mutech®️について
こんにちは、リスナーのみなさん。知財図鑑ポッドキャストにようこそ、ホストのちずです。
今日は、知財ハンターの早高さんをゲストに迎え、新しい技術について語っていきましょう。
ありがとうございます、ちずさん。
そういえば早高さん、休日は何をして過ごしていますか?
はい、私は自然が好きで、休日はよくハイキングに出かけます。
自然の中でリフレッシュすることで、新しいアイデアも浮かびやすいんです。
素敵ですね。いつもパソコンやスマホを触っているので、自然があるところに行きたくなりますよね。
そうなんですよ。実は今日紹介するmutech®️というテクノロジーは、まさに情報型の時代にふさわしいものなんです。
そうなんですね。では早速、mutech®️について教えてください。
情報の表示をコントロールすることで、カタナノイズを排除します。
それによって、プロダクトに溶け込むインターフェースを実現する技術です。
例えば、家電製品や自動車内のパネルで、必要な時にだけ情報や機能が表示されるんです。
それはすごいですね。情報表示をコントロールする、とは具体的にどういうことなんでしょうか?
例えば、家電の操作パネルが通常は見えないけれど、近づくと操作ボタンなどが表示されるといった感じです。
視覚的なノイズを減らすことで、より快適な生活空間を提供できるんです。
なるほど。それで心地よい空間が実現するわけですね。では、この技術が生まれた背景を教えてください。
開発会社である日社株式会社は、ユーザーに心地よさを提供するインターフェースを考えていた時に、情報型が人々にストレスをもたらす問題に気づきました。
そこで、情報型によるノイズをなくすことをコンセプトに開発が始まりました。
このコンセプトは、マーク・ワイザーが提唱したカームテクノロジーという考えと共通点を持っています。
なるほど。ユーザーの心地よさを追求するために生まれたんですね。
ミューテックの実現可能性
それにしても、なぜミューテックが実現できるのでしょうか?
3つの技術的なポイントがあります。
1つ目は、独自の成形同時化触技術を使って樹脂成形品を製造しています。
これにより、3D形状の表面に様々なデザインができ、電気的な機能を一体化させた成形が可能です。
2つ目は、透明なフィルム機材のタッチパネルです。
高い透明度を持つため、必要な時だけ情報表示、機能提供ができます。
そして3つ目は、CMFデザインです。
これは、色、素材、仕上げのデザインを意味し、ユーザー体験を豊かにするために重要な役割を果たしています。
それはすごいですね。最後に、ミューテックが相性のいい産業分野を教えていただけますか?
例えば、自動車の車載機能パネルや、建物の内装と一体化した操作パネルなどが考えられます。
また、操作履歴を分析し、最適なタイミングでインターフェースに情報表示するAIなどもできそうです。
確かに、多くの分野で活用の幅が広がりそうですね。
ミューテックは、今後さらに注目される技術になりそうですね。
早高さん、面白い話をありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
それでは、今日はこれでお別れです。また次回の知財図鑑ポッドキャストでお会いしましょう。