ふて寝するほど話したい。この番組は、システム開発25年の株式会社プラムザが、赤坂より開発現場の今と本音をざっくばらんに話していこうという番組になります。進行は私、鴨志田と、
今日はにぎやかし役の辰巳と、
初めてゲストということで、弊社CTO、株式会社フェッド代表の小林さんです。すいません、小林さんから自己紹介をいただいてもよろしいでしょうか。
皆さま、はじめまして。小林と申します。プラムザさんのほうではCTOをやっておりまして、別で法人格として株式会社フェッドという会社の社長を代表しております。
第10回ぐらいで、うちのCTOが覆面率が高いとご紹介いただいたCTOでございます。本日はよろしくお願いします。
お願いします。
お願いします。
プラムザに入って大体どのくらいでしたかね。
そうですね。まず辰巳さんのほうにご紹介いただいて、そこからだと多分3年か3年半ぐらいは経ってると思います。
もうそんなに経っているんですね。10年ぐらいいる感じがしますけど。
態度だけが大きいのかもしれないですけど、まだ3年半という形でお付き合いさせていただいてますね。
これであれですよね。最初はいちエンジニアとして参画したけれども、手腕が認められてというか、白羽の矢が立ちCTOになったという感じですが、大体今ってどんな仕事をプラムザでされてるんですか。
そうですね。直近だと結構商談への参加っていうのが、CTO業務だと多くなってるかなという感じですね。
新しい案件の商談参加で技術的な部分の擦り合わせを行ったりですとか、あとは全体的に各事業部長さんの案件に入れさせてもらってるので、新しく開発が始まるときの技術選定であったり、他のエンジニアさんが書いたコードレビューとかテストっていうのをやることももちろんありますし、はたまた自分でコードを書いて開発するっていうこともやっております。
ありがとうございます。弊社のCTOの小林さんに来ていただいて、ぜひこの話を聞いてみたいということで、今回のタイトルはシステムの営業はどこまで技術を知っておく必要があるのかということになります。
営業だともちろん辰巳さん現状でもたくさんなさってると思うんですけども、これは辰巳さん自身も思うところではあるんでしょうか。
それを売りにする仕事ではあるので、最初に一発目の結論みたいなものをお話ししとくと、エンジニアさんみたいに事細かな知識を有している必要はないけれども、大枠しっかりと把握している必要はあると思ってます。結構必要だと思う。
それは実際にコードを書くのと、営業で使うような知っているべき技術というか知識というのはやっぱり違ってくるものなんですかね。
それで言うと、本当に専門的な話になりますけど、上流工程で要件定義ができるだとか、データベースの設計ができるぐらいは多分マストだなと思っていて、付随して例えばクラウドサービスのAWSの各名称とその機能みたいなものを知っておくべきだと思いますし、
あとはもっと言うと、我々よく開発するときはPHPという言語を使いますけれども、じゃあ今の主流はLaravel(ララベル)だよね、バージョンって大体このぐらいだよね、PHPのバージョンもこのぐらいだよねみたいな、そういったところまで多分踏み込んで話ができると、それで多分僕もまだまだではありますが、それでやっとスタート地点なんじゃないかなぐらい個人的には思ってますね。
なるほど。そう考えると、逆にコードかけるプログラマーさんが営業するっていうことは難しいもんなんですかね。
どうですか?小林さん。
ちょっと話ずれますが、小林さんはCTO、弊社のCTOなので、鴨志田も知ってるんですけども、なんで小林さんはそんな話せるんだろうっていうのはずっと前から聞くんで、何でしょうか、やっぱりお客さんの意図に沿ってと言いますか、分かる技術レベルを見極めて話すのはすごい上手いなと思ってるんですけど、小林さんはそれがやっぱり特殊なのかなっていうふうに思ってるんですけどね、どうなんですかね。
そうですね、お褒めいただきましてありがとうございます。おかげでご飯が食べられてるところはあるんですけれども、なんかでも正直自分でもこれってあんまり言語化できてない、なぜできるのかって言語化できないところもありまして、何でしょうね、経験とかが今になって生きてるのかなっていうのは自分の中ではあるんですけど、
一個心がけてるところとしては早口にならないだったり、何でしょう、相手の気持ちになって話をするとか、結構コミュニケーションとしては普通のことじゃないですか、その辺を守って説明したり、お客さんの方に提案しに行って商談に参加するときとかはそういうところはかなり意識するようにはしてますね。
ちなみにせっかくゲスト来てくださってるのでちょっと聞きたいんですが、これに生かされている経験というのは今までどんなことが小林さんやってこられたんですかね。
そうですね、一般的なエンジニアだとやっぱり社内にいて、社内にいてというか開発業がメインだと思うので、何でしょう、打ち合わせとかももちろんあるとは思うんですけど、実際にコードを書く時間っていうの方がやっぱ長かったりとか、テストをする時間とかの方が長かったりはあると思います。
僕ももちろんそういった時間をとって開発業に営むってことはもちろんあるんですけど、やっぱりそれ以上に打ち合わせをどう円滑に回すかみたいなところとか、お客さんにこれを提案しに行くから一緒についてきてって言われたときに、やっぱり一つでも僕も持ち帰るものというか得られるものがたくさん欲しかったので、
どう説明すればわかってもらえるかみたいなところを常に考えながら営業動向したりとか、説明したりっていうのをやってました。なので経験としてはやっぱりその辺が役に立っているのかなっていうのはありますかね。
ありがとうございます。
辰巳さんから見て小林さんみたいな方いるとやっぱり心強いと思うんですが、何でしょうか、辰巳さんから見て小林さんすごいなみたいなところってあるんですか?
何だろうな、シンプルにエンジニアとしてのスキルっていうところは紛れもなく社内ピカイチで、あとは何だろうな、先ほどお話をされていたような相手の気持ちを考えられる、そういったコミュニケーションの部分でも抜きに出ているなっていうのはすごいありますし、
何だろう、そういう意味で言うとすごく営業もできるんだろうなっていうところはひしひしと感じています。実際それで今も会社をご自身で起こされて、社長として営業に出向くっていうシーンも多分あるでしょうし、それが非常に今いろいろなピースが組み合わさって全てが完成され尽くしているのかなというふうに想像はしていますけどね。
やっぱりシステム的なことをソースも含めて理解するっていう能力と、それを元に説明できたりコミュニケーションを取るスキルっていうのは別のもので、小林さんはそれを併せ持っているっていうところはやっぱりコミュニケーションを含め仕事のやりやすさにつながっているんだろうなっていうふうに思うんですけども、さてじゃあここでようやくタイトルに戻らせていただきますが、
その上でシステムを営業する方としたらどの程度システムのことを理解しておく必要があるのかっていうところで、もちろん知ってるにこしたことはないんですけども、とはいえやっぱりプロレベルには届かないっていう技術の範囲が一般的だと思うんですけども、ストレートに小林さんここら辺何か意見をいただけるとありがたいんですがどうでしょうか。
そうですね、辰巳さんのおっしゃってたところと結構被るところは正直あるんですけど、エンジニアレベルで知っておく必要はないのかなっていうのが僕の考えです。適材適所的な役割り分担ももちろんありますし、営業の人は営業の人でエンジニアとしてついていく人はついていく人として技術が分かる分からないっていうのは適材適所だとももちろん思います。
ただ全てを任せるっていう風になってしまうと、やっぱりエンジニアから上がってきた内容とか完成物成果物っていうのをちゃんと正しく技術的に評価できるっていうのも営業としては必要だと思います。
逆にお客さんから言われたことを技術者、エンジニアに渡すっていうのも、営業というかプロジェクトマネージャーとかそういったところの役割にもなるとは思うんですけど、多少なりとも技術力がないというよりも知識がないとそこってできないと思うので、連携するとかコミュニケーションをエンジニアと取るっていう意味で最低限の技術力っていうのは必要になってくるかなと。
多分そこが人によってどれぐらい必要になるか、どれぐらいお願いできるエンジニアが身近にいるかっていうところにも関わってくるんじゃないかなとは思います。