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群馬県のニュースをお伝えします。(1)県が、財源不足で4年後には基金が枯渇するという見通しを示しました。
山本一太知事は18日の会見で、2029年度までの「中期財政見通し」は、少子高齢化に伴って医療や介護など社会保障関係費が想定以上に伸び、
来年度以降は毎年300億円前後の財源が不足すると説明しました。 その結果、貯金に当たる基金は、
昨年度の920億円から財源不足を解消するために取り崩しを続けた場合、4年後の2028年度には枯渇する見通しです。
また、民間との格差是正に伴って県職員の給与を引き上げたり、物価高騰などが影響したりすると、財政状況はさらに厳しくなる可能性があります。
このため、県は今後、事業の見直しやデジタル化による生産性の向上などを進め、状況の改善を図ることにしています。
(2)前橋市の中心市街地でブックフェスが行われました。
本との出会いや人との交流を楽しむ「マエバシBOOKFES2024」が19日・20日、行われました。
2022年に続き2度目の開催で、前回の2倍のおよそ5万冊が国内外から集められ、商店街に並びました。
家に眠った本を新しい読み手につなぐ本のやり取りやトークショーのほか、音楽祭なども同時開催されました。
前橋プラザ元気21では、ブックフェスのエグゼクティブプロデューサーを務める前橋市出身のコピーライター糸井重里さんと、
伊勢崎市出身で「タッチ」や「H2」などで知られる漫画家、あだち充さんによるトークショーが行われました。
(3)2023年度の県庁知事部局の男性職員の育児休業取得率は72%でした。
県は2023年度の男性職員の育児休業取得率は72.2%となり、2020年度の22.2%から3倍以上に上昇したことを明らかにしました。
男性職員には、育児に伴う休暇休業の計画とその間に行うべき業務をまとめた子育て計画の作成を要請しています。
一方、1ヶ月未満の取得が51.5%と、期間は比較的短かったということです。
県は男性職員の育児家事時間の一層の増加に向け、1週間以上の育児休業取得率を2022年度の54.5%から2024年度に85%まで引き上げる目標を設定、
男性職員には1週間以上の育児休業を含めた子育て計画を作るよう促しています。
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(4)3億円外部流出をめぐり、改善計画を公開しました。
特別養護老人ホームを運営する桐生市の社会福祉法人「絹乃会」が架空取引などを繰り返して、
少なくとも3億3000万円を外部流出させ、社会福祉法に基づく県の特別監査で改善勧告を受けた問題で、
絹乃会は20日までに法人設立の際に出資した法人外の男性64歳を排除することなどを盛り込んだ改善計画をホームページで公開しました。
計画では、男性の排除のほか、不適切な経理事務に協力していた男性の実の弟である税理士との顧問契約を解除、
新たな税理士と契約することや、今後、男性に対する民事訴訟を行い、資産の回復を図るとしています。
また、弁護士、公認会計士らを委員とする第三者委員会を設置し、適切な法人運営に努めるといったことも明記されました。
関係者によりますと、男性は資金の外部流出に関わり、美術品や高級車、宝飾品などを購入したということです。
(5)コスモスが見頃を迎えました。
伊勢崎市上蓮町の韮川沿いの300平方メートルの遊休地でコスモスが見頃を迎え、優しい色合いが秋空に映えています。
住民で作る「韮川を美しくする会」と「コスモスを育てる会」が毎年コスムスを育てており、20日の朝に今季6回目で最後の一体の草刈りを終えました。
コスモスは11月初旬ごろまで楽しめます。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。