ことばの地図 #43 自分の一番の味方、アーライになる
2026-08-29 13:34

ことばの地図 #43 自分の一番の味方、アーライになる

💎今回のことば

自分の一番の味方、アーライになる

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【ことばの地図
〜あなたの言葉に、景色を添えて〜】

哀しみも、怒りも、焦りも。
どんな感情も「これも私の一部」と受け止めて、置き去りにしない。

すぐに乗り越えなくてもいい。
どんな自分のそばにも、自分がいてあげることについてお話ししました。

……

人がそれぞれ、
人生の中で大切にしている言葉。
勇気をくれた言葉。
支えになった言葉。
これから大切にしていきたい言葉。

この【ことばの地図】シリーズでは、
皆さんから寄せていただいた
それぞれの「大切な言葉」をご紹介しながら、

その言葉から私が思い浮かべた景色や
感じたことをお話しします。

いつか、写真と言葉を添えたエッセイ集を出版したい。
そんな夢の実験として始めた小さな企画です。

誰かが生きる中で
大切にしている言葉が
今のあなたの心に響くこともあるかもしれない。
そう思って
そっとお届けします。

コーヒーでも飲みながら、
ゆっくり耳を傾けていただけたら嬉しいです。

「あなたが今、大切にしている言葉は何ですか?」

ぜひ、コメントやレターで教えてください✨


……

#明日はきっと晴れ
#ことばの地図
#言葉
#ライフデザイン
#コーチング
#自分の味方
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00:05
おはようございます。そらめぐの「明日はきっと晴れ。」 コーヒーとチョコレート、そして歌が大好きなそらめぐこと、ライフデザインコーチの砂川めぐみがお送りします。
今日の言葉は、自分の一番の味方、アーライになる、です。
ことばの地図シリーズでは、ご縁のある人たちから寄せてもらったそれぞれの大切な言葉を人生の地図に残る言葉としてご紹介しながら、その言葉から私が思い浮かべた景色や感じたことをお話ししています。
あなたの言葉に景色を添えて。
それでは、今日の言葉の地図を開いてみたいと思います。
今日の言葉は、自分の一番の味方、アーライになる、です。
アーライは、英語のAlly、味方、仲間、支える人という意味の言葉です。
今回この言葉を届けてくださった方は、以前は自分を大事にするための境界線ということを大切にしていたそうです。
でも、そこから少し進化した感覚がある、と話してくれました。
それが、自分の中に住んでいる、誰も置き去りにしない感じ、なのだそうです。
悲しみも、怒りも、焦りも、どんな感情も、私の一部だよね、とそのまま受け入れる。
それが、自分が自分の一番のアーライになるための一つのやり方かな、って思ってるんだよね。
そんなふうに話してくださいました。
そして、前よりも自分に寄り添えている感じがするよ、とも。
私はこの言葉を読んで、自分の味方になるということは、自分に優しい言葉をかけることだけではないのだな、と改めて思いました。
むしろ、自分の中にあるものを、これは良い感情、これは持ってはいけない感情と分けないこと、そんなことなのかもしれません。
私たちは、嬉しい、楽しい、幸せ、そんな感情は歓迎します。
でも、悲しい、腹が立つ、悔しい、焦る、嫌だ、そんな感情が出てくると、
こんなふうに感じてはいけない、もっと前向きに考えよう、早く気持ちを切り替えなくちゃ、
と、自分の中から追い出そうとすることがあります。
でも、その感情も、何かを大切にしているからこそ生まれたものかもしれません。
03:04
悲しいのは、大切だったから。
怒るのは、守りたいものがあったから。
焦るのは、失いたくないものや、叶えたいものがあるから。
そう考えると、どの感情も、自分の中にいていい、すぐに何とかしなくてもいい、そんなふうに思えてきます。
この方は、その感覚につながる体験として、ポルトガルの伝統音楽ファドを聞きに行ったときのことも教えてくださいました。
初めて聞く音楽で、言葉もわからない。
それなのに、ポルトガルギターの繊細な響きと、深い歌声が、心の中にまっすぐ入ってきたそうです。
中でも心に残ったのは、悲しげな旋律の中にありながら、その悲しみを消そうとも乗り越えようともせず、悲しみをまるごと抱えているような力強さだったそうです。
そして、こんなふうに感じたとも書いておられました。
この悲しみを乗り越えなくてもいいんだ。この悲しみと一緒にいながら生きていいんだ。
私はこの言葉が、とても印象に残りました。
私たちは、乗り越えるという言葉をよく使います。
辛いことを乗り越える。悲しみを乗り越える。困難を乗り越える。
もちろん、時間がたって振り返ったときに、乗り越えたなと思うこともあるでしょう。
でも、すべてを乗り越えなくてもいいのかもしれません。
抱えたまま歩くこともある。消えないものと一緒に生きていくこともある。
そして、それでも人生は前へ進んでいく。
私はこの方のファドのお話から、そんなことを感じました。
悲しみがある自分も私。怒っている自分も私。焦っている自分も私。
誰かを好きな自分も、誰かを嫌いだと感じる自分も、どちらも私。
この方はファドを聞いたときに、
あなたの中にある感情は全部そのままあっていいんだよ、と背中を押されたように感じたそうです。
そして、この体験からもう一つご自身の感覚に気づいたことがあったと。
それは、私はエンカが嫌いだということ。
06:00
この方にとって、エンカには自己犠牲や自分を後回しにすることを美しく描いているように感じる部分があり、そこに違和感があるそうです。
もちろん、エンカそのものやエンカを好きな人を否定したいわけではありません。
ただ、私は嫌いなのだと。
私はここにも、この方の自分の味方になるという在り方が現れているように感じました。
自分の感覚をきれいな言葉に変換しすぎない。
まあいいところもあるよね、と無理に丸めない。
好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。
もちろん、その感情を使って誰かを傷つけることとは別です。
でも、自分の中に生まれた感覚まで否定しない。
それは、自分の一番の味方になるためにとっても大切なことなのだと思います。
そして私は、最初にこの方が話してくださった
以前は、自分を大事にするための境界線だったという言葉にも、この変化がよく現れているようにも思いました。
境界線を引くことは、自分を守るために必要なことがあります。
ここまでは大丈夫、これは嫌、これは引き受けない。
そんな風に、自分と相手との間に線を引く。
でもその先に、今度は自分の内側へ目を向けていく。
外から自分を守るだけではなく、自分の中にいるいろいろな自分を自分が見捨てない。
それが、この方にとっての今の自分の一番の味方になるということなのかもしれません。
私がこの言葉から思い浮かべた景色は、
静かな夜の部屋で、一人の人が自分の隣に座っているような景色です。
少し不思議な景色です。
そこには、悲しんでいる自分がいる。怒っている自分がいる。
焦っている自分もいる。元気な自分もいる。
それぞれの自分が、少しずつ違う表情で座っています。
以前なら、あなたは今出てこないで。そんなことを感じないで。
と、一人ずつ部屋の外へ出してしまっていたかもしれません。
でも今は、一つ椅子を開けて、ここにいていいよ、と言う。
何かを解決するわけではありません。励ますわけでもありません。
09:01
ただ、そばにいる。そう感じているんだね、と聞く。
そして、誰も置き去りにしない。
私は、自分の一番の味方になるという言葉から、そんな景色を思い浮かべました。
もしかしたら、自分の味方になるということは、
自分をいつも好きでいることではないのかもしれません。
嫌いな自分が出てくる日もある。情けないと思う日もある。
失敗した自分を許せない日もある。
でも、そんな時にも、自分のそばから離れない。
それが、味方でいるということなのかもしれません。
今回の言葉が指し示している方向を、私なりに表現するなら、
自分の中にある感情を、良い悪いで選別せず、
これも私の一部と受け取りながら、
どんな自分のことも置き去りにせず、そばにいてあげることです。
自分の一番の味方になる。
それは、何でも自分を肯定することでも、自分に甘くすることでもないのだと思います。
今、悲しいんだよね。怒っているんだよね。焦っているんだよね。
これは嫌いなんだよね。これが好きなんだよね。
そうやって、自分の声をまず自分が聞く。
そして、そんなふうに感じている私もここにいていい、と受け入れる。
そこから次にどうしたいのかを考えていく。
自分を置き去りにしないからこそ、自分の人生を自分と一緒に歩いていけるのかもしれません。
それでは、最後にあなたに問いを。
今、あなたの中で、本当はこんなふうに感じている、とまだ十分に受け止めてあげられていない感情はありますか?
その感情に、ここにいていいよ、と声をかけるとしたら、
どんな言葉をかけたいでしょうか?
そして、今日、自分の一番の味方になるために、自分にしてあげたいことは何ですか?
今日ご紹介した言葉は、自分の一番の味方、アーライになる、でした。
悲しみも、怒りも、焦りも、喜びも、好きも、嫌いも、
どれも、自分の中にある大切な一部です。
全部を好きになれなくてもいい。すぐに乗り越えなくてもいい。
12:03
ただ、どんな自分も置き去りにしない。
そして、何があっても、最後まで自分のそばにいる。
そんなふうに、自分自身の一番の味方でいられたらいいですね。
あなたの言葉に、私が景色を添えていきます。
聞いているあなたには、違った景色が見えたり、違った音が聞こえてくるかもしれません。
この放送を聞いて感じたことや、ふと浮かんだ気づき、
あなたの中に見えた景色や音や音楽があれば、コメントやレターでそっと届けてくださると嬉しいです。
コーヒーでも飲みながら、ゆっくり聞いていただけますように。
それでは、今日はこのへんで。
明日はきっと晴れ、空めぐでした。
また、次回お会いしましょう。
空はどこまでも自由。晴れの日も、曇りの日も、雨の日もあります。
でも、心のどこかで、明日はきっと晴れ、そう思えたなら、また一歩を踏み出せる気がします。
この番組では、日常の中にある小さな幸せや、心が少し軽くなる言葉、
人生を豊かにする気づきの種をお届けしています。
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