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2025-05-05 05:23

書籍紹介「Googleのソフトウェアエンジニアリング」を読んで

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サマリー

「Googleのソフトウェアエンジニアリング」は、ソフトウェア開発における持続可能性の重要性や、Googleが実践している文化、プロセス、ツールについて解説しています。多くのエンジニアにとって有益な知見が詰まっており、特に長期的なプロジェクトに関わる方におすすめです。

持続可能なソフトウェア開発の重要性
明日のファクトリーオートメーションへようこそ。メンバーズはねてん、高橋です。
本日はリッスン限定の音源になるんですけど、リッスンのイベント「サンキューレンキューテックLTポッドキャストカレンダー」というハイツーさん主催されているイベントに参加をします。
このイベントは、テックな何かを紹介するということで、私はこの連休中読んだ本を一冊ご紹介したらいいなと思っています。
その本をご紹介するのは、ソフトウェア開発に関わる多くの人々から注目を集めている一冊ですね。
ソフトウェアエンジニアリングアットグーグルという、日本語版のタイトルは、Googleのソフトウェアエンジニアリング、持続可能なプログラミングを支える技術、プロセス、文化です。
Googleがどのようにして、巨大なソフトウェアシステムを構築して、それを維持しているのか、その秘密は何ですかというのが、この分厚い本に書かれていると。
これを今日5分で紹介できればなというふうに思っています。
まず、この本のタイトルを見て、Googleのすごいコーディングテクニックが学べるのかなと思ってしまうかもしれないんですけども、
この本めっちゃ分厚いんですけど、そこに書かれているのはプログラミングではなくて、もっと大きな概念ですよね。
それはつまり、ソフトウェアエンジニアリングという、ソフトウェア工学というものです。
どのようにソフトウェアというものを扱っていくかということですね。
この著者であるのはGoogleの当然エンジニアたちなんですけど、ソフトウェア開発というのは時間という要素がものすごく重要だということを、この本の1冊全てにわたって強調しています。
つまり、一度書いたコード、プログラムが何年何十年という、すごく長い期間多くの人によって変更されて、それが維持し続けられる、これを前提としたことが開発プラクティスとして必要だと。
これを彼らは持続可能な開発ということを読んでいます、この本の中で。
この本はそのためのGoogle類の考え方、技術、文化を体系的にまとめたものなんです。
ちょっと時間がないんですけど、ちょっとだけ具体的にどんなことが書かれているのかということを紹介していきます。
本書は大きく3つのパートに分かれています。
それはタイトルにもあるように、文化、プロセス、ツールなんですよね。
僕は一番最初に文化のところが大事だと思うので、そこを厚めに紹介するんですけど、
この文化のパートでは、チームが協力して開発を進めるための基盤。
例えば、効果的なリーダーシップとは何か。
心理的安全性は何か。
知識共有の重要性。
そしてGoogleが非常に重視する行動レビューの文化。
こういうものが語られています。
なぜレビューが重要なのか。
それがどうすれば建設的なレビューができるのか。
そういう実務的なアドバイスというものが非常にまんさり書かれている。
次にプロセスなんですけど、
プロセスというのは日々の開発される具体的な進め方ですね。
代表的なのはテストです。
テストというのは、ユニットテスト、結合テスト、大規模テストっていっぱいあるんですけど、
それらすべてにおいてGoogleはいかにテストを重視して、
高度の品質というものをどのように担保しているかというものが非常によく分かるように書かれている。
他にもバージョン管理であったりだとか、
チーム開発とその支援ツール
静的解析、依存関係の管理など、
大規模開発ならではの課題と解決策というものが紹介されている形になります。
現時点の。
最後にツールですね。
ツールっていうのはこの前の2つ、
これに関わって非常に密接したものになるんですけど、
この文化やプロセスを支える具体的なツール。
ちょっと局所的になりますけど、
例えばビルドシステムであったりだとか、
高度の検索ツールみたいなものが紹介されているんですが、
このツールの使い方っていうよりは、
どうしてこのツールが必要になったのかっていう背景的な思想っていうのが中心に書かれている。
なので先ほど言ったように、
この文化やプロセスっていうものをいかに効率的に実現するかっていうところが、
このツールの役割だっていうことが書かれているんですね。
この本を読むべきっていうのはソフトエンジニアもちろんなんですが、
最近の役職でいうとテックリード、エンジニアマネージャーみたいなところも関わってきます。
特にチームでの開発、中規模以上のプロジェクト、
長期的に面接の必要なソフトウェアに関わっている方っていうのは多分多くの学びがあると思います。
正直にうちはGoogleじゃなくて関係ないとか思う方も非常に多いと思うんですけど、
Googleの大規模な、だからこそ採用されている文化っていうのがたくさんあるんですけど、
やっぱり大事なのは何でそれがそも必要なのかっていう背景的な考え方原則っていうものは、
この規模に関わらず非常にいろんな開発ゲームが利用できるものと普遍的なものだと考えられますので、
高度の品質、チームの精査性、開発の持続性などをついて悩んでいる方については、
一度何か読んでいただければ機会になるんじゃないかなというふうに思います。
というわけで本日はGoogleのソフトエンジニアリングという本をご紹介しました。
これめちゃめちゃ厚くて300、400ページあるんで読むのちょっと大変なのかもしれないですけど、
それに見合うだけの価値っていうのはやっぱりあると思います。
なので皆さんの本棚にもこの1冊が加わっていただけると嬉しいです。
それでは皆さん、また次回もよろしくお願いします。
ハグ安全に。
05:23

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コメント

「Googleのソフトウェアエンジニアリング」! すごくすごそうな本をご紹介いただきありがとうございます、 すごく読みたくなりました。

TomoyaTakahashi
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