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こんにちは、柑橘農家のふるのです。
今ですね、私はごくわせの収穫を終えまして、
かつ、農協出荷分の選別を終えまして、
次は産捗用の選別をしているところです。
収穫はですね、いっぺんに、ごくわせだったら色がちゃんと付いているものを収穫してくるんですけど、
そのままですね、農協にどーんと出荷することはまずなくて、
農協さんの企画にあったものを選別するという仕事があります。
その選別から漏れたものの中から、産捗に出荷するものを今選んでいるところです。
圧数は産捗用に袋詰めをする予定です。
今回もレターいただきましたので、読ませていただきます。
きのこハウス平本のマッシュさんからです。
本当にいつもありがとうございます。
皆さんからいただく質問というのは、私の中にはない視点からの問いかけなので、
本当にいつも答えること、答えること、考えることもすごく楽しいです。
ありがとうございます。
ではレターを読みます。
島姉さんが今までで一番印象に残った食べ物は何ですか?
その時の状況が影響していましたか?
ただ好物だからとか、トラウマで食べられなくなったなどでも構いません。
どうかお聞かせくださいませ。
ということです。
だから好物でも嫌いなものでもいいという話なので、
納豆の話をしようと思います。
まずですね、納豆、私は大嫌いで食べられませんでした。
というか、匂いが嫌いで口に入れたことがほぼなかったです。
それがですね、主人と出会って食べられるようになりました。
というのは、主人はですね、納豆大好きな人なんですよね。
で、かつ同じ食卓で同じ食事を食べたい人なんですよ。
だから私だけ納豆嫌いだから食べないっていうのは下せぬということで、
1ヶ月ほどですね、
まあ納豆、毎食、毎食じゃない、
晩御飯の時、晩御飯だけ納豆一パック食べようっていう話になりまして、
最初はすごくですね、なんか理不尽なこと言われてるなと思ったんですけど、
その時に、食べたこともないのにひたくなに拒否するだけっていうのに、
どうなの、そういう態度ってって言われて、
それもそうだと思って食べるチャレンジをしてみたんです。
結果的に納豆食べれるようになったわけなんですけど、
一番辛かったのは、たぶん最初の1週間ぐらい、
その理不尽なことをさせられているっていう気持ちがすごく強くて、
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本当に地獄みたいな気持ちでしたね。
だけど、なんかふっと吹っ切れて、
まあ納豆食べるだけだしなって思ったら、
案外、食べても美味しいものとは今でもあまり思わないんですけど、
それでも理不尽な気持ちとか嫌な気持ちとかが乗り越えちゃったんでしょうね。
なんか食べれるようになったんですよ。
その経験を経て思ったんですけど、
私小さい頃、子供の頃は好き嫌いを一切許してもらえないお家で育ったんですね。
というのも、母は食べ物が体を作るという信念で、
もう食べ物も基本的に手作りしてくれて、
すごい子供の体を気遣ってくれる人だったんですけど、
だからこそ絶対好き嫌いはなしだったんですよ。
だからこれ嫌いとか言うと、
私用に配膳された食べ物が全部ゴミ箱に行ってしまうっていう
ハードモードなお家だったので、
嫌いって言って食べなくて済むっていうのがかなり贅沢な感じに思えてたっていうか、
いいなって思ってたんですよね。
それが大人になって、もう大人になったから、
嫌いなものを食べなさいとか言わないよって、
本当にぱったり言わなくなって、
嫌いなものを食べなくていいっていうことに、
なんかすごい甘やかされてるような許してもらえないお家だったんですよ。
なんかすごい甘やかされてるような許してもらえたようなそんな感じがして、
ものすごいそこに多分甘えてたんだと思うんですよね。
だからもう大人になってからの方が好き嫌いははっきり口に出して、
なんか逆に大人になるんですけど、
言えることが喜びみたいな感じだったんですけど、
それに対して主人が、
かつを入れてくれたというのか、
新しい視点をもたらしてくれたというのか、
そういう経験を納豆を通じてしたなと思います。
だから嫌いなものっていうのは、
嫌いだからうんうんとかいうより、
嫌いなものを食べさせられているっていう精神的苦痛とかの方が、
もしかしたら多い人もいるかもしれませんね。
私は間違いなくそのタイプです。
今ではですね、一応は納豆食べれるようになったので、
もう無理に食えとは言われなくなっております。
どうでしょう?マッシュさんが聞きたかったお話になってるかな?
なってるといいんですけど、
ちなみに私は今でも、
多分好き嫌いはとても多い方だと自分では自覚しております。
島に住んでいながら生の魚食べませんし、
ウニ、イクラとか、
ハチ系のいわゆる高級海鮮食材っていうのもほぼほぼ食べないです。
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これも怖ず嫌いなわけではなくて、
食べてあんまりそんなにっていう感じなので食べなかったり、
あとちょっとアレルギーっぽいのがかゆかったりするので、
かゆくなったりするので食べないんですけど、
でもできれば、
例えば旅先だとか、誰かとご食事行った時とか、
嫌いだから残すっていうよりは、
その場を思いっきり楽しむためにも、
もうおいしく食べれるのが一番いいよね、とは思っております。
これでマッシュさんの聞きたかったことがお話できてたらいいなと思います。
では今日はこの辺で終わろうと思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございます。
ではまたね。