群馬県の国民健康保険とふるさと納税
群馬県のニュースをお伝えします。
(1)国民健康保険の運営をめぐり、県内どこに住んでいても同じ所得水準、世帯構成であれば同じ保険料となる完全統一の目標時期を2033年度とすることで、県と市町村が合意したことが12月28日わかりました。
統一は、少子高齢化に伴う加入者の減少などを受け、国が安定的な運営を目的に示した方向性です。
市町村ごとに異なる保険料水準の統一に向け、来年度以降、段階的に算定方式などの改定を進めていきます。
(2)県が4月から11月にインターネット経由で受け入れたふるさと納税の寄付額は5,326万円で、
前の年の同じ時期に比べて4.9倍に急増したことが、12月28日までの県のまとめでわかりました。
返礼品に「洗剤」や「旅行クーポン券」を加えたことで、10月の制度改正に伴う駆け込み需要を捉えました。
11月から取扱いポータルサイトを増やし、さらなる受け入れ拡大を目指しています。
県によりますと、ネット経由で受け入れた昨年度の寄付額が、
年間2,588万円にとどまったことを受け、
本年度は7月に委託事業者を見直して返礼品を充実。
県は、ふるさと納税をしっかりと獲得し、財源確保に努めたいとしています。
自動車運転処罰法違反とガソリンスタンドの数減少
(3)伊勢崎市の県道で昨年11月、男性を引き逃げして死亡させたとして、
自動車運転処罰法違反の過失致死と、道路交通法違反の引き逃げの容疑で逮捕、
送検された桐生市の無職、沢田昌弘容疑者、63歳について、
前橋地権は12月28日、処罰法違反の罪で前橋地裁に起訴しました。
道路交通法違反は不起訴となりました。理由は明らかにしていません。
起訴状などによりますと、沢田被告は昨年11月21日、
大型トラックを運転し、伊勢崎市内の施設の駐車場から出て、
十字路を右折する際、十字路内にいた当時79歳の男性を跳ねて死亡させたとされています。
(4)不法滞在状態で、酒気帯び運転・無免許運転し、
3人が重軽傷を負う人身事故を起こして、救護措置を取らずに逃げたとして、
前橋地権大田支部は12月28日、
自動車運転処罰法違反と道路交通法違反、入管難民法違反の罪で、
ベトナム国籍の女で住居不定、無職、チュオン・ティ・フエン容疑者、33歳を前橋地裁大田支部に起訴しました。
起訴状などによりますと、3月末に在留期限が切れた後も残留。
11月11日午後10時ごろ、大泉町で軽乗用車を酒気帯びで無免許運転し、
前方の道路脇に駐車中の乗用車に追突。
乗っていた当時3歳から34歳の家族3人に首への重軽傷を負わせ、
そのまま逃走したとされています。
(5)全国のガソリンスタンドの数がこの10年間で8000カ所以上減ったことが、
12月28日、経済産業省の調べで分かりました。
群馬県は300件の575カ所となっています。
過疎化の振興や自動車の燃費改善に加え、
電気自動車が普及し始め、ガソリン販売の苦戦に追い打ちをかけました。
地域に欠かせないインフラを存続させるためには、
給油機能にとらわれない多様なサービスが必要と専門家は指摘しています。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。