スーパーバイズの意義
こんばんは、えりむすです。
この番組では、自分らしく幸せに生きるための学びについて発信しています。
3月22日、土曜日の夜ですね。
土曜の夜皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
今日はですね、私スーパーバイズに行ってきました。
このスーパーバイズっていうのはですね、
私は心理職として普段勤めているんですが、
対人援助職の人たちがですね、自分の大先輩、
自分で働いている、私だったら大先輩の心理師さんに
自分のケースを持って行って、見てもらってですね、
アドバイスをもらうっていうような時間です。
なので、スーパーバイズの中で、
そうやって自分を指南してくださることをスーパーバイザーって言うんですね。
私はスーパーバイジー、受ける人はバイジーと言うんですが、
スーパーバイジーは自分が担当したケースをスーパーバイザーに報告して、
そういう過程とかですね、面接の過程だったりとか、
今後の方針だったりとかっていうことにフィードバックをもらうということですね。
これは専門家として専門性の質を上げていくためにとても必要なことで、
定期的に行っていくっていうことが求められているんですね。
私は病院で勤めていたときに、自分の先輩心理師さんから
今のスーパーバイザーの方を紹介してもらって、
去年のですね、6月からその方にお世話になっています。
ケースの準備
毎月1回ですね、自分のケースを持って行って指導を受けるんですけれども、
なので、6、7、8、9、10、11、12、1、2、3、10ヶ月ぐらいか、経ちました。
私は4月から関東に拠点を移動するんですが、
その先生はオンラインでは実施しないよということで、
対面でお会いして、自分の家からですね、
車では高速道路を使って1時間ちょっとぐらいのところにあるんですが、
その先生の事務所がですね、そこに通っていたんですが、
今回が最後ということで受けてきました。
私のスーパーバイズの先生は、
白ひげを蓄えた絵本に出てきそうなおじいさんって感じの方なんですね。
とっても素敵なんですね。
事務所の中もですね、すごいデザインが美しくてですね、
もともと建築系の仕事もされてたのかな、あまり詳しくないんですが、
でももちろん心理師の大先輩ということで、
心理師としての勤続年数っていうのはとても長くてですね、
県の研修会だったりとかでも登壇していろいろと教えてくださる、
そんな先生なんですけれども、
私はですね、このスーパーバイズの時間がですね、とても好きだったんですが、
でも本当にその日が来るのがいつも苦痛でした。
これは何でかっていうと、私はですね、
スーパーバイズを受けに行く中で、
ケース、自分のケースを持っていくってなった時に、
自分のケースについてまとめて紙に起こしてですね、持っていくんですけど、
どんなことをですね、その紙にまとめていくかっていうと、
今まで自分がそのカウンセリングをやってきた内容を記載するのはもちろんなんですけど、
その人の生育歴だったりとか、副役はあるのかないのかとか、
どういう疾患なのかとか、心理検査をした場合はどういう結果が出ているのかとかですね。
それから総合的にそれらをまとめた上で、
自分なりに考える見立てとか、自分なりに考える今後の支援方針っていうのも最後に記述して、
そして提出するんですね。
このですね、まとめる作業っていうのにものすごく時間がかかるんです。
カウンセリングの記録を1から10まで全部起こすっていうのは回数が少なければ可能ではあるんですが、
何回か回数を重ねているクライアントさんのケースを持っていくってなると、
ものすごいボリュームになるからですね。
全部全部書いて持っていけないので、
一つ一つまとめてですね、概要を回数まで書いていくっていう必要もあるんです。
何をどうまとめると良いのかとかっていうところでもすごく悩んだりとかして、
結局ですね、そのまとめる作業、その資料を作るのに莫大な時間がかかってしまうので、
スーパーファイズに行って先生からいろいろご指導いただくのがですね、
本当に自分の中でずっと目から鱗な時間でですね、
もう本当にこうメモが止まらない。
ああそうかそういうことなのかとか、
なんかすごく身になる時間なので、その時間は求めている。
やっぱり今後の自分の臨床にもすぐに行かせるんですよね。
そういうふうに見たらいいのかというかとか、
そういうふうにやっていったらいいのかっていうのを結構具体的に、
こういう質問してみたらいいよとか、こういう声かけしたらいいよとか、
そういった個別具体的な回答もくださる先生なので、
早速それを次回の時に取り入れてみようとかっていう指針も立てやすくてですね、
なのでそういう時間があると自分自身も自信につながったりとか、
もっともっとクライアントさんに対していい支援ができるなっていう経験になるので、
求めてるんですけど、毎月その日が来るのが奥で、
準備しないととかって思ってですね。
だいたいケースを持って行く前日とか、すごい夜更かししてしまうんですよ。
だからいつもすごい寝不足で行くんですね。
これも良くないと思うんですけど、
最終セッションの葛藤
前々から時間を取って準備してたらいいのに、
ギリギリ癖とかが相まって、そういう事態が起きてしまうんですね。
今回は割と事前に準備してたんです。
このケースを持って行こうっていうのがあって、
それはもともと今月の半ばまで勤務していた、
精神科病院で持っていた患者さんのカウンセリングの記録だったんですね。
その方に対して私がその患者さんのカウンセリングをすることはもうなくて、
実際はその後任の方が今後は担当されていくんですが、
その中でもやっぱり自分がこういうことをやってきて、
自分だったらこういうふうに今後支援をしていきたいと考えているというような情報を共有して、
先生からフィードバックをもらうことは、
その患者さんに対して何か今後できることではないけれども、
でも今後の自分の臨床にはいかせるというところでそのケースを用意してたんです。
ただ直近になって、毎回一つのケースを見てもらうんですね。
今回最後じゃないですか。
今オンラインでカウンセリングをしているクライアントさんのことで悩むことが多くて、
その人のケースを持っていきたいなというふうに、
本当にこの数日前ぐらいから思い始めて、
やっぱりこっちを持っていきたい、こっちについてこっちのクライアントさん、
今のオンラインカウンセリングのクライアントさんについて聞きたいからまとめ直そうと思って、
手をつけようとしてたんですけど、なかなか進まなくて、
結局昨日の夜帰宅したのが多分11時ぐらいだったんですけど、
さあ今からまとめようと思ってパソコンに向かってまとめようとしてて、
キーボードを叩いてたんですけど、全然進まないしスイマが襲ってきてですね、
寝てはいけない、やらないと、また寝てたみたいなのをずっと続けていて、
結局何時ぐらいかな、2時ぐらいになって、
もうこれ値段やばいと思ってもう諦めよう、もともと用意してたケース持ってこ、
みたいな感じでですね、結局寝て、
今日朝行ったんですね、結局まとめれなかったし、
寝不足だし、何やってんだろうみたいな感じで、
最初からもう諦めたらよかったや、とか自分のことをうじうじ考えながら、
でも先生に言ってみたんです。
このケース、今回持ってきたケースなんですけどって渡して、
ポンコラの重要性
このケースについて見てもらいたいのもあるんですけど、
でも実は別のクライアントさんのケースを、
今日本当は見てもらいたいなって考えが変わって用意してみたんですけど、
用意できなくて諦めてしまいました、みたいな話をしたんです。
そしたらスーパーバイズの先生がですね、
口頭でいいよみたいな、口頭でいいからそのケース聞くよ、みたいな感じで言ってくださって、
いいんですかって言って、いいよ、じゃあどうぞって言われて、
でも何をどう話したらいいか全然わからなくて、何にも言えなくなっちゃったんですね。
何にも言えなくなっちゃって。
スマホからパソコンのデータにアクセスできるから、
パソコンのデータを見て、途中までまとめてるやつを見て話していいですか、みたいな感じで言って、
スマホを触ったりもしたんですけど、
でもボリュームがすごく多くてどういう風にまとめたらいいかみたいなのが、
文章を読みながら頭でまとめて言葉に出すってことができなくて、
どうしようどうしようみたいになって、
結局先生はじっと待ってくださったりとかしながら、
私も本当にちょっとずつ自分の拙い言葉で話してですね、概要を。
結局フィードバックをもらって終わったんですけど、
最後に先生がですね、
上手にまとめてきれいに理路整然と話すっていうのは、なかなか難しいと思うから、
別に思いつくまま、もっとポンコラポンコラ話すといいよって言われたんですね。
ちょっとポンコラポンコラっていう表現面白いなとかちょっと思いながらも、
いや馬鹿にしてないですよ、馬鹿にしてなくて。
ちょっと面白いなって思いながら聞いてて、
なんかちょっと本当に、
ちゃんとしないととかこうしなきゃいけないっていうのが強すぎるよみたいな風におっしゃってくださって、
別に簡単でいいよみたいな、いつも。
いつもね、きれいにきれいにまとめてくるけど、別にそうしなくてもいいよみたいな。
で、こうやって今一対一で向かい合って会話をしてるじゃんみたいな。
会話をして、相手がいるその、
ま、まとまってなくても僕が質問できるから、
それってこういうことなんじゃないのってどういうことなのとか、
これってどういうことなのとかって聞けるし、
うん。だから別に思うまま、
あのー、
その、
その、
その、
その、
その、
その、
その、
その、
そういうね、
そういうね、
そういうね、
そういうね、
そういうね、
そういうね、
そういうね、
そういうね、
うまくまとめようとしなくていいから!って言われて、
ちょっとあの、
この放送も、
私3分ぐらいで終わろうと思ってたんです、今。
自分のね、あの思うままちょっと話してみたら、ちょっとこんな時間ね、もう14分も経ってて、放送界としてはちょっとよろしくないと思うんですけど。
でもね、私がその3分でじゃあ何を言いたかったかというと、
まあ最後に先生が、 まあイリムスさんは口頭でもっともっと自分の気持ちを話す
場を作った方がいいよって言ってくださったんですね。
スタイフだ!と思いました。
やっぱ誰かを相手に、誰かが目の前に対峙している時に、
綺麗な、綺麗に言わなきゃみたいな、やっぱ強いと思うんですよね。綺麗に発言しないとみたいなのが。
でも先生のおっしゃる通りだなと思って、 一緒に会話ってこう一緒にやるものだから、
別に気になったら相手が聞いてくれるし、自分が上手に伝えようって、
しすぎなくてもよくて、それよりも何も話さないと本当に何も伝わらないので、ゼロなので。
だからもっともっとそういう経験を積みなさいと、口頭で自分の意見を話す場を作りなさいって言われたのは、
ちょっと嬉しかったですね。こうスタンドFMをやる意義がより見えてきましたね。
次回の告知
何でもかんでもスタイフにつなげたいのかもしれないですけれども、
まあそういうお話でした。
義務ではない自由な場ですからね。スタイフはもっともっと自分の好きなようにたくさんアウトプットしていく場にしていきたいなというふうに
思いましたね。
先生、とってもお世話になりました。ありがとうございました。
告知です。明日、3月23日日曜日、午後9時、夜21時ですね。
人の数だけ学びがあるを開催します。ゲストはニコさんです。
ニコさんのコーヒー屋さんのコーヒーが好きなエリムスですが、
ニコさんからいろんなお話を聞くのが本当に楽しみでございまして、皆さんもぜひ楽しんでいただけるようになるかなと思いますので、お時間空いておりましたらライブにもお越しいただけると幸いです。
それではまた次回の放送でお会いしましょう。エリムスでした。