なるほど、ありがとうございます。
じゃあ、もちろん最初に言ってしまうと、弊社プラムザに開発是非という話ではあると思うんですが、弊社だから言えるような良い開発ベンダーの探し方、見分け方というのをちょっと今日は話していこうという形になりますかね。
島田さん、ベンダーについてこういうところがいいなとか、こういうところがダメだったなとか、同業者だと思うので、端から見てて思うところとかってあるんですか、どうですかね。
そうですね、基本的に今お話ししているのは同業者ではない普通の一般企業の方が開発ベンダーを探すという話ですよね。
基本的に全く違う業界の方々なんで、システム開発に関しては素人であると思うんですね、当然ですね。
だから、はじめの取っ掛かりとしては、自分たちがやってもらいたいことがちゃんとまとめられてないってことがほとんどなんですよね、大体。
だから、それをちゃんとまとめるところからスタートできるような、そういうベンダーをまず探すっていうのが大事なのかなと思いますね。
システムを作るにあたって、どういうふうにしたら作れるのかって、そもそもどういう、それが可能なのかどうかも含めて、そういったところから相談できるようなベンダーが良いのではというところなんですが、
そのようなベンダーをどうやって探すかというところで、辰巳さん何かいい案といいますか、どう探していくべきなんですかね。
そうですね、やっぱり中小企業の社長さんとかが探すイメージでお話をすると、やっぱりその企業の社長さんって縦横のつながりがあって、
同業者だったりだとか、その起業したての頃から付き合いがあるのみ友達みたいな社長さんとかいらっしゃると思うんですけど、
まずそういった方々に聞いてみるっていうのが一つありですよね。
実際に他社さんで作ったことあるよっていうことであれば、話聞いてみて、そこの会社さん紹介してくださいみたいなことを言ってみることからまず始めるのがいいのかなと思います。
そこでいきなり当然決める必要もないですし、開発会社と話をして、こういうこと聞かれるんだなとか、こういう形で進めるんだなっていうのをまずご理解いただくのがいいんじゃないかなと思いますね。
今お酒と聞いて、島田さんが飲みに行ってるのはそういうことなのかなとか思ったりしましたが、島田さんいかがでしょうか。
お酒の場からそういう話とかあったりするもんですか、どうですかね。
私はそんなにエンドユーザーのお客さんとはいかないので、同業の開発会社の社長とか飲んでますけどね。
だからそこから取ったことはないんですけど、同業の開発会社の社長なんかは飲み屋で一本釣りと言ってたね。
隣の席で社長同士が話してるなと思ったら、IT系の話をしたら、面白そうですねって話しかけていて、仕事を取るって言ってたよ。
それは特殊なケースだけど。
辰巳さんが言ってたように、まずは知り合いのつてとかを頼ってみるっていうのはいいと思うけども、それだとあっても一社二社だけしかないので、
そこからウェブのページとかを探して、それっぽいところに何社かアタックしていくっていう、そういう感じになるんじゃないですかね。
でも先ほど言った通り、やっぱり要件がまだまとまってないと思うんですよね、一番初めって。
そうすると、あちこちに5社6社見積り取ろうと思っても、開発会社によってそれを実現する方法とか、想定する条件とか変わった状態で提案が来たりするんで、比較のしようがないってことになるんですよね、結構。
だからやっぱり初めにコンサルみたいなのを入れて、ちゃんと要件をまとめられるような人間を入れて、
それは開発会社のコンサルでもいいんだけども、その人に自分たち今何を作るべきなのかっていうことをまとめてもらう作業がまず必要だと思うんですよね。
それで言いますと、僕らが手放しでお勧めするわけではないんですけど、マッチングサイトとかだとそれをやってくれたりしますよね、無料か有料か。
マッチングサイトの講座みたいな話をしたけども、そういうところではいい意味もあって、コンシェルジュみたいな人がいて、ある程度まとめてくれるんですよね。
要件を書く、あれもテンプレートもちゃんと揃ってるんで、それに沿って書くと大体こういうことをやるっていうのが分かったり、きれいに書けたりするんですよね。
なるほど。そうすると開発ベンダーを探す前に、まずそういったことを相談できるコンサルとか、まとめられる会社さん、人というところになると思うんですけど、そこの探し方のコツとかあるものなんですか。
大体は言ってることが通じれば同じような形にまとまってくるものなんですかね。どうなんですかね、これは。
どうなんですかね。そこそこの規模の会社であれば情シスの人がそもそもそれができるっていうのが多分あると思いますし、いわゆるRFPですよね。
Request for Proposalといって要望定義書みたいな。何をベンダーに依頼するのかっていうのをまとめる役割の人もいたりするんじゃないかなと思いますね。
あと最悪プラムザに関して言えば、そのRFPが何もない状態でも全然ウェルカムと言いますか、そこからお手伝いさせていただくことは全然あるので。
ちょっとそれちゃいますけど、こんなのシステムできるみたいな感じの壁打ちみたいな段階でも結構連絡とかできたりするものなんですか。
全然ありますね。それこそ一時期資料請求みたいなページを設けてて、それで問い合わせで資料をダウンロードしていただいて、
多分そのレベル間で言うと何をしたいのかってあまり決まりきってないかったりするフェーズだったりすると思うので、
こちらからコンタクトを取ってみて、いわゆるナーチャリングといってシステム開発本当にやるべきなのかとか、
じゃあやるとしたらどういうことが必要になってくるのか、おこがましいかもしれないですけど、ご教示していくことは全然やりますね。
この間もお客さんで実現できるかどうかわからないんだけど、スマートグラス使ってピッキングセンターで資材を集めるみたいな、
そんなシステムを作りたいって言われたんで、結構うちの方でいろんなハードを探してきては提案したと。
結局半年くらい付き合って決まらなかったんだけど、そういうこともあれも全部無料でやっておりますので、
その辺から協力できますからね。
中にはエンジニアさんを投下して、ある程度技術的な調査を深くやらなきゃいけないケースがあるので、
それはPOCと言って、要はProof of Concept、概念の証明という直訳になりますけど、
要はそれが技術的に本当にOKかっていうのを確認してからじゃないと進めない方がいいものもあったりするので、
場合によっては費用をいただくことも出てくるかなと思いますね。
AIの開発とかでやってみないと本当にわからないっていうことが結構あるので、
それは実際に簡単なプログラムを作ってみて、動きとかを見てもらってね、
確かにできそうだって、この延長線でいけばできそうだっていうのを確認を取ってから先に進むっていうことはやりますが、
それについてちょっとお代を少しいただかないといけないって感じですかね。
そこら辺のすみ分けとか判断もつかないので、コンサルのような人は必ず最初に必要だろうというところですよね。
そうすると島田さんのほうから、こういうコンサルタントみたいなのはいいみたいなのってあるんですか?どうでしょうか。
そうですね。やっぱり技術も分かってなきゃいけないんですけど、多分技術オタクだとあんまり良くなくて、やっぱりシステム開発ってどうやっても費用対効果じゃないですか。
これだけの投資をしたらどれだけのリターンが返ってくるのかっていうことを考えながら作っていくので、
技術的にものすごいものを作るっていうのを目的にしてもダメなんですよね。
だからどうしても、これは偏見になっちゃったかな。
若手だと、例えばAIのやつだとやってみたい、自分もやってみたい、これはすごい興味ある、できるかどうかみたいな、
そういう感じで提案してしまう、要件を決めてしまうっていうことになりがちかもしれないんですけども、
結局それをやってすごかったかといって、元が取れるかっていうとまた別問題なんでね。
システムコンサルタントは割とその辺をシビアな目で見て、これ以上やっても多分元取れないと。
トランザクションって1回問い合わせするたびに300円かかってるようなものだと、これ無理でしょみたいな。
どうやってもペイできないよねっていうようなことだったりする。
その辺で判断できると思いますので、そういう感覚でシステムを見ているかどうかっていうのは、
システムコンサルタントの資質としては重要な部分かなと思いますね。
ここでいうと何か思ったのが、システムコンサルタントとか営業として窓口に立つ人って最低限技術のことを分かってる必要あるなと思いますよね。
営業の人があれできます、これできます、何でもできますみたいな感じだけれど、
それこそ蓋を開けてみたらエンジニア側がそんなんできるわけないでしょって。
仕様のスケールダウンを要求されたりだとか、実際に出来上がってきたものがはちゃめちゃなものになってたりだとか、それが炎上の原因になったりすると思うので。
今の話を聞いていると、もちろんシステムの技術のことはもちろん、先方がどうしたいかっていうところとかの把握でしたり、
ビジネス感覚っていうものをバランスよく持ってる方だと、色々話しやすそうなのかなっていうのをイメージしましたね。
では、そのようなコンサルをしてくれる方をどう見つけるかっていうところもあるとは思うんですが、
それは見つかって要件がまとまりましたとなった先に依頼する開発ベンダーっていうものは上手い選定の仕方とかあるものなんでしょうか。
辰巳さんいかがでしょうか。
あえて言うのであれば、大企業さんとか本当に上場の大手企業さんなんかだったら仕方ないかもしれないんですけど、
コーポレートリスクの観点からですね、どうしても同様の大企業のSIerさんだったりだとか、前お話ししたSIerさんにお伺い立てたりすることがあると思うんですけど、
それだと結局少し前のエピソードでも話したんですが、だいたいそういうSIerさんって下に何社も開発部隊がいてですね、
その人たちはSIerさんのコンサルタントの指示に従ってやる、開発をしていくみたいな形なんですけど、
いかんせん費用が高くなるっていうところがあるので、そこはすごく気をつけたほうがいいかなと思います。
結局その開発会社さんとかでも、要件定義から入って上流からしっかり付き合ってくれる会社さんも全然いるので、
そうなってくると大企業はダメとは言わないですけれども、コストとかを考えたときにはそこはちょっと気をつけたほうがいいんじゃないかなと思います。
島田さんはいかがでしょうか。コンサルの方がまとまった状態の会社さんが開発メンバーを探すっていう点から言うと、何か良いアドバイスみたいなものはございますでしょうか。
そうですね。どこのユーザー企業、どういう規模のユーザー企業を想定しているかによって違うんですけど、やっぱり辰巳君が言ったみたいに、
大手はやっぱり大手を選びたがるよね。どうしても株主とかに説明責任もあったりするんで、どうしてここの会社を選んだんですかっていうときに、
なかなか数十人規模の会社がちょっと言いにくいと。うちも大手やってるけどね。なかなか説明しにくいと思いますよ、やっぱり。
ただ中堅から中小企業になってくると、本当に実装を取るべきだと思いますので、やっぱり手を動かすエンジニアがいるかどうかってまず大事だと思うんですよね。
どうしても営業が適当なことを言って取っていってしまうと、すごい提案してくるんで、それでいいですねっていうときが決まったんだけど、蓋を開けてみたらできないとか、
日通さんとアクセンチュアの話もあったけども、ああいうふうなものすごいトラブルになってしまうってこともあったりするんで、
そういうことがベンダーの中に動かす、実際にプログラムする部隊がいれば起きにくいと思うんですよね。怒られちゃうんで、営業の人が。
だからそういう意味では、あんまり下請け構造になってる上のところの会社にお願いするよりは、実際に自分たちのところで作ってるっていう会社を探すと、
それで結構ホームページにそれとなくヒントが乗っかってると思うんですよね。開発してる会社かどうかって、社長のツイッターとかXとか書いてるノートとか見ると、
この会社技術の会社だなみたいなのが分かったりすると思うんで、そういうのを参考にして探してみるっていうのもいいかもしれないですね。
エンジニアブログとか書いてたりするとすごいいいですよね。それが過ぎるとギークすぎてもあれかもしれないですけど。
そうそう、そこが難しいところなんだよね。もう社長が一人で書きたがってるところもあるんでね。
そうすると、プラムザ的にちょっと話が前に戻ってしまうかもしれないんですけど、要件がまとまってるもの、コンサルの方みたいな方がついて、まとまってる企業さんから依頼が来た場合って、それも歓迎になるんですか、どうですかね。
うちとしては全く歓迎ですし、そこからまとまったものを元にして、うちはさらなる提案をかけていくんで、これもっとこうした方がいいんじゃないですかとか。
これは実は簡単なんで、こういうことも入れた方がいいんじゃないですかとかっていうことを言って、もっと生きるような、せっかく投資するんで、
必要最低限のコストで最大の効果を生み出すというようなことを提案していくんで、要件まとまってるのにこうしたことないですね、一応初めにね。
辰巳さんもそんな感じの意見になるんでしょうか。
はい、もちろん、そのコンサルの方と我々も喧嘩するつもりは全くないので、基本的にはウェルカムですし、例えばその方が補助金に強いとかってことで、うまく予算繰りをしていただくケースとかもあったりしますし、基本的には問題ないんじゃないかなと思いますね。
ありがとうございます。そうすると、今日のまとめとしては、壁打ちから要件定義をまとめることもできるプラムザにぜひお声掛けくださいというところでよろしかったでしょうか。
そういう結論なんだ。
とりあえず、うちに相談していただければ間違いはないですけども、何社かあいみつを取ってもいいと思いますけどね。
ちょっと話逸れちゃうんですけども、そのコンサルをしてくれる方をどう見つけるかも結構鍵なのかなというのを聞いていて思いましたね。