香りの迷子なった後は
知識を入れるインプットの時間。
ですが最近、
知識は答えではなく、
体験を変えるための装置に思えてきました。
さつまいもって、甘い香りの食べ物。
そう思っていたはずなのに、
嗅いでみると言語化しきれない部分がありそう。
品種、焼き方、皮の有無で香りはまったく違う。
蜂蜜っぽい香りが、実は〇〇で強く感じたり、
面白いチャレンジでした。
相性の良さそうな香りを合わせる、
実験レシピ。
チャイ風スイートポテトのはこちら
◇材料
〈チャイ〉
牛乳100cc
紅茶(チャイ用があればいいが何でも)1tpc
シナモン適量
クローブ2粒
カルダモン2粒
生クリーム30g
〈サツマイモ生地〉
加熱したさつまいも できあがりで300g
溶かしバター10g
卵黄1個分
きび砂糖など砂糖 大さじ1前後
180℃のオーブンで
①160℃に予熱したオーブンで一時間ほど
洗ったサツマイモを焼きます
アルミホイルはシない方が皮が簡単にむけていいかも
※大きさにより焼き時間を増やしたり減らしたり
ゆっくり長時間焼いた方が、
さつまいもの糖質の変化で甘くなります。
②その間にチャイを作ります。
紅茶がパウダー状なら、少量残して、
残りの紅茶と牛乳100cc、
シナモン、クローブ、カルダモンを鍋にいれ、
中火~ふつふつしてきたら弱火
2分ほど煮出します。
③生クリームを加え、
かるく火を入れます。
殺菌と馴染ませる役割。
火から下ろしておきます。
④さつまいもがやけたら、まだ暑さが残るうちに
皮をむいてマッシュ、
長時間焼いたサツマイモは甘いので、
甘さを調整する程度に砂糖を振り入れます。
その後バターと卵黄を加えてなめらかにします。
⑤漉したチャイとさつまいもを
フライパンにいれ、
シリコンベラなどで練りながら、
中火~弱火にかけます。
こげないように混ぜ、
ひとまとまりになりやすくなったら、
火から下ろします。
⑥さわれるくらいになったら、
好きな形に整形し、
型や天板にのせます。
溶き卵をぬり、残しておいた紅茶があれば、
飾りにふります。
⑦180℃に予熱シておいたオーブンで20分やきます。
パーソナリティ黒沢が以下参考文献などをまとめたデータ
※自己責任でお使いください。
さつまいもに含まれるVOC(揮発性化合物)のリサーチまとめ
参考書籍
ジェイムズ・ブリシオーネ、ブルック・パーカスト(2021)
フレーバーマトリックス 風味の組み合わせから特別なひと皿を作る技法と科学 SBクリエイティブ株式会社
参考リンク
Chemical book https://www.chemicalbook.com/ProductIndex_JP.aspx
参考文献
Rong Zhang、Chaochen Tang、Bingzhi Jiang、Xueying Mo、Zhangying Wang、
40種類のサツマイモ(Ipomoea Batatas L.)における揮発性化合物プロファイルの特性評価と主要な揮発性および臭気活性化合物の同定
食品化学:X
第25巻
2025
102058
ISSN 2590-1575
https://doi.org/10.1016/j.fochx.2024.102058
アブグ M.、 アラン M.、 ヨハニングスマイヤー、 S.、 イオリッツォ、 M.、& イェンチョ、 GC ( 2025 ). サツマイモの香気成分に関する包括的レビュー:消費者に好まれる品種開発の可能性.食品科学と食品安全に関する包括的レビュー, 24 , e70172.
https://doi.org/10.1111/1541-4337.70172
サマリー
このエピソードでは、さつまいもの香りを言語化する試みが行われます。パーソナリティは、品種「栗かぐや」を蒸し焼きと熱風乾燥の2つの調理法で比較し、皮付き・皮なし・皮のみの計6種類を嗅ぎ分け、蜂蜜、粉っぽい、土っぽい、紫、乾燥、柑橘、シナモン、香ばしい、餅っぽい、醤油など、多様な香りの要素を言語化していきます。その後、文献調査による揮発性化合物の知識をインプットし、香りの感覚の変化を体験。最終的に、得られた知見をもとに、チャイ風スイートポテトのレシピが紹介されます。