00:05
おはようございます。そらめぐの明日はきっと晴れ。 コーヒーとチョコレート、そして歌が大好きなそらめぐこと、ライフデザインコーチの砂川めぐみがお送りします。
今日の言葉は、柳緑花紅、です。
ことばの地図シリーズでは、ご縁のある人たちから寄せてもらったそれぞれの大切な言葉を、人生の地図に残る言葉としてご紹介しながら、その言葉から私が思い浮かべた景色や感じたことをお話ししています。
あなたの言葉に景色を添えて。
それでは、今日の言葉の地図を開いてみたいと思います。
今日の言葉は、柳緑花紅、柳は緑、花は暮れない、と読む言葉です。
中国宗大の詩人、祖東伐の詩句でも知られる言葉で、柳は柳のまま、花は花のまま、それぞれがありのままの姿で存在していることを表す言葉です。
今回、この言葉を届けてくださった方は、言葉から彩りが感じられること、そして自然のありのままの美しさ、自分もありのままでいいって感じるところに惹かれていると教えてくださいました。
この言葉に出会ったのは、北鎌倉を訪れたときだったそうです。
ある方に聞いて、北鎌倉駅、そこでたまたま遠隔時のブログを目にし、この言葉に出会ったのだそうです。
北鎌倉ってすごく素敵な場所で、まさにこの言葉にぴったりだなぁと思ったのでした、と教えてくれました。
私は、このメッセージを読んで、北鎌倉、その名前を聞くだけでも、緑や花や風を想像してしまいました。
静かなお寺、木々の間を抜ける風、季節ごとに色を変える草木、そこに咲く花。
柳は柳として緑に揺れている。花は花としてそれぞれの色を咲かせている。
どちらかがどちらかになろうとはしていない。柳がもっと花のように華やかでなければと思うこともない。
花がもっと柳のように静かで落ち着いていなければと思うこともない。
ただ、それぞれがそれぞれの姿でそこにある、そのことがとても美しい。
03:02
私は、流緑花光というこの言葉に自然の潔さのようなものを感じました。
私たちは日々の暮らしの中で、知らず知らずのうちに誰かと自分を比べています。
あの人のようにもっと明るく話せたら、もっと仕事ができたら、もっと行動できたら、もっと人に好かれたら、もっと堂々としていられたら、
誰かの持っているものがよく見えて、自分にないものばかりに目が向くことがあります。
そして、自分が本来持っている色を忘れてしまうことがあります。
でも、自然を見ていると、とても不思議です。
同じ緑の葉でも、一枚一枚、形も色も違います。
同じ時期に咲く花でも、咲く場所も、開き方も、色の濃さも違います。
それでも私たちは、この花はあちらの花より劣っているとは思いません。
小さな花には、小さな花の美しさがあります。
大きな木には、大きな木の存在感があります。
日光を好む植物もあれば、木陰で静かに育つものもあります。
それぞれが自分に合う場所で、自分の季節に、自分の姿で生きています。
人も本当は同じなのかもしれません。
誰かと同じ速さで歩かなくてもいい。
同じやり方で生きなくてもいい。
同じものを好きにならなくてもいい。
人より目立たなくてもいい。
逆に目立つ自分を小さくしなくてもいい。
静かな人には、静かな人の色がある。
よく笑う人には、その人の色がある。
慎重な人には、その人の時間があり。
行動の速い人には、その人のリズムがあります。
それぞれが違うから、世界には彩りが生まれる。
もし全ての花が同じ色だったら、きっと景色は今ほど豊かではありません。
私は、今回この方が
自分もありのままでいいって感じるところ
と書いてくださったことに、とても心が動きました。
ありのままでいるという言葉は、時々誤解されることがあります。
何もしなくていい。変わらなくていい。
努力しなくていい。
そんな意味に聞こえることもあります。
06:00
けれど私は、そうではないと思っています。
ありのままでいるということは、自分の可能性を閉じることではなく
自分ではない、誰かになろうとしなくていい、ということなのではないでしょうか。
柳は柳のまま、風に揺られながら伸びていく。
花は花のまま、光を受けながら開いていく。
変化しないわけではありません。
季節によって姿を変えます。
雨の日もあります。葉を落とす日もあります。
花が散る日もあります。
それでも柳は柳として生き、花は花として生きます。
人も同じように成長しながら、変化しながら、
それでも自分の根っこの色まで誰かと取り替えなくてもいいのだと思います。
そして私は、この言葉に出会った場所が北鎌倉だったということにも何だか惹かれました。
旅先では、普段とは少し違う目で景色を見ることがあります。
いつもの生活では通り過ぎてしまうような花に立ち止まったり、
風の音に気づいたり、木漏れ日に見入ったり、
日常から少し離れた場所に身を置くことで、
自分の心の中にも少し余白が生まれることがあります。
その余白の中で出会った言葉だからこそ、
流緑花紅、柳は緑、花は紅という言葉が風景と一緒にこの方の心に残ったのかもしれません。
私がこの言葉から思い浮かべた景色は、
柔らかな光の中で花が静かに咲いている景色です。
澄んだ青い空の下で、花たちは誰かと競うでもなく、
ただその場所でそれぞれの色のまま光を受けています。
薄い桃色の花びら、少し濃い色を含んだ花、
まだ開ききっていないつぼみ、すっと伸びた茎、
そのどれもが無理に誰かになろうとしているわけではなく、
ただ自分の咲き方でそこにあります。
風が吹けば少し揺れる、光がさせばそのまま受け取る、
咲く時には咲き、まだその時ではないものは静かにその時を待っている。
私はその景色を思い浮かべながら、
ありのままとは何もしないことではなく、自分ではない誰かになろうとせず、
09:01
自分の色のままでちゃんと光を受け取って生きることなのかもしれないと感じました。
大きく咲く花もあれば少し控えめに咲く花もあります。
でもどちらが正しいということではありません。
明るく華やかな花も、静かに佇む花も、それぞれに美しさがある。
人もきっと同じで、誰かのようになろうとしなくてもいい。
誰かと同じ咲き方をしなくてもいい。
私は私の色で、私の季節に、私らしく開いていけばいい。
私はこの言葉からそんな景色を思い浮かべました。
今回の言葉が指し示している方向を私なりに表現するなら、
誰かと比べて自分にないものを追いかけるのではなく、
自分がもともと持っている色や美しさをそのまま受け取りながら、自分らしく開いていくことです。
柳は柳のまま、花は花のまま、
それぞれがそれぞれの色で美しいように、私たちもまた自分ではない誰かになろうとしなくてもいいのだと思います。
それでは最後にあなたに問いを。
あなたが自分らしいなと思う色はどんな色でしょうか?
誰かと比べてもっとこうならなければと思っていることはありませんか?
そして今の自分にこのままの私にもちゃんと美しさがあると伝えるとしたら、どんなところを認めてあげたいですか?
今日ご紹介した言葉は、流緑花紅、柳に緑、花は紅でした。
柳は緑に、花は紅に、それぞれがそれぞれの色のままで美しい。
私たちもまた自分ではない誰かになろうとするのではなく、今の自分の色を大切にしながら自分の季節を生きていけたらいいですね。
あなたの言葉に私が景色を添えていきます。
聞いているあなたには違った景色が見えたり、違った音が聞こえてくるかもしれません。
この放送を聞いて感じたことや、ふと浮かんだ気づき、あなたの中に見えた景色や音や音楽があれば、コメントやレターでそっと届けてくださると嬉しいです。
コーヒーでも飲みながらゆっくり聞いていただけますように。
12:02
それでは今日はこの辺で。
明日はきっと晴れ。そらめぐでした。また次回お会いしましょう。
空はどこまでも自由。晴れの日も曇りの日も雨の日もあります。
でも心のどこかで明日はきっと晴れ、そう思えたならまた一歩を踏み出せる気がします。
この番組では日常の中にある小さな幸せや、心が少し軽くなる言葉、人生を豊かにする気づきの種をお届けしています。
ご視聴ありがとうございました。