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英語より国語が先?夏目漱石に学ぶ早期教育の落とし穴
2026-07-09 05:31

英語より国語が先?夏目漱石に学ぶ早期教育の落とし穴

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小学校英語必修化後に英語の学力が下がり英語嫌いが増えたデータを示す記事です。英語嫌いだった夏目漱石の学び方と提言を引きながら、時間より教師の質、そして英語の前にまず国語力が重要だと論じます。

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みなさん、こんにちは。教育カフェテラスの時間です。進行役の水野太一です。
アシスタントの高橋紗友香です。今回もよろしくお願いします。
紗友香さん、小学校で英語が正式な教科になったのは知っていますか?
はい。確か5年生と6年生でしたよね。早くから英語になれるのは、いいことなんじゃないかなって思っていました。
多くの方がそう感じると思います。ところが、今日紹介する記事は、その早期教育にちょっと気になるデータを突きつけているんです。
気になるデータですか?どんな内容でしょう?
東洋経済オンラインに、2026年6月25日に掲載された記事です。歴史を研究している作家の方が書いています。
歴史の研究者が英語教育について書いているんですね。珍しい組み合わせです。
まずデータから、中学3年生の英語の学力を調べた国の調査で、ここ3年の間に正答率が22.9ポイントも下がっているんです。
22.9ポイントってかなり大きいですよね。国語や数学はどうなんですか?
国語や数学も下がってはいるんですが、英語の下がり幅が一番大きい。しかも、英語の勉強が好きじゃないと答える小学6年生も増えているんです。
早くから始めたのに、むしろ嫌いになっている。これは皮肉ですね。
背景の一つとして、覚える単語の量が多すぎるのではないかと指摘されています。中学校で習っていたような内容が小学校に降りてきて、難しいと感じて、英語が嫌いになるんです。
なるほど。難しいと好きになる前に心が折れちゃいますもんね。
そこで筆者が思いがけない人物を引っ張り出してくるんです。さて、誰だと思いますか?
英語の名人みたいな人ですか?
文豪の夏目漱石なんです。
漱石ですか?英語がすごく得意だったというイメージがありますけど。
ところが、漱石は10代の半ばまで大の英語嫌いだったそうなんです。
意外です。あの漱石は英語嫌いだったんですね。
きっかけは、気の短いお兄さんから英語を教わったことらしくて、教わるのが大嫌いだったと振り返っているんです。
ちょっと親近感が湧きます。それはどうして得意になったんですか?
ある時1年発起して、1年ほど必死で英語を勉強した。すると、あれほど苦手だった英語がだんだんわかるようになっていったと言うんです。
やればできたということですか?
漱石の方法が面白いんです。ある程度の力がついたら、辞書を引かずに、わからないところは飛ばして、とにかくたくさん英語の本を読みなさいと言うんです。
飛ばして読む。完璧に訳さなくていいんですね。
日本語を覚えたのと同じように、何度も繰り返して自然に身につけるのがいいという考え方なんです。多読と反復ですね。
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赤ちゃんは言葉を覚えていくのに近いのかもしれませんね。
そしてここからが本題です。漱石は当時も学生の語学力が落ちていると感じていて、その改善策を語っているんです。
100年以上前から語学力の低下が言われていたんですね。
漱石が出した答えは、時間を増やすことではなかった。時間のやりくりは難しいと言うんですね。一番大事なのは、しっかり教えられる、いい教師だと言うんです。
時間より教える人の質ということですか?
そうなんです。そしてここが鳥肌ものなんですが、現代の英語教育の専門家が出している提言もほぼ同じなんですよ。
で、100年の時を越えて同じ結論にたどり着いたんですか?
授業の時間を増やすより、内容を絞り込み、専門の先生をちゃんと配置すること、文房と専門家が人を育てることが原点だと口を揃えているんです。
精度をいじるだけじゃなくて、教える人にこそ投資する。胸に響きます。
もう一つ、筆者が強調しているのは、英語の前にまず国語力だということなんです。
英語より国語ですか?
数学の問題を解くのも、英語を理解するのも、土台には日本語の力がいる。母語をしっかり育てることが、結局すべての学びを支えるという考え方ですね。
早く英語をやらせなきゃと焦っていた保護者の方には、ちょっとほっとする話かもしれません。
焦って詰め込むより、土台を耕す。これは英語に限らない学び全体への問いかけだと思います。
漱石の話がこんなに今に通じるなんて、面白かったです。
では、そろそろお時間です。今回は、小学校の英語教育と夏目漱石の知恵についてお話ししました。
さやかさん、いかがでしたか?
英語より国語が先という言葉が印象的でした。早ければいいというわけじゃないんですね。
ぜひ、いろいろな方と話してみてください。
それでは、教育カセテラス、今回はここまでです。ありがとうございました。
ありがとうございました。また次回お会いしましょう。
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