2025-07-04 43:11

雑談回『Keikoさんと初めてのドキュメント72時間をしゃべる。』

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ゲスト回後編です。


前編はこちらから↓

https://open.spotify.com/episode/748xcWcJkrfDj4tI4ukhGb?si=3dWeSKqQQiSADDgGQECFSw


ゲスト:Keikoさん(「独立後のリアル」より)

https://open.spotify.com/show/7xqza7Fs0tUL1H4eNjk3jo?si=m5c21S8_RjWJFspW-Uu_pw


サマリー

ポッドキャストのエピソードでは、ドキュメンタリーシリーズ『ドキュメント72時間』の魅力や、コーヒーと本の相性について深く語られています。ゲストのKeikoさんと山口さんが制作過程や印象について自由に雑談し、それぞれの視点が交わります。このエピソードでは、京都のローカルな魅力と生活感について語り合い、特に自転車での町歩きや京都人の密かな楽しみが紹介されます。また、職人文化の重要性やコロナ禍での飲食店の支え合いについても触れています。今回のエピソードでは、コロナ禍の影響を受けた京都の生活や『ドキュメント72時間』の振り返りが中心となっています。特に、飲食業界の変化や日常生活の重要性について語られ、コーヒー豆の価格変動にも言及されています。このエピソードでは、Keikoさんがポッドキャスト独立後のリアルや神保町の本屋について語り、リスナーに訪問を促しています。

ドキュメンタリーの魅力
真夜中、コンビニの駐車場で。このポッドキャストは、1つの場所を72時間にわたって定点観測する、
某、公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
今回は、ゲスト回後編ということで、引き続きこの方に来ていただいております。お願いします。
ポッドキャスト番組、独立語のリアルのKeikoです。よろしくお願いします。
ということで、引き続きKeikoさんにお話、伺っていくんですけれども、ちょっと後編の方は、雑談みたいなところも含めて、山口さんに入っていただきます。山口さんもよろしくお願いします。
はい、お願いします。前編でお2人話していただいて、毎回こっそり聞いてるみたいな感じなんですけど。
毎回ね、聞いてるだけの方が楽しそうだなって思いながら聞くんですよ。
そうなんだ。3人では喋んないんですよね。
最初の前編は、やっぱりゲストの方がどう思ったかみたいなことを聞きたいですし、72時間のフォーマットって今回もそうですけど、実際見る人によっていろんな視点があるじゃないですか。
引っかかるポイントだったりとか。さっきのKeikoさんのお話では、例えばイギリスの漢字だよねみたいなこととかも、あんまり僕らは見て出てこないワードだったりするし。
エスプレッソスタンドみたいな。
エスプレッソスタンドとかも出てこないじゃないですか。そういうのがあるんで、逆にゲストの方のお話をじっくり聞きたいみたいなことがあって、もう1人どっちかっていうのにしようという感じです。
マフラーが2人いると喋りたすぎて、72時間が過ぎすぎて、延々と喋っちゃうところがあるんで、どっちか抑えないといけないですね。
それこそ最初の方にお話したりしたら、そもそもなんでこの回にしたかみたいな話してて。
それこそカモガワみたいな話も本田くんから聞いてて。
カモガワも確かにオーソドックスに言ったらあるじゃないですか、全然。
結構選び方として、いろいろゲストの方によって違うんですよ。本当に全くかすってない、そういう出身でもなければ、自分が好きな場所でもなければ、本当になんでもないようなものを当てたりもするんですよね。
あれだけインタビュー事前に情報を聞かれた後に。
そうです。
コーヒーと本の関係
何が好きだろうとか、好きな場所どこだろうとか、珍しくすごい考えちゃいました。
それでみんな何の意味か突然違うのを出されて。
戸惑うみたいな。
でも見て結局納得してもらえるんですよ。
なるほど。
そういうことねみたいな。
なるほど。
そういう謎のソムリエみたいな活動を僕らはしてるんです。
ちょっと面白いですね。
今回はいい感じにね、それこそオリジナルブレンドみたいな感じで、ストレートではないかといって、けっこうさんが全く飲まないと言ってるアサイリではないみたいな感じのブレンドっていうイメージでお出ししましたね。
いやほんとコーヒーが好きとは送らなかったから、最初コーヒーかと思って喋れるかなみたいな。
まあまあまあ見てみようかみたいな感じで見てみました。
ちょっとドキドキしましたね最初に。
そんなさんと話してるところで話してない話で、僕がコーヒースタンドいいかもねって思った理由で言うと、今回商店街の中にあるほんと小っちゃいお店じゃないですか。
小っちゃいお店ですけど、いってこう接客というか、あきない的な形でお客さん迎えてやり取りするっていうところが、一つやられてるそういうことを聞くみたいな話。
前半でもありましたけどそういうところと、あとは本屋さんもやられてたりするじゃないですか。
そうですね、その話さっきしなかったですね。
そういうところも本もコーヒーも何選ぶかとか、本も何仕入れるかみたいな話とかも一緒なんで、そこが似てるなと思って。
そういうところでいろいろ実は関係して話せることだったり聞けることあるのかもなっていうので選んだ感じなんですよね。
なるほど、いろいろ考えてくれて嬉しい。
そういえばっていうとあれですけど、けいこさんの本のお店行ったときに、あれ確かに神保町でしたっけね。
そうですね、神保町のパサージュっていう共同書店があるんですけど、その中で自分の棚としてはココミチ書店っていうのをやっていて、
あと独立語のリアルの方でも一棚借りてて、ポッドキャスト連動型書店、独立語のリアルっていうのもやっているんですよ。
あそこに遊びに行かせてもらったときに、駅寄りってすぐ同じように焙煎のコーヒー屋さんあったんですよ。
ありますね、ありますね。
あそこで思わず買っちゃったんで私も。
そうですか。
その微妙な記憶も確かにありますね。やっぱ本とコーヒーも結構セットじゃないですか。
絶対セットですよね、合いますよね。
いい相性だなと確かに思った記憶はありますね。
あとさっきの山口さんの聞いて、なるほどと思ったんですけど、私は本当コーヒーの種類とかいまいち分からないんで、
味どうですかって言われたら、適当にいつも答えて適当に飲んじゃう感じなんですけど、そんな言われても分からないしみたいな。
でも多分あの業界の人にとってみると、多分それはすごい一個一個多分味が違うはずで、
こういう状態の人にはこれとか、この人にはきっとこれが合うとか、多分あの店長さんの目だったら、嗅覚だったら多分分かるんだろうなと思って。
それは本棚で、私も自分の好きなお勧めしたい本を仕入れておいたりするんですけど、
それが自分にぴったりのものを持ってってくれたらいいなってすごい思うし、
あと時々お店に立つこともあるんですけど、その時には来てくれた人にちょっとお話聞いて、
どれがいいかなみたいなことを言ってる時に、絶対これ読んだらいいよみたいな感じで、
タイトルだけだと絶対分からないんだけど、あなたこれ好きだと思うみたいなやつとか渡せた時とかって、
すごい嬉しいんですよね。で、向こうも喜んでくれた。
なんかそういう喜びはもしかしたら、あそこの店主さんもあるかもしれないですよね。
京都の魅力と体験
この前お勧めされたコーヒー美味しかったわって言われたら、それはめっちゃ嬉しいだろうなって。
今回の回ではあんまり引っかかれなかったですけど、店長の田中ちゃん、田中ちゃん絶対愛されてるじゃないですか、お客さんに。
そう、あんまりフィーチャーされないんだねと思って、それすごいびっくりしましたよ。
なんか本当に多分あの日のために髪とか絶対切ってきてた。
それ僕は絶対思いました。
なんかあのイラストにピッタリのシーンするために髪切ってるはずなのに、なんか全然真正面からのショットとかほぼないじゃないですか。
小学生にいじられ、髪を切ったことを。
バレてるんですよね、小学生に。
だからびっくりしちゃって、ああーって思って、まあまあそうかお客さんを撮るんだもんね、てか場所を撮るんだもんね。
会によっていろいろあるんですよね。
そういう裏側にそれこそ例えば今回なかったですけど、もう仕込みに密着するみたいな飲食店とかだと、朝準備してる様子とかも含めて密着するっていうのもあったりするんですけど、今回はあんまりなかったですね。
そうですね。
まあ、焙煎してるカットみたいなのは多少あったぐらいっていう感じですかね。
多少ね、多少多少。
それだけこう、結構本当にお客さんにフォーカスした会っていうか、お客さんとコーヒーみたいなことだったりっていうのはすごい印象的で、今けぐさんのお話の中であった本当に、この本がいいんですとか例えば選んだことと、このコーヒーがいいんですみたいなのを選ぶことと、
あえて書けると、僕らがこのドキュメント72時間がいいんですみたいなことを言うことをして、
何て言うんでしょうね、論理的に説明的にそれがいいみたいなことって、もちろん一応これがこれでこうやってさっき話したように話せはするんですけど、やっぱりその最初って直感じゃないですか。
なんかこれが良さそうとか、それが多分あのコーヒー屋さんの田中ちゃんっていう店主も何かがあるんだろうなっていうのをめっちゃ思ってたんですよね。
今お二人はあれですよね、今はもう毎週配信されたものについて全てやってるっていう、そういう感じなんですか。
そうですね、基本的には余さずやってます。
余さず。
はい、番組ももちろん絶対に毎週放送してるわけじゃなくて、途中NHKなんでいろいろな番組編成の都合で休止とかもあるんで、全然毎週ではないんですが、とはいえ新作として配信、放送されたものは全て見て語ってるんで、
やっぱりやりすぎてて、今日慶子さんが言ってくれたような素朴な疑問とかもうなくなってくるんですよ。
いや、それも面白いし、なんかその膨大なデータベースの中から、よくあの回は鴨川が映ってたみたいなこととかよく覚えてるなと思って。
その、ソムリエ的にこれって出してくるデータベースがすごいなって思っちゃいましたね。
いやでもめっちゃやっぱりいくつかその、まあ全部が全部じゃないですけど心に残るみたいな、シーン、中身は覚えてないですけどそのなんかその情景がすごい伝わってくるとかってあって、今回ので言えばやっぱりなんか、コーヒー豆と京都と鴨川みたいなあのミスマチっていうかなんかちょっとそのおしゃれな感じというか、あれはすごい覚えてますよね。
私仕事で行くときも絶対全泊紅白とか余裕作って行って絶対喫茶店行きますもん。本とか読みますもん。
いやー多分今相当あの通りもインバウンド含めて、急流住民ですよ多分。
そうなんですよ。そうなんですよ。だからさっき話したあの10泊ぐらいしてた後にも春に1回お仕事で行った時があったんですけど。
もうその時の桜満開なのに人がいないっていう、もうかつてなんてこの先ももう二度と撮れないぐらいいい写真があの時は撮れた。人があんまりいない。
なんか今回の回おっしゃっていただいたよりめちゃくちゃ京都だなって思ったんですよね。なんかあの京都正直京都らしいものってその一周写る鴨川ぐらいというかなんですけど、なんか東京じゃないなっていう感じはまずなんかするというかそれは話し方の別にイントネーションだけじゃなくて、なんか人の感じとか何て言うんでしょうね。
なんか店舗感って言うんですかね。人生の店舗感が東京だとあんまない感じというか、すごいしたなっていうのが僕がすごいぼんやり覚えてて、っていう記憶の回が印象強かったですね。この回は。
お二人もよく行かれたりしますか。
京都は僕は学生時代の時とかの方がよく行ってたんですけど、でも結構割と好きですね私も。
歩くのが好きというか、歴史を感じるというか、ちょっと歩けば丸々寺のこんな逸話がありみたいなのにぶち当たるし、なんかその狭間で本当に自分が迷い込んだような感覚にもなれるっていうのがあって、京都は歩くのが本当に楽しいですね。サイクリングも楽しいですし。
サイクリングまだやったことないな。
サイクリング結構おすすめです。
みんな地元の人はみんなサイクリングだもんね。サイクリングって言うかわかんないけどたりするみたいなね。
でもそれこそ僕も自転車をわざわざ持って行って、それで乗るっていうのをやったんですけど、昔。
それはすごい。
でもそれなんでかっていうと、やっぱそのもう本当に交通麻痺がすごいじゃないですか、京都の市内って。
確かにね、バスだね。
ローカル京都の魅力
でもバスに乗っても、ただ京都のギュッとしたところを回るぐらいだったら、自転車だとすごい楽なんですよ。
わかります。
さっき言った町歩き的な部分も楽しめるというか、こことここってこんな感じでつながってるんだとかいうのも感じながら走り抜けられるので、自転車は意外とおすすめですね。
確かに。
そういうローカル京都みたいなものをずっと関東とかに住んでたんで、本当に京都といえば修学旅行みたいなイメージで、お寺見るとか、
そうそう。
なんとか寺に先生がいるみたいなんで、スタンプ裏チェックポイントみたいに行かなきゃいけないとか、
そういうイメージで、大人になってからも正直そのイメージってあんまり変わらなくて、もちろん行くときはありますし、全然行ったりもするんですけど、結局それも観光地ではないけど仕事でどっか行ってすぐ帰っちゃうとかなんで、
あんまりローカル京都感を僕は逆に堪能したことがなくて、
だからここで描かれてるローカル京都感、今回の72時間で描かれたローカル京都感を見て、本当にこういう感じなんだと思って、
まさにまさに。
面白いなと思ったし、まさにサイクリングというか、そういうのも含めて。
それこそ東西南北わかるようになりたいって確かにそうだなと思って、そういうことがわかるようになるとローカル京都知れたって感じだよなっていうのは思いますよね。
本当そこが魅力だなって思って、だからあんまり仕事で行ったりするときに、全国つけたりするときはもうあんまり自社物価に行こうと思わないっていうか、よっぽど好きなところじゃなければ。
結構知り合いで東京と京都の2拠点生活してる人が結構いるんですよ。
で、そのうちのお一人とお話ししてたときに、その方は東京のご出身なんだけど、京都にも拠点を持って、結構今は京都メインにしてらっしゃるっぽいんだけれども、
なんておっしゃってたかな、東京はニューヨークで、東京はアメリカで、京都はヨーロッパなのよねっておっしゃってて。
パリ的なね。
めちゃくちゃわかると思って、その方はヨーロッパに住んでらした方でもあって、アメリカはわかんないんだけれども、その感覚はすごくよくわかるなっていう感じがあって、それも好きなところなのかななんて思ったり。
いやーちょっと、今回けいこさんがNHKオンデマンドに加入しているという素晴らしいサブスクリプションを契約されているので。
テレビ持ってないんですけどね。スマホとかタブレットで見るためにね。
超おすすめの番組があって、京都人の密かな楽しみっていう番組があるんですよ。
まさしく、ローカルな京都というよりは、どっちかというと、京都の文化性というか伝統性みたいなのに着目してはいるんですけど、京都の人が結構大事にしている風習とか、色々四季折々の祭りとか行事とかってあったりするじゃないですか。
それをすごい大事にしていて、それがだからヨーロッパ的な伝統を重んじるというか、積み重なっていった人たちの思いみたいなものにリスペクトを払っているというところが京都ってあるなと思うんですけど、それがすごくわかる、ドキュメンタリータッチのドラマ番組みたいなのがあって。
やっぱりそういうのが好きなんですね。
京都人の密かな楽しみ、いくつかシリーズには分かれてますけど、後半のシリーズとかだったら職人さんっていうのに密着していて、それこそ京都の寮邸で修行している若者とか、京都の釜ですよね、焼き物の家に生まれた、
娘さんみたいなのがドラマのキャラクターとして出てくるんですけど、それぞれ京都に根付く伝統文化を担う若き職人みたいなところにフィーチャーをしたドラマがあり、その端々に実際に京都でこうですっていうドキュメンタリーパートが挟まれていくんですけど、
あれを見ると本当に京都の、さっき本当におっしゃったようなヨーロッパ勢というか、こんなにやっぱり今生きている人でもある程度文化っていうのをリスペクトして繋げていってんだなって思いますよ。
なんか日常の中にある感じですよね。別に美術館にわざわざ行ったりとか、展示会に行ったりとかしなくても、なんか日常の中にあるから、いいねって素敵。
今回の会の中、特に思ったローカル京都感みたいな話で言うと、東京それこそ、僕ずっと東京住んでて働いてると、コロナ禍以降ちょっと変わってきたんですけど、その前までは平日が止まってる街ってある気がするんですよ。
要はみんな働きに出ちゃっていて、結局平日の街の風景がほとんど人がいないとか、ほんとパラパラ買い物してるだけみたいな感じ。
ベッドタウンみたいな感じがあるんですけど、今回の京都でみんな来る人って、もう完全にその引退した方とかだけではなくて、専業主婦の方だけではなくて、
それこそ大学外なんで、大学の女教授とか、ラーメン屋の店員さんとか、いわゆる普通に働いていて、でも平日そこに来るみたいな人がローカル感の街の中に溶け込んでるっていうのが、なんていうんですかね、触手が近接してる感じって言うんですか。
それも含めて、それって意外と東京だともちろんあるエリアもあるんですけど、下町って言ってもそんなにないじゃないですか、正直こういう風景って。
それがすごい京都の感じって、さっきの本田さんの職人の話もそうですけど、手に職みたいなところがあるっていうのは、すごい京都っぽいんだろうなっていうのは、この回見て改めて思いましたね。
なんか東京の生活は、生活と仕事があまりにも分断されているのかもしれないですね。
そう、なんかそれすごい、ちょっとこれ3日間と平日だったからちょっとあれなんですけど、ただ空気感的に平日の空気感だったじゃないですか。
確か撮ってるのは土日月なんですね、きっとね。
でもなんかあんまり変わらない気がする。平日だろうが土日だろうが、あまり変わらない気がしました。
それがすごい印象的で、やっぱそう離れてるなって改めて自分の生活を見て、なんかそれが果たしていいものなのかみたいなのを思いますよね。
分かりますね。
確かに今回で言えば、本当に職人さんとかもそうでしょうし、和菓子屋の方とかラーメン屋さんとか、あと大学職員の方とか、いわゆるサラリーマン的に土日絶対休みでみたいな感じでもないからこそ、
それこそ土日月であっても、なんかその祝日感とか別にそういうのがあるわけではないというか、っていうのはありましたね。
なるほど、東京に必要なのは生活感なのかも。
でもなかなか日本中探してもない、もうそろそろないというか、それが維持できないっていうか、
地方都市でもやっぱり、どっちかというと車社会になってて、車で行き来されてるからとかっていう感じだから、
あんなウォーカブルに住んで食べて働いてみたいなのが入り混じってる場所って、なかなかもうない気がするな。
寂しいことですね。
そうなんですよ。
本当にそうかも。田舎っていう言い方はあれだけど、地方の都市ってまさに駅前にドンドンって結構大きい建物が建ってて、
でもちょっと行くと昔の商店街だったみたいなとこはもう完全に錆びれてて、
そうなんですよ。
ちょっと行くとモールがあって、みんなモールに吸い込まれていくみたいなね。
それはそれで私、東京の生活よりももっと切なく感じちゃうっていうか。
そうですね。
そういう生活感みたいなことが、とはいえ東京も別に取り戻そうといって取り戻せるものでもないじゃないですか、もはやここまで来てしまうとっていうのもあるんで、
懐かしいっていうのともちょっと違うんですけど、ほっとするみたいな感じ?
そうですね。
すごいあるなっていうのは思うし、その場所をこういうコーヒー屋さんっていうか、あの業態をなんていうかって結構難しいじゃないですか。
例えばなんだろう、いわゆる都会流カフェみたいなものとも、ちょっと店内で飲食できるわけでもないし、豆だけ買いに来る人も結構お腹すいるしみたいな、
なんかああいう不思議なお店があそこで、ああいう感じでやってきるっていうこともなんか生活感がある街だからなのかもなみたいなこともやっぱ思ったりはしましたね。
確かにね、だってこの時代Amazonとかで全部豆買うわとか、モールに行って買うわみたいなこととかってあってもおかしくないけど、
でもなんかやっぱりあそこに買いに行きたいって思う、なんかその感じですよね。
そうですね。しかもコロナ禍なんで寄りそうじゃないですか。やっぱり寄り外出たくないし、寄りネットで買えるんだったらもう買いたいしみたいな。
なのにあんなにね、店主がほとんど映らないようなアクリルのピチンと、なんかああいうのがある中でも行きたくなるみたいな、なんかそれが面白いなって。面白いというかそういうもんなんだなって思いましたね。
あのお店自体は結構死にせっていうぐらい愛されてたじゃないですか。それこそその10年20年前に働いてましたっていう女性が出てくるぐらいってことはそれぐらい続いてて、
それぐらい愛されてるっていうのもやっぱりすごいなって思う。
なんかそこあれですよね、コロナの時大変だったんですよってなんかおっしゃってたじゃないですか。あの時期も結構大変だったと思うんだけど、でもなんか多分常連さんたちもあそこを支えようっていう気持ちもあるのかなと思って、
なんか緊急事態宣言下だけど、やっぱりここで買ってここを支えようみたいな。私も結構お気に入りの飲食店とか、コロナの間で行っても差し障りない時とかに、やっぱり積極的に行こうとか思ってやってたなーっていうのを思い出して。
文化と伝統の重要性
そこもありますよね。一方であの時期ってなんかこう思い返すと、今回の前編の方でも話はしましたけど、いわゆるあのお店も3密みたいな指定は受けないので、買いに行く理由はできるというか、おうち時間も増えたんでコーヒーも引けるしみたいな、そういうのもあるけど、
だからあの好きな美味しいコーヒー豆が買える場所行こうっていう、なんかその出かける用事がね、やっぱりその不要不急だと言われちゃって、なんか今思うと勝手だろうみたいなとこあるんですけど。
コーヒーは不要不急かもしれない、確かに。
でもやっぱちょっと歩いて、あそこに買いに行って、ちょっとだけでもあの店主さんと会話して買えれるって、あの時のあの、もちろん買い支えるみたいな意味合いもあったと思うんですけど、あの人たち自身もなんかあの閉塞感の社会の中で、たぶん一時のあの買う楽しさみたいな味あってたのかなと思いました。
さらにそのそこにこう京都の文化が相まって、ほらお茶屋さんとか全部、あの一元産お断りの世界がすごい多いじゃないですか、京都って。でもそこってあのあそこの中でエコシステムが回ってんですよね。
そのもう常連さんが来て、それでここで1軒目行ったら2軒目ここ行ってみたいな、あんまり早、なんていうのかな、中途半端な時間に行かないようにするとか、もう2軒目、一人目が履けてから行くみたいな、なんかそういう、なんかこう常、いつも行く店をこうちゃんと自分たちで成り立たせるみたいな、そういうエコシステムもある場所だったなあそういえばなあって。
いいですよね、そういうなんか、いわゆるビジネスとか商売で言ったら、店を大きくして、たてんぽ展開して、めっちゃスケールしていくみたいなのが1個のゴールとしてはある中で、そういうのじゃなくて、ちゃんとこう今あるこの場所で回り続けていくっていうのはすごい、それがしかももう100年続いてますとか、そういう話になってくるっていうのが、
なんかこうすごいいいなと思うし、今回コロナ禍だったからこそ、なんかより思ったのは、その普段の生活だと、それってまあ何のなしにというか、特にみんな思わなくても常連は行くし、っていうのがなっていた中で、今回コロナで言ってしまう不要不急みたいなこともある中で言うと、なんかみんながその生活、普段を演じているというか、普段に戻そうとしているっていうか、
それがすごい、なんか別に今回は現れてはなかったけども、やっぱり家でいる時って気持ち的にはその普段通り行ってちゃんと買おうみたいなことが、なんか応援につながるみたいに言うとちょっと頑張っている感がするんだけど、でも別に結局普段使っていることだから、資質的には変わんないです、お財布の。
なんかそういう普段を、京都の普段がなんか取り戻されようとしているみたいな感じがすごい今回、そういうこともあったのかなみたいなのが、まあコロナ禍だからこそよりめっちゃ思ったりはしましたよね。
今回の回、これ前編でも本田さん話しましたけど、僕ら12回目とかの回でこれ語ってるんですよ、ポッドキャスト。
そうか、そうか、ちょっとチェックが甘かった。でも聞いてたら何も喋れなくなってるかもしれない。
そんでその、久々にこれ聞いてみたというか、僕自分のポッドキャスト聞かないですけど聞いてみたんですよね。
で、1回まず普通に本編を見てから、自分が何喋ったんだろうと思って一応見てみたんですよ。
そしたら朝、旦那さんが結局仙台から来たけど、旦那さんは新しい仕事で外に出て楽しんでるけど、コロナで京都あんま楽しめてないんだよねみたいな。
それがあんま思い描いてた暮らしができなくて、でも夫ともすれ違っててみたいな。
その後にナレーションで、それでも明日の朝のコーヒーは続くみたいなナレーションが入るんですよ。
僕12歳の時それにキレてて。
え、なんで?
確かにそうだなって話聞くと思うんですけど、今僕が見た時は何も思わなかったんですけど、その時の僕は確かに言われればそうなんですよ。
普通朝のコーヒーが続いてくってプラスじゃないですか。ですけど、こういうマイナスの話の後に入ると、ずっとその朝が夫ともすれ違いが永遠に続くみたいな。
地獄が続くみたいな。
とらえられない予定みたいなことを話してて、すごい行き詰まってたのかな俺と思って。
僕も同じように聞き直して、ほんと同じところを思って、ヤモミさんなんでこんなにキレてるんだろうみたいな。
聞いてみなきゃ。
それですごい思って、コメントとかも僕らのポッドキャストたまについてたりするじゃないですか。
そこにも、私はネガティブで感じなかったところに結構お厳しい言葉を述べられていますね。なるほどそういう捉え方もあるのかと思いましたって書いてあって。
確かにそうなんだけど、言ってることはわかるんですよ。筋としてはわかるんだけど、別にそんな言わなくていいかもなみたいな。
自分をね、そんなこんな自分を。
若かったんですよきっと。
そんな変わんないんですよ。
いやもう言っても4,5年前ですからね。
いや4,5年で人は変わりますよ感じ方も。
やっぱりあのすごいあの時もその回を聞き直すと、コロナ禍っぽくないのがようやく来ましたねみたいな感じですごいウキウキしていて。
いかにあの時なんかそのコロナ禍でなかなかうまくドキュメント72時間も取材ができないというか、いうところに僕らも同じようにダメージを食らってるというか。
あの時はその2021年のやつをほぼリアルタイムで見てリアルタイムでこう喋ったっていう感じなんだ。
もうこのスタイルをずっと初回からこのスタイルでやってて、それの12回目だったんで、ある程度もうこうフォーマットっていうか慣れてきてっていう感じだったんで。
なるほど。やっぱなんかすごい特殊な時代を経験しちゃいましたよね。
そうですね本当に。72時間が本当に時代をアーカイブしてくれてるので、改めてこのあの時期っていうのを見返して思い返すこともあったり、
逆になんであんなに焦ってたんだろうみたいなこともやっぱ同時に思うし、面白いです。
あの番組の中で結構大学の関係者の人がすごく多いなーって思いながら、インタビューした人の結構な割合が大学関係者だったりとかしてたけど、
確かにあの時代は学生さんいないんだもんね、みたいな学校にねとか思ったりとか、みんなオンラインになってたもんねって思ったらなんかちょっと不思議な感じもしますね。
今見るとあのなんかラーメン店の店主も割とそんな別にすごい逼迫した感じって今あの動画だけ見ると思いますけど、
やっぱ当時のやつで見るとやっぱもう本当に悲惨じゃないですか結局飲食店って。
それでまあ引っ越ししてなんか本当に大変だなぁみたいなことをやっぱり当時としては思ってたりはしていて、そうすると確かになぁみたいなのは思うんですよね。
まだ先が見えないというかね、そんな時期だったと思うので。
いやーあの人たちはみんな今どうしているんだろうね。
気になっちゃいますよね。
気になっちゃいますね。あれから今4年経ってるわけか。
そうですね。
ねぇ、お子さんも大きくなったであろうし、仙台からお友達遊びに来ているだろうかとか色々思っちゃいますよね。
そうなんですよ。
なんかね、なんか一方で今2025年に撮ってるじゃないですかこの会を。
なんか多分あの時よりコーヒー豆の価格とかめっちゃ高騰してて。
してます。
コーヒー豆って結構如実に割と金額にやっぱ海外から買ってるんで現れてて。
あの多分頃のコーヒー豆の金額と割と1.2、3倍ぐらいのペースで違ってて。
そっかー。
なんか気軽にさっきもなんかこう贅沢だとか試行品だとか言ってましたけど、
リアルになんか相対的貧困によって確かにこうコーヒーが買えなくなってきてる世の中にもなってそうだなとか。
あとチョコレートとかね。
そうそうそうそう。
本当に高くなってるんですけど。
同じ値段だと思って買ったらすっごい小さくなってるっていうね。
そう。
あれが現象がねこの2年後ぐらいに起きますからね。
起きますからね。
そしてこの今のこの配信を10年後の人が聞くと、
そうかチョコレートどうだろうまだ食べれてたんだって思うかもしれないとかね。
生活の変化と物価
もうみんな食べれなくなって。
まだ食べれてたんだみたいな。
まだコーヒー飲めてたんだって言ってるかもしれないしね。
本当そうですよね。
だからすごいなんか意識してなかったとこで、
やっぱ時代感に今の自分が影響されてるなみたいなことっていうか。
半分その完全に忘れたってわけではないけれども、
違う温度感で生きてるっていうか。
っていうのはやっぱいい意味でめちゃくちゃコロナど真ん中の回じゃないからこそ、
それをすごい密着して描いても病院の回とかそういうんじゃないからこそ、
より感じたところはありますよねすごい。
なんかこんなことを普段やってます。
聞いてみよう聞いてみよう。
ここかーと思いながら聞いてみよう。
僕が切れてるところをぜひ。
あとでも今回あれですね。
ヒューズに見てほしいってお勧めしてたオンデマンドの回で言うと、
あれ井の頭公演の話とか。
いやいやもう今回一本ポーンってきて、
なんですけどなんか私もどんなのがあるのかなーってちょっと見たら、
オンデマンドで残ってるたぶん一番最初にゾウさんの話が出てくる。
かわいそうなゾウっていう絵本が昔ありましてですね。
お二人知らないかもしれないですけど。
知らないよね知らない?
かわいそうな。
花子の話なら何回も見ましたけど。
上野動物園の。
上野動物園の。
そうそうそうそう。
昔読んだ絵本とかを。
あれは上野で、この72時間はいのかしらですけど。
こういうのかーみたいな。
あの回はだから自分で勝手に見たんですけど、
あの回こそこのタイミングでこの人来る?みたいな思ったりとかして。
不思議に思ったりしながら。
でもなんかすごく否定的な動物園について、
すごい否定的な人の声とかもちゃんと拾ってて、
そこはすごいフェアだなーと思って。
ちょっと報道寄りですね。
そうそうそうそう。
なんかすごい何でもあまりタブーがない感じの、
出てきたものを出てきたまま、もちろん編集してると思うものの、
そのままできるだけ載せるみたいな、
そういう番組なんだなーっていうのを知りました。
なんか結構いろいろ案ありました。
よくご紹介した一個。
そうなんだそうなんだ。
絵本専門店の回とかね。
それこそ神房町でしたよね。
神房町の本屋さん。
あそこかな。なんたらハウスじゃないかな。
夜にバーに編集するとか。
わかるわかる。裏の入り口にあったりとか。
僕が一押しして本野さんが違うって言ったのは、
東京の小金井にある水汲み場ね。
私が昔住んでいた小金井ですね。
水汲み場があるんですよ。
そうなんだ。
その水汲み場に密着するっていうだけの回なんですけど、
なんで水汲みに来るのかみたいな。
井戸ってこと?
井戸です。井戸です。
地下水みたいなのを汲み上げてるのを、
蛇口が住民とか蛇口の鍵みたいなのを持ってて、
住民だけが。
知らなかった。
この回山口さんがすぐスピリチュアルに持ってくんで。
山口さんそういうの好きなんですか?
実はスピリチュアルじゃないんですよ。
だけど山口さんがやたら水信仰だとか。
この水を飲むと何かが起きるとか。
そういう話に結びつけていくんで。
それは却下ですね。
そういう意味でね。
なくなったんですけど、そういう回とか。
そんな中、選ばれたのがこの京都のコーヒーのスタンドという。
すごい考えてくれてるの嬉しい。嬉しい。嬉しいです。
ソムリエにやってもらったような感じです。
そんな裏話です。
そういうビジネス一つできるかもしれませんね。
あなたにぴったりな番組を知らせしますみたいな。
あまりにも他人のふんどしすぎるんで。
でも本屋だって同じことじゃないですか。
本屋だって結局著者と読み手をつないでるだけなので。
つなぎ目に私が入ることによって読む人が増えたり、
この著者とかこの著作に人が触れることが増えるといいなみたいな話なので。
同じですよ。
やらせてくれる場所だけ見つけられれば。
お便り会とか。
私に本を売る傍らなんたらチケットとか付きですみたいな。
あれでいいんじゃないですか山口さんの。
文振りで本の想定みたいなの隠してこんなあなたにおすすめみたいな感じじゃないですか。
こんなあなたにおすすめって泣きたい夜にみたいな感じでやっておいて、
開けたら○○の会みたいな感じでNHKオンデマンドで勝手に買ってくださいみたいな。
面白いとかその会の2人が喋ったやつが入ってるとかね。
それも全然ありますね。
でもこの京都のコーヒー豆専門店じゃないですけど、
僕らオーダーメイドでやってるんで、
そういう雑なジャンルじゃなくて。
確かにこれ今一番リッチバージョンですからね。
すごい贅沢な会に来させていただいて申し掛けてきた。
むしろありがとうございます。
私まだ呼ばれてないけどみたいな。
それはもう失礼しましたという感じです。
冗談でね。
満を持してなんで本当に。
満を持してありがとうございます本当に。
ありがとうございます。
というところで今回はゲストケイコさんということで最後に告知をちょっとお願いします。
ポッドキャストの独立とリアル
はい。前編でもお話をさせていただいたんですけど、
ポッドキャスト独立後のリアルという風にやってまして、
スタートとしてはその2020年の4月にコロナで仕事なくなったなっていうところから、
ちょうどそれが私が独立して半年ぐらい経ったところだったんで、
まあそれの生存確認的な意味も含めて始まったんですけど、
今は独立後の生活だけじゃなくて、
結構いろんな人の内面の話とかもしてるんで、
よかったら楽しんでくださいというのと、
あとせっかくだから本屋のお話もさせていただくと、
神保町のパサージュというところの3階にあるパサージュビスで、
ここみち書店という、
あと靖国通り沿いのパサージュソリダ、
二独立後のリアルの本屋さんもありまして、
あと最近あの日普通学院っていうですね、
飯田橋にとっても素敵な場所があるんですけど、
そこの中にある本屋さんでもここみち書店が出ておりまして、
よかったら神保町もしくは飯田橋へお出かけの際はお立ち寄りください。
なんとか僕らの本、置けないですかね。
全然置ける置ける。置ける置ける。仕入れさせていただいて。
あの前ね、海外文学ラジオの大地さんたちの本も、
一日店長やった時にね、何冊か売らせていただいたんですよ。
仕入れさせてもらった。
お願いします。
はい。
ということで、今回は以上となります。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
またねー。
43:11

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