そうですね、確かにいわゆる教プロ、競技プログラミングの世界って数学から入る人といわゆるプログラミングから入る人を大きく分けるなら、確かに数学から入った人だと思います。
そうなんですね。逆に僕がコンピューターサイエンスをずっと大学では勉強してて、その延長線上でプログラミング勉強してるしやっておくかみたいな感じで教プロ始めた側の人間なので、今のお話は結構新鮮だったというか、あんまり聞いたことなかったのですごい面白いなって思いました。
ちなみにそういう数理系やってる方でアルゴリズムを学んでいくっていうタイミングでプログラミングを勉強していくと思うんですけど、そこでどうやって勉強したりしてたんですか?
じゃあちょっと数学の人っぽい感じでいきますか。
僕プログラミング始めたのが割と遅い方だと思います。それもだいたい20歳くらいの時から。
そうなんですね。
当時は虫食いさんを作る趣味を持っていて、虫食いさん作ると例えば素因数分解したいとか素因数分解すぐ素早くできたらいいなとかがあって、プログラミングをやるとそういうの自動でやるようなものはおそらく作れる。
ってことでいわゆるif文とかfor文とかforl文とか学んで、それで素因数分解やるようなやつを書いたりとかしたのが最初ですね。
プログラミングのところはさっきアルゴリズムの話もあったと思うんですけど、アルゴリズムに興味を持ち始めたタイミングよりはちょっと早めのタイミングでプログラミングを始めてるなっていうお話聞いて感じたんですけど、
なんかそこのプログラミングを始めるきっかけとアルゴリズムに興味を持ったところでちょっと違うんですかねタイミング的に。
数学の一つの分野に組み合わせる数学っていう分野があって、なんか問題解きたいって思った時に手続きを書いてあげて、その結果求まるものがこういう性質を持ちますみたいな証明をする論法があるんですけど、
有名なやつだったら安定結婚問題とか、安定結婚問題は具体的にこういう風なアルゴリズムをやると、いずれは停止すると。
停止した時こういう性質を満たしていますみたいな証明をやるんですけど、ああいうの高校時代に触れてちょっと薄く興味を持っていたっていうのが最初だと思います。
なるほど、じゃあそこを実際計算というか処理をさせるタイミングでプログラミングが必要になるから、そこでプログラミングもこう触ってたみたいな感じなんですね。
そうですね。
なるほど、ありがとうございます。
じゃあ結構本当に今のお話聞いている感じ、けんちょんさんはプログラミングそのものってよりも常に計算とか論理的なところとかアルゴリズムとかそういうところについて興味を持ち続けてここまで来てらっしゃるのかなっていうお話聞いて感じました。
結構そうですね、いわゆるコンピューターサイエンスとか、それかいわゆる専門学校とかでプログラミングを勉強していわゆるウェブ系とかゲームとかものづくりに行く方とはやっぱりちょっとアプローチというか始めたところの経緯がちょっと違くてすごいお話聞いててすごい新鮮になってきました。
ありがとうございます。
ちょっとそこが学生時代始めたきっかけのところだったかなと思うんですけど、次そこから実際株式会社NTTデータ数理システムさんに入っていろいろお仕事をしていらっしゃったと思います。
そのタイミングで多分桐田も結構書いていらっしゃったかなと思うんですけど、その時はそもそもNTTデータ数理システムさんに入ったきっかけとかその中でやってたこととかってどういう感じなんですかね。
修士時代やってたのはアルゴリズムなんですけど、ひきどく捉えると数理工学っていって、数学を現実世界の問題の解決に応用していこうという学問ですね、数理工学っていうのは。
自分はちょっと数理工学の人間だっていう貴族意識みたいなのが強かったし、今も強いんですけど、当時特に強かったので、仕事も数理工学をしたいってなったときに割とドンピシャな企業だったっていうのが数理システムに入った動機ですね。
数理システムは数理科学とコンピュータサイエンスを融合させて、現実世界のいろんな問題を解決していこうっていうのをミッションに掲げてる企業で、数理工学への貴族意識強い自分としてはそこはマッチするだろうってことで入りました。
そうなんですね。そこで入ってから実際どういうことをやってらっしゃったんですかね。
いわゆる数理工学に属するものは結構何でもやったと思います。
そうなんですね。
例えば一番やったのは数理最適化といって、今アットコーダーだとヒューリスティック部門とかで結構盛り上がり見せてる話とかに関連するんですけど、世の中最適化の需要はたくさんあると。
例えばトラックに荷物をどうやって配置していったら効率よく積めるかとか。
効率積んだ荷物をどういう順番でお客さんに届けたら効率よく回れるかとか。
まさにそういった最適化の話はたくさん触れました。
あとはやっぱり機械学習、数理工学といってやっぱり機械学習は外せないよね。
僕が数理工学興味持ち始めた頃ってちょうど機械学習、いわゆる深層学習、ディープラーニングとかが盛り上がり始めた頃で、ちょうどいいタイミングでその分野入れたなって思ってるんですけど、
数理システム入ってから実際深層学習とかも触れてみて、今チャットGPとか盛り上がってますけど、あそこまでじゃないけど数年前とかにチャットボットとか作ってみたりとか、そういう仕事をしてました。
そうなんですね。今お話聞いてて本当に大学の時に数理計算ってところをやってらっしゃって、その延長線上でNTTデータ数理システムさんにも入ってるのかなってお話聞いて感じたんですけど、
NTTデータ数理システムさんがそこに対して取り組んでる理由というか、会社としてそこに対して取り組んでるってことは何かしらこうなんて言うんですかね、社会貢献とか事業的な話とかビジネス的な話ってあるかなと思うんですけど、
そこの研究みたいなところを会社さんとしてやってらっしゃるので、どういう目的があったりするんですかね。
純粋に創業者の思いだと思います。創業者の人が、数理工学の人で、数理工学を使って実際の実問題、現実世界の問題を解決していこうって、多分そういう理念で会社創業したと思うので、そこは崩さないってことだと思います。
そうなんですね。ありがとうございます。
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今はNTTデータ数理システムさんで、社員ではなくて顧問として活動していらっしゃると思うんですけど、そこに顧問になった流れとか、あと顧問として今どういうことをやっているのかみたいなところをお伺いしてもいいですか。
そうですね。それこそ、今Kiitaに深く関わってくる話ですね。
数理システムでアルゴリズムとか機械学習とかやっていくうちに、もともといつかそういうのを世の中に発信したいって気持ちはあったんですよ。
で、数理システムですごい尊敬する大先輩がいて、例えばそういうのをどんどん発信していくことってやっぱ大事だよねって話をされていて、
じゃあ僕もやってみようってことで、Kiitaやり始めたのがきっかけで、
まあそうですね、それしばらくしてのめり込んでやって、やっていくうちに、それやってると結構いろんな反応をもらうんですよ。
特にこれ読んだおかげで私もエンジニアになることができましたとか、そういう嬉しい話すごいたくさんいただいて、
まあそうなってくると、なんかそのいわゆる発信とかそっちの方をちょっとメインな仕事にしてみたくなったっていうのがあります。
なるほど。
もともと学生時代から、さっき学生時代の数学とか数理工学を一つの軸にしていたって話をしていたんですけど、
もう一つ軸があって、結構学生時代から教育活動はすごい好きで、いろんな教育系バイトをやってました。
例えば訪問式の採点スタッフだったり、家庭教師だったり、塾の先生だったり、あといわゆる転作採点スタッフだったり。
すごいいろんなことやってらっしゃったんですね。
そうですね、教育系のことは一通りやったと思います。
だから本当は学校の先生になろうかと思っていたこともあったくらい。
そうなんですね。
ちょっと話に戻っちゃったんですけど、発信とかやっていくうちに、教育系の方の情熱も思い出していったってところがあって、
しばらくは自分は発信するって形で教育活動をしていこう。
で、ちょうどその頃聞いたので、たくさん記事を書いたことをきっかけに、講談社の方から、ちょっとこれ書籍化しましょうって話しいただいて、頑張って本にして。
で、いくつに執筆の話って結構入ってきて、ちょっとそれをやりたいと思ったから、一回ちょっと社員って形じゃなくて、顧問って形にして、その執筆の方に専念をした。
なるほど。
じゃあ本当にその執筆の方を集中してやるために、一回NTTデータセーリシステムさんは、フルタイムの社員ではなくて顧問という形で在籍する形になったってことなんですね。
そうですね。もうちょっといろいろあるんですけど、結果的にはそうですね。
もう少しそれとは別に、例えば友達と教育のこといろいろやろうとか、いろいろ今あまり形にならなかったような話とかもいっぱいあったっていうのもありますね。
なるほど。じゃあ執筆だけじゃなくて、教育っていうところに対してしっかりコミットしていきたいっていう中で、結果としてそうなったってことですね。
そうなんですね。今お話し聞いて感じたのが、けんちょんさん何かを極めるってところも好きである一方、それを人に伝えていくとか、みんなでそれができるようになっていくとか、
そういうところに対しての関心がすごいあるのが、今まであったことないなっていうタイプな気がしていて、
いわゆるそういう極める人であれば、本当に極め続ける、例えばアットコーダーとかでもレッド目指すみたいな、レッドコーダーになるところを目指すみたいな、
そのために集中してやるために仕事の方はいろいろ調整してとかやってる方とかもいるかなと。
そうですね。
そこではなくて、けんちょんさんはそこはやりつつ人を教育するとか、教育分野に対して興味を持って活動していらっしゃるのがすごい気づいて、
今まであったことなかった方だったので、面白いなって思いました。ありがとうございます。
今、ものぶささんでお仕事もやってらっしゃると思うんですけど、そこにまた転職された経緯とか、そこでどういうことやってるのかみたいなところもお伺いしてもいいですか。
やっぱり、フリーランスとして結構いろいろやってはいたんですけど、
例えばこうして聞いた方々から、聞いたさんからこういった話いただくとかもその一つでしたし、
メインはやっぱり本の執筆とかだったんですけど、結構いろいろやってはいたんですけど、
やっぱりちゃんと落ち着かないとっていうのは思っていました。
だからいずれ教育業界に深くコミットできるような話がきっとそういう流れ、タイミング、機会があるだろうとずっと思ってやっていて、
だからフリーでやってた期間って多分3年くらいだと思うんですけど、
そしたらやっぱりものぐささんからお話いただいて、
なんだろうな、ちょっとありきたりな言い方すると運命感じたという感じでした。
いいですね。なるほど。
ものぐささんの授業内容的にはどういうことをこうやってらっしゃったりするんですかね。
ミッションは記憶を日常にってことなんですけど、
人間って覚えることってすごい大変なことらしいじゃないですか。
僕実はあまりそのイメージ、ものぐささんに入るまではなかったんですけど、
だけどいろんな人の話とか聞いてると、
例えば英単語を暗記するとか、
例えば世界史でいろいろ人名を覚えるとか、
そういうのって高校生とか中学生の子供たちにとってはすごい苦しいことだと。
で、その苦しみを解消するために、
効率よく覚える、効率よく覚えたり、
ちょうど忘れた頃にまた思い出させるような失礼をするとか、
そういうアプリを作ることで、
もっとそういう覚えるってところを効率よくやってもらって、
その上でもっといろいろ人生の新しい可能性を切り開いていってほしい。
そんな願いを込めた活動ですよね。
僕自身も学生時代の時は暗記とかすごい苦手で、
なんか苦しみながらやってた記憶があるので、
すごい、なんだろうな、
本当に学生たちにとってはすごいありがたい授業だなと、
私、聞いてて感じました。
そうなんですね。
その中でちなみに、けんちょんさんはどういうお仕事をやってらっしゃるんですかね。
僕の仕事はコンテンツアーキテクトという職種なんですけど、
これ実はものくさ社内ですら、
そのコンテンツアーキテクトって何やってるのっていろんな人に言われます。
そうなんですね。
僕も今回初めて聞いたお仕事の名前だったので、
どういうことをやってらっしゃるんだろうって思って。
例えばなんですけど、今で記憶のアプリを作ろうって思った時に、
英単語だったらどんなアプリなのかって結構想像つきやすいじゃないですか。
あとは歴史の用語だったり、
そういうのはちょっと記憶っていうフィールドに乗せやすいなっていうのをイメージつくんですけど、
じゃあ数学とかプログラミングとかをその記憶定着、
ものくさがやりたいことは定着のところですよね。
この反復して練習して定着して身につかせると。
その、いわゆる定着のところを数学でどうやるかっていうのはあまり自明じゃない。
はいはいはい、確かに。
どっちかっていうと数学って考える学問だとか、思考する学問とか、
柔軟な発想とかそういうイメージ強いじゃないですか。
だけど実際本当に柔軟な発想とか、いわゆる思考力とかそっちの方へ行くためには、
そもそも前提として、いろいろ例えば計算だったり、
あとまあ典型的な論章のやり方だったり、
そういうのはもう無意識にできるくらい定着してないと、
そもそも柔軟な発想とかいけないわけですよね。
その定着のところを、じゃあものくさでどうやろうかってところを考える仕事です。
すごい面白そうなお仕事ですね。
そうですね。
なるほど、じゃあその中でもあくまで推理的にいろいろ考えたりとか問題を研究し続けてらっしゃるような仕事を今もやってらっしゃるって感じですかね。
そうですね、そんな感じですね。
そうなんですね、ありがとうございます。
なるほど、ここまでで本当にけんちょんさん、大学では研究やってらっしゃって、