2025-09-10 19:59

#342 巨大な粉砕機の調整をクリスさんがした話

パワーは正義

サマリー

クリスさんは、息をのむような巨大な粉砕機を扱った経験を語り、その感動を共有します。粉砕機の動作や制御システムについての面白いエピソードが織り交ぜられ、この仕事が自分に合っていることを実感しています。このエピソードでは、油圧制御の応答性や構造のシンプルさについて考察されています。特に、油圧シリンダーの特性や問題点について詳しく掘り下げられ、電気機器との違いが強調されています。

粉砕機の初体験
明日のファクトリーオートメーションへようこそ。メンバーソナリティの高橋です。
クリスです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
クリスさん、何か面白い話あるって聞いたんですけど。
そうですね。今週は、あるメーカーのところで掃除を立ち上げたんですけど、
インターフェースのプログラムとか通訳をやったんですけど、
人生で初めての機械をやったので、このチャンスで少しだけ話しようかなと思いますね。
私、今回の仕事でやったのは、粉砕機になりますね。
粉砕機っていうのは、いろいろな材料を細かく砕いて潰す機械の名前なんですけれども、
これを私の人生で初めて立ち上げるとか、目に見えることができて、すごく感動しました、自分が。
多分皆さんYouTubeとかもたまに見るじゃないですか。
何も入れて、何もポイ入れて、それでシャフターが2つぐるぐる回ってて、
それで砕きたいものをその中に巻き込んで、それでコラコラになるのが粉砕機みたいなものですけれども、
これをめっちゃでかいバージョンが目の前にあってて、機械自体は多分3,4メートル以上あるもので、
それを初めて見ててすごく感動しましたね。
実際は使っているモーターは電力が結構でかいモーターだし、
人生で初めて材料を粉砕機ポイ入れました。
あれめっちゃストレス解消になりました。
すごいでかい鉄のパソコンみたいなものをそのまま粉砕機のところでポイ投げる瞬間で、
中で10秒もない粉々になったんですね、粉々。
もうバラバラになりましたね、パソコンが。
それを見て失礼になっちゃって、私やるじゃない仕業じゃないんですけど、
ずっと上でこのパソコン投げるから、めっちゃ気持ちよかったですよ。
これを見て、いろいろ細かいのをどうぞ見たんですね。
例えばこれを粉砕機、皆さんゲームセンターでこういうの押しマシーンとか見たことあります?
こういうの入れて。
ありますね、タワーが積んであったり、それが倒れたらめっちゃもらえるみたいな。
そうそうそう、私がやってるマシーンはこれはすごくそっくりですよ。
後ろにプッシャーがあって、パソコンの材料を入れたらこのプッシャーでずっとゴミを、材料をシェフターのところにずっと押し込んで、押し込んでみたいな感じですね。
で、この街にやってくるみたいなのってめっちゃ面白かったと思ってたんですね。
あとはこの仕事は基本はインターフェースの部分の仕事と、あとは通訳しかやってないんですけれども、
ここで初めて自分が今回で結構楽しかったなと思ってましたね。
ドイツのメーカーとのコラボ
ちょっと自分に合う仕事を一つの形だと思いましたね。
あとは自分プロモを作ったし、通訳でお客さんと今度のドイツのサーボモーターのメーカーと真ん中のブリッジにして、お互いの食い違い事を座って話し合って。
ドイツのメーカーもいろいろ彼の経験とか教えてくれたりとか、自分に今このプロモどう考えてるか教えてくれたりとかすごい勉強だったし、
彼自身の経験とかも話してくれたんですね。
結構面白かったのは、私が今まであなたの一番でかい粉砕機、作った粉砕機が何ですかって言って、
彼はそのまま車一台ポイ入れてるやつを作りましたと。
へえ、すごいな。
そうなの。
フランスとかいる機械ですけど、そのまま自動車をポイ入れてコラコラするのが見ましたね。
で、私今すぐ買ったテストップみたいなパソコンを粉砕するんですけど、それとも電磁みたいな300アンペアとか400アンペアみたいなものですね。
すごいなと思って。
だからこの経験でこういう仕事というか、そういう通訳もやって、自分のプロモ作って、お母さんと縁のメーカーとブリッジやるのも結構私に合うかもしれないなと思いましたね。
粉砕機とかプレス機とかもそうですけど、圧倒的なパワーで潰していくじゃないですか。あれすごいですよね。
普通って物を挟んだりすると、ちょっと潰してる感あるじゃないですか。ちょっと動作が遅くなるとか音がするとかあるじゃないですか。
ちょっと凹んだ。
ドイーンって音がしたりとかあるじゃないですか。そんな何もせずに、速度とかも何も変わらず、ただただ圧倒的な力で潰していくみたいな。
本当にすごいですよね、あれ。
ひたすら同じ低速でずっと回してて、物をひたすら潰すこと。
だからあってもなくても動作変わらないですもんね。
本当にもう何か人間がアリを踏み潰してるみたいな。踏み潰してることに気づかないみたいな。そんな巨人とアリの世界観ですよね、あれ。
そうですね。あと面白いのは、やっぱり詰まった時を、いろいろなローハルというか、いろいろな面白い勢力もあってて、
どうしてもすごい硬いな、さっきジョップシャーでこうやって物を押し込むじゃないですか。
やっぱりこういう時どうしても詰まるとかあるんじゃないかね。
で、そういう時はなんかね、ちょっと厄介でするんですよ、シャッターを。
今の潰れた物を一回戻して、そしてもう一回潰していくみたいな、いろいろ面白い細かいの性能があって、
連続何回も詰まったらもう一回止まるとか、
あと外部のエンコーダーもつけて、オーダードギアの速度差があるのか、あるんだったらたぶんスプリング、
今滑ってるってことですね。
スプリングしちゃったりとか、そういうのいろいろ検出する装置って私もたくさんありましたね。
面白いなと思ってそういうの見ると。
私これ機械のそういうの分からない人間だから、それでもすごい面白いな感じましたね。
そういうのやっぱノウハウですよね。
例えばこの滑りを検知して止めるとか、まず一旦滑ったっていう事象を確認しないとその対策打てないじゃないですか。
だからやっぱり失敗してきた歴史がやっぱりそこにあるわけですよね。
だから簡単そうに見えて意外とそういう細かいシーケンスのノウハウっていっぱいあるんですよね。
新しく作ったらコピーして作ったりいろんなことをした時に作れはするんだけど、そういう細かいトラブルがいっぱい起きる。
それが解消されるにはそれらの時間が必要っていう。
油圧とプレス機の面白さ
ここがやっぱり真似されずるいところですよね。
真似はできるけど、うまくいかないよって。
細かいノウハウですよ。
あと、PLCも使ってるんですよね。
メイン制御は国産ですけど、ドライブ、このでっかいモブタの制御はドイツのものをやって、なんかインターフェースでコマンド投げたりするんですけれども、
彼が使ってるPLCも結構面白くて、WindowsのPLCですね、WindowsベースのIPCですね、あれもやっぱり。
中のドイツのプログラム、ほぼ全部見せてくれたんですけど、ほぼ全部SDで書いてるんですよ。
ほぼ全部SDで書いてて、途中でアラームセットできなかったりとかのトラブルがあるんですけれども、
あそこ直せばいいと思ったところがあって、いや違う、ちゃんとステージマシンからやります。
ステージマシンからちゃんと定義して、異常の状態を定義して、あそこからリセットする。
現場感でとりあえず直すと、いやここからちゃんとしっかりこのプログラム、放送から直すという、なんか考え方が違うのが感じたんですね、私。
うまくこの場で表現できないんですけど、プログラムを直すという考え方が違うかなと思いましたね。
何やったのか仮設定も作らない。作らないといけないのはちょっとラーメンですけど、やっぱりちゃんとこういう理由こういう理由だから、
仮設定じゃなくて、この上限とたしてからポリガーするとか、
街まで立ち上げた現場との違う考え方がたくさん吸収した、体験しましたね。
結構面白い、面白い体験でしたね。
まあでもブラックポックン食べてそれでもいいですよね。
そうですね、本当にそう。
で、やっぱり彼らもPACじゃなくてメーカーね。
PACとかドライブってメイン売ってるし、こういう粉砕機とかプレス機のアプリケーション系のパッケージもテンプレ式で売ってるので、
なんかプログラム見せて、例えばあの時見せたのは粉砕機は60軸まで構築されてるんですね、プログラムの中で。
で、その中でオプションで全部何軸あるか全部選んでコンプレッションを自由に変えれるとか、
ダラミックで変えれるとか、いろいろ面白いの作り方もあったので、
なんか面白いなあと思って作り方、あんまり触るチャンスないんですけど、
もしチャンスあったらもう一回しっかりプログラム見たいなあというのが私の思いですね。
なるほど。
そうですね。
まあでもそれはそうだと思いますね。
まあでかい粉砕機とか、まあでも案外その、僕たちがあんまりカバーしない領域ですよね、そういう。
そう、全然ないです。初めて見た。
そういう分野もあるんだ、世の中に、と思いましたね。
僕の近い所ってプレス機とか、まあそういうとこですね、そのクソでかい油圧とかクソでかいモーターとか、そういう世界観のところ。
ひたちなものを潰す、ひたちなものをベタンコにする、押すみたいなところですね。
油圧、今年も自分も少しずつ変わった頃あって、やっぱり今まで、
物を運ぶとか、運送、搬送とか、ロボットのティーチングとかそういう制御じゃなくて、
押すときの力を見るとか、そういう世界観があったなあと思って、結構面白かったですね、油圧とかプレス環境。
僕もこの2年、3年?僕も5年前くらいから油圧の制御みたいなのやってますけど。
そうなんですか?
そうですね、油圧の位置制御とか最近ずっとやってましたね。
めちゃめちゃ面白かったなって。
深いですよね、深い。
油圧とも、油圧、うちの会社で仕事で油圧のメーカー、コンドローラーと付き合うんですけれども、アメリカの。
彼の話も結構面白くて、あとは今、日本の油圧のコンドローラー、結構古いコンドローラー。
DIDOとかAIOとかで制御する系が多くて、今海外のやつはもう基本EtherCATでやっちゃうとかね。
やっちゃうのも結構一般的みたいな。
でもなんかあんまりないですよね、やっぱりその、
油圧制御の特性
CGも含めて、バルブの制御も含めて、やっぱりEtherCAT対応の国内ほとんど見当たらないですね。
そうですね、みんなAIO、DIDOでやっちゃうんですよね、やっぱり。
どっちのほうか、たぶん今サーボシリンダーみたいなものが最近出てきて、
すごくわからないですけど、シリンダーのところにサーボアンプがあって、正回転だったら押したし、逆回転だったら戻すみたいな。
なんか気候みたいなものがあって、これでサーボアンプで制御してて、サーボアンプはEtherCATにつなげててみたいな構成になってて、
こういう構成なんだ、初めて油圧を見たらこういう構成なんてちょっと感動しました。
そうですね、油圧やってたことない人のほとんどですけど、油圧の応答性の高さは本当にエグいなって油圧やって思いました。
回ってからすぐ動かないですよね。
本当にめっちゃ応答性いいですよ、本当に。
やっぱ原則機がなくて、軽くてめっちゃ力出るっていうのがめっちゃ強いなって油圧制御して思いましたね。
なるほど、なるほど。
要はモーターだとどうしても重たくなるじゃないですか。
はい、重くてかいし。
強い力ってどうしても重たくなるんで、やっぱ初動が全然パワー出ないんですけど、油圧は一瞬ですからね。
一瞬でこれギュッて何キロリュートル?
バッて出ちゃう。
やっぱそういう時油圧は世界違うんですよね。
油圧は世界違いますね、やっぱり。
やっぱり構造もシンプルってよく言われたんですけど、電気のこれの部分と。
構造はシンプルだけど油漏れめっちゃするんで。
これはどう解消できないんですかね。
電気的にはシンプルだけど機械的にシンプルかっていうとなかなか一概に言えんすよね。
あとこの油を掃除とかどうするかできない。
そうですね、油漏れしたりもするし、配管の仕方とかが影響しきったりするわけじゃないですか。
めっちゃロハがあるんですね、これなんか。
そうですね、だから原因追求結構難しいですよね。いろんな要因があるんで。
王道性とかバルブ王道性とかホースの長さとか配管どうなってるか。
どこのポンプを使うのかなんか無理だわ、ちょっと要素多すぎて。
電気機能のいいところは配線経路とかほぼ気にしなくていいですからね。
そうか。
問題で特定しやすいか。
アンプからサーボまでの距離の長さなんてノイズ以外気にしなくていいんで。
基本登録線とエンゴーダー線しか入ってないんで。
っていうのはやっぱりいいところですよね。
油圧空圧はどうしてもパワーを伝える経路が長いですからね。
長いし複雑だし要素多い。
その代わり構造はシンプルじゃないですか。
でも周りのものシンプルじゃないですか。
周りのものがシンプルじゃないけど構造はシンプルだから。
やっぱりそのシンプルなパワーって本当に強いですよね。
なるほど。
やっぱりその原理原則として強いじゃないですか。
そうそうそう。
ポンプでめっちゃパワーを出してそれを本当に一撃でバーンってぶつけるみたいな。
そう。
物言い切りもたくさん行かれて、逆にこうやってずっと見てたわけですね。
すげえパワープレイが成立するっていう構造がシンプルがゆえに。
そうそう。
でもこの油もやっぱりすごい。
今年も何回プレス飛行場に行ったんですけど、やっぱり床がペタペタして。
そうですね。
もう真っ黒で床が。
しかも検知できないんですよね。
検知できないの?
例えば油漏れとかしてると油圧が下がるんですよ。
だからパワー出なかったりするんですけど、
でもそれが油漏れによるものなのかみたいなことって検知するの難しくて。
要因が多すぎるから。
そうですね。
なんでパワーが出てないのかって油漏れじゃないかみたいなことは疑われるんですけど、
どこで油漏れしてるかなんか全然わからないですよ。
そうですね。油漏れするか何が足りないのかわからないですよね。
油圧と電気機器の比較
要は電気屋って断線してるとかってどこが断線してるかだいたいわかるじゃないですか。
このラインのどっかみたいな。
そうですね。でも最悪線変えればいいや。
もう一方線。
そうですね。でも油漏れって油ってすごい高圧なんで近づけないんですよね、人が油が入ってるときって。
近づかないね。怖い怖い怖くて近づけない。
要はもう指に穴開くんですよ、油漏れって。
すごく微小なとかすごい量で。
力がめちゃくちゃ遠倍になる。
いわゆる例えば面積が100のシリンダーから面積が1の穴通したら速度が100倍になるんですよね、油が出てくる速度が。
要はあれだね、あの調整はヒールを1点であなたの靴を踏んだみたいな感じですね。
その速度で油が出てきたら本当に指に穴開くんですよ。
いや嫌だな嫌だな。
だからその切り分けをするときに一旦止めてみたいなそういうすごい地道な作業になるんで。
止まったら原因がわからなくなっちゃうから。
そうそうだからね、やっぱり重りは大変だと思いますね、油圧は。
なるほど。でも中田さん油圧やってるのちょっとびっくりした。ちょっと意外だったんですよね。
もうどうしようもなくなって油圧になりました。電気じゃどうしようもないってなって油圧になりました。
なるほど。電気があったら電気でやるんですか?
電気できないなら電気でいきますよ、それは当たり前です。
どうしようもできないなら油圧。
うん、どうしようもできないから油圧。
なるほど、私も勉強になりました。
でも面白いけど。
まあ無理だからね、もうそのある一定の力以上になったらボールネジとか使えなくなりますから。
それでも仕方なくても油圧。
油圧になってきますよねっていう。
面白いね。ちょっと少し油圧のせいが入ったんですけど、ちょっとだけ面白くて、また勉強しようかなといろいろ勉強していこうかなと思いますね。
ありがとうございました。じゃあ今日は粉砕機楽しかったというお話で終わります。
油圧をちょっと感じました。
ありがとうございました。
はい、せいしまーす。はい、お疲れ様でーす。
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