今回の話題
・3カテゴリー合計で前年比130%、J3は147%。八戸は340%
・国立は6万3960人、16歳三井寺眞の衝撃と鹿島の逆転劇
・名古屋対清水はディエギーニョとジャーメイン良が効いて1-0
・湘南は大分に1-0、久しぶりのセットプレー弾で白星発進
・札幌のヴィニ ペイショット、仙台まさかの黒星、静岡のJリーグ熱
開幕節の入場者数が過去最多、3カテゴリー合計で前年比130%
お品書きは「Jリーグ開幕」の一つだけ。金曜から日曜まで毎日どこかで試合があり、収録前夜にJリーグが発表した第1節の入場者数は過去最多だった。3カテゴリー合計で前年比130%、J3にいたっては147%で前年の1.5倍。個別の収容率もおかしなことになっていて、名古屋対清水のトヨタスタジアムが95%で約4万人、エディオンピースウイングが97%。J2に行くともっと変で、藤枝が106%、いわきが110%、さらに宮崎196%、極めつけが八戸の340%。座席数に対する比率なので立ち見が増えると異常値になる、という解釈を挟みつつ「いいことでしかない」「この盛り上がりを絶やさないようにしたい、そのために我々がいる」と。なお冒頭の口上は少し短く変えてみた探り探りの新バージョン、そして「今日も渋谷からお届けします」と言いながらタケパンは静岡から参加というリモート収録で、途中で訂正が入った。
国立の開幕カード、16歳三井寺眞の衝撃と鹿島の逆転劇
金曜の国立、横浜F・マリノス対鹿島アントラーズは6万3960人。先制したのは16歳の三井寺眞で、青森・弘前で生まれ、財前宣之がつくったFCフォーリクラッセ仙台で中学年代を過ごし、今季マリノスユースに入ったばかり。ユースに来て4カ月、16歳0日でのプロ契約という経歴に2人とも驚きっぱなしだった。3人に囲まれても仕掛ける物怖じのなさ、ヒールで植田直通をかわす場面もあり、そこからの流れで谷村海那がマリノスの2点目。ただ終盤は鹿島が押し返し、鈴木優磨が獲得したPKや、優磨のシュートのこぼれをレオ セアラが押し込む形などでまくり返しての逆転勝ち。スローで抜かれたときの優磨の笑い方が「サッカー選手の喜び方じゃない」と怖がられていた。他会場では18歳の荒木琉偉が先発するなど10代のスタメンが並び、裏のガンバ大阪対浦和レッズは4-3。地上波ゴールデンで放送されたことで普段Jリーグを見ない層にも届いた手応えを語る一方、後半20分すぎから明らかにプレー精度が落ちるのは暑さだろうと。「8月7日は秋じゃない」、WEリーグ開幕の8月22日くらいまで引っ張れるといいのでは、という話にもなった。
名古屋対清水、新戦力がそろって機能して1-0
タケパンはチケットが取れず、名古屋対清水はDAZNで観戦。名古屋は100年構想リーグで調子が良かったぶん怖かったが補強がなく、清水は新戦力4人が先発。焦点はマテウス ブエノが抜けたアンカーで、そこに入ったディエギーニョは「当たり」。ハードワークできて球際が強く、持ったらリスクを冒さずに散らすタイプで、自分で剥がすマテウス ブエノとは互換性がない代わりに回収力はより高い。黒スパイクで昭和のサッカー選手みたい、昔は美容師をやっていたらしい、という小ネタも。決勝点はジャーメイン良のGKへのプレスから。短くなったボールをディエギーニョが回収し、外の藤井智也へ。切り返しての右足クロスをファーでフリーの北川航也がダイレクトで決めた。藤井の「逆サイドで切り返して右足」は以前番組で話していた通りの形。北川はシュートへの意識が去年と違い、磐田時代から比較され続けたジャーメイン良の存在が効いているのでは、という見立ても出た。そのジャーメインはオ セフンの退場後に最前線で体を張ってMVP級の働き。オ セフンの2枚目は、プロフェッショナルファウルの直後に主審へ「OK、OK」と拍手をしたのが侮辱行為と取られたもので、吉田孝行監督も相当怒っていたという。最後は梅田透吾のシュートストップで完封。『ジャイアントキリング』最新70巻の話から、漫画の中の清水は強豪で湘南は2部、という現在地の比較まで脱線した。
湘南は大分に1-0、久しぶりのセットプレー弾で白星発進
湘南のアウェイ開幕は大分で1万4373人、収容率は47%。前回の対戦が山口智新監督の初戦だったので5年ぶりのカードで、大分は昔から勝ち越せていない難敵だという。スタメン発表では石橋瀬凪がベンチ、石井久継はベンチ外で、コンディションなのかこの時期らしい移籍の話なのかとやきもき。GKは真田幸太。試合は60分すぎまで完全に湘南のゲームで、そこから精度が落ちたのは大分の長い芝と、風の通らないドームの暑さもありそうだった。決勝点はセットプレーから、そらしたボールを山田寛人が北川航也のゴールとよく似た位置と形でダイレクトの右足。セットプレーからの得点はめちゃくちゃ久しぶりで、長澤徹監督が試合後のDAZNインタビューでコーチ2人の名前(浜松開誠館高から加わった青嶋文明ら)を挙げて感謝したのが良かったと。解説の「セットプレーで取れるのは大きい」には「今まで全然取れてなかったんですけど」と苦笑い。内容ではアルトゥール シルバと加瀬直輝が良く、4キロ増量して見違えた松村晟怜は最初にバテていたのが惜しい。大分では大卒1年目の2人が要注意で、途中出場の木本は危険な位置で仕掛けられるタイプ、195cmの相澤デイビッドは法政大から神戸に入って大分へ育成型期限付き、兄はGKの相澤ピーター コアミ。元清水の西村恵真は解説の期待に反して爪痕を残せず交代だった。
札幌のヴィニ ペイショット、仙台まさかの黒星、そして静岡のJリーグ熱
清水と湘南以外では、北海道コンサドーレ札幌が2-0で勝利し、先制点は清水から期限付き移籍中のヴィニ ペイショット。札幌サポの友人から「ペイショットありがとう」と連絡が来たものの、清水を経由せずに来た選手なので反応に困ったという小話も。フルマッチで見て良かったのは、味方が自分を使わずに打った場面でも「OK、OK」で済ませていたところで、走れてプレスに行ける献身性込みで「いいやつ」。買い取りの可能性が低い札幌をレンタル先に選んだのは編成として上手い、という指摘もあった。J2では優勝候補に推したベガルタ仙台が0-2で敗れ、「我々は予想が下手だ」と早々に反省。勝った藤枝MYFCは超満員で、元湘南の岡本拓也に加え、FC東京から期限付きで加入した17歳の北原槙も話題。静岡では夕方のニュースが4局とも清水・藤枝・磐田をハイライト付きで扱い、17歳の特集コーナーまであるという土地柄も紹介された。藤枝駅前にはタケパンの先輩の実家の居酒屋があり、近くの公園では選手がボールを蹴っていることもあるとか。最後に、栃木シティの田中パウロ淳一が骨折で長期離脱という残念なニュースにも触れた。
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