「ホラーの帝王」「モダンホラーの開拓者」として知られるスティーブン・キング。作家生活50年、60作品以上のうち映像化作品は50本超という驚異の多作家について語ります。「キャリー」「シャイニング」「IT」「ミザリー」「スタンドバイミー」「ショーシャンクの空に」など代表作を紹介しながら、「なぜこれほど映像化され続けるのか」を紐解きます。あわせて、2025年5月日本公開の「サンキュー、チャック」についても。スティーブン・キング初心者にも、映画の入り口を探している人にも届けたい一本です。
※「プロジェクト・ヘイル・メアリー」のネタバレが含まれます。
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サマリー
このエピソードでは、「ホラーの帝王」スティーブン・キングの作品とその映像化の多さに焦点を当てています。代表作である「キャリー」「シャイニング」「IT」「ミザリー」といったホラー作品から、「スタンド・バイ・ミー」「ショーシャンクの空に」などの非ホラー作品まで幅広く紹介。キングの作品が日常に超常現象が侵食する作風で、映像化しやすい点や、知名度によるリスクヘッジが映像化を後押ししていると分析しています。また、2025年5月公開の新作「サンキュー、チャック」についても触れ、キング作品の入門としても最適な一本だと紹介しています。
最近のカルチャーインプット:プロジェクト・ヘイル・メアリー
CULATIVE RADIO 手前のカルチャー
この番組は、映画・音楽・アニメ・漫画などカルチャーをもっと知りたいけど、どこから触れればいいかわからないというような方へ向けて、
カルチャーをもっと身近に感じるための入り口の手前までご案内していく番組です。
CULATIVE編集室の橋本拓哉です。
それと、
カルチャーを筆頭に、大体手前、上水幸でございます。
よろしくお願いします。
お願いします。
はい、というわけでですね、最近のカルチャーインプットなんですけど、
もしかしたらもうだいぶ時間が経ってしまっているかもしれませんが、
プロジェクト・ヘイル・メアリーという映画を見てきてですね、
それ誰が言ってたっけ?なんか聞いたことあるぞ。
あのですね、面白かったですね。
SF、宇宙ものなんですけど。
あ、小説か何かわからないけど、何かが映画化されたみたいですね。
そうです。
どうです?SFは観ますか?
えっとね、
嫌いじゃないけど観てないですね。
すごく、たぶん観たら好きだと思う、SFは。
宇宙に、あれですね、アルマゲドンですね。
地球滅亡の危機になってまして、
それを救うために宇宙に行くんですよ。
エアロ・スミスが?
主人公が。
ただ、エアロ・スミスと違うところはですね、
本人は行きたくないんですよね。
なるほど。
物語のスタートは宇宙船から始まるんですけど、
宇宙船で目覚めて、ここはどこだってなって、
外見たら宇宙じゃないですか。
乗組員みたいな人は死んでて、
あれ、なんで自分はここにいるんだっけっていうのを思い出す話なんですよ。
やば!
思い出してたら、不本意に宇宙船に乗せられて、
人類を救ってこいという話なんですよ。
宇宙でも無茶振りされたことに気づくっていう話。
やばいじゃん。
予告で出てるのでネタバレにはならないと思うんですけど、
同じ目的を持った宇宙人、地球外生命体と出会うんですよね。
2人でなんとかするっていう話。
2人。1人と1匹?ピキ?っていう話です。
何がすごいかって、まず映像がすごくてですね、
このプロジェクトヘイルメアリー、
ラージフォーマットの映画って色々あるじゃないですか。
アイマックスとかドルビーシネマとか、スクリーンX、4DX、色々あるんですけれども、
それぞれのフォーマットに合わせてチューニングしているということで、
どれで見てもすごい、すごいよっていう映画なんですよ。
何それ。
特に日本には2カ所でしか見れないんですけど、アイマックス、レーダー、GT。
東京は池袋にありますね。
ビル6階建てぐらいのスクリーンがありまして、
横25m、縦18mとか20mぐらいの超デカいスクリーンがあるんですけど、
そこで見るとやばいらしいです、プロジェクトヘイルメアリーが。
どうなってんの?それはホールみたいになってるの?
そうそうそう、映画版で。もう全面宇宙ですよね。
すごいね、それ。
なかなかこの規模で宇宙を体験できる映画はないかも。
自分はスクリーンXで見たんですけど、スクリーンXって3面スクリーンなんですよ。
これもなかなか没入感すごかったです。
宇宙にいる感覚。
これ良かったですね。
そんな映画を見てきたよって言ったところでですね、
スティーブン・キングとは?
おそらくこれが公開される翌週にですね、
サンキューチャックっていう映画が公開されまして、
果たして何だろうか。
これがですね、年始のシネマランキングでちょろっと話したやつなんですけど、
話したっけ?
The Life of Chuckっていうスティーブン・キング原作のやつがついに日本で公開されるんですよね。
5月1日からかな。
なのでちょっと今回そのスティーブン・キングについてお話ししていこうかなと思うんですけど、
スティーブン・キングって知ってます?
あのね、名前以外何の人かも知らない。
名前はよく聞くけどね、果たして何をした人なのかも知らない。
スティーブン・キングって名前めっちゃ聞きますよね。
聞く。
今回そんなスティーブン・キングについてですが、
ではまずスティーブン・キングという人物像ですね。
この人47年生まれのアメリカの小説家ですね。
小説の人なんですね。
小説の人で、これまで60作品以上小説を書いてるんですけど、
そのうちですね、映画とかテレビドラマになってるのは50本以上ありまして。
やばいね。
作品のほとんどが映像化されてるっていう。
ホラーの帝王とか、モダンホラーの開拓者とか言われてますね。
ちょっとそういう感じなんだ。
ホラーっていうか、そんな感じなんだ。
えっとですね、74年にキャリーっていう本でデビューしまして、
2024年に作家生活50周年みたいな感じで、今も全然現役の人なんですけど。
スティーブン・キングの代表作(ホラー編)
代表作をいくつか。
まずさっき出たキャリーですね。
キャリーがデビュー作なんですけど、これも映画化してます。
で、ホラーです。
あ、そう、デビュー作ホラー。
えっとですね、超能力を持っている内気な女子高校生のキャリーが主人公で。
ポップだけどね。
学校でいじめに会うんですよね。
で、家では宗教に狂ってるお母さん。
弾圧というか、抑圧されている。
今日はガロの話じゃないよね。
いや、ガロではない。でもガラに近いです。
そんな話ばっかりですけど。
で、卒業パーティーの時に決定的な屈辱を受けるんですよね。
確か豚の血を上から浴びせられるみたいな。
そこで覚醒して復讐に至る。
超能力を使って。
そう、超能力を使って。
っていう話、キャリー。
これ76年に映画化してます。
あ、そう。ちょっとそれ気になるね。キャリー。
あのね、ビジュアル見たことあるんじゃないかな。
血まみれの女の子が立っているやつ。
あ、そう。怖いな。
続いて、シャイニングですね。代表作と言ってもいい。
シャイニング?
シャイニング。
こちらはですね、冬の冬季閉鎖中のホテル。
山奥のホテルに冬の間に管理人として入院する一家の話なんですよね。
要するに寒い間道が通れなくなるから、その間ホテルの管理をしてくれという一家がいるんですけど。
その孤立した環境とホテルの中に漂う何かによって、お父さんがだんだん狂って狂気に侵されていくっていう話ですね。
やだね。
これはスタンリー・キューブリック監督によって映画化されております。ジャック・ニコルソン主演ですね。
すごい有名な話なんですけど、スティーブン・キングこの映画化を全く気に入ってなかったことで有名なんですけど。
本当に怒ってたらしくて、映画化に。
スタンリー・キューブリックの映画というところでも今すごい評価されてはいるんですけど。
小説版の方はですね、心理描写の積み重ねなんですね。
けどスタンリー・キューブリックは視覚的な恐怖とか演出を優先した。
映画と小説なんでそりゃそうだっていうところなんですけど。
ただスティーブン・キングは自分が描きたかったものとは違う。
この後ですね、作品の映像加減を買い戻して、スティーブン・キング監督曲本でテレビドラマ化するんですよね。
シャイニング。
シャイニングを。それがずっこけたらしいです。
ガロの話じゃないよね。
ガロの話じゃない。
作りたいものを作ったみたいな話じゃないですか。
作りたいものを作ったら売れなかったっていう。
ちなみにさっきのプロジェクト・ヘイル・メアリーもですね、原作派と映像派に賛否両論というか意見が分かれているらしくて。
映画は小説の補完であり、映画を見て小説に入るのもいいじゃないかっていうところですけどね。
忠実であることは必ずしもいいとは思わないというか。
それはそれでいいじゃんっていうといったところですね。
続いて、イット。
それも有名じゃない?
有名ですね。
これもですね、アメリカの小さな町で子供たちの前にピエロの姿の怪物というかおばけというかピエロが現れるんですよね。
殺人ピエロっていう話で。
怖いの?
子供時代の話と大人になってからの話っていう二部作、二部構成。
で、怖い話と子供たちの友情という軸。
副題がやばいじゃん。
イット、それが見えたら終わり。
終わり。
これもね、映画化してキットしましたね。
続いて、ミザリー。
ミザリーは90年代に映画化してるんですけれども、人気作家の人がいて。
事故で動けなくなったところに熱狂的なファン、女性が現れてその人に助けられる。
ですけど、その人は作家を監禁して、自分が望む結末の小説を書かせようとするっていう話ですね。
ミザリー。
ちなみにこれアカデミー主演女優賞を受賞した。
ミザリー。
スティーブン・キングの代表作(非ホラー編)
あとはスティーブ・キング、ホラー以外も書いてまして、スタンドバイミーですね。
そのイメージですよね。
ここまでホラーが上がってきたんで、スタンドバイミーが急にポッと出てきて、おや?ってなりそうですけど。
スタンドバイミーも言うてね、死体見つけて。そんなポップじゃないってポップじゃない。
スタンドバイミーをさすがにみんな知ってると思いますけど、少年たちが行方不明になった同い年の死体を探しに行くっていうロードムービーですね。
子供たちの友情っていうところで行くと、イットと結構距離一体というか、イットがスタンドバイミーのホラー版みたいな感じかもしれない。
あとはですね、ショーシャンクのソラニーもスティーブ・キングのですね。
ショーシャンクのソラニーは無実の罪で牢屋に入っている人が、牢屋の中、刑務所の中で希望を失わずに生き延びるっていう話ですかね。
これも大概有名な映画ですよね。
見たけど、あんまり覚えてないけど、すごくいい映画だった記憶はありますね。
俺もすごくいい映画だった記憶はあるけど、理由はあんまり覚えてないですよね。
まあね、94年映画化のやつなんでね、たぶん自分も見たのだいぶ前かなと思う。
もう30年前か。
あとはですね、グリーンマイルですね。
グリーンマイルもスティーブ・キングなんですね。
そうなんだ。そういうのも作るんだ。見たのにスティーブ・キングってこと知らなかったよね。
グリーンマイルは刑務所の中で不思議な力を持った黒人男性が無実の罪で入っていて、
その不思議な力っていうのが、実は癒しの力でっていう話ですね。
確かミストも。
なんだかんだちょっと見てるわ。ミストも見た。
ミストは、キリンの中から怪物が出てきて、パニック映画かと思いきや、
結局パニックになった時の人間を描くっていう感じの映画ですね。
といったところで、スティーブ・キングの作品たちなんですけれども。
スティーブン・キング作品が映像化され続ける理由
すごい人だね。
ヒットメーカーですよね。何年ヒットする?
本当に天才って感じだね。こんな多作で全部当たってた。
なんでこんだけ有名で映画化されてんだろうっていうところで、
スティーブ・キングの作風を一言で言うと、日常の中に超常現象が侵食してくるっていう話が多くてですね。
あとは特に主人公が普通の人?ごく一般的な大人か、ごく一般的な子供を主人公に置く。
そういう異世界の話とかじゃなくて、どこにでもある風景とか場所とかが、
突然なんかおかしな状況に放り込まれるっていうのが、
スティーブ・キングが出だした70年代とかでは結構新しかったかなと思うんですね。
それまでのホラーはドラキュラとかお城とか非日常の異世界とかが舞台のが多かった中で、
普通の家族にホラーを持ち込んだっていうのがモダン・ホラーといわれるジャンルにつながったかなと思います。
で、それってすっごい映像化しやすいんですよね。日常だから。
っていったところで好かれてった。映画化ってところで。
作る側もね、やりやすいと。
で、どんどん売れてったんじゃないかなと思いますね。
あとはですね、1本2本3本と当ててったら、
あとは知名度があるんで、スティーブ・キング原作って言っとけば、ある程度リスクを取りやすいんですよね。
東の敬語原作みたいな。
映画会社がリスク取りやすいからスティーブ・キングをいっぱい使うっていうのもあるそうです。
知名度で動員できると。
ただ一方ですね、スティーブ・キングの原作って、自分も数冊しか読んだことはないんですけど、
結構心理描写に重きを置くことも多くて、さっきあがったシャイニングの問題とかもその構造だと思うんですけど、
そういう、なんですかね、心理描写がうまく映像化で描けてないと、映像化の当たり外れもいっぱいあると。
特にホラーなんでね、登場人物が何をどう恐れてるかって、結構心理的な部分でもあるじゃないですか。
そうね。しかもそれが文字で書かれてるわけでしょ。それを映像に起こすときに解釈、間違わないよね。
とはいえ早々たる作品群なのでね。
だって70何歳で60何本を描いてるって言ってた?
おかしいよね。
しかもですね、一度とか、投げるんですよね。上下とかで。
昔からAI使ってたんじゃないの?すごいね。
すごいですよね。
手描きの時代の人でしょ、だって昔。すごいよ。
といった感じで、スティーブン・キングですね。
スティーブン・キング作品の楽しみ方と新作「サンキュー・チャック」
スティーブン・キングの入り口でもいいですし、ショーシャンクの空にとか、映画の入り口としても最適な一本かなと思いますので。
ホラーが苦手な人はスタンドバイミーとかショーシャンクの空に見ればいいし、ホラーが大丈夫な人はシャイニングとかキャリーとか。
シャイニング、キャリーオススメですか?
シャイニングは特にオススメですね。
ガチのホラー?
いや、人コア系というか、考察の余地がある人コア系。
人コア系なら見れる気がするな。ビジュアル怖いのはね。
あのね、シャイニングビジュアル怖いはないですね。
あ、そうですか。
逆にビジュアルはすごい美しいというか、ビシッと左右対称だったりとか、模様が印象的だったりとか。
スタンリー・キューリックが本当にすごいんだなっていうのがわかるのがシャイニングだと思うので、映画史的にも結構外せない映画ではあるから、全然見て損はないかなと。
全然怖くはないです。怖くはない。
サスペンス的に怖さが強いってことですよね。
ああ、そうです。
呪音みたいな怖さじゃないでしょ。
呪音とかではないです。
バーンって来るみたいな怖さじゃないでしょ。
ビクッてする感じではないです。
排水溝にめちゃくちゃ髪の毛流れてくるとかそういうのじゃないでしょ。
そういうのじゃないです。
じゃあいけるかも。怖いんで。
お父さんが書いてる小説を見ようとしたら、お父さんが後ろに立ってるみたいな怖さです。
後ろーって。
いいですね。その怖さならいけるかも。
でもそういうのメインだけど、2、3シーンマジ怖いシーンはありますね。
今見たらそうでもないんじゃないかな。
いやー。
そしてもちろん冒頭であったサンキューチャックですね。
確かにサンキューチャックの話は全然知らなかったね。
サンキューチャックのあらすじは前回というか以前話してるので、それ聞いてもらえればと思います。
もう一回話してくださいよ。全く覚えてないですから。
三部構成なんですよね。
で、第3幕から話が始まるんですけど、第3幕では世界の終わりが描かれるんですよ。
テレビのニュースとかでも世界が終わる、街がワーってなってるお台で、サンキューチャックっていう書いてある看板とか広告、テレビCMとかを見つけるんですよね。
チャックって誰や?ってなるんですよ、みんな。
っていうのが3幕で、次第2幕がチャックっていう銀行員の話が第2幕。
で、この第2幕で描かれるですね、あるダンスシーンがあるんですけど、そこが本当に良い。
ぜひ映画館で見たいっていうところですね。
で、第1幕はチャックの子供時代の話。
どういう育てられ方をしたのかっていうのが第1幕。
で、これサンキューチャックは全然ホラーではなくて、どっちかというとスタンドバイミーとか、その路線のスティーブン・キング。
で、ちょっと不思議な話、世界の終わりが絡んでくるので。
なので、入り口としても最適かなと思います。
ちょっと気になるね。今の話を聞いて、前に話したのをちらっと思い出しましたね。
これね、アメリカではもう2年前とかに公開されてて、アカデミー賞とかに一切入ってきてないんですよね。
なんでだろうなーっていうところなんですけど。
世界が終わるからじゃないの?
いやー、どうなんですかね。アカデミー向けじゃなかったのかな。個人的にはすごいいい映画だった。
飛行機で見たって言ってましたよね。
飛行機で見たんですけど、ぜひと言ったところですかね。
エンディング
はい、というわけで、この番組の文字起こしや関連記事は、KAL-UATIVE.comで掲載されてますので、ぜひご覧ください。
それではまた、さようなら。
さようならー。
25:52
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