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  2. #373 牛乳は健康にいいという..
2023-02-13 13:04

#373 牛乳は健康にいいという盲信

2023.2.13収録。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、牛乳のリスクについてお話をしました。
それではまた。

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00:25
はい、みなさんこんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうかということで、
私ですね、ここ1、2年の話なんですけど、牛乳飲むとお腹痛くなったりとか、体調があんまりよろしくないなっていう風になっちゃったんですね。
牛乳って、皆さん健康にいいとか、背が伸びるとか、栄養がたくさん含まれている、カルシウムが含まれているから背が伸びるとか、
そういったポジティブな情報がたくさんというか、ポジティブな情報しかないと思ってたんですけど、
そういったポジティブな食品だと思ってたんですけど、なんかお腹痛くなるし、牛乳は健康にあまり良くないとか、
ネガティブな情報とか、牛乳飲むことによるリスクとか、そういったことを書いた本とか、論文ないかなという本を調べてみたら、ありました。
牛乳のリスクを伝える本がですね。
なので今日はですね、牛乳は健康にいいって思っているかもしれないけど、実は牛乳って結構リスクのある食べ物だよっていうことをですね、皆さんとシェアしたいと思います。
その書籍の名前がですね、タイトルね、すでにもうセンセーショナルなんですよ。
どんな本のタイトルかというとですね、「パンと牛乳は今すぐやめなさい!」っていうタイトルなんですよ。
えーみたいなね、多くの人、パン食で毎日牛乳飲んでるよっていう人もいると思うんですけど、
うえーっていう感じのタイトルなんですね。
その書籍を書いたのが内山陽子さんっていうですね、医師の方の本なんですけども、
そこに書かれている、まあいろいろね、牛乳に対するリスクがたくさんありますので、
それはちょっと紹介したいなと思いますので、はい。
で、このね、牛乳は健康にいいっていうこの認識はいつから生まれたのかというね、まあ歴史からまず辿っていきたいと思うんですが、
で、この牛乳は健康にいいというですね、本には誤った認識って書いてあるんですけど、
まあこの認識はですね、どういうふうに広まったかというと、1946年のアメリカの小児科医、ベンジャミン・スポック博士が育児章を書きましたということなんですね。
で、発売から6年の間になんとアメリカで600万部も売れ、その後は世界の43カ国後に翻訳されて、総売上げがすごいですよ。
5000万部という世界的大ベストセラーになった本なんですね、ベンジャミン・スポック博士が書いた育児章。
日本ではこの育児本がですね、アメリカでの発刊から20年後の昭和41年に出版社によってですね、翻訳されて出版されたんですね。
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その本の中にですね、子供には牛乳や乳製品を積極的に取らせるなどの指導内容が書かれていたらしいんですね。
日本ではこの内容がですね、栄養士に教育され、母子手帳にもこのベンジャミン・スポック博士の書籍の内容を基盤にして作られたので、
その母子手帳にも積極的に乳製品を取れよ、牛乳を飲めよということが記載されたわけなんですね。
この本に書かれたですね、牛乳は素晴らしい栄養食品だという概念はですね、子供に対してだけでなく大人にも必要なものとして広がったということでですね、
そういう牛乳は健康に良いよという認識がですね、その時に爆発的にボンと広がったということなんですね。
だからまあ私も小学校の時、レア給食でしたけど、必ず牛乳でしたからね。
この第一版が出版されて40年以上、日本での出版から20年以上取った時に、スポック博士は第7版の改訂版を出したんですね。
その改訂版にはなんとですね、その前の第6版までは、取るべきとしていた牛乳乳製品を取るべきではないとして、
菜食を、要は野菜中心の食事にするような推奨するような内容って変わってるんですね。
日本はその改訂版をまた出版したのかというとですね、日本では出版されてないんです。
牛乳乳製品を摂取するべきではないというふうに改訂版が出たんだけど、日本では出版されていないので、
まだ、いまだにそうですよね、乳製品とか牛乳を積極的に取るべきという考えがいまだに根強く残っていると、
今まだ現在に至るということなんでございますね。
そうなんみたいなね、改訂版で取るべきってないしなのに、いまだに昭和41年からですね、積極的に取るべきっていうのをずっと信じてるというか、
その認識が変わらないまま現在に至っているということなんですね。
なぜ取るべきではないということかというとですね、牛乳の成分ですね、これがですね、結構我々人間にとってみればリスクのあるものがたくさんあるんですよね。
そもそもですね、今の牛乳って牛乳のような飲み物になっちゃってるんですよ。
意外にね、牛乳の日本に伝わった歴史は古くて、6世紀くらい、飛鳥時代に牛乳を薬代わりに牛乳療法という感じで飲んでたんですね。
それは本当に生絞りで、そのままの状態の牛乳を摂ってたんですよ。
その中には、生の牛乳だとたくさん酵素も含まれているし、牛乳をちゃんと分解できるような酵素もちゃんと含まれているんですね。
でも今の牛乳っていうのは、大量生産して衛生上の観点からですね、殺菌してるんですね、加熱して。
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多くがですね、120℃から130℃で2、3秒間加熱する超高温殺菌なんですね。
75℃で15秒加熱する高温殺菌とか、62℃から65℃で30分加熱する低温殺菌などもあるんですけど、牛乳パックに書いてますよね。
どんなに低くても62℃以上なんですよ。
生絞りの牛乳には、牛乳を分解する酵素もセットで入っているんだけど、酵素っていうのはタンパク質でできているので、タンパク質って熱に弱いんですよ。
生卵を想像してみてください。ゆで卵にすると、白身って透明でドロドロしているのに、火を通すと固まって白くなりますよね。
なのでタンパク質って熱に弱くて非常に形変わりやすいので、そんだけの温度で殺菌したら、生絞りに含まれていた酵素も死んじゃうわけなんですよね。
さらに、加熱殺菌すると脂肪分と牛乳の部分が分離しちゃうので、そうすると飲み当たり、口触りが悪いので、
その脂肪の粒々を細かくするために、ホモジェナイズという処理をしているんですね。
これは高速で攪拌したりとか機械で圧力をかけたりして、脂肪の玉を細かく菌質化することにより、より白くなるし、より飲みやすくなるので、
人体ではホモジェナイズをしてしまうと、人体では分解できないトランス脂肪酸とかも発生しちゃう可能性が非常に高いということで、
今は牛乳のような飲み物みたいになっているんですよ。
その乳牛も一杯お乳を出さないといけないから、高ビタミンのものとか、高生物質とか、いろんな食べるものも大量生産しないといけないから、
その食べているもの自体もあまりよろしくないものが含まれているという感じで、今は牛乳のような飲み物になっちゃっているわけなんですね。
生絞りを飲むのが一番健康にいいんですね。
なぜかというと、牛乳を分解しやすいような酵素とかいろんな物質がセットで含まれているので、
すんなり分解することができるので、生絞りの方が衛生上に一番身体にとってもいいし、衛生上にも一番いいんですよね。
牛乳の中に含まれているカゼインというタンパク質と、乳糖と呼ばれる乳に含まれている糖分、この二つがですね、これがまた癖もんなんでございますね。
この牛乳の中に含まれているカゼインというタンパク質がですね、人間がなかなか分解することができないんですよ。
α型とβ型とκ型の3種類があるんですけども、牛乳に含まれているのはβ型なんですね。
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人間が分解できるカゼインのタンパク質、一応お父さん飲みますから、我々も母乳飲みますから、
お母さんの母乳の中にはα型のカゼインが含まれているので、α型のカゼインは分解できるんだけど、牛乳のβ型のカゼインは分解できないんですよ。
そうするとですね、腸の中に未消化物が溜まっていって、腸内の炎症が起こりやすくなって、便秘とか下痢とか腸の症状が悪くなる、悪影響が及ぼすということと、
牛乳によるアレルギー反応、それがどんどんカゼインに溜まっていくと、鼻炎や腹鼻空炎、畜能症とかが多くなってしまうということなんですね。
でも生絞りのお父、牛乳のお父にはβカゼインを分解する酵素が一緒に含まれているので、生絞りを飲んだら分解できるんだけど、
今は本当に牛乳のような飲み物になっちゃっているから、β型のカゼインを分解する酵素もセットに入っているのに、
それがなくなっている状態なので、未消化物が増えるということなんですね。
さらに、牛乳に含まれている糖分、乳糖と呼ばれるものですけれども、
この乳糖というものは、我々、乳糖不対称といって、
大体日本人の8割ぐらいは、牛乳に含まれる糖分を分解できないというふうに言われております。
その牛乳の乳糖分を分解するための酵素が、ラクターゼという酵素なんだけど、
これも生絞りの牛乳にはラクターゼがちゃんと含まれているんだけど、
今は牛乳のような飲み物なので、ラクターゼももうないんですね。
ラクターゼという酵素だから、熱に弱いのでなくなっちゃっているわけなんですよ。
なので、糖分も分解しにくいので、また未消化物が増えて、
体に悪影響、腸に悪影響を及ぼすということなんですね。
アジア人が非常に乳糖不対称、要は乳糖分解できないという人が非常に多いと言われています。
赤ちゃんのときは、お父さんが飲んでいるので、乳糖分解できる酵素がたくさんあって、分解する能力がたくさんあるんだけど、
歳をとっていく度に、過励する度に、その酵素がどんどん薄まっていくというか、
低下していくわけですね。含まれている乳糖不対称の人がたくさんいるので、
日本人では8割ぐらいがその方がおるということなんですね。
なので、牛乳というものは健康に良いというのが、アメリカが発売された育児書を参考にして作られたけど、
改定されて、それの記述はなくなる。
牛乳は牛乳のような飲み物になっているので、生絞りのおじちんには、
たくさんの牛乳を分解するための酵素とか物質がたくさん含まれているんだけど、
それがもうない、大量生産によってない。
そもそも牛乳に含まれているカゼインとか乳糖というのは、人間は分解しにくいということで、
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それが溜まっていくとアレルギー反応であったりとか、体に悪影響を起こすということなんですね。
乳糖不対称じゃない方もいるので、牛乳でも全然問題ないよという方はたくさんいるんだけど、
一般的に科学的な目で見れば、人間はそもそも分解しづらいということと、
今は牛乳のような飲み物になっちゃっているということを、みなさんちょっと思っておいていただければなと思いますので、
ちょっと考えちゃいますよね。
この本、パンと牛乳はやめなさいということなので、パンもまたすごいリスクがあるという本なので、
またそれもファクトチェックというか、エビデンスを見ながらまたみなさんにお伝えできたらなと思いますので、
今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さようなら。バイバイ。
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