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2023-03-20 07:53

医学研究の基本的な流れ


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医学研究の基本的な流れ
はいどうもゆうとです。今回はですね、医学研究を行う基本的な流れみたいな話をしてみようかなと思うんですけども、
ちょっと新しいシリーズみたいな感じで、ちょっと研究の話をこれからいろいろしてみようかなと思いますね。
これまでスタンドFMではですね、体の健康に関するようなこととか、フリーランスのセラピストの働き方みたいなことを結構話してきたんですけども、
これまであんまり研究の話はしてこなかったんですが、自分個人としては大学院で研究して博士号を取るまで一応一通り収めたっていうような感じなんですけど、
一般の人の健康に関してもですね、やっぱり研究っていうのを理解しておくと、テレビとかニュースで見た情報をより詳しく理解できるようになるでしょうし、
セラピストとしてもより専門性を高めていけるんじゃないかなと思うので、大学院とかで学ぶような研究の知見っていうのをちょっと分かりやすくですね、話していきたいなと思います。
できるだけ分かりやすくですけど、ちょっと難しい内容も出てくるかもしれないんで、もし分からないところとかあればですね、質問とかコメントとかもらえたらいいかなと思うんですけど、
今回は医学研究を行う基本的な流れみたいなところで、なんとなくですね、世の中に色々薬があったりとか病院の治療があったりとか、テレビのニュースとかでも本当は健康食品とかですね、色々データとか出てきたりするかもしれないですけど、
医学研究って一応基本的な型みたいのがあってですね、それで検証されてデータが出て発表されるみたいな感じなんで、この辺に関してなんですけども、本格的な研究はやっぱ大学とか研究機関とか、どこか企業とかですね、こういうところでもやったりしますが、
まず、研究のアイディアとかデザインとかっていうのを練りますね。社会を見た時に、こういう病気で苦しんでいる人がいるとか、こういう病気とか怪我を予防したいとかですね、本当に病院の治療とかっていうわけでもなく、地域の行政で何か取り組みを行うとかですね、こういうところでも研究で使われたりするんですけど、
こういう問題をどう解決していこうかみたいな、こういう対象にこういうことをするといいんじゃないかみたいなアイディアを考えるわけですね。で、そこから研究計画っていうのを練っていくんですけど、これに対してこれが効くんじゃないかみたいなアイディアが出た時に、やっぱりどういう人を何人ぐらい集めて、どのぐらいの期間で試してですね、その前後の結果が、こういう結果だったら信憑性が高くて効果があるんじゃないかっていうふうに考えるわけですね。
効果があるんじゃないかみたいなことが示していけるわけなんで、こういう研究デザインとか研究計画とかって言ったりするんですけど、こういうのを作っていきますね。
この研究計画みたいなことができたら、本格的な医学研究であれば倫理委員会というところに通しますね。
大学とかですね、どっかの学会とかっていうのもあったりするんですけど、こういうところですの倫理委員会というのに通して、やっぱり医学研究だと倫理的なところって結構大事で、
アプローチというか、治療法とかを試すときに、もし悪化する可能性もあったりとか、人によって差が出過ぎるとかですね、こういうところがあると倫理的によろしくないよねっていう研究の計画もあったりするんですよね。
本当に過去、歴史を見るとちょっと人道的にどうかというか倫理的にあんまりよろしくないんじゃないかみたいな実験も行われたりすると思いますけど、やっぱり今の世の中だと倫理っていう観点の中で、こういう研究はちょっとよろしくないよねっていうのもあったりするんで、そこを倫理委員会というのに一回通して承認を得ると、ちゃんとした研究としてスタートできるというような感じですね。
データ解析と研究報告
それで晴れて倫理委員会というのに通れば、研究っていうのを進めていくわけですけど、今後いろいろ研究のやり方も喋っていけたらなと思いますが、さっき言った通り最初に仮説を立てたものですね。
こういう対象にこういうことをすると効果があるんじゃないかみたいなことを実際に検証していくっていうのでデータを取っていきますね。
データが集まってきたらデータ解析っていうのを行って、ここで結構統計の手法とか大事になってくるんですけど、やっぱりただ一人が効果が出るわけじゃなくて、ある程度たくさんの人数で効果が出て、そこが統計的に優位とか言ったりするんですけど、
なんとなく改善している傾向があるよねっていうだけじゃなくて、例えば2つの治療法みたいなのを比べたときに、これに対してやっぱりこっちの方がめちゃめちゃ効果があるよねみたいなところが統計っていうのを使うと見えてきたりするんですけど、
そこでちゃんとした結果が出れば、なんか学会とか論文とかで発表していくっていうような感じですね。
一番ですかね、学会で発表するっていうのも学会の質によりますし、論文で発表するっていうのにもいろいろ雑誌があってですね、いわゆる雑誌って書店に並ぶような雑誌っていうよりも学術雑誌なんであんまり目で見る機会は少ないかなと思いますけど、
大学とかちょっとちゃんとした図書館にあるようなものとか、最近実際に本になるっていうよりもなんかウェブで見れたりするんですけど、そういう論文の形式っていうのがあるので、これに合わせてしっかり書かれたものを雑誌に掲載するっていう感じですね。
国際的な雑誌で結構牽引性があるというかですかね、論文ってどのぐらい引用されるかっていうのが結構大事な指標だったりして、
たくさん引用されるっていうのは価値がある研究、いい研究もあれば、例えばちょっとこれを批判的に捉えてですね、こういう研究はあるけどこういう限界があるから自分たちはこういう研究しましたみたいな、ちょっとそういう引用の仕方もありますけど、
まあでも引用されるっていうことは何かしら議論に挙げる価値がある論文なんで、そのたくさん引用されやすい雑誌とかもあったりして、こういうところに載せるとその修士とか博士とか大学の教員になった時によりちょっと評価が得られやすいみたいな仕組みもあったりするんですけどね、こうやって学会とか雑誌とかに掲載して発表すると一つの研究としてまとまったみたいな感じになりますかね。
これがですね、特許を取ったりとかビジネスに使われたりとか、純粋に学問として紹介されるみたいなこともありますけど、医学研究というのは大体こういう流れで何か研究のアイディアを作ってですね、そこから計画を立てていって倫理委員会というのを通して実際に研究を行ってデータを取ってそれをまとめて発表するみたいな、こういう構造になっているのはとりあえず知っておいてもらえたらいいかもしれないですね。
今後こう研究のデザインの仕方とかそのエビデンスレベルっていうなんか研究の質というかレベルがあったりするんですよね。
こういうところとか本当に詳しく見ていくとですね、そういう統計解析の仕方とか雑誌のどういうものがあるとかですね、いろいろ話していけるかなと思いますけど、今回はざっくりですね、その医学研究の流れの基本形みたいな話をしてみました。
今後もいろいろちょっとこういう研究の話をしていけたらなと思いますので興味ある人は聞いてみてください。以上です。ありがとうございます。
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