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おはようございます。そらめぐの「明日はきっと晴れ。」 コーヒーとチョコレート、そして歌が大好きなそらめぐこと、ライフデザインコーチの砂川めぐみがお送りします。
今日の言葉は、「頑張れ私、です。」
言葉の地図シリーズでは、ご縁のある人たちから寄せてもらったそれぞれの大切な言葉を、人生の地図に残る言葉としてご紹介しながら、その言葉から私が思い浮かべた景色や感じたことをお話ししています。
あなたの言葉に景色を添えて。それでは、今日の言葉の地図を開いてみたいと思います。
今日の言葉は、「頑張れ私。」
この言葉を届けてくださった方に、大切にしている言葉を尋ねたところ、最初はなかなか思い浮かばなかったそうです。
私の大切にしている言葉って何だろうと改めて考えると、はて何だろうと固まってしまったと書いてくださいました。
続けて綴ってくださったのは、「果たして私は自分に何か声をかけているのだろうか。自分を支えてくれる言葉が何かあるのかしらと。考えてみても驚くほど何も思い浮かばない。心がけていることはあっても、自分に対してかけている言葉は案外ないのかもしれない。」という言葉でした。
そんな中で、「あえて、あえて言うなら。」と届けてくださった言葉が、「頑張れ私。」でした。
昔は二人のお子さんの子育てや仕事のこと、最近では親御さんのお世話や実家のこと、お寺のことなど、いろいろなことが重なりいっぱいいっぱいになったとき、頼れる相手や愚痴をこぼせる誰かがいなくて、それでももう一踏ん張りしなければならないときに、「頑張れ私。」と呟くことがあるそうです。
そして、その言葉を口にして、もう一歩踏み出したり、もう少し力を出そうとしたりする。ご本人は、「いろいろなことを一人で抱え込む癖があるからかもしれない。」と伝えてくれました。
そして、年齢を重ね、以前のように踏ん張りがきかなくなってきたときにも、「頑張れ私。」と言うかもしれない。と笑いを添えて教えてくださいました。最後には、「言葉って大事なのに、自分にかけている言葉って無意識なのかもね。」と綴ってくださりました。
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このメッセージを読んで、私がまず感じたのは、大切にしている言葉はいつも意識して掲げているようなものばかりではないということでした。
座右の銘のようにきれいに言葉にしているものだけが、その人を支えているわけではありません。苦しいとき、余裕がなくなったとき、誰にも見られていないところで、思わず自分にかけている言葉。そこにこそ、その人がどのように今日まで歩いてきたのかが、現れていることがある。
頑張れ私。
とても短くて飾り気のない言葉です。
けれど、この言葉の後ろには、子育てや仕事、親のことや家のこと、誰かのために引き受けてきた時間が、静かに積み重なっているように感じました。
もう無理かもしれない。少し休みたい。誰かに代わってほしい。そんな気持ちがあったとしても、今は自分がやるしかない。
そのときに、誰かから頑張ってと言われるのではなく、自分で自分に頑張れ私と声をかける。
その言葉には、自分を震い立たせる強さと同時に、少し切なさもあるように感じます。
本当は、誰かにもう十分頑張っているよと言ってほしかった日もあったかもしれません。
本当は、弱音を吐いたり、助けを求めたりしたかったときもあったかもしれません。
それでも立ち止まるわけにはいかなくて、自分の背中を自分で押してきた。
ここで少し、この方との声についてお話ししたいと思います。
この言葉を届けてくださった方は、私にとって大好きなお姉さんのような存在です。
4年前、私の念願だった野外でのワンデイワークショップを友人と開催した際には、遠いところから飛んできて参加してくださいました。
そして、私がその方のクラス土地を訪れたときには、心よく時間を作ってくださり、一緒にランチの時間を楽しみました。
コーチングの学びの場では、私が講師を務めることを、運営スタッフとして力強く後押ししてくださったこともあります。
私だけではなく、誰かが一歩を踏み出そうとするときに、その人の力を信じて自然に応援できる方、私にはそんな印象のある方です。
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だからこそ、人の背中を押すことができるこの方にも、自分の背中を自分で押さなければならない日があるのだと思うと、
頑張れ私という言葉が、私にはより深く響きました。
誰かに元気を渡している人にも、自分の中に残っている力をかき集めて、もう一歩進んできた時間がある。
この言葉は、この方が一人で歩かなければならなかった時間にそっと寄り添ってきた言葉なのだと思います。
そして私は、頑張るという言葉についても少し考えました。
頑張ることはいつも良いこととして語られるわけではありません。
無理をしすぎないで、頑張りすぎなくていい、もっと人に頼っていい、今はそんな言葉もよく聞かれます。
私もその通りだとは思います。
頑張り続けることで、心や体が限界を超えてしまうこともあります。
一人で抱え込まず、助けを求めることもとっても大事です。
けれど一方で、人生にはどうしてもあと一歩、自分の力を出さなければならない場面もあります。
誰かが変わってくれるわけではない。今ここで自分が立ち上がるしかない。
そんな時、頑張れ私という言葉が、自分の中に残っている力をそっと呼び起こしてくれることがあります。
だからこの言葉を簡単に、頑張りすぎる言葉として片付けたくはないと思いました。
大切なのは、いつでも自分を追い立てるために使うのではなく、本当に必要な時にあと一歩を支える言葉として使うことなのかもしれません。
頑張れ私と言った後、一歩進むことができたなら、その次には、よくやったね私という言葉もそっと添えられたらいい。
頑張ることと、自分をいたわること、その二つは反対にあるのではなく、どちらも自分を支えるために必要なものなのだと思います。
私がこの言葉から思い浮かべた景色は、夜明け前のまだ薄暗い道です。
遠くの空が少しだけ青くなり始めています。
一人の人が重たい荷物を持ってゆっくりと坂道を歩いています。
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足取りは軽くありません。何度か立ち止まり、深く息を吐いています。
周りにはまだ人の気配はありません。声をかけてくれる人も、荷物を持ってくれる人もいません。
それでも、その人は自分の胸に手を当てるようにして小さな声でつぶやきます。
頑張れ私。すると、急に力が湧いてくるわけでもありません。荷物が軽くなるわけでもありません。
けれど、止まっていた足がもう一度少しだけ前へ動く。一歩、そしてもう一歩。
やがて木々の向こうから朝の光が差し込んできます。その人はまだ坂道の途中にいます。
けれど振り返れば、暗い道をちゃんとここまで歩いてきた跡があります。
私はこの言葉からそんな景色を思い浮かべました。
そしてこの景色を思い浮かべながら、私はその人が一人で歩いているように見える道にも、
これまでその人が誰かへ渡してきた優しさや、誰かから受け取ってきた温もりが、見えない光のように残っているのかもしれないと思いました。
人を応援した言葉、誰かと笑って過ごした時間、遠くても会いに行こうと思った気持ち、
それらはすぐ隣を歩いてくれるわけではなくても、その人の中に残り、暗い道を照らす小さな明かりになることがあります。
頑張れ私という言葉は、未来に向かって自分を押し出す言葉であると同時に、
これまで頑張ってきた自分の存在を無意識のうちに確かめている言葉でもあるのかもしれません。
頑張れと言えるのは、自分の中にまだ力が残っていることを知っているから、もう一歩進めることをどこかで信じているから、
そして私と呼びかけることで、誰よりも近くにいる自分が自分の味方になろうとしている、そんなふうにも感じます。
今回の言葉が指し示している方向を私なりに表現するなら、誰にも頼れないと感じるときも、
自分だけは自分の味方でいて、自分の中に残っている力を信じ、あと一歩を踏み出すことです。
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そして、自分が誰かへ渡してきた優しさや、誰かから受け取った温かさも、きっと自分を支える力になっていることを忘れないことなのだと思います。
ただし、頑張ることだけを自分に求め続けるのではなく、頑張った自分に、
よくやったね、もう休んでいいよ、と声をかけることも同じくらい大切なのだと思います。
それでは最後にあなたに問いを。
あなたは苦しいときや、あと一歩踏み出したいとき、自分にどんな言葉をかけていますか?
これまで誰にも見えないところで頑張ってきた自分に、今どんな言葉を届けたいですか?
そして今、頑張れと背中を押すよりも、よく頑張ったね、といたわってあげたい自分はいませんか?
今日ご紹介した言葉は、頑張れ私、でした。
大切にしている言葉が、すぐに思い浮かばなくてもいいのだと思っています。
何気なく口にしている言葉、苦しいときに繰り返している言葉、
一人のときに自分へ向けてつぶやいている言葉、
そこにこれまでの自分を支えてきた言葉が隠れているのかもしれません。
頑張れ私、そう言って今日まで歩いてきた自分がいるなら、
よく頑張ってきたね、私、そんな言葉もこれからは一緒に届けてあげられたらいいな、と感じています。
あなたの言葉に私が景色を添えていきます。
聞いているあなたには、違った景色が見えたり、違った音が聞こえてくるかもしれません。
この放送を聞いて感じたことや、ふと浮かんだ気づき、
あなたの中に見えた景色や音や音楽があれば、コメントやレターでそっと届けてくださるとうれしいです。
コーヒーでも飲みながら、ゆっくり聞いていただけますように。
それでは今日はこのへんで。
明日はきっと晴れ、空めぐでした。
また次回お会いしましょう。
空はどこまでも自由。晴れの日も曇りの日も雨の日もあります。
でも心のどこかで、明日はきっと晴れ、そう思えたなら、また一歩を踏み出せる気がします。
この番組では、日常の中にある小さな幸せや、心が少し軽くなる言葉、人生を豊かにする気づきの種をお届けしています。