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2023-06-12 11:27

#474 牛乳は骨を強くするどころか弱くする!?

2023.6.12配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、牛乳とカルシウムについてお話しました。
それではまた。

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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教授のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりましたということで、
月曜日ね、今日からスタートということで、月曜日から雨だとね、ちょっとなんか気分が落ち込むなーっていった感じですけどもね、みなさんのお住まいのところはどうでしたかね。
低気圧だとね、なんか体調もなんか優れないなーっていうことだし、ジメジメしてるしね、なんかね、物は腐りやすいしということでね、早くね、それだけしてほしいなと思っているところなんですけども、
今日のお話はですね、牛乳のお話をしたいと思います。まあ以前、以前と言っても結構前だと思うんですけど、牛乳が健康に良いというのは猛進であるみたいなね、お話をちょっとね、センセーショナルな感じでお話したんですけども、
まあ今日もね、ちょっとネガティブ系のお話なんですけども、ちょっとね、乳業している方には申し訳ないなと思うんですけども、
牛乳についてね、ちょっとリスクというかね、まだ牛乳のお話、第2弾といったところでお話したいなと思うんですけども、
牛乳ですね、皆さんカルシウムがね、豊富に含まれているから骨が強くなるみたいなね、ことで幼少期から飲んでいる方がね、多いと思いますし、私も小学校の時給食だったんですけども、
ご飯の時だろうがパンの時だろうが必ずね、牛乳と一緒に飲んでたわけですけども、まあこれね、まあいろんなね、健康に良いみたいな感じの商品として牛乳がありますよね、
カルシウムが豊富に含まれているから骨を強くするし、身長伸びるみたいなね、元気になるみたいな骨が強くて丈夫になるっていうのがですね、よく言われていると思うんですけども、
牛乳はですね、骨を強くするどころか弱くすると、言ったことをですね、ちょっとお話したいと思います。嘘やんみたいな感じかと思いますけどもね。
牛乳のおさらいと言いますかですね、牛乳の成分ですね、牛乳にはですね、カゼインと呼ばれるタンパク質がですね、豊富に含まれておるんですね。
そのカゼインというタンパク質がですね、3つの型に分かれておりまして、α型、β型、κ型のですね、この3つのね、
タンパク質カゼインというタンパク質が含まれているわけですね。牛乳にはですね、α型のカゼインタンパク質が豊富に含まれているんですね。
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で、まあこれもね、まあ以前そのお腹痛くなるよみたいなね、お話をしたと思うんですけども、このα型のカゼインのタンパク質を分解する酵素は、我々人間持ってないんですよね。
β型のカゼインタンパク質は分解する酵素を持っているんだけども、α型、牛乳の主成分であるα型のカゼインタンパク質を分解する酵素っていうのは持ってないんですね。
で、本来ね、その生乳、牛乳の中にα型のカゼインを分解する酵素もセットとして入っているんだけども、まあ今ですね、その低温メッキンとかね、ホモジェナイザーとかでも細かくしてね、
牛乳ではない、牛乳みたいなものに作り変えておりま、おるので、そういった酵素もなくなっちゃってるんですよね。
なのでα型のそのカゼインのタンパク質というものが消化不良を起こしてですね、腸内にですね、不純物として残っちゃうんですよね。
それが炎症を起こってですね、アレルギーとかの原因になってしまうんですけども、その主成分であるα型のカゼインタンパク質がですね、
牛乳のカルシウムの吸収率にも深く関わっているんですね。
本来ですね、カルシウムは胃でイオン化されて、腸で吸収されて、栄養素として使われるんですね。
まあイオン化というのはですね、体内で吸収できるようになること、水に溶けるみたいなね、水に溶けるとイオン化しますから、
カルシウムというのは本来ね、胃でイオン化された後に腸で吸収され、栄養素として使われるんですが、
牛乳中のカルシウムはですね、さっき言ったようにα型のカゼインタンパク質、牛乳の主成分であるタンパク質ね、それと同じ、それと結合しているんですね。
牛乳に含まれているカルシウムね。牛乳にはたくさんカルシウム含まれているんだけども、
ほとんどがα型のカゼインタンパク質と結合した状態で存在しているんですね。
なので、それは不純物というかね、タンパク質とくっついているから、胃の中でイオン化せずにですね、吸収されにくくなっているんですね。
で、牛乳はですね、さっき言ったように殺菌するためにですね、加熱滅菌されているわけなんですよ。
加熱滅菌しているので、カルシウムはですね、リン酸カルシウム塩という物質に変化して、体はですね、それをね、直接的には使えない状態になっているんですよね。
カルシウムはほぼに含まれているんだけども、体はですね、それを有効に使うことができないカゼインとくっついているし、そもそも滅菌しているから、カルシウムはリン酸カルシウム塩となって、別の物質になっちゃっているので、
うまくね、自分の体の中で有効活用ね、できないんですよ。
まあ有効活用できないだけならまだまあまあいいにしてもですね、牛乳を飲むとですね、さっきのタイトルにもありますように、
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かえって体内のカルシウムが排出されるという現象が見られるわけなんですね。
これどういうメカニズムかというとですね、
牛乳を飲むと消化されにくいアルファ型のカゼインタンパク質を取ることになってですね、腸の中にタンパク質の抗生成分である窒素の残留物が増えるわけですね。
消化不良を起こしてますから、窒素がどんどん増えていくと、この窒素残留物が吸収されて血液中に増えるとですね、血液が酸性に傾きそうになるんですね。
本来血液というものはですね、弱アルカリ性なので、酸性になっていったらですね、人間というのは向上性の働きがあるということで、常に一定になるように保っているわけなんですね。
なので酸性に傾くとあかんやん、弱アルカリ性にせなということで、アルカリ性に戻そうとするわけなんですよ。
で、このね、弱アルカリ性の狭い範囲で調整しているので、残留物の窒素がどんどん入っていくとね、血液中にどんどん酸性に傾いて戻そうとするんですけど、
戻そうとするときにどうしているかというとですね、骨の中にあるですね、カルシウムを溶かして、カルシウムイオンにしてですね、血中の中にそれを分泌するわけですね。
パラトルモンというものはホルモンとかでね、やるわけなんですけども、なので骨の中に含まれているカルシウムを骨から溶かして血液中に分泌して、弱アルカリ性にしようとするわけなんですよ。
ってことはですね、牛乳を飲むとですね、逆に骨のね、カルシウムを溶かすわけだから、骨弱くしちゃってるんですよね。カルシウムはどんどん少なくなってっちゃってるっていう状態なんですね。
で、これまあ2014年に出された論文なんですけども、結構話題になりましたけども、スウェーデンの大規模な研究でにおいてですね、牛乳を多く飲んだ人の方が寿命が短くて、
女性では骨折が増えるというデータが出たんですね。さらにね、ちょっと小規模な、ボスが小規模なんですけども、日本の研究でも同じようなデータが出ておりましてですね、
ほぼ毎日牛乳乳製品を摂る人に比べてですね、ほとんど摂らない人の方が体内のカルシウム量が高い傾向にあるという研究報告もあるということでですね、
牛乳を摂ってるとですね、消化不良が起こす、残留物が残っていく、窒素が残留していく、血液中になると弱酸性になっていく、酸性の状態になっていく、弱アルカリ性で戻すために骨の中にカルシウムを溶かして血液中に分泌する、カルシウムがね、骨がスカスカになるみたいなね、そういったですね、悪循環というかですね、そういう風になっちゃうわけなんですね。
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で、骨素少々の発症率、言えてるかどうかわかんないけども、現状ではアメリカよりも低くなってるんだけども、その牛乳を摂れば摂るほどですね、骨素少々になる人がですね、増えているというね、日本とアメリカの比べたデータもあってですね、
牛乳を長く摂っていると、毎日摂っていると逆に骨が弱くなっちゃうよということなんですね。なので牛乳のカルシウムは人体でうまく利用できない上、現在ある骨のカルシウムも溶け出させることを、これはリスクとして知っていただけた方がいいかなと、思うわけなんですね。
だから牛乳を飲む、要は牛乳を飲んでカルシウムをしっかり摂ろうではなくてですね、カルシウムを供給するならばですね、補給するならば、小魚とか海藻とかね、緑黄色野菜とか大豆製品、干しエビなどを摂った方がですね、非常にいいということですね。
さらに天日干しした食べ物というのはビタミンDを豊富に含むんですね。ビタミンDは日光浴でも活性化されてですね、腸からのカルシウムの吸収も促してくれますからですね、天日干ししたものとか非常によろしいですので、牛乳でカルシウムを補給するのではなく、そういったリスクがあるということを知っておきながらですね、牛乳以外から補給した方がいいよと言ったことなんですね。
なんかね、なんかちょっと夢を壊すというかね、今までのことは何やったんやっていう感じかもしれませんけどもね、科学はね、常にこういった新しいデータを出しながらですね、データで語ってですね、いや実はそれはちょっと思ってたけど違うんだよっていうことを知っていただけたらな、科学の面白さに気づいていただければ私としては嬉しいかなと思っておりますので、ぜひ皆さんね、牛乳はちょっとリスクがあるよというふうに思っていただければと思います。ということで今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさんさよなら、バイバイ。
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