく。
こうに違いないとか、こうあるべきとか。
そういう思考回路で思って自分が農業に対して望もうとしてたんだけど、
そうじゃなくて、
べきとかそうに違いないとかいう感情を排除して、
そこにあるそのままの物を観察して、
つまりこういうことがだっていうことを自分自身が見出さないといけない
っていうことをその先生に教えてもらったような気がしたんですよ。
で、これがね、その後農業を始めてやっていく段階で、
どんどん先生の言ったことの方が本当だっていうふうに、
どんどん感じていく感じがあって。
具体的な経験とかあれば?
具体的な経験っていうとね、
具体的な経験か。
具体的に言うとなんかあるかな。
具体的に言うとね。
なんかいろいろ失敗するじゃないですか。
そこから学んでいくみたいな感じですかね。
そうですね。
なんていうかな。
で、まだその1年間の研修では、まだこう半信半疑というか。
なんていうか、もっとファン、
ちょっとこれ適切じゃないかもしれないことを言うんですけど。
いいです。全然いいです。
例えば、僕最初農業始めた時にナスを作ったんですけど、
観光栽培の普通に化学肥料とか農薬とか作るナスと、
有機栽培もやってみようと思って。
有機肥料と殺虫剤とか殺菌剤とかまかずに作るナスと、
両方作ってみたんですよ、最初。
それ自体で完全に観光栽培の方がたくさん取れるしって、
この有機栽培の方は伸びも悪いし、
あんま収量が取れないな、虫もつくな、ダニがつくな、
そういう風に収量差があるな、品質に差があるなとか、
それは観察によって普通に目の当たりするわけですよね。
これがその時に、別の人に、全然農業を知らない人が、
有機栽培のナスと観光栽培のナスにカラスがちょっと来てて、
カラスがナス食ってたんですよ。
その時に、そういうのが起きてた時期で、
全然農業を知らない人が、やっぱり有機栽培の方がカラス食べるの?
って聞いてきたんですよ。
完全に有機栽培の方がうまいっていうことを仮定して。
うまいし、自然であるものの方をカラスは食べるはずだみたいな。
価値があるんだみたいな。
層に違いないとか、層あるべきだとか、その人は思ってるわけですよね。
一般の人は大体みんなそうですよ。
ほぼ100くらいですよ。
でも別に関係ないんですよ、カラスがナス食うのは。
全然関係なくて。
全然食われますもんね。
何が一番影響してるかっていうと、電柱から近いところが食われるっていうのはそれだけだったんですよ。
それやっぱり見て分かったってことですよね。
それ分かったんですよ。
今まで分かんなかったけど。
でもその人から、やっぱり有機栽培の方がカラスが好きなのかなみたいなことを言われたときに、
ちょっと忘れたものをハッて思い出したんですよ。
俺やん。
前の俺だと思ったんですよ。
そういう姿勢で農業に臨むと、
やっぱ有機栽培のナスの方がカラスに食われるべきとか、
カラスに食われるに違いないとか、
思いながら農業してたんだろうなと思って。
でも自分はそうは思って農業してないんですよ。
それは先生がやっぱり、
もう観察だけするんだよと。
そこに自分の願望とか、
思想とかは入れないで。
入れないで観察するべきなんだよってことをやっぱり教えてくれたから、
その時に、
前までの自分ってこんなだったなって、
その時に思ったっていう経験があって。
ちょっとクリティカルじゃないかもしれないですけど。
めっちゃほっこりした顔してた。
意地悪だなと思いましたけど。
俺がいたみたいだなって。
でもやっぱその先生が優秀ですね。
農大の研修の先生ですか?
農大の研修のところの担当してた先生で、
再雇用で一遍、
じゃあ結構おじいちゃんですか?
おじいちゃんでしたけど。
やっぱベテランの感じですね。
それも他にもあった。思い出した。
自燃所を栽培する試験っていうのをやったんですよ。
パイプと袋みたいなのをトタンとかいろいろと組み合わせて、
どうしたらいい自燃所が作れるかっていうのを試験したんですよ。
一回自燃所って分かんない人いるかもしれないんで、
ちょっと説明してください。ごめんなさい。
ヤマイモの野生種みたいなものです。
体に良さそうなやつね。
そうです。粘りが強くて。
その自燃所をパイプとかに沿わせて、這わせて、
真っ直ぐでいい自燃所を作る。
真っ直ぐなやつ。
そういういろいろ試験して、
僕、試験する前に、
僕がちょっと担当っていうかみたいな感じだったんで、
もうこのパイプでこういうふうにやったら、
これが一番いいはずだみたいに思ってたんですよ。
なぜかっていうと、
そういう情報が入ってたんですよ。
今このトレンドは、
このトタンと袋が一番いいんだみたいな。
中にこういう土を、
山の赤土とかサバ土って呼ばれてる土とか、
これを入れるといいんだとかいうのが、
もう情報で入ってるんですよ。
それに違いないと思ってたんですよ。
でも試験したら、実際に試験したらそうじゃなかったです。
結果が思った試験結果にならなかったんですよ。
それで僕最終的に結果を発表するっていう時になって、
みんなの前で発表する時にゴニョゴニョしちゃったんですよ。
こうはなりましたけど、
もしかしたら試験の時のこれがこうだったかもしれないし、
もしかしたらこれがああだったことが影響してるかもしれないですし、
試験のやり方が正しかったかどうか、適正だったかどうか、
ゴニョゴニョゴニョゴニョとか言い出しちゃった。
そしたら先生が、
そんなこと言っててもしょうがないから、
実験の結果で出てきたものは、
それはそれとして受け止めるって言ったんですよ。
めっちゃいい先生じゃないですか。
その時に、僕その時もズドンって来て。
僕その根本的に理系じゃないんで、文系だったんで。
僕もそうです。
そういう態度みたいなのが根本的にわからなかったんですよ。
科学的な態度っていうのは。
僕もわからないですよ、いまだに。
で、そんなことやっちゃって、
その先生に、
そんなこと言っててキリがないから、
それはそれって言われて。
そういう風に教えてもらったことも、
観察だよって言われたことと相まって、
めっちゃ農業する上で役立ったなと思う。
ある種優しいですよね。
結果で落ち込むんじゃないと。
とりあえずデータとして突き刺しておけみたいな。
それはそれって言われて。
本当それは納得いかないとか、
心配なことあるかもしれないけど、
それは保留かもしれないけど、
自分の中に留めておく。
経験値として。
経験、データとして。
本当そういうことだなって。
農家の、親父とかもそうですけど、
農家の人ってそれのみですよね。
結構その感じでやってきてる人多くないですか?
そういう人もいますけど、
べきでやってる人も多いなと。
それも分かります。
理論の人とか。
まあね。
多い。
まあそうですよね。
表彰とかしてますもんね。
そうですね。
それは先生がすごくいいですね。
よかったなと思いますね。
収納していろいろやっていく中で、
その経験、観察なんだみたいなことが、
どんどん分かってくるわけですか?
そうですね。
それで分かってくるっていうか、
春の七草栽培における観察と病気の関係性
分かんないことばっかりですけど、
さっきも言ったように、
保留にすることばっかなんですよ。
分かんないんで結局。
そっか、次の年、
気候違ったりしますもんね。
はい。
でもその時に安易に、
こうに違いないとかは、
もう思わないようにします。
でも意図的に、
そういう風に心がけないと、
きっとこうだとか思っちゃうんですよ。
分かります。
すごい分かります。
でも、そうなっちゃうと失敗する。
間違ってるかもしれないと思って。
とにかく保留が多いですかね。
だからその、きっとこうだが通用しない世界以外の農業。
多分日本におけるそういう仕事の、
結構フロンティア的なところだと思うんですよ。
企業家とか、
会社員とかの人からしたら、
もう先が見えるわけじゃないですか。
こんぐらいもらって、
こんぐらいで、
こうなっておじいちゃんになって死ぬみたいな。
ところから抜けて、
マジで思い通りにいかないみたいな。
世界に行く。
結構だから、
社長さんとかお金持った人が、
農家を目指すみたいなとこは、
そういうとこなんじゃないかなと思ったりしてますね、
最近は。
失敗できるっていうか。
事業計画立てて、
こんぐらい稼ぐみたいなのが、
全く通用しない世界じゃないですか。
全くってわけじゃないけど。
施設栽培とかでうまくやればわからないですけど。
思った通りにはいかないですよね。
思った通りにいかないですね。
そういうとこが魅力でもあるし、
クリエイティブだなって感じるとこありますね、最近は。
そうですね。
なんていうか、
いいですよね。
僕大好きです、だから。
最近だとそういう事例とかあります?
こういうことを見つけちゃったぜ、みたいな。
これ、僕土分系なんで、元が。
ちょっと違うことかもしれないんですけど。
全然いいですよ。
春の七草っていうの作ってるじゃないですか。
はい、七草ラップでおなじみの。
春の七草って野草なんですよ、元が。
野草なんで、
この日本の自然環境に基本合ってるわけですよ。
自然、人間が手を加えなくても、
勝手に繁殖できる力を持ってるわけですよ。
でも野菜とかって、
人間が手を加えないと耐えちゃう。
自活できる力を持ってないわけですよ。
品種介護されちゃって。
でも野草だから、
それだけの力を持ってるんですよ。
日本の気候にベストマッチ。
でも栽培するとめっちゃ病気出るんですよ。
そうなんですね。
全然マッチしてないじゃないですか。
なぜかっていうことに、
最近18年、18回七草栽培してきて、
こういうことなんだっていうのを
最近気づいてきたことっていうのがあって。
ぜひください。
なぜ病気が出るかっていうと、
まずは肥料をやると病気出るんですよ。
それはなぜですか?
多分軟弱に育ってるんだと思うんですよ。
ゆるい環境でみたいな。
春の七草を栽培するから、
大きく作りたいなと思うから、
一つの株からたくさん取りたいなとか
そういうふうに考えたりするから、
肥料をやるんですけど、
肥料をやるとやっぱ病気が出やすくて、
肥料が少ないとやっぱり病気出にくいんですよ。
肥料が影響してるなっていうのが、
病気と関係性があるなっていうことが分かるんですよ。
病気っていうのは、今言ってるのは
筋核病って言うじゃないですか。
どういう病気ですか?
カビがついて、腐ってくるというか、
溶けるような腐り方する。
冬に出るような病気なんですけど。
なんか雨がいっぱい当たった感じになる。
雨でも感染します。
あと寒さでも、
暑い時期は発生しないですけど、
結構寒さも関係してますね。
寒い時期に出るなって。
湿気が高い時期に出てくるんですけど、
野生状態だと葉箱草っていう草に、
筋核病が発生してる野原に、
もうゼロじゃないかなと思うんですけど、
でも栽培するとめっちゃ出てきて、
でも栽培すると葉箱草が、
野生だとこんなものなのが、
栽培するとこれくらい作ってるんですよ。
ひとかもう。
ひとつの種から。
野生だとこれくらいじゃないですか。
ちっちゃいけど強いみたいな感じですね。
そうです。
これくらいだと病気に強いんですよ。
全然病気かかってない、野生だと。
でもこれだけにすると病気に出るんですよ。
軟弱とかになってるのかなとか、
あとこみ合う、枝がこみ合うとかもあるかもしれない。
風通し、湿気の問題もあるかもしれない。
肥料をやると、とにかく起きる現象としては、
肥料をやると病気が出るなって思うんですよ。
あとは、こみ合うと。
密植っていうか、
野生だと箱草って密植で生えてるんですよ。
そこがてんてんとしてるってこと?
てんてんとしてる。
あれちっちゃいタンポポみたいな、
ホウシみたいな種が飛んで、
かなり広い範囲に拡散していく植物で、
一箇所に種が固まって落ちてるとか、
ほとんどないんですよ。
だからポツンポツンと生えるんですよ。
広い範囲で。
だけど栽培するから、
一箇所にガチガチっと植えるじゃないですか。
みんなで一緒にね。
ガチガチってやると、
発生した金格病がブワーッと
隣にブワーッと広がってくるんですよ。
そうですね。
ほんとにほっといたら
ハウス1棟全滅レベルでギューッと広がってくるんですけど、
なんだ、こみ合うと近くに植えると
病気が広がるんだ。
これも観察してると分かるんですよ。
つまり肥料をやって近くに植えると
病気っていうのが発生して、
そうでなければ発生しないんだっていうのを
野生のものと栽培のものを見比べて
分かってくるんですよ。
最初に問われた問いとちょっと違うかもしれないけど。
全然その通りだと思います。
根本的に農業って
でかくしていっぱい取るってものじゃないですか。
理想ですね。
いっぱい取る。たくさん食べたいから。
たくさん栄養カロリーとか
そういうのを摂取したいから。
一つをでかくしたい。
少ない労力でたくさん収穫したいから
たくさん植えたい。
根本的に農業の始まりが
農業を始めようとした人間の動機そのものが
病気と密接に関わってるってことが分かってるんですよ。
うわ、おもろ。
めっちゃおもろいですよ、その説。
そうなると
逃れられないって思ってるんですよ、僕。
そっか。
なんとか病気発生させないようにしたいって
それすれば分かるんですよ。
医療をやらなくて
素にすれば発生しない、広がらないんですよ。
もうそれは分かるんですよ。
それはそうだと。
でも農業だからと。
そうですね。
そうだ。
めちゃめちゃおもろいですね。
逃れられないと思って
こういうのを観察して
都市と地方、人間のブルース:観察から見えた普遍性
これちょっと文系的な観察の仕方と混ざってるんですけど
いや、全然いいですよ。超おもしろいですよ。
そういうことを最近
ああ、こういうことなんだな。
つまり農業ってこういうことなんだなっていうことと
それリンクさせて
ああ、合ってんみたいな。
だから農薬も使いますしね、みたいな話になってくるわけですね。
そうそう。
農業だしな。
農業だからって。
そっか。
普通にこの話にしてたら
それはそれは元気だよなみたいな。
それは病気は発生しない。
密集してないし、肥料もあげてないし。
肥料もあげてないから。
で、ちっちゃいし
めちゃめちゃ労力かかるし
そうなんですよ。
商売ならないよね。
商売にして
国民をね、やっぱり
食わせなきゃいけないから
みたいなことを考えた時に
どうしても
くきゅってなるしかない。
そうなんですよ。
集団で教育するしかないみたいな。
そしたら軟弱になるよね。
たぶん人間の生態とかもきっとそうだと思うんですよ。
人間が都市に集まるじゃないですか。
うん、集まる、集まる。
で、何か効率よく暮らそうとか思うじゃないですか。
根本的にそう思った時点で
病気とかから逃れられないと。
うつ病とかね。
うつ病とか感染症とかから。
コロナとかね。
コロナとか。
それはちょっとね、結構クリティカルかもしれないです。
めっちゃ面白いですよ、その論。
うーん、でもじゃあ
そうにすればいいのか。
そうですね。
まあ
疎開させればいい。
じゃあ、何か収穫量?
収穫量って何なのか。
人間の収穫量って何なのか分かんないんだけど。
GDP?
体力とかじゃないですか。
いや、お金じゃないですか、お金。
お金を生み出すじゃないですか。
お金をたくさん生み出す。
そして
お金だ。
効率よく金を生むためには都市に。
都市に集まった方がいいって決まってるんだけど。
そうするといろんな問題が生じるじゃないですか。
うん、生じる。
でも、じゃあ集まらなければいいんだと。
お金なんかいらないんだとなったら
それはそれでいろんな問題が生じてしまうから
そうもできないじゃないですか。
できない。
だから、
逃れられない仕組みみたいなのを背負ってるなって思うんですよ。
ブルースですね。
人間のブルース。
人間のブルース。
七草に見たわけですよ。
七草に見てるんですよ。
いや、めっちゃおもろいな、それ。
ちょっと待って、超おもろいですね。
そっか。
いや、なんかすげえ合点がいるんすわ、それは。
そうですね。
なんか観察っていうことの話からこれ派生しましたけど、
なんか
それは主要の最終民族でやらせておけば
健康だし、エネルギッシュだし。
病気もないし。
病気もないし、心も健康。
心も健康かもしれないけど、
そうも我々言ってられないよねっていうことで。
やっぱり国全体のことを考えたら東京にギュッて集中して
東京でバーンてやるのが一番いい。
だから農民たちも東京で手稼ぎ行ったわけじゃなくて
高度経済成長でやるぜっつって。
そっか、そういうことか。
それでやっぱうつ病とかなるよな。
あんなプラスチックご飯みたいな弁当食って。
密すぎるとやっぱダメージ受けますよ。
いや、俺も思ったっすね。
東京の人のポッドキャストとかよく聞くんすけど、
些細なことでめちゃくちゃ議論したりしてるじゃないですか。
その些細な嫌なこととかで、
すげえしゃべるんす、あの人たちって。
普通に俺らが生きてきたら、人とまず触れ合わないから
そんな思いも生まれないよなって聞いてて思うんですよね。
そういうことも関係してるのかなって思いましたね。
ほんと土から離れた人間だなと思ってますね。
そうですね。
暑さにも弱いしな。
暑さにほんと弱いっすね。
そうでしょうね。
それは面白いですわ。
観察からそこまで広げられるって多分。
教養もあるんじゃないですか、結構。
幼少期の葛藤と農業への道:破壊願望と「藁一本の革命」
いや、教養とか。
中学、高校とかの時に何してたんですか?
中学、高校?
小中高とか。
僕、そんなにその…
教養か。
教養というか、小中高とかどんなキッズだったんですか?
あー、そうですね。
こんなこと言ってますけど、
おとなしい子だったと思います。
おとなしい子?
おとなしい子だったと思います。
なるほどね。
今、HB-101の黄色のシャツを巻いて、
サングラスをして、
ラップ漫画してますけど、
なんなら地元の祭りとかで歌っちゃってますけど、
おとなしい子?
おとなしい子だったと思います。
僕の母がよく言うんですけど、
僕、5人兄弟なんですよ。
5人兄弟なんですか?
5人兄弟なんですよ。
兄が1人、弟が2人、妹が1人なんですけど、
兄弟全員なんですけど、
1回も喧嘩しなかったっていうんですよ。
え、それすごくないですか?
おとなしいんですよ。
みんなが?
みんなが。
みんなが?
みんな心がおとなしいんですよ。
それは何?親の教育とかですか?
いや、気質だと思います。
生まれながら。
でも、じゃあだからといって、
あの、なんていうか、
不満のない人間かっていうと、
めっちゃ不満をうちにためるタイプなんですよ。
それはなんとなくわかります。
なんかラップを聴いてて、
怒りがあるんだろうなっていうのが、
この人たぶん何かに怒っているんだろうなっていうのが、
すごいわかる。
その表出するっていうことが、
ただ苦手なわけなんですよ。
だからこんなことで、
ラップとか始めちゃうんだと思うんですけど、
表出できるものがあれば、
方法があればやるけど、
方法があんまり、
なんていうか、
ナチュラルでできないもんだから、
こう自己表現みたいなことが、
ちょっと苦手だった。
そうですね。
自己表現が苦手だったんでしょうね。
ただこう、
蓄えてたブルースはいっぱいあって。
蓄えるのはとにかく蓄えるっていう感じで、
あと子供の頃の記憶とか、
思い出っていうか、
僕はあんまり覚えてないんですけど、
無有病みたいになったことがあるらしくて。
夢を見てる間に何か動き回る。
夜中に起きてきて、
僕が突然起きてきて、
泣きながら起きてきて、
死にたい、死にたいって言ったらしいんですよ。
病みが。
病みすぎ。
病みすぎてるんですけど、
子供ですよ、
小っちゃい子供が。
とにかく、
なんかその話聞いても、
じゃあ、
でも兄弟が喧嘩もしてこないし、
大人しいし、
みんなとうまくやれてる子が、
夜中に無有病みたいな風に徘徊して、
死にたい、死にたいって泣きながら徘徊する。
だから、
そういう系の子だと思いますね。
なるほどね。
ちょっと、
あのちゃん的なね。
病み?
病み属性もMCGにある。
そうですね。
そっか。
でも今普通に喋れるじゃないですか。
はい、はい。
それは治ってたんですか?
治ってたっていうか、
そうですね。
そうですね。
どこで何が良かったのか分かんないですけど、
だんだん年を減るごとに、
僕は生きるのは楽になってますね。
とにかく。
子供の頃の方が、
生きづらいっていう感じはありました。
高校、大学まで行きました?
大学まで行きました。
どこ大なんですか?
僕は琉球大学っていう。
沖縄?
沖縄です。
へえ。
沖縄大学行って、何を専攻したんですか?
専攻は法律です。
法律?
法律です。
これも流れがあって、
僕中学2年の時に、
農業をしたいって思うんですよ。
はい、はい、はい。
笑いっぽんの革命っていう。
中二で言ったんですか?
中二で言ってた。
うわ、これダメだ。
中二で笑いっぽんの革命読んじゃって、
めっちゃ感化されて。
あれヤバいですよ。
もうそれ分かるんですけど、
もう破壊願望みたいなものを
貯めてるわけですよ、うちに。
はいはい、そうですね。
そんな子の中で。
みんな上手くやってるように見えて、
中で、
ぐっちゃぐちゃだな。
何もかもぶち壊したいみたいなのもあるんですよ。
子供なんですけど。
それであの本を読んで、
僕がぶち壊す方法っていうのは農業だっていう風に、
無意識で感じて、
そこに惹かれちゃったんじゃないかなと思うんですよね。
今思い返すんですけど。
ちょっと3話目で詳しくそこは聞くんですけど、
その問題の書物が、
笑いっぽんの革命っていうのがあって、
それに影響を受けて、
僕は農業高校に入るんですよ、それで。
僕は笑いっぽんの革命、
30歳くらいで読んだんで、
ある程度体型はついてたんで、
すごく客観的に読めましたけど、
なんか、
何て言うのかな、
思春期に、
トレインスポッティングを見るみたいな、
ことだと思うんですよ。
そうですね。
バカコーンみたいな。
ドラッグセックスみたいな。
バカコーンってくるじゃないですか。
それなんだ。
バカコーンってきてたんですね。
それで農業高校に入るんですけど、
その農業高校が有機農業を教えてる高校だったんで、
そうなんですね。
そっち系なんですよ、僕。
有機系なんですね。
有機系なんです。
ただ、高校2年の時に、
北海道実習っていうのがあって、
北海道に20日間、
住み込みで働くっていうプログラムがあって、
それに行って、
そしたら北海道の農家って、
小豆の草引きさせられたんですけど、
小豆の畑が、
丘があって、
丘の上の、
北海道って給料地に農地があって、
果てしなくあるイメージですね。
丘の上まで草引きしたら、
そこで丘が下るんですけど、
下ってまた上がるから、
この小豆がどこまで続いてるのか分かんないんですよ。
どこまでやねんと。
どこまでこの小豆の草引き続くのか見えないんですよ。
朝から晩までずっと小豆畑で草を抜く。
除草剤とかかけてあるから、
結構草は少なくて、
草が点在してるだけなんですよ、小豆畑の中に。
でも、それを抜きに入るっていうことなんですけど、
朝から晩までやるんですけど、
どこまで行ったら小豆が終わるのか見えないところを草引きしてて、
そこの横、ブームスプレーヤーっていう消毒?
消毒専用の機械で、
こういうのがついてて、
ノズルがついてて、
ノズルがピューピューって開いて、
ピューって開いて、
水の霧の踏むサンプルをしていく機械が、
この横の方を草引きしてる高校生の横を、
ブーンって倒れすぎてくるんですよ。
それを体験して、
僕は農薬とか絶対ダメなものだと思ってたんですけど、
でも何、除草剤も入ってんのか、
殺菌剤も入ってんのかわからなかったですけど、
何も説明もないから、
ブーンって飛んできそうだなっていう距離で、
ブーンって行くのを、
果てしない小豆の畑。
それで、あれって思うんですよ、その時に。
農業、僕が学校のちっちゃな畳1畳ぐらいのところで、
トマトを植えて、
トマトがなった。
僕は自然農法が絶対正しいと思ってるから、
肥料もやらないで、
たかやしもしないで、
そこに植えました。
待って、やっぱり自然農法でもできるんだ、
とか思ってたのが、
あれどっちが本当の農業かな。
どっちが、少なくとも現実的というか、
この世界、この社会の中で人々の腹を乱してるのは、
この小豆畑の方だなっていうのが、
その時に体験としてわかるんですよ。
なるほどね。
それで、僕はそこから足を段階的に洗っていくって感じですか?
ある種の絶望なんですかね?
ある種の絶望です、それは。
描いてたものと違った?
違ったかも。
でも一気には来ないんですよ。
でもいいかも。
でもダメかも。
いいかも。
だんだん10年ぐらいかけて足洗います。
そっち方面から。
なるほどね。
法律を学び、保険代理店を経て農業へ
僕なんかはちょっと親元収納なんで、
昔からトラクターとか乗って遊んでたから、
機械とか農薬とかは当たり前で、
農薬飲んじゃダメだよとか言われて育ってたんで、
使うもんだみたいな。
で、うちの父も完全にそっち系の人間なんで、
窒素信者というか、農薬窒素信者なんで、
そんな感じだったから普通だったんですけど、
それ確かに笑いっぽの革命で育ったらそうなりますよね。
そうですね。
それで、そこでやっぱりちょっと一変心が折れるというか、
将来農業したいと思ったんですけど、
それも自然農でやりたいとか、
自然農じゃなければ有機農業でやりたいとか思ったんですけど、
もういいかなと思って、
普通にちょっと大学行ってみようと思って、
そっからちょっと勉強して、
大学に行くことにしたんです。
法律の方に、なんで法律を選んだの?
それは僕がまだ、正しさとは何かっていう問いが結構課題なんですよ、ずっと。
笑いっぽの革命の時からずっとそうなんですけど、
人間が正しく生きるってどういうことかなっていうことに、
やっぱりすごくずっと関心があって、
正しく生きたいと思ってるんですよ、ずっと。
本質を追求したいみたいなことなんですかね?
そうですね。
本質を追求したい、正しく生きたいっていうのが一番しっくりくるかなと思うんですけど。
正しくってどういうことなんですか?
正解ってわけじゃないし、
正しいっていうのは、人として正しく生きるってどういうことかっていうことの一つの解として、
僕は最初に自然農法を見出してしまったんですよ。
ああ、そっか。あれが一つの正解だと。
そう、正解だと思ったんです。
だけど正解が…
正解じゃないと思って、どうしたらいいかなっていうことで、
その時に、
法律。
法律勉強。
絶対正義ですもんね。
絶対正義。
日本人が守らなきゃいけない。
でも法律も絶対正義とかじゃないですよ。
そういうことではないんですけど、
一応みんなが守るべきもの。
守るべきもの。
それとか、
沖縄っていうのも政治的なイシューがいっぱいあって、
例えば基地問題とか、
そういう米軍基地がいっぱいあるんで、
そういうものとかも関心があったんで、
それも正しいっていうことを考えていく上で、
いろんな材料があったんですよ。
それで僕はやっぱり沖縄で法律を勉強しようということで、
琉球大学に行くって感じですね。
普通に就職ですか?
それで通業して、
いっぺん就職しますね。
それ法律系の?
いや、これが保険の代理店に就職します。
営業ですか、じゃあ。
営業っていうか、
ベンチャー保険代理店っていうのがその当時あって、
今はあんまり言わないですけど、
新興の保険勢力っていうのがあって、
保険代理店勢力っていうのがあって、
保険のネット販売解禁なんですよ。
ちょうどあの時、IT革命って言われた時代で、
インターネットを使っていろんなものができるっていう中で、
保険の販売もできるっていうのが、
ちょうど広がった規制が緩和されてやるようになった時で、
そこの会社に入りました。
それでどういう仕事をしたんですか?
僕はですね、その時にやった仕事は、
イオンモールの中で働いてました。
イオンモールの中で歩いてるお客さんを捕まえて、
イオンモールの中にブースがあったんですよ、
保険の販売のブースが。
そこで働いてました。
全然能力じゃないんじゃないですか。
全然違います。
真逆っていうか、大丈夫ですか、それ。
また立て込んでしまう可能性。
でも、その仕事は正直楽しくて、
楽しいっていうか、
結構やりがいがあって、
結構期待されてたし、
いいようにしてもらったんで、
結構成績も良かったんですよ。
話、喋り上手いですもんね。
それで、
これは転職かもしれないと思ったんですけど、
そこから辞めますね、僕は。
1年半で。
その理由は何ですか?
父親関係。
それはですね、
それもちょっとあります。
その時ちょうど、
実家で農業を手伝うことがあって、
春の七草を親がちょっと始めてたんで。
親は有機農業だったんですよね、確かに。
親は。
どこかで聞きましたけど。
僕、うちは元々、
農家の関係じゃない関係っていうか、
親は農業をしてなかったんですけど、
脱サラして農業を始めるっていう経緯のある。
親なんですね。
親が。
親も笑いっぽん経緯ですか?
親は笑いっぽん経緯なのか、
どこ経緯なのか分かんないですね。
でもとにかく農業、
有機農業をやってました。
でも、笑いっぽんの革命が
家にあるような家なんで。
まあそうっすよね。
通ってるっすよね。
いろいろそういう農業系の本はあったんですよ。
親父もそれ同じような感じで憧れて。
憧れっていうか、
分からないからやったっていうのも
結構あると思いますね。
やってみたいみたいな。
そうだと思います。
なるほどね。
分からないというか。
だから親父はやっぱ北海道で
20日間実習は経験してないんですよね。
現実分かんないぜみたいなことが。
それに近いと思います。
だからできるんだっていう気持ちが入ってったんだ。
ここにこう書いてあるからできるはずだ。
やってみよう。
それは言わなかったんですか?
MCGさんは。
お父さんっつって。
僕は応援してました。だから親のことは。
なるほど。
頑張れよと思ってました。
中学の時とか。
そこは中学の時に、中学3年で
高校に入る段階で父親も農業始めるって感じです。
そっか。
で、その絶望するのはその後だ。
そんな後です。
僕はそっから下脱。
下脱じゃなくて何だろう。
何て言えばいいかな。
有機農業、自然農法、海外から
ドロップアウトしていく方向に行くんですけど。
海外。
海外からドロップアウトしていく方向にやっぱ。
その時親父に言わなかったんですか?
お父さん。
分からなかったです。僕は。
だからそこまでは。
できるんじゃないかとまだ思ってます。
僕が完全に足を洗うまでは10年かかってますからね。
そっか。
なるほどね。一回入っちゃうと結構出られないですもんね。
出られないです。
カルト宗教と同じなんで。
そうですね。後でじっくり話しますけど今日は。
で、普通にラリデに働いてて、
なんで農業にしたのかっていう。
それは僕はいつか農業しようと思って最初から。
そうなんだ。やっぱり戻っていこうと思ってたんだ。
僕はいつかっていうのを老後にやろうと思ってた。
なるほどね。60歳過ぎたら趣味で職場所出して。
でもいつかやろうと思って。
で、僕その会社の面接とかでも
自己実現するために将来は何やりたいですかって言って
将来は農業やりたいですって僕も面接するときに答えてるぐらいなんで。
ただ老後かなくらいに思ったんですね。
安定は話したくないみたいな。
安定はっていうからできないと思ったんですよね。
普通に。
でもそれができないと思ったんですけど
実家に帰った時に両親が春の七草の栽培を始めた年で
ちょっと手伝ってたんですよ。正月に。
そうしたら意外とこれ面白いなって思って。
ちょっとまたムクムクと。
ムクムクって面白いなこの春の七草ってと思って。
で、家の中でこたつに入りながら
こたつの上でこうやって葉っぱの選別とかやったり。
こんなことやってるからけど
これもっと効率的にできるぐらいだったら
これいけるような気がするなって僕ちょっと思ったんですよ。
仮説が立ったというか。
仮説が立った。
七草だったら農業できる可能性あるなと思うので。
で、それがずっと頭の中に引っかかったんですよ。
それで農業、七草でこんな風にやったら農業できるな。
サーリーマンやりながら考えるようになって。
スイッチオンになっちゃって。
それでちょうど上司から怒られたタイミングで
お前は本当は何がしたいんだみたいなこと言われて
僕本当は農業がしたいんですよねって言ったら
普通に僕素直っていうか常識がないところがあるんで
普通にそういうふうに答えちゃったんですけど。
お前何がしたいんだって言って
僕農業から言ったら畜生だろみたいな。
期待されてることはなかったみたいなんですけど
そしたら上司もいい人なんで
やりたいことがあるなら今すぐやったほうがいいですよって言って。
それで僕めっちゃまたちょっと常識がないところがあるんで
本当だと思って。
いつかやろうと思ってるなら今やったほうがいいに決まってるじゃんと思って。
そりゃそうですわ。
そりゃそう。
それで分かりました。
じゃあ辞めます。
その場で即答して。
そんなことある?
その間上司との面談終わって
本社に電話して辞めますって。
農業やりたいので。
農業やろうと思うんで。
それで辞めましたね。
面白いな。
素直なんですね。
一生やろうと思ってたのに一瞬で辞めました。
パンチラインじゃないですか。
一生やろうと思ってたのに一瞬で辞めた。
これリリックに入れれますね。
やばいな。
それで一年間研修行くわけですね。
そこから一年間研修。
そこはやっぱり偉いですね。
脱サラですぐ始める人いるじゃないですか。
けど一旦研修送っているのが僕もすごい大事だなと思います。
そうだと思います。めっちゃそれ役立ちましたね。
だって他の仕事と一緒で
農業研修と成功例の観察、そして独立就農
他の仕事って一応試験っていうか研修じゃなくて
資格とか取るじゃないですか。
資格取ってから始めるみたいな。
でも資格取るための勉強とか
農業をしたい人ってあんまり聞いたことないっていうか。
俺でも誰でもできそうみたいなイメージはあるから
ポーンって言っちゃうけど
やっぱり一年間研修でとかは
すごい僕はいいと思うんですよね。
そうですね。
そこまでの段階で高校で3年間農業高校行ってるし
それで大学の間も
いつかもしかしたら農業できるかもなっていうことを考えながら
結構全国のいろんな農家に訪ねて行ったりして
お手伝いしてたんだ。
お手伝い。
もうしてる。
お手伝いない。
お手伝いっていうサービス今ありますけど
そのない時期に
セルフお手伝い始めてるんですよ。
お手伝いっていうのはちなみに
農家のお手伝いしながら旅ができるっていうアプリだった。
もう自前でやってるんですよ。
そっか、じゃあ結構農業の知識はバンバンついてたわけですね。
いろんな農家はすでに知ってて
いろんな農業のスタイルっていうのもすでに知ってたんで
さらに実家の農業っていうのも
目の当たりにしてて
うまくいってないんですけど
それも目の当たりにして
さらに研修に行ってるんで
じゃあどういう農業しようかなっていう時に
モデルにできる
これはダメだなとか
これはこういう方向はいいなとか
いろいろあったんですよ、情報が。
なるほどね。
特に良かったのは
宮崎の次年所農家に3ヶ月住み込みで働くっていう
結構長いですね、3ヶ月って言ったら。
その時にめっちゃ儲かったんですよ、この農家が。
次年所が。
誰も知らないですよね、その農家のこと。
今、農業を始める新規就農の人が
ネットで探してないですか、農業成功例とか。
ネットで成功例なんか探しても
本当の成功例出てこないです。
ネットで成功例探してこうやって腕組んで
こうやってる農家しか出てこないですもんね。
直売系とか
広告する必要がある農家だけが表に出るんで
つまりネット販売したり直販したりすれば
成功するんだとか強い思っちゃうじゃないですか。
思いますね。
でもそれは広告しなきゃいけない業態なんで。
だから広告でネット上に上がるだけで
本当の成功例、農協にしか出してないみたいな
成功例の農家っていうのが存在するっていうことを
大学の時にすでに知ってるんですよ。
バチクソ儲かってるなこの人。
でもその人が儲かってることを
ほんのその人の家の周りの
半径何メートルの人しか知らない
っていう農家が存在するっていう。
だからちゃんとした企画のものを
効率よく大量に作るっていう。
一番強いパターン。
それだけの農家がバチクソ儲かってるとか。
ぶっちゃけ僕もECやってますけど、
キチイっすよ。
キチイっていうかめんどくさい。
すごいめんどくさいし、
なんか広めなきゃいけないし。
始めてもすぐ注文くるわけじゃないですか。
そうですよね。
乗っかったらそれももちろんいいんですけど。
あとちょっと昔前に流行った
加工品作りましょうみたいなムーブメントも
地獄じゃないですか。
始めてしまったら。
あれはまずいね。
加工品はまずい。
農家は職人技術だから
しっかりしたものを作って
販売はJAみたいなのが
一番効率がいいというか
精神的にも安定するっていうのがありますよね。
で、バチクソ儲かってる人だっている?
いるいるいる。
乗らねーベンツとかね。
全形対策で買ったんかみたいな。
ジープかベンツか
レクサスか。
絶対軽バンだけどね。
軽トラだけどね普段。
ボロボロの軽トラ乗ってるおじちゃんなんだけど。
なんかシャッター開けたらやばいの。
眠ってるっていうのいますよね。
あるんすよ。めちゃくちゃあるんすよ。
それわかるな。
そういうので研修行って始めて
じゃあすぐ始める時は品目絞ってたんですか?
ナナクサとトウモロコシだっつって。
最初はナナクサとナスで始めてました。
ナスで始めたんだ。
どっちも割と少ない面積で
売り上げが上がる品目なんで
そういう視点で持って。
最初から200ぐらいだったんですか?
どんどん広げてたんですか?
最初は5ターンぐらいですね。
5ターンだ。
結構しんどくなかったですか?
結婚して始めたんですか?
そうです。ちょうど結婚するタイミングです。
アグリミュージックレディを聞いたの?
会社を辞めた翌々日ぐらいに結婚式があげてるんですよ。
MCG、ヒップホップすぎる。
でも僕は全然わからなかった。
それがおかしいって全然わからなかったんですよ。
常識がなくて。
そっか。MCGさん結構素直で
割と常識が欠欠してるところがあるんで
わからなかったんです。
なるほどね。
それで結婚して始めちゃって
MCGさんの人生を語るアグリミュージックレディ
っていうのを聞いたんですよ。
ありがとうございます。
めちゃくちゃ辛くてみたいな。
辛かったですね。
孤独でみたいな。
そうですね。
最初はだから辛かったですね。
最初の3年は一番辛かったですね。
それは基本的に収入がないみたいな。
収入も少ないですけど
とにかく朝から晩まで働いたんですよ。
3年間。
もう全く休まずに。
パトカーも入れないで。
パートさんもちょっと入れてますけど
それプラス朝から晩ですから。
なるほどね。
働きすぎるとやっぱりこう
なんかちょっと調子狂ってくるんですね。
僕もその感覚はノンファンキーあります。
それが3年間ってなると
多分俺だったらうつ病になっちゃうんですね。
僕1年目でやっぱ絶望したんですよね。
1年目の確定申告っていうか結果が出て
1年目で所得が180万くらいだったんですよ。
年間の朝から晩までフルで働いて。
今まで出したことのない力を振り絞って180万だったんで
その時に思ったのが
これが人生の最高金額だと思ったんですよ。
人生の最高金額。
なぜかというと来年はこんな頑張れない。
どんどん頑張れなくなっていくのが目に見えたんで
体力自慢ですね。
体力自慢だけどフルで体力を使ってこれだと。
これってことはこれから毎年下がっていくと思ったんですよ。
普通に所得も売り上げもどんどん下がっていっちゃうな。
ピーク180って思ったんですよ。人生のピーク。
人生のピーク180。
ジューと思ったんですよ。
全然そんなものなかったんですけど実際は。
どんどん上手くなったり上達したり効率化したり
どんどん進んでどんどん上がるんですけど
その時はそう思ったんですよ。
それを3年間もう限界もう限界
ちょっとずつ上がっていくんですけど
これが限界っていうのを3年間繰り返していくんで
辛かったですねその時は。
ずっと模索ですか?ずっと模索というか。
そうですね模索はしてますね。
でも割かし作る品目とかはブレてないですね。
最初からナナクサとナスで。
5年目にナナクサとトウモロコシに変えますね。
でもナナクサは結局最初に見定めた品目はずっと続いてますし
ナスからトウモロコシに途中でスイッチしますけど
それもナスが悪かったわけではなくて
管理する受け取っている面積が増えちゃったんで
ナスで管理できないっていうので
面積こなせるトウモロコシに移るみたいな感じだったんで。
それで今日来る時僕2時半くらいに家出たんですけど
MCGの人生を聞きながら来たんですよ。
夜まで作業してて、モロハを聞いて泣いてるんですよ。
泣いてたんですよ。泣きながら仕事してたんですよ。
その話を聞きながら、俺もモロハを聞いて泣いたっす。
泣いちゃってたな。
あの歌はすごかったっすよね。
泣いてたんだよな。
俺も泣いたっすよ。
でもなんで3年もできたんですか?
農業辞めてもいいわけじゃないですか。
父への怒りと農業への復讐、そして安定と幸せ
なんで続けてたのかなと思って。
やっぱり僕は怒りかなって思うんですよ。
何かが。
エネルギーはやっぱり怒りのエネルギーですね。
怒りってめっちゃ力出ますもんね。
力出ます。
アノちゃんも言ってました。復讐だと。
復讐でやってきたんです。
めっちゃわかります。
アノちゃんが言ってるにめっちゃわかるんですけど。
僕の怒りっていうのは2つあって
2つの言い方があるかなと思っていて
1つは父に対する怒りですね。
その有機農業を脱去して有機農業を始めた父なんですけど
やっぱ上手くいかなくてあんまり。
栽培するのも上手くいかないですし
何より経営していく。
稼ぎを出していく。
それがやっぱ上手くいかなかったんで。
で、だから本来だったら
辞めた方が良かった。
どっかで辞めるべきだったんですよ。農業。
でも父がアルコール依存症になっちゃって
うちの父も成り欠きましたね。
で、やっぱ昼休みとか朝とか飲んじゃうんですよ。
飲んでた。うちの父も飲んでた。
もう判断能力がというか
決断能力みたいなのが欠落してくるのかわかんないんですけど
辞めるっていう決断もできないんですよ。
農業とお酒も?
お酒もそうですけど
農業もどっかで見切りをつけないといけないところを
農業も辞めないまま続けちゃうんですよ。
で、酒でごまかし続けるんですよ。
うまくいかないことを。
子供もいるしね、手前プライドもあるだろうし。
そうですね。
プライドあるけど負けちゃうから酒飲んじゃうんですよね。
それに対して僕やっぱ怒っちゃって。
だから僕今収納したのは実家の近くで収納してるんですけど
だから父親と一緒に農業をするっていう選択肢もあったんですけど
結局父、両親と一緒に農業をするっていうのは
これやばいなと思って。
めっちゃストレスだと思います。
めっちゃやばいなと思って。泥船だし。
沈む船だったんで。
空き缶いっぱい転がってるしね。
そうです。だから別経営で始まるんです、会計。
それめっちゃいいと思います。
近くなんですけど。
借地を借りて。
それは本当に良かったなと思うんですけど
だからその、で、父親と近くで農業をしながら
父親がどんどんどんどん追い詰められてるのを横目で見ながら農業するって感じなんですよ。
もう間もなく辞めちゃいました。
辛いですね。
辛いです。
でもそれが辛いっていうことが自分の中でどういう感じになってるかっていうと
やっぱり怒りなんですよ。
なんでこうなんだっていう。
なんでやってんのと。
なんで。
もっと早く辞めろよと。
もっと早く辞めるというか
自分の人生にちゃんと責任を負うんだと思ってるんだよ。
アルコールでごまかすなと。
息子がね、親父に対してそのふうに思って
そういうふうに自分がさ、親に対してそう思ってることにも自分自身も傷つくし。
なんかね、悔しいっていうかね。
悔しい、悲しい。
なんでお父さんそんなブルース抱えたんですかね。
何があったんですかね。
うちの親父は婆ちゃんなんですよ。
婆ちゃん。
婆ちゃんが朝から晩まで親父にずっと命令してる状態だったんですよね。
あれしろこれしろ。
で、お父さんも好きな趣味とかあったんですけど
全部辞めて農業しかしてない。
で、婆ちゃんにずっとコキ使われてるみたいな。
やらなくてもいい品目をやらされてる。
でも自分のやりたい品目もあるとか。
で、自分のやりたい品目も全部婆ちゃんに潰されてきたみたいな。
のがあってもアルコールに行くのはわかるなって思いましたね。
子供3人も育ってくれたけどみたいな。
そのブルースはかなり見えた一緒に。
うちの父だったら多分僕からすると母。
夫婦関係がありそうな感じがしますね。
うちの母はやっぱりちょっと。
うちの父はめっちゃ優しい人なんですよ。
優しいというか親切というか常識人なんですよ。
母はネジが1本飛んでるんですよ。
破天荒です。
ちょっとわがままというか。
わがままです。
母の方がわがままだし、
共感性とかちょっと低いところもあるし。
優しさとか欠落してるところもあるし。
世間知らずに受け継いでるみたいな。
そういうところです。
僕も受け継いでるんですけど。
でも気が優しいところが父に似てるかもしれないですけど。
そういうのもあるかなと思いますね。
その父に対する怒りが転じて、
僕は農業をすることによって農業に復讐しようと思ってるんですよ。
おもろ。農業に復讐。
父をあんなにしてしまった農業を、
ぶっ殺したいと思ってるんですよ。
なんでですか?今?
今はそうは思ってないですよ。
3年間というのは何をしようとするかというと。
3年どころじゃないですか。
もう5年10年くらいあったかもしれないですけど。
ぶっ殺し方っていうのは農業を攻略するという意味で。
農業で稼ぐってことです。
で、ぶっ殺して成功だ。
農業で稼げば復讐完了です。
なるほどね。あのちゃんぽい。
めっちゃあのちゃんぽい。
あのちゃんも有名になることで、
いじめられっ子たちに復讐を完了したんですけど。
日本武道館で。
わかるな。
MCGの復讐は農家で稼ぐこと。
でも復讐ってめっちゃ燃料になるんですよね。
めっちゃ燃料になりますね。
それで3年間耐えたんだ。
それは親父さんもいて相まって、それで復讐。
あともう一つは何ですか?
今のが怒りです。
親父の怒り?
親父への怒りと農業への怒り。
その動機で農業やってるやつ初めて聞いたわ。
こんな農業大好きですみたいな。
のけらっとしてる。
それは愛と憎しみっていうのは表裏一体なんですよ。
だからあんなラップできんだ。
結局ラップの内容聞いててもトゲがあるし。
農業を底抜きに好きだとか、
そういうのはもともとは好きなんですよ。
でもやっぱり憎いし。
でも憎いけど、やっぱり愛してるし。
恋人じゃん。農業恋人じゃん。
初めて聞いたっすわ。
あんま言ってなかったっすよね。
初めて聞いたけどめちゃくちゃ面白い。
農業を憎んでてそれを復讐してたんだ。
そうですね。
今は結構所得も安定してると思うんですけど。
そうですね。
復讐は完了しました?
復讐は完了しました。
いつぐらいで完了したんですか?
僕が一番、いつぐらいかな。
去年結構大台に乗って、
それでもうだいぶ去年、
その前からもう10年目ぐらいで一遍。
経営はやっぱり上手なんですね?
技術とかそういう面で。
そうですね。10年目ぐらいで、
いくらぐらいいったかな。
10年目でサラリーマン並みぐらいになって。
月30万ぐらい。
そうですね。
でもやっぱり経費とかも経費に入ってるから燃料代とか。
結構豊かな感じですよね、そうすると。
国保とかだし。
思って出てくるんですけど。
でもしかも税金も国に納めるようになって。
そうですね。
家族も困らないぐらいになって。
やっぱり安定すると怒りもなくなって。
でもそれは、その時思ったんですけどやっぱり、
怒りこのまま行くこともできるなと思ったんですよ。
でも、怒ってたら幸せになれないんですよね。
もう満たされてきてるはずだから、幸せになりたいなと思って。
シンプル。シンプル幸せになりたい。
幸せになりたいなと思って、もう怒りはやめようって思いました。
でもラップでは結構怒ってるじゃないですか。
あれは怒ってます。
ラップ、リリック書くときは怒りが湧いてくるんですか?
そうですね。
でもまぁ怒ってるって言っても。
当時ほどではない?
怒ってるって言ってもこれはちょっと違うんですよね。
これはちょっとヤバいです、ここからは。
ヤバいですか?
ヤバい話になっちゃうんで。
次回しましょう。
次の回で。
言えるかな?これヤバいんだよな本当に。
自分で考えて。
何に怒ってるかっていう話が。
うんうん、ラップで。
それ次回ですね、ラップの話するんで。
はい、すいません。
今普通に経営できてて、結構幸せな感じですか?
そうですね、不満なし。
もう一回勇気やろうとかは思ってないですか?
もう一回勇気やろうとは今は全然思ってないですけど、
それこそ、やらざるを得なかったらこうするんだろうなとか思ったりします。
なんかお試し補助とかでやったりしたんですか?
今はやらないですね。
まだいいかな?みたいな。
いや本当に費量が高くなったり、高くなったりしたら、
どんどん減らしていく方向に考えないとなとは思いますけど。
できる腕はあると?
勇気でですか?
今すぐでもできないことはないんですけど、ただ収益性が劣っちゃうんで。
そうですね。
そんな感じで結構おもろかったんですけど、まとめに入ります。
いやすごい人生だな。
右に行ったり左に行ったりですね、話が。楽しいです。
今後、農業がこうなっていくんじゃないかみたいなことって思ったりします?
今ちょっと、例えば久松さんの指針書で二極化する農業みたいなこと言われたり、
米が高くなってきたり、肥料農薬機械全部高くなってきてるみたいな中で、
あと処理がいなくなってるとか、そういうことを含めてこんな感じになっていくんじゃないかなみたいな。
で、俺はこうサバイブしていくぜみたいな。
やっぱ農業って不安定なんですけど、安定した仕事だなと僕は思ってて。
というのもやっぱ需要がなくならないっていう。
そうですね、一生。
だから一生の見立てが立つんですよ。
他の仕事だったら一生、あと50年とかあと40年の見立てってかなり難しいと思うんですけど、
農業だって、年によって変動はもちろんかなり大きい変動はあるんですけど、
でも一生で見ると、むしろ変動が小さいんじゃないかなと思ってて。
変動が小さいって本当幸せだなと思ってますね。
確かにね。
不安がないんで。
収入が安定してしまえば。
そうですね。
みたいなところがありますよね。
だから、僕も割かしいろんなものの設備投資もしてきて、
安定したところに来てるんで、
それなりに時代に今後も合わせていけば、
必要な技術とかテクノロジーとか、
そういうのを必要なときに必要な分導入して、
必要な変化に必要に対応していくだけで、
別に40年くらいいけそうだなみたいな。
確かにね。
その感覚は既にあるんで、
臨機応変に必要なものをやっていくとしか思ってないですかね。
こうあるべきをやっぱりやらないで、臨機応変にやっていくということですね。
そうですね。
このままでいいならこのままでいるし、
このままじゃダメなら変わるし。
確かにね。
めちゃくちゃ有機の需要が高まってきたらそっちもいけますよ。
そういうこともあり得るかもしれませんね。
有機の需要が高まるというか、
たぶん資源不足とかの可能性。
単純なガソリンありませんとか。
そっちの方があり得るみたいな気がしますけどね。
有事になったらめっちゃ増えそうですよね。
そうですね。
そうせざるを得ないから。
必要ないとかになったらもうやらないでやるしかないじゃないですか。
そんな気がするな。
そしたら必要に駆られてどうしてもやりますよね、みんな。
そうだね、今豊かだから別にやらなくてもいいのか。
僕は豊かならやらないでいいんじゃないかと思いますけどね。
そうですね。
僕はですけど。
お父さんは今調子どうなんですか?
調子ですか?
お酒はやめましょうか?
お酒はやめれないですね。
やめれない?
やめないです。
お酒はやめないですね。
でももう70歳超えてきてるんで老後ですね。
老後ですね。
またポッドキャストとかやらないですか?
僕ですか?
ちょっとやれないかも。
発信がだるいみたいな?
なんかインスピレーションというか、
そういうバチッとくるものが今ない感じですか?
ラップ?音楽も?
音楽の方がまだありますね。
やっぱり音楽で表現してる方なんですね。
アーティストタイプというか。
そうですね。
音楽はまだまだ作りたいなと思ってます。
僕MCGさん見てて、声質とか発言とかを見てて、
ちょっとスター性があるんですよ。
僕の中ではですよ。
スター性。
スター性があって、話せる農家みたいな人だと思ってるんですよ。
話せる農家。
でも本当自分のことしか話せないです。
自分のことをしっかりと話せる農家。
自分のことが話せない人がいっぱいだったじゃないですか。
その中で話せる農家みたいな人たちが今、
ボンボン出てきてるような気がするんですよ。
農家意外と人材豊富ですからね。
そう。
僕はそういう人たちをインタビューしたいっていうのがあって、
このポッドキャストを始めてるんですけど。
そういう人たちで、団体は嫌なんで、ゆるいまとまりみたいな。
ゆるい連帯を作りたいみたいな。
ゆるい連帯というか、お前も喋れるよなみたいな。
あんまり、そうですね。密度が。
病気になっちゃうから。
密度が高いと。
全国にいるはずなんで、そういう人たちを発掘していきたいですよ。
話せる。言葉がしっかりとある農家さん。
いいですね。
ということで、MCGさんに話を伺ったんで、第1回はこの辺で終わろうと思います。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
01:19:19

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