ダニエル書は実は2つの言語で書かれています。1章と8〜12章はヘブライ語、2〜7章はアラム語。この切り替えは、異国の地で言葉も文化もわからないまま生きた捕囚の民の体験を、読者にも味わわせる文学的な仕掛けかもしれません。今回はダニエル書のジャンル、2〜7章に隠されたキアスムス構造、そしてその中心に置かれたネブカドネツァルとベルシャツァル王の高ぶりと謙卑について語ります。バビロンの王さえもひれ伏さざるを得ない、歴史を支配する神こそが、やがて「人の子」として来られる救い主キリストへの希望を指し示しています。
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