1. 藤原の進捗
  2. 漫画賞で審査員
2024-01-27 18:09

漫画賞で審査員

今週の進捗は、プロの漫画家になるためのまんが賞の審査をやってるよというお話。

白泉社LaLa LMG(ララまんがグランプリ)
https://lala.ne.jp/lmg/

マンガラボ!
https://manga-lab.net/

丁度20年前のLMGでデビューが決まった私がしみじみしています。
当時の投稿作「紅い夢」のあらすじとか、どんな評をされてたとか軽くご紹介も含めて。今となっては私の作品は派手でわかりやすくて色が濃いみたいな感想を抱かれがちなのかもですが、メイド様を描くまではかなり地味になりがちで、今でも自分の好みのまま描くと地味です。華やかさはプロとして必要な努力として模索し続けている要素です。

あとは神河町のお仕事をこれからやります。

 

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#声日記 #進捗報告

 

サマリー

Hiro Fujiwara provides an update on their progress with their manga, as well as their involvement as a judge in the LARA Manga Grand Prix. They discuss their work as a judge for LMG and the creation of leaflets for the Environmental School.

藤原ヒロの進捗と漫画賞
2024年1月27日 藤原ヒロです 進捗報告小絵日記です
今週の進捗ですが先週までネームの修正をしていたものが
週明けに完全に完成っていう形になって
タイトルを考えるっていう作業もしていたので
漫画のタイトルを考えるということについてもここでお話ししてみたらどうかと思ってたんですけど
それは予告が解禁されたタイミングで話した方がいいかなと思うのでちょっと撮っておきます
いよいよ作画って言いたいところだったんですけど今週は他のお仕事をしていたり
ちょっと月のもので少しダウンしていたりで 作画に入りましたってちょっと言えなくて残念な週でした
他のお仕事の一つは LMGの審査をしていました LMGとは
白線社のララ編集部が年に3回設けている ララ漫画グランプリの略称でこれは
プロになるための漫画賞です これに応募して審査の結果受賞したらデビューが決まってプロとして漫画を書くっていう流れなんですけれども
漫画家になるにはどうしたらいいのかという質問があった時に昔はだいたいこういう漫画賞に応募してデビュー目指しましょうっていうのが一般的でした
でも白線社には今漫画ラボっていう投稿者と編集者をマッチングするためのサービスがあって
最近の漫画家志望者はきっとこういう場所で希望する雑誌や編集部へ投稿するのが普通になってきてるんじゃないかなと思ってます
少女漫画読まないからわからんっていうでもジャンプ読者ですっていう人やったらジャンプルーキーと一緒だっていうとわかりやすいと思います
そういう漫画投稿サービスがある上で特別なイベントとして去年11月末にラララボ
ワンデイハイスピード漫画賞っていうのがweb上で開催されてました これは漫画ラボとララ編集部のコラボ企画です
漫画ラボっていうのは白線社のサービスなんですけども 白線社の中に花と夢とかララとかヤングアニマルとか編集部がいくつもあるんですけど
その中でララ編集部限定で漫画賞っていう感じの企画ですね
1日限定で投稿してからデビュー決定までがたったの1週間っていう そういうハイスピードっていう漫画賞なんですけど
応募作品すべてに当日中にララ編集部の編集部員がレスポンスをつけて
で面白ければ何でもありやしジャンルも問わないという漫画賞です
その日は1日中編集部員がパソコンに貼り付いてひたすら 投稿作を読んでコメントをしていくっていう感じなんですけど
ララの漫画家さんも数人特別参加で呼ばれて 編集部員と同じように投稿作にコメントをするっていうのが
お祭り感覚ますよねっていうイベントなんですけど この漫画賞の1回目の開催の時と昨年11月の第6回で私もコメンテーター的な感じで参加をさせてもらいました
時間が1日で限られるのでその中で膨大な量を投稿作を読むので
コメントを考える時間もかなり限られてくるんですよね 読むっていうのとコメントするっていうのを
まあその1日でしようと思った結構限りがあるっていう感じなので なかなかその吟味をする時間がないんですけども
一方そのLMGっていう審査はララ漫画グランプリの方の審査 最終選考まで残った作品の数本のみを読んで
デビュー体験と編集部のコメント
数日間考える猶予がある上でコメントを提出するので その分言葉の選び方っていうのがちょっと変わってきます
ちなみに私自身がこのLMGララ漫画グランプリでデビューをしたグミです
本当にちょうど20年前 12月末の締め切りのLMGに投稿してこんな風に1月中に審査をされて
その後まぁ2月か3月かちょっと忘れましたけど しばらく後にデビューが決まったよっていうのを担当さんに電話で連絡をいただきました
その発表の後に受賞のコメントとかを書くので 受賞者は事前に連絡が来るっていう感じになっています
その時のLMG発表が掲載されたページっていうのは今でも手元に残してあるし そこに書かれた編集部と先生方のコメントは何度読み返したかわからないなっていう感じです
ちなみに第36回ですね LALA漫画グランプリで応募数は248便ありました その頃は20年前ですね
で私はフレッシュデビュー賞をいただいて 当時賞金10万円と副賞が留守番電話付きFAXです
この副賞がもう時代だなっていう感じですよね 当時FAX持ってなかったので
でも編集部とのやりとりってネームを送るのがFAXが当たり前の時代だったんで これでFAXをいただけるっていうのがすごい助かった記憶があります
当時私は22歳で大学卒業と同時にデビューみたいな形になりました
タイトルが赤い夢っていう作品で40ページあったんですけど 編集部の方でまとめられたストーリー内容としては
無口でぶっきらぼうなセイジは最近自分に似てどんどん無口になってきた中3の娘 モミジに避けられているのか
もともに顔を合わせることもない そんな時モミジが風邪で寝込む
夜勤の妻に代わり看病するセイジは同じくらいの年なら娘の気持ちがわかるだろうかと思ううち夢の中へ
そこではセイジは中3でっていうこれ 主人公がお父さんなんですよね
お父さんがちょっと娘の年齢の設定でタイムスリップではないんですけど
なんか同じ目線で娘と接するみたいな感じのそういう恋愛とかじゃない作品を投稿してました
この時の審査員の先生方が松本智先生と森誠先生と森尾雅美先生のお三方で
表を書いていただいてるんですけども
ここのコメントがやっぱり参考になるというか すごい重く自分の中に響く言葉になるんですよね
プロの先生とか編集さんとかに 自分の作品がどう映っているのかって
やっぱりなかなかそういう言葉をいただく機会がないので ここは本当にすごく読み返しました
やっぱここでちゃんと自分の課題とかも言ってくださっているので
例えば編集部の表はネームとアップが丸
すごい短い言葉でこれをまとめないといけないので 補足して言うと
ネーム、私がこの間まで修正をしてたネームの状態 そのストーリーとか基礎的なところとか
人物の顔が大きくアップになるところとかっていうのが 抑えられているのが良いところみたいな感じですね
コマ割りなど工夫し その良さを多くの読者に伝わりやすくっていう表なんですけども
コマ割りがやっぱりすごくすごいちまちましているというか ちっちゃいコマがいっぱいあって説明をしないといけないみたいな感じで
思ってた時期だったんで 見づらい地味で見づらいみたいな感じですかね
なんかギュッてなってるコマもあれば 思いっきりアップが欠けてるコマもあるので
いいところは残しつつもうちょっとコマ割り工夫しましょうみたいな感じだったと思います
そういうのはやっぱりあそうかってどうしたらいいんだろうっていう指針になる言葉でした
それぞれのコメントのほかに最後に審査員の先生方の総評っていうのが書かれてるんですけども
ここで結構ずっと私覚えてるのが松本智先生の総評で
どれも良かったですそれぞれに味があった フレンチとたこ焼きと手打ちそばさあどれが1位っていうような審査だった正直困ったっていう言葉が
なんかやっぱりすごい記憶に残ってて
っていうのもこの時デビューが決まったショーを取ったのは私を含め3名やったんですけども
その中でフレンチとたこ焼きと手打ちそばっていうやつの
私は多分手打ちそばだろうなっていうなんか自分の立ち位置もすごい自分で推測できるっていう感じの
やっぱりフレンチは華やかだしたこ焼きもなんか味が濃くてわかりやすいっていうのの中で手打ちそばは素朴でそれが良いみたいな感じの
自分の中でそのイメージなんですけど悪く言うと地味
だけど味があるみたいな感じの勝手に自分でちょっとそういう解釈をして
地味なことは悪くないけど 味をちゃんと生かせるようにしないとって思ったようなそんな記憶があります
それは勝手に自分がそう受け取ってるだけなんで 松本先生が私の作品を手打ちそばって言ってるつもりが全然なかったかもしれないんですけど
それぐらい結構先生方の言葉っていうのはどういうことなんだろうっていうのを結構考えながら私は読んでました
LMG審査員の仕事
ここに書かれたコメントっていうのがどれだけ自分の漫画作りに対しての姿勢に影響するか身をもってわかっているので
コメントする立場になってそこはすごく慎重に言葉を選んでいるつもりです
LMG審査はもう結構長く 何年前かなちょっと忘れちゃったんですけど審査員をさせてもらって長いんですけども
やっぱりずっとあくまで素人の感想ですがっていう気持ちが拭えないままでいます
何より個性が重要でもある漫画という創作物において何が良くて何がダメとか
それはもうただの個人の好き嫌いや相性なんじゃないのかって最終思ってしまうところがあって
結局自分の好みかどうかで選ぶ作品の優劣が決まってしまっていると思うんですけど
作家としての審査っていうのはある程度それでもいいんじゃないかとも思っています
自分の好みかどうかより投稿者の実力や雑誌の個性を考えて審査するのは編集部の仕事だろうし
だから漫画を審査するっていう意味でのプロとは思ってないけど一読者としての感想と
私だったらプロになるために次頑張るポイントはここだなっていう内容をコメントしようと努力をしています
頑張って作品を完成させて投稿するっていう目標を達成したっていう点において
もう偉いっていうその純粋な賞賛が大前提にすべての作品にあるので
なので基本的にポジティブなコメントをしたいというか
そう思ってるんですね全部の投稿作全てにおいてでも褒めるだけでは役に立たない
コメントになってしまうだろうという思いで
よりステップアップできるのはここではという様子を探して言葉を選んでいます
審査員というお仕事はそういう内容になるので自分が漫画を書くのとは全然違う大変さがあるので
まあそこそこ時間がかかってしまいます
特に今回は20年前の自分がずっと脳裏によぎるんですね
環境塾のリーフレット作成
本当にちょうど20年前のこのLMGだったなあっていうので
それもあって余計にちょっと脳みそを使った気分になっています
LMGはこの作家の審査票を集めた上で編集部で最終的な審査を経て結果が決まって
その結果をお聞きしてから総評コメントをするという流れになります
今回のLMGに応募された方はまさに多分ドキドキしている頃だと思うんですけど
このタイミングで気をもんでもどうしようもないのでもう
結果発表の方が乗るタイミングまで忘れた方が精神の健康のために良いかとも思っています
審査員の仕事は今一旦手を離れているんですけども
他のお仕事の一つとして次はハート大使をしている故郷の上川町の仕事ですね
上川未来環境塾のお仕事をしているっていうのを
この公演日記の最初の方、年末の方で
多分喋ったことあると思うんですけど
去年募集した第3期が年明けにすべて終了したので
そのリーフレットの作成に取り掛かります
リーフレットっていうのは
塾生の感想とかレポートとか
一年間の活動投資のまとめみたいな内容になるんですけども
町内のご家庭それぞれに
町内解放みたいなのと一緒に送るみたいな感じですかね
新聞広告と一緒に挟まれてくるみたいな感じの配布物になります
全然正直漫画は関係ないし
そういうデザインとか事務の仕事のプロではないんですけども
今のところ私が作ったもので問題ないと判断されているようなので
続けてやっています
元は漫画家の私がイラストでもちょちょっとそうやって
そういうリーフレットにしたら
町民の目にもとまっていい感じになるんじゃないかなっていう思いで
頼まれたと思うんですけど
環境塾で学ばれていることとか意義とかを考えると
そんなイラストでお茶を濁すみたいなことをせずに
しっかり記録として見やすく残る資料にした方が良くないって思って
それをデザインの提案をして
結局そういう漫画家関係ないなって思う感じではあるけど
リーフレットの仕事として受ける感じになっています
でもちゃんと熟成募集のポスターとか修了書書など
基本は漫画家らしくイラストを書く仕事をしています
でもまあ漫画を書くだけじゃなくて
いろいろ経験させてもらっているのもありがたいなと思うので
今から頑張ってリーフレットを作ってこようと思います
というわけで今週もお疲れ様でした
18:09

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