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君は、世界は本当に平等だと思うかね? 我々の知らない誰か、感知できない何か。
人間ではない上位存在に支配され、そのものに見染められた奴だけが潤いのある人生を歩む。 そうでない人間は薄汚れ、
下げすまれ、何をしてもうまくいくことなく消えていく。 そんな存在がこの世界を支配しているとしたらどう思う?
抗うも擦り寄るも、無視を決め込むも自由。 その自由だけが保障されているのだとしたら、
いや、私の空想だよ。 妄想と言ってもいい。しかしもし、もしだ、そんな存在がいるとしたら、
そんな存在がコンタクトしてきたら、君ならどうする? そうかい。
関わらないか。 いや、時間を取らせてしまってすまないね。
ここで追い止まするとしよう。 この世界の人間は面白い。
誰一人私のことを認めないというのだから。
