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みなさん、こんにちは。教育カフェテラスの時間です。進行役の水野太一です。
こんにちは。アシスタントの高橋さやかです。今日もよろしくお願いします。
この番組は、国内外の教育の話題を、肩の力を抜いて一緒に考えていく番組です。
さやかさん、今日は少し背筋が伸びるテーマですよ。
背筋が伸びる、ですか。どんなお話でしょう。
今日は、計算が苦手な高校生が増えている、という話です。
九九や四捨五入でつまずく生徒が、珍しくなくなってきた、という内容です。
えっ、九九ですか。さすがにそれは、国一部の話ではないんですか。
今日の話題は、東洋経済オンラインに6月17日に出た記事を元にしています。
15年のキャリアがある、公立高校の数学の先生が、現場のリアルを綴ったものです。
15年も見てきた先生のお話なら重みがありますね。具体的にはどんな様子なんでしょう。
例えば、ある生徒がマイナス1たす2の答えを、マイナス3と書いたそうです。
マイナス3ですか。どうしてそうなるんでしょう。
マイナスの記号を、数の一部ではなくて、ただの飾りのような記号として見てしまっていたんです。
だから1と2をそのまま足して、頭にマイナスをつけてしまいます。
なるほど。記号の意味そのものがつかめていない、ということですか。
そうなんです。他にも、分数の足し算や二桁の計算でつまずく生徒、
ククが怪しい生徒が、いわゆる中堅校にもいる、と書かれています。
中堅校というと、特別に勉強が苦手な学校というわけではないんですよね。
そこなんです。だからこそ先生は、中堅校でもここまで落ちたか、と感じたわけです。
生徒のわからないをたどると、小学校の算数まで戻ることになってしまう、と言います。
高校生のつまずきの原因が、小学校にある、ということでしょうか。
そこが大事な点です。計算の力は、本来は小学校でしっかり固めておくものです。
それが中学や高校の数学を理解するための土台になります。
土台がくらついたまま、上に積み上げようとしている状態なんですね。
いいたとえです。家でいえば、基礎工事が終わらないうちに2階を建てているようなものです。
だから途中でつらくなってしまいます。
でも、計算が苦手なまま高校生になれてしまうのは、どうしてなんでしょう。
記事では、高校の卒業に必要な単位の話に触れています。卒業には74単位が必要ですが、
その基準を学校ごとに満たせば、計算の力が小学校レベルでも卒業できて、社会に出ていけてしまいます。
つまり、計算が苦手なことが見過ごされたまま、前に進めてしまう仕組みがあるということですか。
そういう面はあります。もちろん、計算だけが学びではありません。
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けれど、苦手をそのままにして送り出すのは、本人にとってもつらいだろうと思います。
データの上でも、そういう傾向は見えているんですか。
国際的な比較の調査では、日本の子どもたちは計算に対して苦手意識を持ちやすいという結果が出ているそうです。
できないというより、苦手だと感じてしまっているということなんですね。
そこは見落とせない点です。苦手意識が先に立つと、計算そのものを避けてしまいます。
避けるとますます慣れないので、さらに苦手になります。こうした悪循環が起きやすいんです。
この先生は、現場ではどんな工夫をされているんでしょう。
50分の授業のうち、最初の数分を使って、整数や分数の足し算引き算といった基礎をおさらいしてから、
次の単元に入るようにしているそうです。
高校の授業の中で、小学校の内容に少し戻る時間を作っているんですね。
そうです。遠回りに見えて、それが理解の近道になります。
同じような状況は、大学でも見られるそうです。
ある学校だけの問題ではなくて、学びの土台をどう支えるかという社会全体の課題なんです。
今日のお話を聞いて、計算は積み重ねなんだということが胸に残りました。
高めながら登る大切さを改めて感じます。
いいまとめです。根っこにあるのは、土台をどう支え直すかという問いでした。
それでは、今回の教育カセテラスはここまでです。
最後までお聞きいただき、ありがとうございました。
聞いてくださって、ありがとうございました。
次回もまた、ご一緒できたら嬉しいです。