はじめに:受験はもっと前から始まっている
こんにちは、coharuです。今日も聞きに来てくださって、ありがとうございます。 この番組は、受験の現場で指導経験を持つ私、coharuが、受験ママに向けてお届けするチャンネルです。
教育リサーチとコーチングの視点から、偏差値だけじゃない、子供の本当の力を育てるお話を、皆さんと考え、シェアしていきます。
はい、今日はですね、受験生ママはもちろんなんですけども、 いつか受験生ママになる、あなたにも聞いてほしい話があります。
実は受験で差がつくのは、受験前じゃなくて、もっともっとずっと前から始まっているんですよ。 そんな話です。突然ですが、私たち大人が子供にできることって、何だと思いますか?
勉強を教えること? いい大学に出ること?
私はこの答えをずっと考えてきて、今はこう思っています。 自分で考えて、自分で決めて、自分で動ける人間に育ってもらうこと。
つまり、自分で立つ、自分を立する、の自立の手助けをすることだということを、私は今、自分の中で答えにしています。
これは入試で問われるから必要な力じゃなくて、これから日本を、世界を担っていく人たちとして育ってほしい、という思いから、私はこんなお話をしています。
では今日は、入試の話からスタートしていきたいと思います。
10年後の大学入試の変化:総合型選抜と学校推薦型選抜
1つ衝撃的なニュースをご紹介しますね。
皆さんは、今の大学入試が徐々に変化をしてきているのはご存知でしょうか?
確か昨年度だったと思うんですけども、旧帝国大学の一つである東北大が、2050年までに全ての入試を総合型選抜に移行する、といったお話が出ていました。
東北大学といえば旧帝大の一つで、南韓国公立大学ですよね。
そこが、2050年には全ての入試を総合型に、つまり学力選抜だけではない試験を取り入れる、ということを検討しているようです。
東北大学は、今の時点でも募集定員の3割ぐらいを総合型選抜にしていると言われています。
じゃあ、これからは学力よりもプレゼン能力が大事、とか、高校で活動してきたことが大事、とかって言うと、それは違うんですよね。
大学側は、一般選抜と同等以上の学力水準を求める、と明言をしています。
つまり、学力は大前提、その上で表現力や思考力も見られる、これからの入試の姿です。
ここで、総合型選抜と学校推薦の言葉について、少し説明をしたいと思います。
まず、総合型選抜というのが、今、大学入試の中にはあるんですよね。
これは、いわゆる昔は栄養入試と言われていたものなんですけども、
学力試験だけでなくて、あなたはどんな人間ですか?
なぜ、この大学で学びたいのですか?ということを、多角的に導入しとなっています。
今、具体的にはどんな試験があるかっていうと、
例えば、共通テスト、これは学力の基準として、かす大学が増えています。
それから、共通テストと同じように、学力基準として用いられているのが、
英研ですとか、他にはトーイックといった外部英語スコアですね。
英語力の証明として、こういった英語の外部試験のスコアが用いられています。
あとは、推薦型入試の特徴というか、よくある入試形式としては、
小論文だったり、志望理由書、あとは面接、口頭諮問が多いですよね。
その面接の中でも、プレゼンテーションをする必要があって、
資料を作ったりですとか、これまでの活動実績、探究学習のレポート、
これは高校時代にどういったことを勉強してきたかというのを見られるような試験があります。
実際、大学で学びたいこと、研究への関心や論理的思考力を見る独自の筆記試験があります。
次に、学校推薦型選抜というものもあります。
これは、公募制と指定校制のものがあります。
推薦というと、こちらの年入試方式をイメージされる方が多いのかなと思います。
高校からの推薦をもとに選抜される入試です。
この推薦は、やはり表提平均、いわゆる内進点が出願基準になっていることが多く、
面接や小論文、共通テストを組み合わせるケースが増えています。
かつて推薦というと、学校の定期試験の点数は取れていないといけない。
学校の成績の点数は、表提は良くないと受からない。
だけども、実際の学科試験は必要ないというところが多かったと思うんですけども、
今はそれ、昔の話となっていて、
しっかりした学力ベースがないと、こちらもなかなか受からない入試にはなっています。
ここで皆さんにちょっと気づいていただきたいんですけども、
入試で求められる4技能と親の関わり方の課題
先ほど紹介した試験、全部に共通していることがあること、わかりましたか?
小論文は各地から、もちろん読む地からも必要ですよね。
志望理由書は各地から考える地から、面接や口頭諮問は聞く地から話す地から、
プレゼンは話す地からに加えて、資料を作ったりする力も必要ですし、伝える力も必要ですよね。
そうなんです。私がこのチャンネルの中でも何度もお伝えしてきている、読む、書く、聞く、話す、この4技能が全部必要なんですよね。
しかもこれ、一長一短では育たないんです。
だから今日は、これから受験生ママになる、
私と同じように小学生のお子さんだったり、乳幼児のお子さんをお持ちのお方にもぜひ聞いてほしいなと思ったんです。
じゃあ次に学力だけじゃダメな理由と、私が現場で見てきたことをお話ししてみたいと思います。
私が受験の現場でよく見てきた場面があります。
例えば、先生、うちの子ちゃんと塾に来てますか?
志望校のことを聞いても全然話をしてくれなくて、私が受験校、出願準備、全部やりました。
といったお話をお母様、お父様から聞くことがあります。
これ全部、愛情からくる言葉なんですよね。
心配だし、我が子に失敗させたくないから。
でも子供が黙っていくのは犯行じゃないんですよね。
どこかで言っても無駄、これ以上話をしても無駄と学習してしまった可能性が高いと私は思っています。
親のよかれが逆効果になっている。
特に大学受験の入試に関しては、中学受験の伴奏型の関わり方のまま、
突入してしまっているご家庭も本当に多くて、
だけども、やっぱり子供の年齢が上がるに優れて、親の関わり方もアップデートしていくことって必要なんですよね。
この大学受験に関しては、私は子供たちが世の中に出ていく前の最後の自立の、大学生もそうかもしれないんですけども、
最後の自立のフェーズに入っているところだと思うんですよね。
だからこそ、中学受験、高校受験までは親が主導で引っ張ってきたということがあったとしても、
やはり自分で考えて自分で進んでいくということが、本当に社会に出てからも必要な力を育てていくんだなと思っています。
そして何よりなんですけども、面接やプレゼンで自分の言葉で語れない子になってしまう危険性というのが、親主導の受験には潜んでいるなと思っています。
親が決めてきた子は、なぜこの大学に行きたいのか、なぜこういう勉強をしたいのかを自分の言葉で語れない。
これは一般入試では問われなかったとしても、総合型選抜や学校型推薦などでは致命的になります。
じゃあ、なぜ私が今この話をするのかということなんですけども、少しここで私のお話をさせてください。
家庭でできること:思考の練習場としての家庭
私が現場での指導から教育リサーチの方向、軸足を移したのには理由があります。
力があるのに発揮できない子がいる。
塾でも学校でもどうにもならない噛み合わなさがあるんです。
その正体って何なんだろうということを、特にこの1,2年ずっとずっと考えてきたんですよね。
そして気づいたのが、家庭での関わり方なんだっていうことなんです。
変化の多い時代に、強く生き抜く子どもたちの手助けがしたい。
そして子どもたちを支えるお母さんたちの拠り所になりたい。
私自身も子どもを育てる一人の親として、力があるのに発揮できない子をこれ以上増やしたくないと思ったんですよね。
それがこのチャンネルをやっている理由です。
じゃあ今日から何ができるのかっていうことなんですけども、
この話を怖がらせて終わりにはしたくないんですよね。
今日から変えられることなんですけど、それはまず家庭の空気を変えることだと思います。
子どもが自由に考えて自由に表現できる。失敗しても大丈夫だよって言える場所。
なんでそんなふうに思ったの?どう感じたの?何をやってみたいの?
こういった問いかけ一つで、子どもが自分の思考を外から見る練習ができるようになると思うんですよね。
これは資格とか特別なスキルとかそういったものは全然必要なくて、問いかける親でいるだけでいいと思うんですよね。
それがチャレンジ精神ややり抜く力につながっていく。家庭が思考の練習場になるんです。
受験って私はやっぱり自立の集大成だと思っています。
そしてその土台は毎日の家庭の中で確実に育まれています。
10年後の入試がどうなるか正直私にももちろんわかりません。
でも自分で考えて自分の言葉で表現できる子が強いというのは、どんな時代になっても変わらないと思っています。
それを育てていくのは塾でも学校でもなく、毎日の家庭の中にある。
今日のお話が少しでもヒントになったら嬉しいです。
また次回もお会いできるのを楽しみにしております。
小春でした。