部下を変えたくなる上司の心理
おはようございます、フユコです。 境界線シリーズ第4章では、職場をテーマに、仕事中で見えなくなりやすい境界線について、一緒に考えています。
はい、先週金曜日ですね、前回は上司の期待を背負う人というテーマで、 期待は背負うものではなく、受け取るものだというお話をしました。
今日はその続きです。 タイトルは、部下を変えようとしてしまう理由、です。
最初にお伝えしたいことがあります。 今日のお話は、管理職の人や先輩、
そんな方を責める話ではありません。 むしろ、部下のことを真剣に考えている人ほど、聞いていただきたいお話です。
今日の結論です。 部下を変えたくなる理由は、部下のためだけではありません。
自分が困りたくないからです。 例えば、何度言っても報告がない。
同じミスを繰り返す。期限を守らない。 そんな部下がいたら、
多くの上司は注意をすると思います。 ここまでは当然のお仕事ですね。
でも、何度伝えても変わらない。すると、だんだんイライラしてきますね。
何故わかんないだろう。何回同じことを言わせるんだろう。 ちゃんとやってほしい。ちゃんとやってほしい。
そんな気持ちにもなります。 ここで一度立ち止まって見ていただきたいのですが、
本当に苦しいのは、部下が成長しないことなのでしょうか。 それとも、部下が変わらないことで自分が困ることなのでしょうか。
例えば、部下がミスをすると、上司である自分が謝ることになる。
取引先から信頼を失うかもしれん。 チームの評価そのものが下がるかもしれん。
自分の仕事が増えるかもしれん。 つまり、部下を変えたい気持ちの中には、自分が困るという気持ちも入っているはずです。
これは悪いことではありません。人間なので当たり前のことですね。 ただ、それに気がついていないと、いつの間にか
部下の成長のためっていう言葉の中に自分の都合が混ざり始めます。 なので境界線が必要になるんですね。
上司と部下の課題の分離
上司の課題は、教えること、伝えること、フィードバックすること、育つ環境を作ること。
でも、学ぶかどうか、変わるかどうか、行動するかどうか、これは部下の課題なんですね。
もちろん、責任者として指導は必要です。改善を求めるということも必要です。
でも、変わる責任まで背負うと、上司も苦しくなります。部下も苦しくなります。
私は、人は変えられで変わるということはできないと思っています。
本当に変わるのは、自分で必要だと感じた時なんですね。
なので、上司の役割というのは、部下を変えることではありません。
部下が自分で変わろう、そう思える関わりをすること、そこではないのかなと思っています。
境界線とは、人を遠ざける線ではない
ここで今日の問いです。
最近、なんとかこの人を変えなくちゃ、そう思った人はいましたか?
その時、あなたが守ろうとしていたのは、本当に相手の成長だったのでしょうか?
それとも、自分が困らない未来だったでしょうか?
今日は、部下を変えようとしてしまう理由についてお話ししました。
明日は、責任と介入が違うというテーマです。
責任を持つということと、相手の人生に入り込みすぎること、この二つはとてもよく似ています。
でも、実は全く違います。
職場でも家庭でも、大切になる境界線について一緒に考えていきましょう。
最後に、このシリーズで一番大切にしたい言葉を置いて終わります。
境界線は、人を遠ざけるための線ではありません。
相手の人生を相手に返し、自分の人生を自分で生きるための線です。
その境界線があるからこそ、人は依存ではなく信頼でつながることができます。
それでは、今日もあなたはあなたの人生を、お相手はお相手の人生を、
その境界線を大切にしながら、依存ではなく信頼でつながる一日にしましょう。
それでは。