オッタントットのカウンターラジオ
はい、どうもお疲れ様です。
この番組は、福岡県の笠谷郡、笹栗町というところにあります。
オッタントットというビストロを経営しております。
私、オーナーシェフのKojiが、お店に関するあれやこれをお話しする番組です。
今日もワイン片手におしゃべりしております。よろしくお願いします。
今日は3連休の最終日ということで、寒かったですね。
この3連休まではずっと寒かったという感じで、
今からが一番の冷え込み、明日の朝方までが一番の冷え込みで、
お昼ぐらいから気温が上がって暖かくなるということで、
今週は最高気温は10℃超えてますよね。
いつだっけ、週末ぐらいかな。
20℃ぐらいまでなる日もあったような気がしますね、天気予報では。
そんな感じで寒さもようやく落ち着いて、
これから暖かくなってくるのかなと思うと、花粉が心配。
そんな時期にはなってきますが、忙しくなる時期なんで、
頑張っていこうかなと思っております。
そして今日は何の話をするかというところですけども、
クラフトビールの話もまだ残ってはいるんですけども、
ビール続くので一旦休憩して、
おったんとっとの定番メニューに関してお話ししてみようかなと思っております。
ランチと夜の部と、
二部制というか、別に予約制ではないんですけども、
お昼と夜やっているんですよ。
お昼に関しては月曜と火曜日はやっておりません。
水、木、金、土ですね。
この4日間でやっているようになりまして、
夜の方はもう月から土曜日までやっているという感じですね。
月曜日時々休んだりしているんですけども、
普通通りの営業になったらやっている感じですね。
お昼と夜で結構メニューは変えていたりするんですよね。
というか、ランチメニューはお昼限定にしているという感じかな。
夜の方のメニュー、いわゆるアラカルトメニューというか、
夜の方のメニューに関してはお昼でももう注文できますよと、
いつでも注文大丈夫ですという感じでやっているんですよね。
お昼の方の定番メニューをちょっとお話ししておこうかなと思うんですけども、
おったんライスというメニューがあります。
おったんライス。
名前だけ聞いても何のこっちゃという感じでしょうけども、
これがですね、創業時からやっていると言えばやっているんですが、
ちょっと形を変えつつ今まで継続しているという感じなので、
今のところですね、バージョン2.0ということになっています。
どんな料理かというと、どこから説明するかな。
結論から言うとですね、鴨肉を使っています。
鴨肉を使っていて、あとはですね、野菜は玉ねぎときのこ類ですね。
しめじとかマッシュルーム、あと赤ピーマン、これらを炒めまして、
白ワインビネガーでジャッとジュワーッとさせてですね、
擬音が入るんですけど、ジュワーッとさせてですね、煮詰めていって、
ソースのベースを作るという感じですかね。
その後白ワインもちょっと入れて、また煮詰めて、
それから生クリームと牛乳ですね。
これ半々くらいにして、あんまり濃くなりすぎないような感じ。
で、ひと煮立ちさせたら完成みたいなものなんですよね。
これをご飯にかけて食べるといったようなものになっています。
これはベースはですね、もともとのレシピのベースっていうのは
ビーフストラガノフですね。
これにかなり近いものなんですけども、
今こういう形という風になっていますね。
創業当時はですね、ランチメニューで
おったんプレートランチだったかな。
なんかね、ワンプレートでご飯とおったんライスのソースと
サラダとかをつけてたのかな。
サラダと温泉卵みたいなやつね。半熟卵。
それプラス野菜料理みたいなのつけてたかな。
そういうプレートランチがあったんですよね。
これすごく人気だったんですが、かなり大変だなということで
途中でやめてしまったんです。
結局コロナの影響ですかね。
コロナで営業できなくなった頃に
いろいろ考える時間があったんで、それでやめちゃったような気がしますね。
当時はですね、鴨肉ではなくて牛のバラ肉ですね。
牛のバラ肉を使っていて、それこそビーフストラガノフみたいな感じになっていたと思いますね。
その輸入のUSだったかな、アメリカ産かなんかの牛バラ肉を使ってたと思うんですけど
これがですね、ちょっと業者さんがね、今ちょっと入らないんですよねとか言って
ブラジル産とか持ってきたりとかしてて、やっぱ微妙だったんですよね。そっち系のやつって。
で、なんか輸入に頼ってね、結局あんまり入らないとかってなったら困るなということで
なんか牛に代わる何がないのかなというふうに思っていたんですよね。
そうこうしてると、その時すでに使っていたんですけども、紅茶ガモという鴨肉なんですよね。
これもマレーシア産なんで、輸入と言えば輸入なんですが、日本のメーカーさんが作っているやつで
この紅茶ガモがすごく人気だったので、鴨肉でやってもいいんじゃないのっていうふうにちょっと思ったんですよね。
となって今のその形に至るわけなんですけども、あ、そうだな、間にオッタンライス挟んでるな。
一番最初にその牛バラ肉でオッタンランチプレートとかなんかっていうのをやっていて、
コロナ禍でちょっといろいろ考えてプレート自体はやめてしまって、その代わりオッタンライスとして
単品ですね、そのご飯とソースっていうのを提供していましたね。
これがまだ牛バラ肉の頃。
その後にアメリカ産が入らないこととかもあって、ちょっと考えようかなっていう感じで、
当時人気だった鴨のランチプレートっていうのがあったんですけども、
その鴨肉を使ってやろうと。
ちょうどその頃にですね、僕が若い頃から我々夫婦お世話になっております
ビストロバービロンというビストロがあるんですけども、
ここに行った時にですね、アショアっていうバスク料理ですけど、
アショアっていう煮込みを食べたんですよね。
このアショアがめちゃくちゃ美味しかったんですよね。
これがですね、あれはコウシ肉かな。
コウシ肉を使った煮込み料理ですよね。
あとパプリカとかだったのかな。
これめっちゃいいじゃんって。
それもバターライスとかにかけて、かけてというかもうかかってるのか。
熱い銅板みたいな、焼き物の器ね、熱々で出てきて、
アショアとバターライスを混ぜながら食べるみたいな、そういう料理だったんですけども、
これめっちゃいいじゃんって、これめっちゃ美味しいじゃんっていうことになってですね、
そのスタイルを完全に真似しまして、
焼き物のテラコッタみたいな器にですね、熱々にして、
ご飯、野上ファームのお米ですよ、野上ファームのご飯と、
こうじゃがむっていう鴨肉で作ったビーフストラゴンフみたいな、
そういうソースをかけてですね、おったんライスという風にしているんですね。
これオプションでですね、目玉焼き乗せというのができます。
僕はもう完全に目玉焼き好きなので、めちゃくちゃおすすめしていますけどね。
このおったんライスっていうのがランチの定番メニューの一つですね。
その他にハンバーグとかパスタのランチとかも食べれるんですけども、
そういったことをやっていますよっていう感じですね。
それとですね、あとは何のあれかな、夜の方のメニューで言うと、
夜だと何があるっけな、定番で言うといろいろありますが、
そうですね、サーモンのタルタルとかありますね。
サーモンのタルタル贅沢いくら乗せというメニューがあります。
これかなり格安で提供していて、サーモンのタルタルは結構わかる人多いのかな。
サーモンをちょっと小さめのサイコロ状に切ってですね。
あとはね、玉ねぎのみじん切りとケッパーっていう、
ケッパーね、わかる人いるかな。
花のつぼみの塩漬けのやつなんですけども、いい香りしてですね。
結構洋食では普通に使う調味料ですね、言うたら調味料になるんですけど、
そのケッパーとね、玉ねぎのみじん切りとサーモンの角切り、
サイコロ状に切ったやつね。
それをシェリービネガーとオリーブオイルで混ぜて塩、胡椒して、
それをタルタルと呼ぶんですけども、
それにね、アボカド入れてますね。
アボカドも入れてちょっとねっとりさせた感じですね。
で、その上にですね、どっさりとイクラを乗せるんですよ。
はい、どっさりと。
このイクラもね、ちゃんとしたイクラを乗せています。
魚屋さんにおいしいやつくださいって言ってるので、
ちゃんとしたやつを入れてくれてます。
高級、なんていうんですかね、最高級品とかそうこうまではないですが、
そんなのしてたらね、たぶんとんでもない金額になるので、
そこまでではないんですけども、でもちゃんとおいしいイクラを乗せております。
これ格安で提供していてですね、
気軽にこういうの食べてほしいなと思うし、
これを目当てにお店に足を運んでもらえるような、
そういうメニューになったらいいなと思ってやっているんですよね。
これはバケットで食べることをお勧めしています。
要はサーモンでしょ、サーモンとイクラなんですよね。
これもはや親子丼なんですよね、ある意味ね。
わかります?意味。
ちょっと苦しいかもしれないですけどね。
ある意味サーモンの親子丼のようだということでね。
やらせてもらってますけども、こちらはいかがでしょうかと。
覚えてくださいね、サーモンのタルタル贅沢イクラ乗せということで、
夜の定番メニューでもありますし、もちろんお昼でもご注文いただいて構いませんので、
ぜひとも食べてもらいたいなと思う一品ですね。
もう一つぐらい行こうかなと思うんですけども、
実はですね、ビストロだと言いながらですね、ラーメンを提供しております。
ラーメン。ガチのラーメンです。
しかしですね、ただのラーメン、豚骨ラーメンとかを出しているわけはなくてですね、
フレンチですね、フランス料理にスープドポアソンという、
スープですね、魚介のスープなんですけども、こういう料理があります。
このスープドポアソンというのをスープにしてですね、
そのままだが、そりゃスープって言ってんだよね。
このスープドポアソンというスープにラーメンの麺を合わせたというメニューなんですよね。
もうフレンチかけるラーメンということでやっているんですが、
これがもうベラボに美味しくてですね、
うーん、なんて言ったらいいんだろう。
美味しいんですよね。
やっぱりお魚をですね、僕は注文するんですが、魚屋さんにね。
やっぱり一本丸々とかできたりするんで、
どうしても骨、いわゆるアラっていうやつですよね。
頭とか骨とか、そういう部分って余っていくんですよね。
捨てるのもったいないから、出汁を取ったりするわけなんですけど、
出汁を普通に取ったところで、それも使ってたんですよ。
フメ、難しい。
フに小さいユに名でフメってフランス語で言ったりしますけども、
フメドポアソンって言うんですけどね。
出汁も取ってはいたが、そんなにいっぱい使わないんですよね。
一時期ね、ラーメンパスタとかって言って、
フメを味付けしてですね、ラーメンのスープみたいな。
これは澄んだタイプですね、クリアな、透明なタイプの出汁なんですけど、
この出汁でパスタの麺を入れて、ちょっとラーメン風な、
ラーメンパスタとかって提供してたこともあるんですけども、
やっぱりね、パスタの麺ではスープがそんなに乗ってこなくて、
ちょっと微妙だなって思ってたんですよね。
これもバビロンだったかな?
ビストロバビロンのインスタとか見てたら、
スープドポアソンっていうのを作ってたんですね。
そういえばスープドポアソンとかあったぞと思って、
こっち仕込んでみるかなと思ってやり始めたっていうのがスタートなんですよね。
このさっきのフィメイドポアソンとスープドポアソンの違いが何かっていうと、
フィメイドポアソンっていうのはあんまり煮立たせずに、
コトコトなる程度で長時間炊いて、クリアなスープをとるんです。
一方、スープドポアソンに関しては、
もうとことんグツグツさせまくるんですね。
させまくるので濁ったスープになります。白濁したスープ。
ただでさえ濁るのに、そこにトマトペーストとか入れているので、
赤く濁りますね。
赤く濁るっていう言い方もどうなんだろう。
赤くなるんですよね。
なので煮詰めていくっていうのもあるんですけども、
魚の粗を大量に使うんですよね。
不明に比べたらね。
なので粗が溜まっていくことがないというか、
溜まったら溜まった分スープ作ればいいので、
逆に言うと粗を消費するにはそうするしかないなっていうところもあるんですけども、
そういう感じで作り始めたんですよね。
それにパスタ合わせても良かったんですけどもちろん。
パスタ合わせてもいいんですが、
さっきも言った通りパスタってそんなにスープ状のものって乗ってこないんですよね。
なのでラーメンの方が合うよなっていう風に思って、
ちょっと業者さんにラーメンの麺とかをいくつか注文して試食してみたんですけども、
ちょっとしっくりくる麺がないということなんですよね。
どうしようかな、麺ないかなって思ってた頃にですね、
ちょうどその頃よく来てたお客さんにそういう話をしてたらですね、
その人実は麺屋さんだったんです。
製麺屋さんだったんですよね。
うちも麺作ってますよという話を聞いて、
マジですかって言って、
ちょっとこういうスープがあるんですが、
麺できないですかねということで提案してもらったのが今使っている、
商品名はウェーブ麺ってなってるんですけども、
まあまあチジレ系のラーメンですね。
ラーメンの麺になります。
だから本当にラーメンの麺を使っています。
そしたらですね、これがめちゃくちゃ美味しかったんですよね。
ハマっちゃったんですよ、このスープと。
そういうこともあってですね、今ではもう定番化してスープとポアソンのラーメンということで提供しておりますので、
夜はもちろんね、締めに食べる方が多いですけども、
お昼も全然提供しているので、
お昼ご飯として食べてもらっても全然いいですよということをね、
ここでお伝えしておかなと思います。