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こんにちは、リスナーのみなさん。知財図鑑ポッドキャストにようこそ。ホストの千鶴です。
今日のゲストは、知財ハンターの新井さんです。
よろしくお願いします。千鶴さん。
今日は、COLDRAWという飲料抽出技術について伺いたいと思います。
これはどんな技術なのでしょうか?
COLDRAWとは、植物素材からノンアルコールドリンクを低温で抽出する技術です。
例えば、茶葉やハーブ、ドライフルーツなどから、色や香りを活かしたドリンクをたった10分で作り出すことができます。
それはすごいですね。通常、低温抽出って時間がかかるという印象があります。
そうですね。COLDRAWは、特殊な方法によって、短時間での低温抽出を実現しています。
これによって、素早く雑味の少ないクラフトドリンクを提供できるわけです。
雑味が少なくて、素材本来の味が楽しめるなんて嬉しいポイントですね。
これは、どのように実現しているんですか?
独自の減圧技術がポイントですね。
素材を入れた容器の気圧を、通常の1気圧から0.1気圧まで下げることにより、素材の内部に水を浸透させやすくします。
その後、再び通常の圧力に戻すことで、内部に浸透した水が、素材の味や成分を引き出しやすくなるのです。
なるほど、そういう仕組みだったんですね。
高速での抽出が可能になることで、素早くフレッシュな味わいを提供できます。
また、最適な温度設定によって、素材から最良の風味を引き出せるため、味の多様性と深みを実現しています。
とてもこだわりを感じます。
ちなみにこの技術は、どんな人におすすめですか?
アルコール飲料をあまり飲まない人や、健康を意識している方々におすすめですね。
素材本来の味と香りとともに、ノンアルコールでも満足できるドリンクを楽しむことができますから。
確かにアルコールを控えたいという、ソバーキュリアスというライフスタイルが流行っていますし、この技術は注目されそうです。
ちなみに、既存のノンアルコールドリンクには何か問題があったんですか?
そうですね。市場に出回っている多くのノンアルコールドリンクは糖分が多かったり、味が単調で満足感が得られなかったりという問題がありました。
これに対し、コールドローではボタニカル素材の豊かな風味を生かすことで、より満足度の高いドリンクを提供することを目指しています。
なるほど、そういった問題を解決できるのは素晴らしいですね。他にも魅力的な点はありますか?
環境への配慮も挙げられます。例えば、使用するボタニカル素材にはサステナブルな資源を選んでおり、飲料だけでなく地域や消費者にも優しい製品を目指しています。
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サステナブルな素材の使用も今の時代に非常に重要ですね。
あとは、クリエイターやシェフたちと協力して100種類以上のレシピを開発したことも特徴です。これにより、様々なシチュエーションや気分に合わせた飲料を提供できます。
とても素敵な体験になりそうです。ちなみにこの技術はどこが開発したのでしょうか?
複数の組織が協力しているんですよ。ノンアルコールドリンクと新しい食文化の創出を目指すソバエクスペリエンススタジオ、幅広いプロジェクトを展開するギルド型組織スポッツ、デザインR&Dを標榜するレッド、京都の創作フランス料理のレストランであるマボ、インフィニティ、そして日本タバコが参画しています。
早々たるメンバーですね。いろんな専門家が参加したからこそ実現した技術なんですね。新井さん、今日も詳しく教えていただきありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
それでは今日はこれでお別れです。また次回の知財図鑑ポッドキャストでお会いしましょう。
