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2023-12-19 09:59

【印象的なデザインのヒント】奥行きでギャップを生む方法5選

①枠 ②重なり ③影 ④明暗 ⑤ぼかし


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こんにちは、フリーランスデザイナーのちふねこです。今日は印象的なデザインを作るヒントとして、奥行きでギャップを生む方法っていうのをいくつかご紹介していきます。
まずこの奥行きっていうのが、なんでデザインで大事というか必要なのかっていう部分のお話からになるんですけど、
この奥行きっていうのは、私がそのデザイン学びたての頃に、会社の上司からよく言われていた言葉で、
奥行き、このデザインもうちょっと奥行きが欲しいよね、とか、こうしたらもっと奥行き出るよ、みたいな、そういうフィードバックを受ける時に、この奥行きっていうのをよく使われてたんですよね。
奥行きつけるともっと良くなるよ、みたいなふうに言われてたんですけど、なんで奥行きつけるといいんだろうっていうのが、当時の私はあんまりわかってなくて、でも確かに、なんか奥行きがつくといい感じに見えるんですよね。
で、その部分を私なりに解釈して、こういう理由で奥行きがデザインにおいて大事なんじゃないかなっていう、ある種自論ではあるんですけど、
それが冒頭でお話しした印象的なデザインにつながるからかなと私は思っていて、なんで奥行きが印象的なデザインにつながるのかっていうと、
その平面、そのグラフィックデザインっていうものは往々にして平面を作るものなので、そういったその画像だったりポスターっていう平面上に奥行きを感じさせることによって、
平面なのに奥行きを感じるっていうギャップが生まれるんですよね。
なのでそのギャップを感じさせることによって、そのポスターだったり画像のデザインが印象的、印象づいたり、
ある種アイキャッチというか、なんか注目ポイントみたいなのが生まれたりするっていう意味で、奥行きをつけた方がそういう印象的なデザインになるから、
奥行きつけるといいよねっていう風になってるんじゃないかと思っています。
実際本当に奥行きつけると、奥行きないデザインよりもよく感じることが多くて、もちろんその作りたいテイストとかによって変わってくるものだとは思うんですけど、
なんかのっぺりしててイマイチだなって思った時は、ぜひその一度奥行きをつけるっていう表現を試してみると、
なんかいいかもってなるんじゃないかと思うので、今日はそのヒント、印象的なデザインにつながる手法のヒントとして、
その奥行きを生むっていうのをご紹介します。
今日ご紹介する具体的な奥行きの作り方は5つあります。
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はじめに言ってしまうと、1つ目、枠からはみ出す。
2つ目、重なりを作る。
3つ目、影をつける。
4つ目、陰影のコントラストをつける。
5つ目、ぼかしを使う。
この5つです。
まず1つ目の枠からはみ出すっていうのは、結構簡単にできて、簡単に取り入れやすくて、奥行きを感じるっていうのでおすすめなんですけど、
そのデザインの紙面の中に枠を作るんですよね、自分で。
その枠の内側に全部デザインを収めるんじゃなくて、部分的にはみ出させる。
キャラクターだったら、体の下半分は枠の中に収まってるんだけど、上半身の腕だったり頭を枠からはみ出させることによって奥行きを感じさせるっていう手法になります。
これは結構あるあるの表現で、実はめちゃくちゃ昔から使われている手法の1つで、
私が見て気づいて感動したのが、北斎の北斎漫画っていう、
江戸時代の生活の様子を漫画で楽しく書き留めた本があるんですけど、
人物百体っていう本の漫画の中に、この枠からはみ出すっていう表現を使った部分があったんですよ。
美術展で見つけたんですけど、この北斎漫画って上下にずっと枠があるんですよ。
上下にシンプルな線を引いてるだけなんですけど、ずっとそれがその内側に絵がずっと収まってるんですけど、突然はみ出す部分があるんですよ。
これが恐怖のシーンで、なんかいろんなものが飛んでたり、タオルがすごいなびいてる様子が描かれてるシーンで、
そのなびいたタオル、布、たぶん布だと思うんですけど、その布が枠から部分的にはみ出てたり、傘が飛んでたり、傘の絵がはみ出てたりみたいな、
そういう、その絵以外の部分もある種伏線になってるというか、ずっと上下に黒い線っていう枠みたいな領域をしっかり植え付けることによって、
その突然はみ出た部分がめちゃくちゃ効果的に印象に残るみたいなのがあったんですよね。
そういう感じで、自分であえて枠を作って、そこからはみ出させる部分を作るっていうことで、奥行きが生まれます。
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続いて2つ目の奥行きを生む方法は、重なりを作るっていうのなんですけど、これは文字の上に何かキャラクターだったり、写真を重ねてみたり、
あとは逆に商品の上に文字を重ねるとか、とにかく前後の関係を作るっていうことですね。何かの上に何かを重ねる。
この文字に何かを重ねるときの注意点としては、文字がちゃんと読める範囲で重ねる、あるいは読まなくてもいい文字の上にがっつり重ねる。
奥行きを生むためだけに、全然その英語を読まなくていいし、読めなくても全くデザインの情報として問題ないものの上に、
がっつり重ねて奥行き出すみたいなことをやると、その情報、情報を伝えるっていう本来の目的を崩さずに、ちゃんと重なりっていうのが使えるかなと思います。
続いて3つ目の奥行きを作る方法は影をつけるということで、これはもう文字だったり、あるいは商品画像だったりキャラクターだったりに影をつける。
ドロップシャドウっていう機能とかで影をつけたり、単純にちょっと暗めの色をぼかして後ろに乗せたりっていう感じで、
ただ文字を乗せるんじゃなくて、そこに影を落とすことでちょっと浮き出て見えるというか、ちょっと立体感につながって、それが奥行きになる。
平面なのに立体的に見えるみたいなギャップにつながります。続いて4つ目の奥行きを作る方法は、明暗のコントラストをつけるっていうことで、
さっきの影をつけるにも似たような効果なんですけど、文字とか特定のものに影をつけるんじゃなくて、
何か写真とか使ったデザインをするときに、その写真の素材をコントラスト、明暗のコントラストをパキッとつけることによって光と影がわかりやすくなって立体的に見えるっていうのだったり、
あとはこのコントラストつけるっていうのは、奥行き生むだけじゃなくて、その全体のメリハリがしっかりするので、全体の印象が引き締まるっていう意味でもおすすめです。
最後に奥行きを作る方法5つ目は、ぼかしを使うっていうことで、これも結構取り入れやすくて、パッと奥行きが生まれるのですごくおすすめなんですけど、
手前のものをめちゃくちゃぼかして配置してみたり、あるいは手前にピント合わせて奥の方をぼかすとか、そういったピントの差をつける、部分的にぼかすっていうことで奥行きを感じさせることができます。
本当によく私が使ってた具体的な表現としては、神吹雪だとか、あとは桜吹雪、桜の花びらとかを使うときに、このぼかすっていうのがめちゃくちゃ応用できて、
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手前に1つ、神吹雪を1枚めちゃくちゃぼかしたものを手前に置くとか、花びらをめちゃくちゃぼかして手前に置くみたいなことをやると、急に本当に全体に奥行きが出て面白いデザインになるので、そういったモチーフを使うときはぜひ一度試してみていただければなと思います。
ということで今日は、奥行きを生む方法っていうのを5つご紹介して、平面なのに奥行き感じるっていうところが印象的なデザインにつながるんじゃないかっていうお話でした。
キクダケフリーランス講座の毎週火曜日はこんな感じでサクッと学べるデザインのお話をお届けしています。最後まで聞いてくださりありがとうございます。
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