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刺さない針、直さない治療、楽鍼塾塾長の藤田勇です。 耳から整える言葉のはりの時間になりました。
今日はですね、以前私、大学病院の新級外来で働いていたことがあるんですけども、その時のお話をしたいなと思うんですね。
当時、ひどい風邪をひきまして、
私、風邪をひくと嗅覚がバカになってしまうことがしょっちゅうあるんですね。
その当時も、インフルエンザだったか普通の風邪だったか、ちょっと記憶がもうあやふやなんですけども、風邪をひきまして、
案の定、また匂いがしないというような状況に陥ったわけです。
大体1週間もすれば復活するのが常なんですけれども、その時はもう2週間3週間経っても全然嗅覚が戻ってこないというところでちょっと焦ってきたんですね。
大学病院という職場だったので、仕事終わってからちょっと診療を受けようかなと思って
その大学病院の中の自美科に受診をしたんですね。
その受診した先生が嗅覚のテストをしたんですね。いろんな試験薬みたいなのを持ってきて、この匂いどう、この匂いどう、みたいな感じで嗅がせて嗅覚の状態を検査をするという方法があるんですね。
それを受けたんですけれども、1つも匂いがわからないというところで、その担当してくれた先生は、これはもしかするとダメかもみたいな言うんですね。
ドーンと、うわー、えー、みたいな、匂いわかんない、これね、なったことある方はわかるかと思うんですけれども、もうね、食べるものが全くおいしくないんですよね。
甘みとかね、甘いものを食べてもわかるんですけれども、全然おいしくないし、コーヒーなんてね、苦みを感じるお湯みたいな、そんな感じになるわけですよ。
ちょっと尾先真っ暗みたいな感覚になったんですね。
で、その後ですね、この職場の説明をするとですね、私が新旧外来をやっているところというのは、東洋医学科というものがあって、漢方外来と新旧外来、2つあったんですね。
その中で私は新旧外来を担当していたんですけれども、隣でやっている漢方外来の先生に今度は見てもらったんですね、その後。
そしたらね、「うん、大丈夫だよ。」みたいな感じでね、言うんですね。
で、「漢方を出しておきますからね。」みたいな。
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あの、その時の私の中の心っていうんですかね、ふわーって緩んだっていう感覚をね、すごくね、その時わかったんですね。
で、今私、言葉の針というものをやっているんですけれども、これは何を言うかということと、どう言うかということと、誰が言うかというこの要素が重要だというふうにお伝えをしているんですけれども、
まさにね、この誰が言うというその大丈夫という安心感、これもね、この前ここのチャンネルで言いましたけれども、安心・安全、その感覚がね、非常に伝わってきてね、自分の中でそれを受け止めて変化をしたというのをね、実感しておくという経験があるんですね。
呪いに、そのお医者さんの言葉というのは、まあ私たち治療家もそうですけれども、呪いにもなれば癒しにもなるという、私自身が身に染みて感じた、そんな出来事がありました。
あなたは誰かに呪いをかけることはないでしょうか。もしくは癒しを与えることができるでしょうか。
この話はね、またね、ちょっと面白いので、シリーズ化したいなと思いますので、今日は以上になります。ありがとうございました。