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はい、みなさーん。こんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、
科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
ということで、今日はですね、2月14日、バレンタインデーですよね。
私もね、学生時代はですね、チョコもらえるかもなぁ、みたいなね。
靴箱に入ってるんちゃうかな、みたいなね。
机の中に入ってるかもなぁ、みたいなね。
もう5回ぐらい机の中見てね。
でも結局何ももらえへんだ、みたいなね。
そういったね、経験がね、多かったんですけども、
みなさんはね、どうでしたかね、ということでね。
なんかね、その当時はですね、女性が男性とかね、
ちょっとね、好意を抱いている人に渡すみたいな、そういったイベントでしたけど、
それからね、トモチョコという言葉が流行り、
もう今ではね、女性から男性とは関係なく、
もうジェンダーフリーの時代ですから、男性から男性へとかね、
そういったね、お菓子とか食べるものを渡すイベントになっているみたいな感じらしいですね。
バレンタイン商戦をね、力を入れている企業にとってみればですね、
性別の垣根を越えてですね、送り物を送り合うっていうね、イベントになってますからね。
逆にね、儲かってるから別にね、そんな風にね、固定観念からね、打ち破ってね、
新たなイベントのね、バレンタインでの新しい扉がね、開いてるのかなと、
言ったところですね、ということで。
そんなね、チョコをもらえたらね、嬉しいし、幸せじゃないですか。
こういったね、何気ない日常からですね、なんかちょっとこういうイベントがあったりとか、
ぽっとしたね、幸せみたいなのがあるとですね、人生にね、活力が湧いてきますよね。
でもですね、この一時の幸せっていうのはですね、長くは続かないよということと、
日々生活している中で、日常の何でもないことを幸せだ、これは貴重なんだというふうに、
意識を変えることによって、ほんまに幸福度が上がるよっていうね、お話をしたいと思います。
幸せになるためにはですね、特別な出来事は必要ないということなんですね。
そもそもですね、人間はですね、すぐにね、快楽になれてしまうので、
宝くじに当たるとか、ずっと欲しかったものを買うといったですね、
幸せになれそうなイベントは長期的な幸せにはつながりにくいということなんですね。
その証拠としてですね、宝くじで大金、平均50万ドル、今のレートで言うと7000万以上ですかね、
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7000万、8000万ドルで言うとね、当てた22人を対象にした調査によりますと、
1978年の論文ですね、調査では、当選直後こそ幸福度が高かったものの、
約1年後にはランダムに選ばれた当選者じゃない人、非当選者、宝くじ当たってない人と比べて、
幸福度はね、変わらなくなっていたということなんですね。
だから一時の幸せは長続きしないよ、という証拠にもね、
科学的にもそういう風に言われているということなんですね。
これはですね、悲しむべきニュースだと思いますね。
急に特別なイベントが起こって、あなたを幸せにしてくれることなんていうのはないということなんですね。
だから悲しむニュースなんですけども、逆に裏返せばですね、
これはね、喜ぶべきニュースなんですね。
なのでですね、どういうことかというと、意識を少し変えるだけで、
何も特別なことがなくても、あなたの幸福度を上げることはですね、
可能であるということの裏返しに繋がるということなんですね。
ペンシルバニア大学の研究によりますとですね、
精神的に落ち込んだ被験者に、6週間、毎日数分間を費やして、
今までは意識することなく急いで終わらせてきたこと。
例えばですね、食事をすること、シャワーを浴びること、教室まで歩くこと。
これ被験者がね、教室まで歩くことをね、何気ないことで、
それをね、幸せと感じてほしいということだから、
被験者はね、大体多くは学生だったみたいですね。
楽しんでみるように、食事すること、シャワーを浴びること、教室まで歩くことで、
普段は意識することなく急いで終わらせてきたことをですね、
楽しんでください。楽しんで食事してください。楽しんでシャワー浴びてください。
楽しみながら教室に移動してくださいということをですね、
知事したんですね。その上で、その行動をどんなふうにして、
これまでとは違う経験にしたか、それを急いで済ませた時と比べて、
どんな気持ちになったかを、神に書き出してもらったんですね。
こういうふうに変えてやってみたよとか、
こういうね、いつもとは違う、こういう感情が生まれましたよということを、
ちゃんとデータとして残す意味で、神に書いてもらったということなんですね。
するとですね、定期的に喜びを味わう練習をした参加者たちは、
生活満足度が大幅に高まり、落ち込むことが少なくなったということなんです。
もともと落ち込んでいた被験者だったのに、何気ないことを楽しんでありました。
こういうふうに変えて、こういうふうに感情が変わりましたよと、
神に書き出してもらうとですね、幸福度や満足度が高まって、
落ち込むことが少なくなったということなんです。
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さらにその効果は、1年にわたって続いたということなんです。
だから、大金当てたら、その時ね、宝くじで大金当てたら、
幸せは一瞬なんだけども、1年後には当たらなかった人と
幸福度が変わらなかったと言っているのに、
普段から意識を変えることによって、何気ないことを幸せだ、
これは充実している、こんなふうに変えたぜということを、
神に書き出すだけで、1年間も持続性を持って、
満足度が上がるということなんですね。
このベンシル大学の研究者たちはですね、
このように体験を味わう行為を、セイバリングというふうに呼んでいるんですね。
セイバリングはですね、喜びを認識し、持続させようとする試みであって、
喜びに慣れてしまうことを防ぐ働きがあると考えられていると。
何でもないことを楽しもうぜ、幸せだぜというふうに感じることをね、
感じさせること、意識させること、意識変えることをセイバリングというふうに言うんですね。
例えばこのセイバリングの例はですね、
ケーキを黙って食べるのではなく、
なんて美味しいケーキなんだ、これを食べられる自分は幸せだと叫びながら、
もちろんですね、心の中でもいいですから、叫びながら食べる行為はセイバリングの一種であって、
これをすることによってケーキを食べるという行為から得られる幸福感は増すらしいんです。
黙って食うよりも、めっちゃ美味いなこのケーキみたいな、
だし、美味くなくてもね、これはもうめちゃくちゃ美味い、幸せや!みたいなことを、
イエハー!って言いながら食べると、幸福度は増すと。
これがですね、セイバリング、喜びを持続させる認識をして、
持続させようとする行為をセイバリングと呼んで、
そういったね、ケーキもめっちゃ美味いぜ!って叫びながら食べること、
なかなかね、お店ではなかなかしにくいかもしれませんけども、
そういったね、無理矢理じゃないけど、
何気ないことを幸せに感じようぜ!っていうね、働きをセイバリングと呼んで、
そうやってするとですね、実際にね、幸福度が上がる、生活満足度も上がるし、
それから持続性があるということなんですね。
そのケーキ以外にもですね、日常にはセイバリングの対象となるものがあふれていますよね。
朝のコーヒー飲むときとか、トースト食べるときも、めっちゃ美味いぜ!とかね。
会社に行く途中で、見かける美しい花、めっちゃ美しいやん!みたいなね。
だからですね、同僚やクライアントとの何気ない会話も、
もうこれは幸せなんだと、楽しいんだ!っていう風に感じさせることによって、
ほんまに生活満足度が上がるよ、ということなんですね。
なので、全ての日々のルーティンにしてもとってみてもですね、
全部セイバリングにつながりますよ、ということですね。
幸せになるチャンスは、実は日常にはめちゃめちゃあふれてるし、
このね、バレンタインでの一時のチョコもらうとか、宝くじ当たるとかっていう、
一時の幸せは長続きしないんだけど、何気なく生きてるこの一つ一つの行為が、
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全てがね、セイバリングにつながる対象であるということが可能性を秘めておりますから、
ということは、幸せになるチャンスは日々、日常に毎分毎秒毎時間あふれてますよ、ということなんですね。
なので、日々の生活にこういうふうに幸せを見いだせれば、
あなたの幸福度、私も含めてね、あなたの幸福度は一気に増す、ということなんですね。
なので、幸せとはなるものではなく、気づくものであって、
そういった意味ではですね、幸せとは気づく技術。
なので、意識させるこの技術、幸せは技術によって作り出されるよ、ということですね。
ということでね、何気ない、私もほぼ毎日音声配信してるけども、
めっちゃ楽しいぜと思いながら配信して収録するとね、
より幸福度が増して、ほんまに生活満足度が上がるのかなと。
そういったところでね、何気ないことから幸せになるチャンスが生まれてますから、
何かおもろい幸せやな、最高やなと思いながら、
皆さん、日々のルーティン、日常をね、過ごしていきましょうということで、
今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。