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2025-02-27 37:09

世界中で録った音を音のプロと聴く(ゲスト:高橋久美子)【超旅ラジオ #198】

作詞家にして作家、詩人、元「チャットモンチー」ドラマーの高橋久美子さんをゲストに迎えて、録りためた「世界の音」を聴きます。アザーン、路面電車、ラクダの咀嚼音、バブが溶ける音、やきいも屋……

ゲスト:高橋久美子

いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方 https://www.amazon.co.jp/dp/4478117624?tag=chotabiradio-22

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【超旅ラジオ】

旅の話と、日常から旅を生み出す話をします。毎週木曜の12時更新です。感想等、Twitterのハッシュタグにぜひお送りください #超旅ラジオ公式X(Twitter)⁠⁠https://twitter.com/tabi_radio⁠⁠

語り手: Satoru、岡田悠録音&ジングル制作: 石川大樹

題字&イラスト: べつやくれい


〈現在募集中の投稿コーナーはこちら〉

投稿コーナー①「番組へのおたより」

2人への質問、最近読んだ本、今日食べたもの。あなたの思いつきを、何でも送ってみてください。


投稿コーナー②「ジングル/効果音」

番組で使えそうなジングルや効果音を募集します。生演奏でも、電子音でも、ボイパでも、大歓迎です。


投稿コーナー③「世界のさよなら、あなたのさよなら」

『さよなら』を意味すれば、どんな言語でもOK。テキスト形式でも、音声形式でも、なんでもOK。


投稿コーナー④「生きて帰ろう」

旅行とは、ときにトラブルを伴うもの。あなたの危険回避の知恵を教えてください。(例:予備の現金をお菓子の小箱に隠す)


投稿コーナー⑤「あなたの旅の秘かな愉しみ」

旅行とは、自分で好きに愉しむもの。あなたの愉しみかたを教えてください。(例:旅行先のゴミを集めてノートに貼る)


投稿コーナー⑥「世界の罵倒語」

世界には、文化の数だけ罵倒語がある。あなたが知っている罵りの言葉をください。(例:南スーダン「ヤギ半頭の価値もない」)


投稿コーナー⑦「世界の音」

あなたが録った音をください。なんでもOK。岡田さんと私が、ただそれを鑑賞します。(例:イランの便器の音、バヌアツの料理の音)


投稿コーナー⑧「哀しい動物の鳴き声」

虚無を感じさせる動物の鳴き声をください。作為はNG。哀しみは自然に発生するものです。(例:たそがれの民家に沁みるヤギの声)


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サマリー

高橋久美子さんが旅先で録音した音を聴きながら、その音の背景や文化について探求するエピソードです。音の収集を通じて、さまざまな体験や印象が共有され、特に「シャウト系」や「電車ビート系」といった独自の分類に注目が集まります。このエピソードでは、高橋久美子さんがゲストとして参加し、音の収集や記録、特に電車の音や路面電車のリズムについて話し合います。また、トルクメニスタンの旅での咀嚼音や入浴剤の音にも言及し、音が持つ心の安らぎについて考察します。録音技術を駆使した音の世界を探求し、特に台湾の鉄道駅での音楽的体験も共有されます。高橋久美子さんは音のクリアさやリズムについて語り、音の印象の違いについて考察します。

高橋久美子の音の旅
Satoruさん、前回に続き、高橋久美子さんに来ていただいております。
よろしくお願いします。
前回はいろいろ、いい音をかける文章というテーマでお話ししましたけど、
前回も触れたんですけども、もともと高橋さんが旅先で音を録音されているというところから、
我々のラジオでも世界の音の募集をするという、実は繋がりがあったわけなんですけど、
今回はですね、高橋さんが録った音を聴いてみようじゃないか。
だから本当に僕らのラジオの子祖となる。
子祖の音。
それはもう、ご趣味として音をあちこち録るってことをやられてますね。
そうですね。結構日常から録ってて。
ふとした時とかにも。
飛んでおる、飛んでおる。
でもあんまり綺麗な音を、海に行ったけん綺麗な音を録るとかいうよりかは、
この空気感を録りたいなと思って録ったり録って残す感じですか。
例えば、街の雑踏とか、電車の中のビートがいいなと思ったら電車を録ったりとか。
その音、いろんなシリーズがあるんですけど、聴きますか?
聴きましょう。
早速、今日はそれをみんなで鑑賞していく回ということになりましょうね。
シャウト系の音
まずは、街のシャウト系という。
街のシャウト系?
今、スマホにフォルダがあって。
街のシャウト系?
系統で分けられてる。
電車ビート系、街の音っていうのとシャウト系というのがある。
シャウト系って秒的に興奮した人の声とかってこと?
街の中で叫ぶ人たち。
本当にそうなの?
変な感じじゃないんだけどね。
タンジェのアザーンです。
朝ですか?
朝なんです。
めちゃめちゃ鳥鳴いてます、たしかに。
しばらく旅をしよったんですけど、
スマホでだいたい目が覚めてますね。
1日5回の一番最初のやつってことですね。
そうです。
あまりシャウトって表現は良くないかもしれないから。
少し冒頭…
シャフシャウエンのアザーンもちょっと聞いてみます。
また違うんですよ。夜のアザーンなんですよ。
これ太鼓?
太鼓を叩いてずっと練り歩きながら、
ここに多分…
あ、来た!
今からお祈り始まりますよ。
あー、なるほど。
じゃあここまでムスクの音を聞いてもらったところで…
すごいもう…
どんどん出しを締めつつBGMみたいになってる。
聞いてもらったところで…
これもうほぼアザーンじゃないですか?
これ日本ですかね?
日本の祭りだね。
日本の祭りもほぼアザーンと同じ感じなんですよ、このBGMとか。
確かにリズムが…
イェーとか言ってるのと、鳴らし音。
これはね、愛媛の大島っていう島がうちの近くにありまして、
船で5分くらい渡ったら…
大島、はいはいはい。
新居浜の近く…
だからご地元のそういうアザーンに似ているという発見があったと。
そうそう。
これは年に1回ぐらいのお祭りなんですか?
そう。
7年に1回ぐらいしか今はやってないんです。
7年に1回?レアですね。
7年に1回なんですか?
7年に1回ぐらいしかやってない。
大島って言っても、もっとちっちゃい場所の大島なんですよね。
まあじゃあ、これはこれで。
へー。
なるほど。
次、これを…
これは何ですか?
何かを喋ったような…
もう一回いくよ。
お魚いかがですか?って言ってるんです、これ。
お魚いかがですか?っていう呼び込みみたいな。
お魚をトラックに乗せて行唱してるおじさんの声。
いつもスピーカーが。
これが、もうアザーンと同じビート感と思って。
そうですか?
なるほど。
そういうカテゴリーで言うと、確かになんかいろんな…
シャウト系なんですよ、これも。
伸ばすみたいなってことですか?
そのシャウト系っていうのは。
シャウト系というのは、アザーンは…
ドレミファソラシドに収まらない感じなんですよね。
西洋のあれとは違う。
っていうので、お魚いかがですか?もはや言葉ではないんですよ。
ってなってるので、そこがめっちゃかっこいいなと自分の中では思ってる。
かっこいい。
なるほど。
次。
焼き芋。
焼き芋で。
これめっちゃちっちゃい。
でも石焼き芋も確かに…
そうですよね。
まさに代表的なその…
お芋だよーっとか言ってね。
なるほど。
その時、たかしさん興奮されてパッと。
おどとなくシャッという気持ちに変わられた。
これもハズアンやなと思って。
これも多分2,3年前ですね。
この確かに、石焼き芋といえばこれみたいな感じですけど、
なんでこれなんですかね?
ものすごく僕ら民族的共通理解に追い込んでますよね。
確かにね。
そうですね。
そうなんですよ。
あんまりこの滑舌とかの面でいくと、
お魚にかんなんですか?
っていうおじさんも業障で50年くらいやってるんだけど、
あんまりこの滑舌とか言葉というか音で多分覚えさせようとしてるんですよ。
焼き芋。
ほんとだな。
っていうビートというよりかは音かな。
ちょっとあれですね、
少しイスラム関係者への配慮は少し必要かもしれないですね。
音としてあくまで似てるってことですよね。
あくまで音の…
音のカテゴリーとして。
ということですよね。
だから宗教的な気持ちとかいろんなの伝達したいということと、
焼き芋を売りたいということと、
僕においては似てるかもしれない。
それ以外の対応はない。
意味はないんですよ。
だから私がただ音でかっこいいなって思って、
シャウト系というので自分がやってるから別に。
分かりました。
そこはあえて言わない方がいいかもしれない。
面白いですね。
でもそのかっこいいとかそういう今おっしゃった前向きなポジティブなのは、
さすが音楽家であられたからこそ発せられるあれだなと思って。
私の中でそれと確かに焼き芋とか、
金魚売りとかそこら辺とアザーンの旅先で聞いたようなあれが、
結びつくとは私も思わんかったですね。
本当ですか。
なるほど。
似とるなというのはよく思いながら。
でも大事な文化ですよね。
でもそうするとあれですよね。
竹は竿だけもだから、
竹は竿だけとか言うけど、
言葉を丸めて言うと若干言ってることと中身が違うようなことの、
パソコンとかをリザイクルしますとかいう、
詐欺的商法的なアナウンスとかはあんまりうーんってないですね。
あれなんか録音された感じでやってるだけだから。
壊れていても構いませんって言うとすごい。
直接言うとそうですけども。
でもあれはそれに当てはまらないから。
当てはまらないですね。
日本の昔の文化と断絶性があるわけですから。
それはあんまり覚えないですよね、文言を。
新しいバージョンの佐尾岳売さんたちの文言はあんまり覚えてないんだけど、
ビート的なものとか、
音的にアプローチしてるものは体に染み込んでるんですよ。
はぁーっていうことと、
心地よさがアザーンの聞いた時の朝と似ている。
長い目で見ると生き残るのやっぱり、
そういうアザーン的なというか、
焼き芋的なやつってのはきっと生き残るんでしょうね。
なるほど、面白いですね。
それからシャウト系。
シャウト系、ドキドキ。
一部ドキドキしましたけど、なるほど。
そういうことですかね。
そうですよね。
電車ビートの探求
あとは、電車ビート系もちょっとだけ聞きますか。
電車ビート系、いいですね。
ジャンルの付け方も独自のセンスがありますね。
電車ビート。
電車のビート。
電車ビート。
じゃあ、まずは普通のものから、
形成線のゴタンダ。
あー、うちの息子が喜びそう。
ビートってこれ。
枕木みたいなの叩くような。
今のが形成線のゴタンダあたりで撮ったやつなんですけど、
形成線はタタタタタタタタタタタタタタタタっていうリズムに、
途中でもう一台と重なって、タタタタタタタタタタって、
それとそれのかっこよく混ざってる感じが最強って思った。
いろいろ撮っていいやつをちょっと入れた。
浅草線ですかね。
うん、形成線はゴタンダ撮ってない気がする。
あれ、ほんまじゃん。
あ、じゃあ浅草線か。
常識的なツッコミ入れてしまった。
なんや、そういうのツッコミに入れたら困るなって。
そうですね。浅草線なんですかね。
浅草線。確かに。
形成線ともちょっと連携しております。
あー、そうなんだ。
そういうことか。
すごい方向音痴だということを先に述べて。
でもすごい。
線によって違うっていうことですか?
違う。
でも今日持ってきてるのが、
例えば中目黒から渋谷に行く東横線なんかはこれですね。
という感じで。
なるほど。
スピードを上げていくと、ダダン。
ダダン、ダダン。
感覚が空いてますね。
そうですね。
そうなんです。
何が違う?線路の構造が違ったりするってことなのか。
さとるさん、息子さんに聞いたほうが詳しそうですね。
いやでも、こっちのジャンルではないですね。
私はこれ初めてのジャンル。
ノリ鉄、鳥鉄とか非常にジャンル細分化してる中で、
電車ビート録音鉄っていうのは初めて聞いたので、
面白いですね。
風吹けば濃いアーメリアルですよね。
はい。
片道切符もなんとなく原作っぽいですね。
それをちょっと入れてくださいよ、マイク。
ここでオーディオコメンタリー的なコメントが今。
こんのですが、
そもそもですね、高橋さんは、
チャットモンスターの高橋さんを知ってる人はですね、
いくつか曲を聞いていただきたくて、
実際に高橋さんが、
電車が線路を通る音、リズムにヒントを得て、
着想を得てドラムフレーズを作ってたという事実がありまして、
ラストラブレターの冒頭と、
風吹けば濃いのBメロと、
個人的には片道切符っていうところも揺られてる感じがあったりするんで、
それ聞くとですね、たぶん2倍楽しめる気がします。
以上です。
良いコメントが入った。
ありがとうございます。
それを自分自身の音楽活動にも取り入れられたんですね。
実際電車の音を聞いて、そのリズムを、
ドラムパターンにアレンジにするんだけど、
それは既存のものとはちょっと違うって事なんですか?
そうなんです。環境音っていうのは偶発的に起こるから、
例えば雨垂れなんかもバケツに当たったりするんですね、愛媛にいたら。
下に置きっぱなしにしてたバケツをひっくり返したのに、
それが綺麗にトントンって鳴ってるのが、だんだんポリリズムになっていく。
2つで崩れていって、
なんかこっちはこうなってる。
叩いたらいかないか。
大丈夫ですか?
トントントン。
これ気持ちいいじゃないですか。
みたいな感じでずれていくのをポリリズムって言うんですけど、
そういう風になっていくところから着想を得たりしてて、
他の方のアルバムを参考にすると、もう二番煎じになっちゃうっていうのは間違いないので、
割とまだ発見されてないビートっていうことでいくと、
東京に来てまず一番興奮したのが、電車が2台すれ違う時の音でした。
そうか、愛媛にはそれがないから。
2台すれ違うとかがないんで。
そこで生まれるポリリズム。
そう、そこで生まれるものが、なんじゃこりゃーってなって、
そういうのを目持ってリズムを、ドラムパターンを見ていきました。
素晴らしい。なるほど。
確かに。まさか路線ごとに分けて整理されてるとは。
今ホルダーを見たときに。
そうですよね。
例えばでも新幹線なんかはもう結構新幹線の音なんですよ。
これ上田に行き寄る時の東京から上田に行く新幹線です。
ということでね、無音なんですもん。
無音ですよね。あんまり聞こえなかった。
僕だけじゃなかった。聞こえなかった。
超アクセサリーなの。ピーとか押すやつみたいな。
だから防音が行き届いてるからってこと?
そうなんです。やっぱどんどんどんどん便利に便利に進化していけば、
その雑音が生まれないんだなっていうこと。
最近車の音もよく録ってたんですけど、
音の重要性とその影響
プリウスとかみたいな、何て言うんですか。
無音になっちゃう。
ああいう車たちはもう無音なんですよ。
だから音としてはあんまり面白くなくなっていく方向にあるんですよ。
すごい文明批判が始まりました。
音がせんほうがよう寝れるしありがたいんやけど、
ビートの人としては寂しさがあります。
そういう情というか、味わいを技術によって捨ててしまった部分もあるんだな。
どんどん街がクリアになって、ざわめきがなくなっていくという。
良い部分もあるでしょうね。
そういう意味では、瀬戸橋を渡るときの電車の音。
確かにちょっと違いますね。
このリズムは私今まで聞いたことないかもしれない。
タタン、タタン、タン、タタン、タン。
綺麗な揃ってるでしょ。タタン、タン、タタン、タン。
そこにトンネルみたいなくぐもった音でこもったり開けたりするのが、
海がバーッと見渡せるとこだとすごい開かれた音になって、
少し閉ざされた音になって、環境によって閉ざしたり開いたりしている。
反射するかと。
そうですね。そういうとこがたまらないな、この瀬戸橋は。
音だけ聞いて不思議に落ち着く気持ちというか、
よく言うのは子供が寝つけないとき、車を運転して寝つかせるってあるけど、
この近くで生まれて育った魂の在り処が、
瀬戸橋の電車の近くにある子供たちは、
やがて中年になって老人になっても、この音を聞いて眠ることで
得られる精神の安定性というのがあるかもしれないなと思いましたね。
路面電車の魅力
そうですね。
僕もさっき3種類電車ありましたが、4種類が進化されると、
最初のゴタンダが一番馴染みがあるというか、
ゴタンダ10年くらい住んでて。
会社もね、その近くにあったから。
電車といえばこのリズムだと。
じゃあ岡田さんを入眠に誘うときには、誘うときにはゴタンダ。
あのゴタンダは落ち着かなかったけど、岡田さんにとっては落ち着く。
覚えてるんやほやけど、そのビート感というのをね。
やっぱ一番乗ってたからだと思いますね。
この交差のあれも含めて、何度も何度もあの辺りだとあるから。
地元はもう電車とか通ってないんで、電車といえばもうそういう音。
電車体験がいきなりゴタンダとかになるわけか。
いきなりゴタンダでもないんですけど、
一番長く住んだ町で、電車のある一番長く住んだ町はゴタンダ。
ゴタンダだからね。
覚えてるんやな、やっぱ嬉しいな。
全く聞きなじみはあるなって感じはしました。
で、今度松山の市内電車になると、あの親近電車ですね。
路面電車。
路面電車見たことあります。
ありますか?というね。
いいですね。
これはトラム、路面電車がゆっくりなゆえのリズムの優しさがありますね。
町のビートがわかるんですよね、これで。
結構気づかしいというか、みんなが急いで乗って水位の目的地に特急とか新幹線とまた路面電車と音が違うね。
路面電車はいいっていう話、我々のラジオでもね、以前しましたけども。
あ、しましたか。
世界中のいろんな路面電車に乗った人がそういうのをね、路面電車の経験を送ってくれて。
路面電車のある町とない町って結構都市計画の作り上違ったりする。東京はそんなにないじゃないですか。
ないね。
だけど日本はね、まさに松山とかベスト路面電車の町の一つだねみたいな。
そうですね。
でもその音からね、なんか思ったことなかったんで。
そうなのよね。
確かに聞き比べてみると、あ、これは路面電車だっていう。
そう。
また落ち着いた。
町のゆったり感がわかるというかね、そこで。
よく寝れますね。
寝れる寝れる。
路面電車をホテルと合体させて、路面電車をそうやってぐるぐる回って、ずっと寝るようにしたら、睡眠に悩んでる人たちが路面電車の中で。
でもまた心地よいしね、路面電車って。
そうですよね。お母さんの体内に戻ってくるような感じで、なんかいいですね。
旅先での音の体験
かもしれない。
そういうのがいいですね。路面電車ビジネス。
ちょっと違うな。いいですね。
モノレールはどんなんやったかな。
モノレールは、ちょっと待ってください。
モノレールは整地してない。あるのかな。
どんなんなんだろう。
行きましょう。
なんかちゃんとリズム。
あった。
なんかありましたね。
どういうこと?
地面につくタイプのモノレール?
それはモノレールじゃない。
そうですね。
どういうこと?
普通に羽田空港からのモノレールですけどね。
寄り添ってる。
他の電車の音を拾ってるってこと?
挟まってて、コンクリートみたいなところにぶら下がってるけど。
モノレールぶら下がってはないよね。
ぶら下がってはないか。ぶら下がってませんね。
ぶら下がってはないですよ。
ぶら下がってないか。失礼。
凹凸のある線路のところを挟んで。
そうだ。じゃあそこの音。
杉目なんですかね。
いい音でしたね。割と。
いい音。
いいコレクションの意味が立体的に、服装的に立ち上がってきた感じがあるな。
素晴らしいですね。
そんな感じですかね。
ご趣味という最初におっしゃってましたけど、確実に作曲活動とかいろんなものに生きてるわけじゃないですか。
これ聞きながら文章を書くとどういう文章なんですかね。
これ聞きながら文章か。
これはすごそうだな。
無限ループで。
もう気になって。
確かに。
ただの雑談になっちゃうのか、それとも入り込んでいくのか。
病的な興奮にいくかもしれませんよね。
一人フレーンする必要ないけど、なんでしょうね。
いいですね。
そこの本に関連するのは、松山とか愛媛の音を聞くときが一番自然に書けるかもしれないですね。
そうですね。そうかもしれないですね。
スピードと同じみたいな。
うちの町は松山から車で3時間ぐらい離れてるから、なかなかあの音を聞くことがないんですけど、
どっちかというと畑の音とか鳥の声とかね、そっちの方があれかなと思う。
そういうのもたまに音を録りますけどね、鳥とか畑の音とかも録ってますけど、それよりもやっぱり電車の方が面白いね。
畑の耕す音とかも録るけど、それよりも電車は予想できないから面白い。
だからリズム、ビートの観点からの面白さで言うとなんですね。
すごいな。本当にそれぞれがオリジナルというか全部違うんですね。
そうなんです。
ディスティンクティブというか。びっくりした。
そんなことない。
初めての路線に乗るときは結構ワクワクします。
海外のね、ご旅行もいろいろ行かれてると、鉄道は結構ね、いろんな国あるから、それはやっぱ楽しみになっていく。
そうですね、でも割と日本の電車の音、いい音ですよ。そういう意味では。
ユーロスターみたいな長い旅するやつとかは、やっぱり新幹線っぽい音なんですよね、ほとんど。
トラムはいい音ですね。どこの国も。
そうですか。なるほどね。
そうか。
じゃあ次、さとるさんの旅先の音をいくつか流してみましょう。
いいんですか?
はい。
でもなんか、わかりました。今のはすごい聞き入ってしまったから。
それ以上のコレクションはいいんですか?
大丈夫です。もうはい。
私は前回に申し上げたように、いっぱい撮ったやつが、録音機ごと消失してしまったので。
どうにか取り出せんのかね、それ。
それもまた一興という捉え方をして、人生の困難を生き抜いているわけですけど。
そうですね、何かあるかしら。
1個はね、私はトルクメニスタンっていう国があってですね。
私はイランから陸路でトルクメニスタンっていうところに入国してですね。
ここは中央アジアの北朝鮮と呼ばれるですね、非常に難しい国なんですけれども。
割と国の象徴として馬があったりとかして、牧場主みたいな人のところにアプローチしたら、
そこでラクダかアルパカかな、そういうものと触れ合う時間があってですね。
そのクチャクチャの咀嚼音。
このラジオ始めるときもいろんな咀嚼音を集めて、咀嚼音で音楽を作ろうみたいですね。
高橋さんの10レベル下ぐらいで、不愉快になるからダメっていうことで、ボツになったね。
ちょっと何がなんだろう。
さっきの鳥のコリコリって鳴くんですよ。
ちょっと歯切りのいい音。
その後私の頭を食われたんですけども、その食われる前の音ですね。
食べるときもニューニューニューって鳴くんですか?
それはね、たぶん鳥か何か。
記憶がちょっと今、まだらになっていてですね。
ラクダの鳴き声じゃないんですね。
基本的に緊張面の多い旅だったので、あんまりここの記憶ないんだけど、今グーグルフォードの中でこの動画が残っていたので。
意外とクチャクチャとかじゃないんですね。
なんかね、噛み方も装飾動物的な、歯をこういう感じで。
これもだから、先ほどの高橋さんの素晴らしいコレクションから普遍すると、そういう咀嚼音も確かにリズム。
咀嚼していくリズム。
だから敵にずっと追われてるものとかは、ものすごい早くパパパって噛むかもしれないけれども、
こういうのんびりしたものは、なんかのんびりした咀嚼音。
確かに。
咀嚼リズム。
そして隣にまた別の装飾動物がいたら、咀嚼のポリリズム。
人の噛むソフトって違いますもんね。
いいですね、咀嚼音。
富士蕎麦とか立ち食い蕎麦屋に行くと、人間の咀嚼音の、すすり音のポリリズム。
確かに早食いの人とゆっくりの人が全然違う。
いやいや。
苦手な人と好きな人は別れるもんね。
分かんないけど、そういうことができるかもしれないという。
僕もちょっと一個だけ。
どういえば、バブが好きで入浴剤。
好きです。私もいつも入れてます。
あれね、音がいいんですよ。
分かる。
バブしか買ったことなかったんで、バブ以外を買ってみて、聞き分けたら結構特徴的で、バブって。
他の入浴剤はあんま音が鳴らなかったりとか、あと炭酸系とかだとパチパチパチパチとか、
あと大体静かに、シュワシュワシュワシュワって感じなんですけど、
バブの音流します。
という、すごい高音な。
覚えだす。
なんか高音で、シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュっていうのが、すごい癒されるというか。
分かる。じゃけん、先に入れんのですよ、私も母もですけど。
一緒にね。
一緒に入れなよって、音がええんじゃけん、一緒に入れなよって母もいつも言うんです。
で、横に置いといてくれるっていうか、この丸いやつね。
なんか正直効能があるのか、そうかも、あるんでしょうけど、僕はあんまりわかんない。でも、音が一番安らぐというか。
そうかも。
なるほどね。
聞きたいよね。
聞いてるときが一番楽しいというか。
いいですね。
で、意外と早ように溶けんでしょう。長いこと音が。
ゆっくりゆっくり。
2分ぐらいずっと鳴ってませんか。
小さくなるのもね。
10分ぐらい。
そうかも。もっとか。10分鳴るってすごいな。
音はでもだんだん弱まっていく。
弱まっていきますね。
今のこそ体積が小さくなるから。
最後に。
スーパーノヴァみたいなのが起きるんですか。
あるある。そうそうそうですね。
そうかも。
消えゆくときの。
閃光花火みたいな感じでしょ。
そこにまた喜びを感じられてるお金さんですね。
そうですね。
気持ちいい音やね、本でまた。
そうなんですよ。あれ結構そういう風に作られてるのかなとか思った。
絶対考えとるよ。
音が不可用になったらやるんですよね。
そうですよ。
汚い人。
あの音は確かに化学反応か何かでコントロールできるだろうから。
ちっちゃい小人とかが奏でてそうな音ですよねあれ。
いい表現。
アーティスティックな。
すごくいい音。
いいですね。
そしてまたここにいらっしゃるとデイリーポータルの石川さんもね、はっきりと音の専門家なんですよ。
石川さんも音をお茶と言うことで。
今マイクをお譲りします。
すいませんお恥ずかしいですけど。
僕なんか一時期ねずいぶん前なんですけどフィールドレコーディング半年くらいハマってたときやって。
セミプロじゃないですか。
音の世界の探求
その中でちょっと今日の話に絡めてっていうところもあるんですけど。
さっき電車がすれ違うとポリリズムになるみたいな話があったと思うんですけどね。
鎌田に踏切が隣接してるところがあってその2つのリズムが微妙に違うんですよ。
聞きたい。
踏切のポリリズム。
すごい綺麗な音で撮れてるのがまたさすがですね。
これを今超旅ラジオ撮ってるレコーダーで撮ってました。
さすが。音がむちゃくちゃクリア。現実以上にクリアだったよ。
怖いけどスイートしないように。
ここのほぼ真ん前に僕住んでて毎日何回もこのちょっとずつずれてくのを聞きながら。
やばい。
だんだん気持ちもずれていく。
いいですね。
そういう耳で聞いたら結構かっこいいビートですよね。
そうですね。
こういう音もどのくらいの音程にしたら人の耳に届きやすいかとか
そこまで嫌な気持ちにならないかとかも考えて作っとんかなですかね。
右なんて確かにね。
スキー止めになったらね。
入っちゃう。
うるせーぞみたいなね。
ならないですもんね。
黒板を詰めてガーってやったらもうびっくりするから。
確かに。
すごいな。
いろんな音のことを考えて僕らの世の中こうやって生きてるんだな。
あともう一個、最初にアザーンの話があったと思うんですけど
一時期駅で工事をしてていつもとルートが違うここ通れませんみたいなのがあったときに
そこの警備員が立ってて道案内をしてるんですけど
それがすごいアザーンっぽいなと思った。
危ないまた。
あくまで音としての類似性を楽しんでるんですね。
そうですね。
スピーカーの割れ方も。
そうなんですよ。
これは確かにそうだな。
アザーンや。
絨毯とか置いといたら。
不適当な発言だ。
これ。
終わった。終わった。
スピーカーでしょ。
覚醒機でやったら全部この声になるってのがわかった。
竹田、佐尾岳と同じですもんこれ。
覚醒機から生まれる漁場みたいな感じで。
お魚いかがですかと一緒やもん。
聞きながら思いっきり喋ってしまう。
いやいいですね。
これはやっぱ覚醒機からの音っていうのがポイントなんですね。
そうですね。
そこに僕らはずっと慣れてきたからある種のノスタルジアを感じるようにもなっている。
そうですね。
台湾鉄道の音楽体験
レコードのプチプチがいいんだっていうのと同じように。
覚醒機によって生まれる。
はっきりわからないっていうのがまたいいですよね。
ちょっと輪郭がぼやけるんですよね。覚醒機になると。
ぼやっとするんですよね。
やっぱそのいろんなもの。
今ハイレゾとかね。
いい音のものも流行ってますけれども。
こうやって昔のノスタルジーの中のものもそこは温かみがあって空気感としてはいいですよね。
そうですね。
これは曲材的なものなんですか?
この工事の時だけの機しか弾けない。
あれはですね。
もう解散しちゃった。
解散というか。
だからその覚醒機通してるっていうのもあるし、
多分地下鉄の通路だからすごい反響するんですよね。
確かに確かに。
ご指摘されてましたね。
なるほどね。
素晴らしいこれは。
話が尽きない。
しかし物事には終わりがある。
超旅ラジオ今日のお別れは統合コーナー世界の音。
来た。
常連のね。
さとるさん、岡田さん、石川さんこんにちは。いつも超旅ラジオポッドキャストで楽しく拝聴しております。
先週、台湾に入国した際、台湾タオイ国際空港の空港のホーム、駅のホームで台北駅の電車を待っていたところ急に陽気な音楽が流れてきてびっくり。
そしてそれが電車がホームに来ることを示す音楽だとしてなおびっくり。
急な療養を感じました。
急な療養。
確かに空港でね、いきなり急な療養が迫ってきたな。
いいね。
その時は夜遅い到着で疲れていたのでそのまま電車に乗りましたが、是非この驚きを投稿したいと思い帰国時にホームに少し残って録音しました。
もう一回戻ってきたってことですね。
ホームに電車が帰ってくる音も少し聞こえるかと思います。
なお両側のホームに絶妙なタイミングで電車が来たので曲が繋がってさらに華やかな感じのする仕上がりとなりました。
コンテンポラリー。
コインシデントリー。
すごいですね。
じゃあ聞いてみましょう。
オイエン空港の駅のホームに電車が来るときの音。どうぞ。
こんな祝祭的なことある?
という音で。
ただ電車が来ただけなのに。
笑っちゃった。
すごいですね。
電車のビートっぽくしてたね。
スタン、タン、タタっていうのがあって。
電車のビートから始まってた。
登場するときの音。
考えられてるってことか。
ちゃんと電車が到着するリズムにしてた気がする。
思いましたね。
気になりますね。
空港ってことは旅が始まったり、大事な目的に気持ちを上げてくれるっていう。
そうですね。
アップビートの感じのことも考えられてる。
地域あんまり今まで考えたことなかったけど。
すごいですね。台湾は何度も行ったことあるけどこれ初めて来ました。
晴れやかでしたね。
これを聞いたらいきなりうんち無料になるとか。
そういうボーナスじゃなくて毎回になるってことなの。
いい仕事をしてますね。
いいですね。
電車の音と組み合わさることで音楽になるって。
本当に今おっしゃったような。
話と繋がるね。
しかも今のタカシさんの感想は僕らにはたどり着けなかったので。
そうですね。
そういうことなんですね。電車のビートと繋がった作曲。
きっと意識してるよね。繋がってきましたよね。
作曲した方はこれ聴いていたらおめでとうございます。
プロの方から。
日本語は分かるか分かんないけど。
こういうところでちゃんと受けてますよということですね。
面白い。
ありがとうございました。
いいね。この国の雰囲気も出とるんやろうね。
日本だったらここまで華やかな曲にならなさそう。
フレームがね。こんなに華やかにするなとかね。
冬会だとかってね。
東横線がかなり華やかな音じゃないですか。
東横線で。
東横線が華やか?音楽が。
ものすごく華やかな音。
渋谷から横浜に帰る音がものすごく華やかで。
これ大丈夫かなって思うくらい。
大丈夫かなって?
本当にすっごい派手なんやけど。
ユーロビートみたいな。
こっちのほうが派手?
こっちのほうもよっぽど派手。
3段階ぐらい派手やから。すごい勇気が出ましたね。
勇気が出た。
もっと行っていいぞと。もっと行っていいぞと。
確かにな。
ありがとうございます。
台湾素晴らしい。これぐらい行こう。
ありがとうございました。
37:09

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