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2024-03-19 10:56

宣伝動画とペン入れアレコレ

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「狂騒サイレント」掲載LaLa5月号発売まであと4日、ということでショート動画を作りました。

https://youtube.com/shorts/nasUOxy-Twk?si=_3Ga6ewiIQJI46wr

今回はペン入れについて語っています。インクって腐ると結構臭いんですよ。

今は梅やアンズの花も見頃です。

アセビもかわいい。

#声日記

サマリー

He talks about the production of promotional videos and inking. There are 4 days left until Lala's release.

目次

宣伝動画の制作
2024年3月19日、ララ発売日まで4日、あと4日です。
昨日の声日記、やっぱり屋内用のウィンドスクリーンじゃ ちょっと風の音を塞ぎ切れていなかったなぁと思いました。
エレコムのピンマイクについてた屋外用のウィンドスクリーンをつけようと思ったんですけど、
オーディオテクニカのマイクのサイズに合わなかったのか、
ウィンドスクリーンを固定する輪ゴム的な部分が切れてしまったので、
今ちょっとなんとなくふわっとかぶせてみてるんですけど、
改めてサイズの合うウィンドスクリーンを買うことにします。
それでは全然関係ないんですけど、
最近というか昨日から競争サイレントの読み切りの宣伝動画を作ろうと思って、
アイパッドでルマフュージョンで作っています。
結構そういう動画編集も久しくできてなかったんですけど、
この間ちょっとVlogを作ったりしたんですけど、
よく月島くんの殺し方の連載中も宣伝でそういう動画をちょっと作ったりとかしてて、
久しぶりにやってるとやっぱり楽しいなぁと思っているんですけど、
あんまりルマフュージョン自体の機能のアップデートを気にしてませんでした。
実はこの声日記でもルマフュージョンである程度最低限の編集したりとかしてるんで、
結構ずっと使ってるんですけど、あんまりちゃんと機能を把握してなかったんですよね。
実は去年の秋にアップデートで、
ボイスアイソレーションフィルターっていう環境音を抑えて、
声を聞きやすくするっていう機能が追加されてたらしいです。
なのでちょっと今日の音声をそれで試してみようと思います。
今まではそれをオフにした状態で、
ちょっとここからオンにした状態でフィルターをかけてみようと思います。
はい、フィルターかかったでしょうか。
なんかレベルがあるので、ちょっと程よいところは編集をしながら様子を見ようと思います。
今日も植物園に今散歩がてら、運動がてら、散歩がてらみたいな感じで来てるんですけど、
鳥の声とあとは道路の車が走る音とかも、今は聞こえる場所で収録してます。
その宣伝動画なんですけど、今回はハリウッドが舞台の漫画なので、
ちょっと映画のトレーラーみたいなイメージで作ってみてます。
結構すごい大作みたいな、はったりを聞かせた動画になってて、
大げさで恥ずかしいっていう感情もあるんですけど、それを封じつつ、
動画を作るっていうことを無邪気に遊ぶつもりで作っているので、
多分今日中に公開できると思うので、1分以内のショート動画というわけで気軽に見てもらえると嬉しいです。
今日は昨日も宣言してたペン入れについて、リボロテック的に喋ろうかと思います。
ペン入れについて
ペン入れっていうのは、漫画家が漫画を描いている様子って、
多分みんな想像するのってペン入れをしているような絵面だと思うんですけど、
まさにそういう感じで、アナログ時代は紙にスケペンでインクをつけて描いていたっていう感じです。
使ってた道具は私はパイロットの製図用のインクという専用のインクを使っていました。
これは別に漫画家用っていうよりかは製図用っていうことなので、
製図を描くような職業の人は結構使うと思うんですけど、
その他にも試しに墨の花っていう墨汁タイプのインクを使ったこともあるんですけど、
それはアシスタントさんの中に手に汗をかきやすい人がいたので、
墨って手に汗をかいていると滲んでしまったりするんですね。水に溶けてしまうというか。
というわけで、インクにじみをしやすいためにそれを使うのをやめました。
比較的パイロット製図用インクはそうやってにじむことがないと言われているんですね。
たぶん、ちょっと汗をかいたぐらいでは別にかすれたりにじんだりしないっていう感じのインクでした。
そういうインクって結構痛むのが早いんですよね。
古くなるっていうのは、わかりやすく言うとやっぱり一回開けてしまうと水分が飛んで、
最初サラサラした状態だったのが、ちょっと気持ちもったりした感じの状態になってしまって、
ペン先からインクが落ちにくくなってしまいます。
あとあんまり古くなりすぎると腐ったりもします。
結構固形物になってしまったこととかもちょいちょいありました。
いい状態で保てるようにその時使う分だけ、その日一日っていう感じですね。
使う分だけほんの少しだけ別の容器に入れて書いていました。
いろいろ試してたんですけど最終的に落ち着いたのは、
百均とかで売ってるようなよくあるコンタクトレンズケース。
私はコンタクトを使ったことがないというか、目が別に老眼だけど金眼ではないんで、
普通の使い方を知らないんですけど、
2つレンズが収納できるっていうタイプのやつですね。
片方のケースのところにインクを入れて、
もう片方にホワイトを入れたりとかしてました。
ペン先は丸ペンとGペンを使ってました。
髪の毛など細い線は丸ペンで、輪郭線など太い線はGペンです。
丸ペンでもおろしたての一番細い線を書けるものと、
使い古した、少しペン先が開いて線が太くなっちゃうものっていうのも使い分けてたんで、
実質3本を交代して使ってました。
3本のペン軸と、おろしたての丸ペン、使い古した丸ペン、状態の良いGペン。
デジタルでのペン入れ
これを3本を書くものに応じてくるくる変えて書くっていう感じでした。
これがフルデジタルになった今のペン入れの作業なんですけど、
アナログの原稿の書き方との大きな違いは、気軽に修正できることっていうのが一番です。
紙にインクで書くと、修正ってやっぱホワイトの修正液を重ねることになります。
切り取って、継ぎ貼り状態で新しい原稿を貼るみたいなのも、よっぽどの修正の時はすることも可能というか、
1回だけしたことあったのかな。
基本的にはやっぱり修正液ですね。
修正液の上からのペン入れっていうのはかなり難しくて、綺麗な線っていうのをなかなか書けないです。
なんとなく線がガタガタでもいいから書くっていうんだったら全然できるし、
サインペンとかね、プロッキーとかミリペンとかそういうものっていうのほうが、
まだ修正液の上にインクを載せるっていうのは簡単なんですけど、
付けペンってなると修正液をちょっと削ってしまうので結構難しいです。
なのでデジタルの場合は正直ネームとか下絵を書いてるのと同じ感覚で、
消しゴム機能っていうのがあるのでそれですぐ消せるし、
当然その同じ場所に何回書き直しても何も問題がない。
なのでペン入れを下絵の感覚でガシガシ書くようになりました。
アナログの場合はものすごい神経を集中させる作業なんですけど、今はすごく気楽です。
ただアナログで一番楽しかったっていうのは実はペン入れなんですよね。
一番大変っていうその繊細で結構その集中力を必要とするっていうものなんですけど、
だからこそちょっと一番の楽しみだったっていうのがあって、
手先の感覚っていうのはそれこその修練を積んで磨いていくものみたいなところがあって、
思うような線を書けるようになった時の充実感っていうのは、
デジタルではちょっと味わえないかなと思っています。
紙につけペンでカリカリって書く感覚がなくなるっていうのが、
デジタル作画以降を進めた時に一番名残惜しかったですね。
という感じで、今日はちょっとだけ短めにできたんじゃないでしょうか。
というわけで明日はスクリーントーンで原稿を仕上げていくって、
どんな作業だったかっていうのをお話ししようと思います。
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