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こんなところに若者が…いや、人間が来るのは珍しい。
ようこそ、文明から切り離された、カビまみれの異界へ。 もちろん、自虐的表現に過ぎないがね。
学会からも忘れられた、魔術や神秘などという高等無形を未だに信じる馬鹿しかおらん。 つまり、私のことだがね。
しかして、いかようかな。 こんなところにいたら人間が腐ってしまうぞ。
何? 真実を知りに来た。
世界を照らす真実の光よ。 お引き取り願おう。ここにそんな高尚なものはない。
君が見ているのは幻想だ。 揺るがない真実など、この世界には存在しないのだから。
まあ、この時代遅れの話し相手として訪れるなら、歓迎しよう。
興味をそそるものがある、とは言わないがね。
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