2023年の県農畜産物の輸出
群馬県のニュースをお伝えします。
(1)2023年の県農畜産物の輸出額、牛肉やこんにゃくが好調です。
2023年に海外輸出された県産農畜産物などの輸出額は、
前年比3.6%増しの15億3900万円で、3年連続で過去最高を更新したことが30日、
輸出推進機構のまとめで分かりました。
主力の畜産物で、こんにゃく加工品の北米向け輸出が好調で、
それぞれ前年より6000万円以上増えて、全体を押し上げています。
県によりますと、輸出額の約6割を占める牛肉などの畜産物は、
8億8000万円。ステーキ用として需要が高いサーロインやヒレに加え、
モモや肩ロースといった部位の活用も徐々に進んでおり、
牛1頭フルセットでの輸出が増えているといいます。
こんにゃく加工品は健康食品として海外での認知度が向上しており、
4億8500万円でした。
ゼリーを中心に北米向けの輸出額が2倍以上に増えたほか、
日本製品の不買運動が和らぐ韓国での需要が回復しているということです。
(2)詩歌作家・星野富弘さんがお亡くなりになりました。
手足の自由を失いながら口に絵筆を加えて製作に取り組んだ詩歌作家・
星野富弘さんが、28日午後6時32分、呼吸不全のため
みどり市内の病院で死去しました。78歳でした。
四季の草花を題材とした絵、命や人生、母子の絆など、
絵の思いを綴った歌を数多く生み出しました。
葬儀は親近者で行い、後日、関係者によるお別れの会を開く予定です。
高崎駅の開業からの発展
(3)高崎駅開業140年となりました。
JR高崎駅は1日、1884年5月1日の開業から140周年を迎えました。
北関東有数のターミナルとして、
人の移動を支える一方、駅ビルや駅東西をつなぐ自由通路など、
重なる改修を通じ、市中心街のにぎわいにも貢献してきました。
群馬県の玄関口として発展を遂げ、
特に1982年の完成の改修では商業施設が入る駅ビル、
モントレーやホテルが誕生し、駅利用の幅が大幅に広がりました。
1982年には上越新幹線も開業し、
首都圏や新潟への移動時間が一気に縮まり、
群馬県のビジネスや観光産業への集積が進むきっかけとなったということです。
(4)群馬県の空き家は最多16万1000戸となっています。
群馬県の空き家数が2023年10月から11月までに
群馬県の空き家数は最も多く、
2023年10月1日時点で16万1000戸に上り、
過去最多となったことが30日、総務省住宅・土地統計調査で分かりました。
5年前の前回調査に比べ3000戸増加しました。
人口減や解体・活用が進まないのが要因で、
管理が不十分だと倒壊や治安の悪化につながることから
対策が急がれています。
空き家で多いのは単身高齢者らの死亡や
介護施設入所の後、そのまま放置されたケース。
調査は一般的な空き家のほか、借り手が見つかっていない賃貸物件や
売却用の物件、別荘なども対象としているということです。
(5)玉村町で住宅が全焼しました。
30日午後0時半ごろ、玉村町福島の会社員、高山斉さん64歳宅から出火していると、
近くの住民から119番通報がありました。
木造2階建て住宅、90平方メートルを全焼したほか、
近隣の住宅の雨どいが熱で溶けるなどをしました。
およそ3時間後に消し止められ、怪我人はいません。
伊勢崎署によりますと高山さんは妻と2人暮らしで、
出火当時は2人とも外出していました。警察が出火原因を調べています。ニュースをお伝えしました。