入札妨害の事件
群馬県のニュースをお伝えします。 （１）桐生市役所の市庁舎建設工事をめぐって、公正な入札を妨害したとして、群馬県議会議員らが逮捕された事件で、埼玉地検は9日、県議ら3人を起訴しました。
起訴されたのは、群馬県議会議員の相沢崇文被告49歳や、太田市の建設会社営業部長の石原秀光被告75歳ら3人です。
起訴状によりますと、県議らは、桐生市役所の市長者建設工事の入札をめぐり、3年前、営業部長の建設会社が代表となっているJV共同企業体が落札に有利となる条件を公告案に盛り込ませたなどとして、公契約関係協売入札妨害の罪に問われています。
一方、3人と一緒に逮捕された桐生市の70代会社役員について、検察は不起訴としました。理由は明らかにしていません。
警察は他にも不正に関わった人物がいるとみて、引き続き詳しい経緯を調べています。
（２）20日投開票の参院選で、県内861投票所のうち9割以上が公職選挙法で定められた投票終了時間を繰り上げることが9日まで、県選挙管理委員会のまとめで分かりました。
公選法は投票時間を午前7時から午後8時と定め、特別な事象がある場合のみ、市町村選管の判断で繰り上げを認めています。
群馬県では今回の参院選で7時までの閉鎖を予定する投票所が825箇所で、全体の95.8%となっています。
県選挙管理委員会によりますと、午後6時までに終了するのは26.9%、7時の終了は68.9%となる見込みで、原則通りの8時はわずか36箇所4.2%となっています。
佐波・伊勢崎地域では伊勢崎が午後7時まで、玉村は規定通りの午後8時までとしています。
（３）熱中症で救急搬送187人となりました。
総務省消防庁は9日までに、県内で6月30日から7月6日までの1週間に熱中症で救急搬送された人数が187人に上ったと発表しました。
3週間以上の入院が必要な重症者は9人、短期の入院が必要な中等症は104人となっています。
搬送者全体の半数に当たる94人が65歳以上の高齢者ということです。
（４）10代女性を触った疑いで、福岡の22歳男が逮捕されました。
高崎署は9日、不同意わいせつの疑いで福岡県の22歳無職の男を逮捕しました。
警察によりますと、2023年12月9日、高崎市問屋町の歩道を歩いていた県内10代女性の背後から腕を引き寄せ体を触った疑いです。
女性にけがはありませんでした。
女性の保護者から「娘がわいせつ被害に遭った」などとの連絡があり、捜査をしてきました。
ニワトリ型ハニワのキャラクター募集
伊勢崎市内から出土したニワトリ型ハニワのキャラクターの名前を募集しています。
伊勢崎市は市内赤堀茶臼山古墳から出土したニワトリ型ハニワのキャラクターを作成し、この名前を募集しています。
ハニワは1995年からの調査で出土した高さ86.4センチのオスのニワトリで、古墳から3キロ離れた市内の釜ノ口遺跡で発見された破片が駆け落ちた羽の一部と判明し、1500年ぶりの再開として話題となりました。
東京国立博物館が実施した調査では、メスのニワトリの頭部のハニワが出土し、当初は雌雄一対だったとみられています。
募集期間は8月31日までで、10月下旬に結果を公表し、採用者には図書カード1万円分などが贈られるとしています。
以上、県内のニュースをお伝えしました。
