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2022-03-14 13:12

今日の10分de1テーマ「唯物史観はその通りだなーと思うこと」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。

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エイドリアン太郎の日常
たまに読むのが好きで、あんまり数式とかまで踏み込んでは全然読んでないんで、ざっくりと読んでるだけなんですけど
ただですね、別に役には立たないんですよね。役に立つってあれなんですけど、経済学とかってお金儲けできそうなイメージあるんですけど
全然そういう面では別に役に立たなくて、役に立つ言い方もあれですけど
安冨教授とか言ってる、経済学は経済学学って言ってね、経済学に書かれてる本について学んでるみたいな感じのことを言ってたんですけど
まあ確かにそういう側面あるなみたいなところもあってですね
何でしょうね、例えば経営者みたいな人がめっちゃ経済学みたいなことを学んだとしても例外が多すぎるし
あまりにもファンダメンタルすぎるというか、あまりにも原理の原理みたいなことを数式で書いてあるけど
それ以外のこと多すぎでしょみたいな感じなんでですね
そういう意味ではそういうものに直結する役に立つ形ではないと思うんですよね
ただですね、人間とか世界っていうのはお金の流れっていう側面から考えているものだと思うんですけど
そういう意味で言うと面白いんですよね、確かにそういうところあるかもなみたいな感じでですね
僕からするとほとんど哲学書を読んでいるのとあまり変わらない面白さというかね
実際なんか経済学とかも踏み込んでいくとどんどん哲学と曖昧になってくるんですけど
そういうのって結構たまに面白くて読んでいると
最近岩井克人さんっていう東大の教授、超スーパーエリートみたいな人ですけど
経済学の宇宙というインタビュー集を読んでですね
それが面白かったのでその話をしたいなと
先に岩井さんも言及しているマルクス経済学の話をしたいなと思うんですけど
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マルクス経済学の資本論ですね、資本論の話なんですけど
資本論の内容とかですね、資本論読んだことないんですけどね
こういう間接的に書いてあることを知っているだけで読んだことないんですけど
資本論に書いてあることとかで自分が思うことみたいなことをちょっと付け足しつつ話したいなと思うんですけど
資本論、一つ目の特徴として優異物資観というのがありますよね
それは物によって精神が規定されているんだみたいな考え方ですよね
これは僕すごくその通りだなと思っている面があってですね
例えばですけどルソーが人権とか言い出しましたよね
ジョン・ロックが所有権とか言い始めたりとか
カルバン、宗教改革のカルバンとかがですね
労働は良いことだ、信仰において良いことだみたいなことを言ったりとかね
知っているわけですけど
これらもですね、結局その裏を返せばというか裏側を見てみると
当時ヨーロッパで大航海時代とかでが訪れたりとかして
この貿易が活発化してですね
貴族じゃなくて平民に富裕層が生まれていったわけですよね
平民が頑張って汗水晒し働いてその結果お金持ちになったらですね
頑張って稼いだお金を何で貴族にあげなきゃいけないんだろうとかね
とか思いますし単純に権力とかも出てくるしみたいな感じでですね
資本主義っていうのがですね
物の面においても生まれ始めているわけですよね
なんですけどその資本主義っていうのはですね
それオッケーだよって言ってくれるですね
概念みたいなものがなくてですね
みんな少し居心地が悪かったと思うんですよね
物の面ではもう資本主義動き始めてるんだけど
それを支えるような概念がないみたいな
なんか居心地悪いななんか違うなみたいな
なんかなーみたいな感じになって
でそんな中でですね
ジョン・ロックがですね
いや元来人間っていうのはこういう自然状態においては
所有権っていうのはあったはずだ
所有権とかね
カルバンとかもですね
元来聖書に書いてあることを言うと
労働っていうのは良いもののはずだ
元来みたいな感じで
ルソーの人間もですね
元来みたいな感じですね
なんかこう
その時の物の状況によってですね
ちょっと居心地の今までの考え方だと
なんか居心地悪いぞってなった時に
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いやもともと今まで間違ってきたけど
もともとそうでしょみたいな
元来みたいな感じで
なんかなんていうんですかね
すごい元祖みたいな感じでですね
これこそが正しい考え方なんじゃないか
みたいな感じでみんな言ってたわけですよね
それを聞くとですね
すごい居心地が良くなるというか
なんかちょっと腑に落ちるとこあったけど
その通りだなみたいな
ってなってワーって盛り上がって
こういうのがフランス革命とかに
繋がっていくわけですけど
そんな感じでですね
こういう流れを見てても
やっぱ物の面においてですね
物によって精神が規定されてるっていうのは
確かにそうだなって思うわけですよね
あとですね
最近のロシアウクライナとか見てても
なんか世界大戦のことをよく考えるんでですね
世界大戦のことも最近思い出してて
その世界大戦で何で起きたのかって言ったら
前もちらっと話しましたけど
やっぱこう民族主義と帝国主義っていうのが
同時に盛り上がっていったわけですよね
この2つはすごく混ぜるな危険みたいな感じでですね
俺たち民族は誰にも侵されないぞ
俺たちが一つの国だっていう考えとですね
よし国をどんどん広げて
他の国を植民地にするぞっていう考えがですね
同時に盛り上がったら
それは戦争になるよねみたいなね
本当に超混ぜるな危険な思想が
2つ盛り上がってたわけですけど
これもですね
何で盛り上がってたんだって
その裏側のものの面ですよね
ここにちょっと着目するとですね
すごくざっくりと言うと
フランス国民という理屈で
国をまとめ上げたナポレオンがめちゃくちゃ強くて
それに対抗する軍事力を持つということをですね
めちゃくちゃ各国が迫られたわけですよね
それまではですね
フランス革命が起こるまではですね
貴族が貴族であるという理由だけで
その理由なしに領主であるということだけでですね
国をまとめることができたわけですよね
それは王権信受説みたいな
王の権利は神から授かったんだみたいなね
なんかもう理由ないみたいな
理由ないけどそんなもんかなみたいな感じでですね
まとめてたわけですけど
それがですね
ちょっとこうそういうさっき言ってたみたいな
人権とかね
みたいな資本主義が盛り上がってきたことによって
人権とか所有権とかそういう考えがですね
盛り上がっていって
貴族の理由なく領主でございますみたいな部分が
揺るがされていって
王権信受説のまま揺るがされていって
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ポカーンってなって
たわけですよね
でその時に今までは
貴族なので領主です
だからまとめますねって進んだんだけど
別の理屈でまとめないといけないと
でその時にフランス国公
我々はフランス国民だという理屈でまとめた
ナポレーマンめちゃくちゃ強いから
他の国も
えっと俺ら何民族だっけみたいな感じですね
何かの民族とかっていうような
考えでまとめることで
軍事力を対抗する軍事力を持たないといけないっていう
まあその民族自決とかね
その国民国家みたいなものをですね
持つことっていうのがすごく求められてきたわけですよね
これも結局ですね
やっぱ物から精神なわけですよね
その軍事力の問題なわけですから
この軍事力に対抗する軍事力を持つために
この精神性を持とうみたいな
こういう理屈だとまとめられるぞみたいな感じで
やっぱり後からついてきてるんですよね
その精神面のことは
帝国主義にしてもですね
その他の国はどんどん植民地をどんどん増やすべきなんだ
みたいなね
強くなるんだみたいなのも
結局ですね
その当時の大量生産工業ですよね
っていうのを伸ばすには
労働力と資源が安く使える国ほど
有利なわけですよね
だから
よその国を植民地としてどんどん侵略していく
植民地として抑えて
そこの資源と労働力を安く使うっていうことが
ビジネス的なというか
ものの観点でですね
有用だったから
この帝国主義で行かなきゃならないんだ国は
みたいなふうに各国が思ってたわけですよね
逆に言うと
その後ですね
もう少し産業が高度化していくと
結局植民地を持っててもですね
例えばサービス産業とかにどんどん移行していったら
植民地持っててもしょうがないので
もう全然ですね
持つ理由がなくなって
あなたたち独立していいですよ
自由にあなたたちを民族で決めてください
みたいなことをですね
表面上は言ってるんですけど
結局それもものの面から決まってるわけですよね
みたいな感じでですね
やっぱりこの優位物資観という部分に関しては
割と妥当性あるなっていうふうには感じるんですよね
そのもちろん相互作用的というか
結局ルソーが人権って言ったことによって
その人権っていう考えに目覚めた人たちが
わーってなって
それでですね
ものの面が変化するっていう
面はもちろんあると思うんですけど
そういう意味で言うとぐるぐる
物と精神お互い影響与え合って
もちろんぐるぐるはしてるんですけど
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ただ物が揃ってない時に
その精神性は生まれないし
その物が揃って
先にその精神性が仮に生まれたとして
その物がまだその精神性を受け入れる準備ができてない時に
その精神性を語ったところで
何も起こらないっていうのは
やっぱ間違いないと思うんですよね
本当1000年前くらいにですね
フランス革命の1000年前くらいに
タイムスリップしてですね
なんかウホウホ言ってるとこにですね
1000年前だとウホウホ言ってないですけど
人権っていうのは眼内あってねって言ってもですね
はーって
なんすかそれみたいな
全然ピンとこないですって
絶対になったはずで
そういう意味で言うとやっぱり
物から精神性が規定されるっていうのは
かなり妥当性あるんじゃないかなという風に
思いました
ということでですね
続きはまた明日話しますよろしくお願いします
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