フジロックが目指したグラストンベリーの歴史と、その前身となったウッドストックから整理します。日本でも70年代に箱根アフロディーテや全日本フォークジャンボリーといった試みはあったが、バブル崩壊とともに単発で終わった経緯、1997年の第1回・富士山麓での台風直撃事件、翌98年・豊洲でのミッシェル・ガン・エレファント演奏中止、苗場スキー場への移転と地元交渉まで。サマーソニック・ロック・イン・ジャパン・ライジングサンとの比較と、「世界一クリーンなフェス」と呼ばれた理由も。
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サマリー
このエピソードでは、日本の代表的な音楽フェスであるフジロックについて、その成り立ちから特徴までを掘り下げています。音楽フェスの起源として、1969年のアメリカ・ウッドストックと、イギリスのグラストンベリー・フェスティバルが紹介され、フジロックは特にグラストンベリーをモデルにしていることが語られます。日本国内では、フジロック以前にも箱根アフロディーテや全日本フォークジャンボリーといった試みがありましたが、バブル崩壊と共に単発で終わってしまいました。フジロックは1997年に株式会社スマッシュによって企画され、第1回は富士山の麓で開催されましたが、台風直撃という過酷な状況に見舞われました。翌年の第2回は豊洲で開催され、観客の熱狂による演奏中止という事態が発生。その後、1999年の第3回から新潟の苗場スキー場に移転し、地元との交渉を経て現在まで続く、日本を代表するフェスとしての地位を確立しました。 フジロックの会場は新潟の山間部にあり、最寄り駅からシャトルバスで1時間かかるなどアクセスは容易ではありませんが、その非日常感がフェスの魅力となっています。会場は全長4キロに及び、大小20ほどのステージが存在し、音楽だけでなくキャンプサイトやアート展示、夜のクラブ空間など、3日間滞在して生活できるような設計がされています。これは、フジロックが目指す「滞在型のフェス」というコンセプトに基づいています。他の日本の主要フェスと比較すると、都市型で日帰りが基本のサマーソニックやロック・イン・ジャパン、オールナイトでキャンプがメインのライジングサンとは異なり、フジロックは自然の中で音楽と空間全体を楽しむ体験を提供します。また、フジロックは「世界一クリーンなフェス」としても知られ、自然との共生という理念が参加者に共有されていましたが、近年はゴミ問題が増加傾向にあるとのことです。フジロックは単なる音楽イベントではなく、非日常の体験を提供する場として、音楽ファン以外にも楽しめるフェスであることが強調されています。