ことばの地図 #47 行ってきます
2026-09-02 10:25

ことばの地図 #47 行ってきます

💎今回のことば

行ってきます
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【ことばの地図
〜あなたの言葉に、景色を添えて〜】

大切な場へ向かう前、
部屋に向かって「行ってきます」と声をかける。

誰かに、ではなく。
そこにある気配へ、そっと言葉を置くように。

今回は、そんな小さな習慣から見えてくる、その人らしさをたどります。

……

人がそれぞれ、
人生の中で大切にしている言葉。
勇気をくれた言葉。
支えになった言葉。
これから大切にしていきたい言葉。

この【ことばの地図】シリーズでは、
皆さんから寄せていただいた
それぞれの「大切な言葉」をご紹介しながら、

その言葉から私が思い浮かべた景色や
感じたことをお話しします。

いつか、写真と言葉を添えたエッセイ集を出版したい。
そんな夢の実験として始めた小さな企画です。

誰かが生きる中で
大切にしている言葉が
今のあなたの心に響くこともあるかもしれない。
そう思って
そっとお届けします。

コーヒーでも飲みながら、
ゆっくり耳を傾けていただけたら嬉しいです。

「あなたが今、大切にしている言葉は何ですか?」

ぜひ、コメントやレターで教えてください✨


……

#明日はきっと晴れ
#ことばの地図
#言葉
#ライフデザイン
#コーチング
#行ってきます
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感想

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00:05
おはようございます。そらめぐの明日はきっと晴れ。 コーヒーとチョコレート、そして歌が大好きなそらめぐことライフデザインコーチの砂川めぐみがお送りします。
今日の言葉は、「行ってきます。」です。 言葉の地図シリーズでは、ご縁のある人たちから寄せてもらったそれぞれの大切な言葉を人生の地図に残る言葉としてご紹介しながら、
その言葉から私が思い浮かべた景色や感じたことをお話ししています。 あなたの言葉に景色を添えて。
それでは今日の言葉の地図を開いてみたいと思います。 今日ご紹介する言葉は、「行ってきます。」です。
この言葉を届けてくださった方は最初、 大切な言葉というのは特に思いつかなかったのですが、と書いてくださいました。
けれど一つ思い出したことがあったそうです。 それが、「行ってきます。」という言葉でした。
家から外へ出かけるときに使う、とても日常的な言葉です。 でもこの方の場合、誰かに向かって言っているわけではないのだそうです。
部屋に対して、空間に対して、「行ってきます。」と自然に何度も声をかけてから出かける。 そんなことがあるのだそうです。
コンビニや近所のスーパーにちょっと買い物に出るくらいなら、何も言わずにさっと家を出る。
でも自分にとって大事な時間に向かうとき、大切な場所へ行くとき、少し緊張が増すような場へ向かうとき、それなりに気合が必要なとき、
そんなときには、部屋に向かって自然と、「行ってきます。」と言っている。
私はこのお話を聞いて、なんだかとってもいいなと思いました。
行ってきますという言葉は、本来なら誰かに向かって言う挨拶のようにも思います。
でもこの方にとっては、これから向かう場所と今まで自分がいた場所との間に置く小さな区切りの言葉なのかもしれません。
その方はこんなふうにも書いてくださいました。
もがいたこと、そこへの行ってきますでもあるのだろうと。
私はこの部分がとても印象に残りました。
何か大切な場所へ向かうとき、私たちは玄関を出るその瞬間だけでそこへ向かっているわけではありません。
03:02
その前に考えたり、迷ったり、準備したり、うまくいかなくて悩んだり、たくさんの時間をその場所で過ごしていることがあります。
だから、行ってきますという言葉の中には、ここまで準備してきた私、行ってくるねというような気持ちももしかしたら入っているのかもしれません。
そして同時に、ガスも消した、電気も消した、閉じまりもした、点検OKというとても現実的な確認も含まれているのではないかと。
ご本人は、総合的な行ってきますなのでしょうか、と書いてくださいました。
私はこの総合的な行ってきますという表現がなんだかとても好きです。
気持ちも整えた、準備もした、閉じまりもした、忘れ物も多分ない、よし行ってきます。
そんな風に自分の内側と外側の両方を確認して一歩外の世界へ出ていく、そんな言葉なのかもしれません。
そしてこの方の話にはもう一つ印象に残ったエピソードがありました。
数年前にご実家の引っ越しを経験されたそうです。
長い間住んでいた家を離れることになり、それはとても大変で相当な労力もかかる出来事だったそうです。
そしてその家を離れる最後の日、各部屋を一つずつ回って、
ありがとうございましたと声をかけ頭を下げたのだそうです。
私はこの話を読んだ時、この方にとって部屋や家というものはただの箱ではない、そう思いました。
そこで考えたこと、悩んだこと、笑ったこと、眠ったこと、立ち直ったこと、何かを決めたこと、
そういう時間を黙って受け止めてくれていた場所、だから出かける時には言ってきます。
そして本当にその場所を離れる時には、ありがとうございましたという言葉が自然に出てくるのかもしれません。
この言葉から私が思い浮かべたのは朝の静かな部屋です。
窓から光が少し差し込んでいて、机の上にはさっきまで使っていたノートやペンが置かれている。
椅子があってカップが一つ置かれていて、ほんの少し前までそこに人がいた気配が残っている。
06:05
玄関の方へ歩いていって靴を履く。そしてドアを開ける前に少し振り返って、
言ってきますと声をかける。返事はありません。
でもその部屋は、行ってらっしゃいと静かに見送ってくれているようにも感じます。
そしてもう一つ思い浮かべたのは、玄関の扉を開けた先にある景色です。
部屋の中から外へ出る。ほんの数十センチの境目なのに、
そこを越えると、これから何が起こるかはまだわからない。
誰と出会うのか、どんな言葉を交わすのか、予定通りに進むのか、思いがけないことが起こるのか。
まだ何もわからない世界へ一歩踏み出していく。
だから、行ってきますは、今までいた場所への挨拶であると同時に、
これからの始まる時間へのよろしくお願いします、でもあるのかもしれません。
ご本人も、日々の生活の中での小さな切り替え、そして部屋から一歩外に出て、
そこから起きるであろうすべてのことに対する、よろしくお願いします、なのかもしれません、と書いてくださいました。
私はその言葉を読んで、行ってきますという言葉がとても新しく聞こえました。
毎日何気なく使っている言葉なのに、そこには今までいた場所を大切にすることと、
これから起こることを受け入れていくこと、その両方が含まれているのかもしれません。
今回の言葉が指し示している方向を私なりに表現するなら、
今までいた場所に一区切りをつけて、これから始まる時間への一歩を踏み出す、ということなのかもしれません。
大きな決断をする時だけではなく、仕事へ行く朝、誰かに会いに行く時、少し緊張する場所へ向かう時、
自分にとって大切な一日を始める時、玄関を出るそのほんの短い瞬間に、
行ってきますと声にすることで、心が今いる場所からこれから向かう場所へと切り替わっていく、
そんな小さな儀式が日々の中にあってもいいのかもしれません。
それでは最後にあなたに問いを。
今日あなたが行ってきますと声をかけるとしたら、今までいた場所にどんな気持ちを置いていきたいでしょうか。
09:01
そして、これから始まる時間にどんな気持ちで一歩を踏み出したいですか。
今日ご紹介した言葉は、「行ってきます。」でした。
あなたの言葉に私が景色を添えていきます。
聞いているあなたには違った景色が見えたり、違った音が聞こえてくるかもしれません。
この放送を聞いて感じたことや、ふと浮かんだ気づき、
あなたの中に見えた景色や音や音楽があれば、
コメントやレターでそっと届けてくださると嬉しいです。
コーヒーでも飲みながらゆっくり聞いていただけますように。
それでは今日はこの辺で。
明日はきっと晴れ。ソラメグでした。
また次回お会いしましょう。
空はどこまでも自由。晴れの日も曇りの日も雨の日もあります。
でも心のどこかで明日はきっと晴れ。
そう思えたならまた一歩を踏み出せる気がします。
この番組では日常の中にある小さな幸せや心が少し軽くなる言葉、
人生を豊かにする気づきの種をお届けしています。
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