グローバル・コンピテンシーとは何か?
みなさん、こんにちは。教育カフェテラス、進行役の水野太一です。
アシスタントの高橋紗友香です。今日もよろしくお願いします。
この番組は、国内外の教育の今をテーマに、先生を目指す学生さんから現場の先生まで、教育に関心のある方に向けてお届けしています。
では、今日のテーマをお願いします。
はい。今日は、アメリカの教育メディアeスクールニュースに、2026年1月22日に掲載された記事、
生徒のグローバル・コンピテンシー学習を直接的な仲間とのつながりで図る、を取り上げます。
グローバル・コンピテンシーって、国際感覚とか多文化理解のことですよね?
そうです。OECDが提唱している概念で、異文化理解、地球的な課題への関心、他者と共同して課題解決する力などを含みます。
でも、その力ってどうやって分かるんですか?テストとかあるんでしょうか?
「コードブック」による評価手法
そこが面白いんです。今回の記事では、ハーバード大学教育大学院とグローバルシティーズという団体が共同開発したコードブックというツールを紹介しています。
生徒の文章や発言を分析して、グローバル・コンピテンシーの成長を見るんです。
文章を分析して、それで国際理解があるかどうか分かるんですか?
ええ。例えば、生徒が異文化に敬意を示しているか、異なる意見に耳を傾けているか、あるいは地球的課題に主体的に関わろうとしているかなど、55の指標で測るそうです。
55もあるんですね。具体的にはどんな活動で使われるんですか?
オンライン交流プログラム「グローバルスカラーズ」での実践
オンライン交流プログラムグローバルスカラーズというプロジェクトがあります。2014年から世界126都市、13万9千人以上の生徒が参加しているそうですよ。
そんなにたくさん、そこで世界中の生徒が話し合うんですね。
そうです。文化や環境問題、地域の課題などについて話し合いながら、互いに学び合う、そのやりとりを分析することで、生徒がどんなふうに世界に向き合っているかを評価するわけです。
なんか、授業の一部がそのまま評価になる感じですね。
まさにそれです。特に記事では、AFSインターナショナルのオンラインプログラムでも、このコードブックを使って、生徒の多文化理解やグローバルエンゲージメントを図った例が紹介されていました。
グローバルエンゲージメントって、世界の課題に積極的に関わる力ってことですか?
そうですね。自分も何かできるかもしれないと考え、行動を起こす力です。
例えば、地域の環境問題を調べてSNSで発信したり、他国の友人に自分の学校の取り組みを紹介したりするような活動です。
「仲間との繋がり」が育む力
なるほど。生徒同士が直接話したり、意見交換する仕組みが大事なんですね。
はい。記事では、直接の仲間とのつながりが、グローバルコンピテンシーを伸ばす鍵になると強調されていました。
確かに、教科書で読むより、実際に話すと印象が全然違いますもんね。
そう。しかも、学びを深めるために、なぜこれが大切なのかを問いかけるような課題を加えると、より深い思考につながるそうです。
先生が、なぜそう思うの?ってよく聞く、あの感じですね。
まさにその通りです。
日本の教育への応用とツールの活用
日本の授業でも、こうしたオンライン交流の要素を取り入れると良さそうですね。
そう思います。特に英語や社会科、総合的な学習の時間との相性が良いでしょう。
評価に使えるツールがあると、授業設計もしやすいです。
コードブックって、先生でも無料で使えるんですか?
はい。無料でダウンロードできて、使い方を学べる研修プログラムもあると書かれていました。
それなら、学生のうちから触れてみたいです。
そうですね。生徒がどう他社と関わり、どんな視点で世界を見ているかを捉える上で、とても価値のある資料になると思います。
これからの教育における評価の重要性
今日は評価っていう難しそうなテーマだったけど、結局は人と人がどう繋がるかを見るってことなんですね。
良いまとめですね。これからの教育では、何を知っているかだけでなく、どう生きるかどう関わるかを評価する力が重要になっていきます。
学生としても、世界と繋がる授業がもっと増えて欲しいなと思いました。
僕も同感です。
番組を聞いてくださった皆さん、本当にありがとうございました。
次回もぜひ聞いてくださいね。