1. ふて寝するほど話したい ~システム開発の本音~
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2024-11-18 17:59

第14回「システムの営業はどこまで技術を知っておく必要があるのか」

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第14回目のテーマは「システムの営業はどこまで技術を知っておく必要があるのか」

システム開発における営業職が「技術」をどこまで理解すべきなのか?

今回はゲストとして弊社のCTO(最高技術責任者)を招き、営業と技術のリアルな関係性を語っています。

▼MC :鴨志田怜

▼ゲスト:小林巧樹(株式会社プラムザ最高技術責任者 / 株式会社フェッド代表取締役)

▼ゲスト:辰巳純基

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サマリー

システム営業における技術知識の必要性について議論が行われており、営業担当者はエンジニアほどの専門的な知識は求められないが、基本的な理解は必要とされています。また、営業職とエンジニア職の役割分担についても考察がなされています。営業が技術を理解することの重要性や、そのバランスについて議論が進行中です。特に、技術を詳しく知ることとコミュニケーションのスムーズさの関係が強調されています。

ゲストの紹介と背景
ふて寝するほど話したい。この番組は、システム開発25年の株式会社プラムザが、赤坂より開発現場の今と本音をざっくばらんに話していこうという番組になります。進行は私、鴨志田と、
今日はにぎやかし役の辰巳と、
初めてゲストということで、弊社CTO、株式会社フェッド代表の小林さんです。すいません、小林さんから自己紹介をいただいてもよろしいでしょうか。
皆さま、はじめまして。小林と申します。プラムザさんのほうではCTOをやっておりまして、別で法人格として株式会社フェッドという会社の社長を代表しております。
第10回ぐらいで、うちのCTOが覆面率が高いとご紹介いただいたCTOでございます。本日はよろしくお願いします。
お願いします。
お願いします。
プラムザに入って大体どのくらいでしたかね。
そうですね。まず辰巳さんのほうにご紹介いただいて、そこからだと多分3年か3年半ぐらいは経ってると思います。
もうそんなに経っているんですね。10年ぐらいいる感じがしますけど。
態度だけが大きいのかもしれないですけど、まだ3年半という形でお付き合いさせていただいてますね。
これであれですよね。最初はいちエンジニアとして参画したけれども、手腕が認められてというか、白羽の矢が立ちCTOになったという感じですが、大体今ってどんな仕事をプラムザでされてるんですか。
そうですね。直近だと結構商談への参加っていうのが、CTO業務だと多くなってるかなという感じですね。
新しい案件の商談参加で技術的な部分の擦り合わせを行ったりですとか、あとは全体的に各事業部長さんの案件に入れさせてもらってるので、新しく開発が始まるときの技術選定であったり、他のエンジニアさんが書いたコードレビューとかテストっていうのをやることももちろんありますし、はたまた自分でコードを書いて開発するっていうこともやっております。
ありがとうございます。弊社のCTOの小林さんに来ていただいて、ぜひこの話を聞いてみたいということで、今回のタイトルはシステムの営業はどこまで技術を知っておく必要があるのかということになります。
営業だともちろん辰巳さん現状でもたくさんなさってると思うんですけども、これは辰巳さん自身も思うところではあるんでしょうか。
それを売りにする仕事ではあるので、最初に一発目の結論みたいなものをお話ししとくと、エンジニアさんみたいに事細かな知識を有している必要はないけれども、大枠しっかりと把握している必要はあると思ってます。結構必要だと思う。
それは実際にコードを書くのと、営業で使うような知っているべき技術というか知識というのはやっぱり違ってくるものなんですかね。
それで言うと、本当に専門的な話になりますけど、上流工程で要件定義ができるだとか、データベースの設計ができるぐらいは多分マストだなと思っていて、付随して例えばクラウドサービスのAWSの各名称とその機能みたいなものを知っておくべきだと思いますし、
あとはもっと言うと、我々よく開発するときはPHPという言語を使いますけれども、じゃあ今の主流はLaravel(ララベル)だよね、バージョンって大体このぐらいだよね、PHPのバージョンもこのぐらいだよねみたいな、そういったところまで多分踏み込んで話ができると、それで多分僕もまだまだではありますが、それでやっとスタート地点なんじゃないかなぐらい個人的には思ってますね。
なるほど。そう考えると、逆にコードかけるプログラマーさんが営業するっていうことは難しいもんなんですかね。
どうですか?小林さん。
ちょっと話ずれますが、小林さんはCTO、弊社のCTOなので、鴨志田も知ってるんですけども、なんで小林さんはそんな話せるんだろうっていうのはずっと前から聞くんで、何でしょうか、やっぱりお客さんの意図に沿ってと言いますか、分かる技術レベルを見極めて話すのはすごい上手いなと思ってるんですけど、小林さんはそれがやっぱり特殊なのかなっていうふうに思ってるんですけどね、どうなんですかね。
そうですね、お褒めいただきましてありがとうございます。おかげでご飯が食べられてるところはあるんですけれども、なんかでも正直自分でもこれってあんまり言語化できてない、なぜできるのかって言語化できないところもありまして、何でしょうね、経験とかが今になって生きてるのかなっていうのは自分の中ではあるんですけど、
一個心がけてるところとしては早口にならないだったり、何でしょう、相手の気持ちになって話をするとか、結構コミュニケーションとしては普通のことじゃないですか、その辺を守って説明したり、お客さんの方に提案しに行って商談に参加するときとかはそういうところはかなり意識するようにはしてますね。
ちなみにせっかくゲスト来てくださってるのでちょっと聞きたいんですが、これに生かされている経験というのは今までどんなことが小林さんやってこられたんですかね。
そうですね、一般的なエンジニアだとやっぱり社内にいて、社内にいてというか開発業がメインだと思うので、何でしょう、打ち合わせとかももちろんあるとは思うんですけど、実際にコードを書く時間っていうの方がやっぱ長かったりとか、テストをする時間とかの方が長かったりはあると思います。
僕ももちろんそういった時間をとって開発業に営むってことはもちろんあるんですけど、やっぱりそれ以上に打ち合わせをどう円滑に回すかみたいなところとか、お客さんにこれを提案しに行くから一緒についてきてって言われたときに、やっぱり一つでも僕も持ち帰るものというか得られるものがたくさん欲しかったので、
どう説明すればわかってもらえるかみたいなところを常に考えながら営業動向したりとか、説明したりっていうのをやってました。なので経験としてはやっぱりその辺が役に立っているのかなっていうのはありますかね。
ありがとうございます。
辰巳さんから見て小林さんみたいな方いるとやっぱり心強いと思うんですが、何でしょうか、辰巳さんから見て小林さんすごいなみたいなところってあるんですか?
何だろうな、シンプルにエンジニアとしてのスキルっていうところは紛れもなく社内ピカイチで、あとは何だろうな、先ほどお話をされていたような相手の気持ちを考えられる、そういったコミュニケーションの部分でも抜きに出ているなっていうのはすごいありますし、
何だろう、そういう意味で言うとすごく営業もできるんだろうなっていうところはひしひしと感じています。実際それで今も会社をご自身で起こされて、社長として営業に出向くっていうシーンも多分あるでしょうし、それが非常に今いろいろなピースが組み合わさって全てが完成され尽くしているのかなというふうに想像はしていますけどね。
やっぱりシステム的なことをソースも含めて理解するっていう能力と、それを元に説明できたりコミュニケーションを取るスキルっていうのは別のもので、小林さんはそれを併せ持っているっていうところはやっぱりコミュニケーションを含め仕事のやりやすさにつながっているんだろうなっていうふうに思うんですけども、さてじゃあここでようやくタイトルに戻らせていただきますが、
その上でシステムを営業する方としたらどの程度システムのことを理解しておく必要があるのかっていうところで、もちろん知ってるにこしたことはないんですけども、とはいえやっぱりプロレベルには届かないっていう技術の範囲が一般的だと思うんですけども、ストレートに小林さんここら辺何か意見をいただけるとありがたいんですがどうでしょうか。
そうですね、辰巳さんのおっしゃってたところと結構被るところは正直あるんですけど、エンジニアレベルで知っておく必要はないのかなっていうのが僕の考えです。適材適所的な役割り分担ももちろんありますし、営業の人は営業の人でエンジニアとしてついていく人はついていく人として技術が分かる分からないっていうのは適材適所だとももちろん思います。
ただ全てを任せるっていう風になってしまうと、やっぱりエンジニアから上がってきた内容とか完成物成果物っていうのをちゃんと正しく技術的に評価できるっていうのも営業としては必要だと思います。
逆にお客さんから言われたことを技術者、エンジニアに渡すっていうのも、営業というかプロジェクトマネージャーとかそういったところの役割にもなるとは思うんですけど、多少なりとも技術力がないというよりも知識がないとそこってできないと思うので、連携するとかコミュニケーションをエンジニアと取るっていう意味で最低限の技術力っていうのは必要になってくるかなと。
多分そこが人によってどれぐらい必要になるか、どれぐらいお願いできるエンジニアが身近にいるかっていうところにも関わってくるんじゃないかなとは思います。
技術力を高める方法
ありがとうございます。
ふと疑問に思ったのですが、小林さん的にエンジニアさんと円滑にコミュニケーションを図る上での技術っていうのはこう勉強したらいいんじゃないみたいなのとかってあったりするんですか。
それは小林さんがどういうふうにそういう技術的なことをキャッチアップしてるかみたいな、そういった観点からでもいいし、あんまり聞いたことない気がするんでちょっと教えてもらいたい。
なるほど。実際の言動と乖離がないような形で回答させていただくと、そんなに正直僕もキャッチアップを時間とってちゃんとやってるかっていうと、あんまりできてないところも正直あります。
ただ、一回話題に出たりとか、例えばネットで調べたりニュースに上がってたりっていう技術は結構ストックしといて、時間があるときに調べたりみたいなのをする癖はつけてるので、自然と知識として入ってきたりとかはしてるのかもしれないなと思いますね。
あれですね、プラムザの人たちはよくやってる後で読むフォルダにURLを貯めておくみたいな感じですね。
そうですね。時間があるときにしかそれもできないんで、時間が取れなければ勉強できないのかってなるとそれはそうなんですけど、あとは結構他の人と話してたりしても自分のわからない技術とかももちろん出てくるときもありますし、そういったのはその場でサクッと調べて解決したりとかしてしまうこともあります。
でも僕、小林さんがこれわかりませんって言ったこと聞いたことないと思って。
いやー、そんなことないと思いますけどね。ちゃんとわかんないことはわかんないって逆に言うようにはしてますね。
確かに小林さん、確かに良さの一つかなと思ってて、断定的に伝えないというか、ちょっと確認しないとわからないとか、この時点ではまだわからないっていう感じで忌憚なくおっしゃっていただけるので、そういった意味ではそこの情報を逆に信頼できると言いますか。
中身はできるできる、大丈夫大丈夫みたいな。エンジニアさんに限らず営業もそれで仕事を取ってきたりっていうのもあると思う。そこはすごい重要だなと思いますよね。嘘つかないっていうところがすごい重要かもしれない。
そうですね。
初めて聞くような技術だとしても、ちょっと調べてある程度当たりが小林さんにつけられてしまうので、話聞いてる限りこんな感じだと思うのでこうなりそうですみたいなのがパッと出てくるのが非常に気軽な感じで聞くことが多いんですが、それをパッと答えてくださるのがとてもありがたいしやりやすいというのが個人的な感想ですね。
そうですね。非常にお褒めの言葉をたくさんいただいてますが、本当にわからないことはわからないって結構言ってるとは思うんですけど、たぶんその当たりつけるのが早いっていうところとか、たぶんこういう概念であろうっていうのを自分の中で理解するスピードがおそらく早いのかなっていうのはありますかね。
それもやっぱり経験の積み重ねといいますか、思考回数があってこそかなという印象ですけど、どうですかね。
そうですね。全ての技術的なところってやっぱり点と点がつながって線になるじゃないですけど、点同士でやっぱり覚えちゃってるような人も結構いたりするので、理解するときは線で結ぶような形で技術同士がつながってくると比較的こっちに置き換えたらああいうことなんだろうとか、そういう抽象的な頭のイメージが出来上がってくるみたいなのはあるかもしれないですね。
確かにそこの無作為に勉強、手当たり次第やるんじゃなくて、意図としてやるっていうのは確かに重要ですね。
コミュニケーションの重要性
辰巳さんはどんな風に勉強されてたりするんですか。
そうですね。Googleのニュースみたいなやつって、メールでニュースが飛んでくるように設定ができるんですね。気になるキーワードみたいなのを設定しておくと、それに関連するニュースが今日のまとめみたいな感じでいつも送られてくるんですよ。
それを僕も生成AIとか、ITって単位で広めのカテゴリーでやったりだとか、セキュリティとか、AWSとかっていうワードでピックアップしてニュースを切り取ってもらって、それを気になるものを見るみたいなことをやってるかもしれないですね。結構使えると思います。
辰巳さんは主にそのイメージが強いんですけど、走ってみてそこから追いつくように勉強していくっていうパワーすごいなって思いますね。逆にこれはタイトルからずれちゃうかもしれないんですけど、小林さんが苦手なこととかってどういうことあるんですか。
都道府県を覚えることです。
47都道府県が言えないっていうことですか。
そうですね、47都道府県が言えるかちょっと怪しいのと、漢字があまり書けないのと、字が下手くそだったりしますね。技術以外、IT以外のところはほんと点でなんで結構そこに振り切ってる感じはありますという回答が一つ。
それ以外のところだと比較的オンプレのネットワークとか、そこはあんまり通ってきてない道なんで、苦手っていうより経験したことない技術はまだまだたくさんあるので、組込み系とかそういったものは通ってきてない部分がやっぱりあるかなっていうのはあります。
逆に前聞いたことあるのは、1から10に膨らませるっていうことは得意だけど、0から1はどうしても思い浮かばないって言ってたことも結構印象は強くてですね。だから逆にブラッシュアップとかうまく答えるっていうことがうまいのかなっていうのをちょっと思い出しましたね。
そうですね、アイディアマンじゃないところが結構あるので、本当にゼロイチで何か考えられる人っていうのはすごいなって思いますね。ただ開発はゼロイチのが僕はかなり好きなので、ぜひぜひそういうところは引き続きお手伝いしていきたいなっていうのはありますね。
ありがとうございます。
それで言うと、最近は商談に実際に小林さんも参加いただくっていうことが増えてきており、それで実際に受注にもつながったみたいなところがあるので。
おかげさまで。
そうすると、小林さんは答えづらいかもしれないですけど、こんな営業さんだとありがたいみたいなものとかってあるんですか?
やっぱりそれで言うと、技術をすごいゴリゴリにわかっててほしいみたいなところはあんまないかなっていうのはありますかね。やっぱり話が早いっていう意味だと、話してる内容がすぐ察してもらえるところがあるんで、技術わかってる分には非常にありがたいっていうのはあるんですけど、
プロジェクト回したりとか案件を取ってくるっていうところで営業的な立ち位置とか役割を考えると、正直技術わかってない、そこまでわかってない人でも問題はないのかなっていうのはあります。
やっぱりやりやすい人だと本当にコミュニケーションが早い人っていうのは、僕は仕事がやりやすい人間だと思うので、コミュニケーションが早かったり密にコミュニケーションをとってくださる方っていうのがある程度は助かるかなっていうのはありますね。
ありがとうございます。辰巳さん補足などありますでしょうか。
いや、ないです。完璧です。
ということで、やはり小林さんみたいな方を見つけるのがベストということで、本日は終わろうと思います。
本日はいかがでしたでしょうか。楽しんでいただけましたらフォローや評価をお願いします。また、Xでも最新情報を随時発信していますのでよろしくお願いします。
システム開発に関するご相談がございましたら、公式ホームページからお気軽にお問い合わせください。それではまた次回お会いしましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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